セントラル短資FXの『ウルトラFX』とは?スプレッドや評判を解説
セントラル短資会社のグループ会社であるセントラル短資FXは、2002年に設立され、「セキュリティートラスト」という名称で全額信託をスタートしたことでも話題となった業者です。
現在でこそ「全額信託保全(業者が破産したとしても、証拠金が保全されること)」は法令によって義務付けられていますが、法改正前の2006年にこれを始めていたという面では、安心できるFX業者と言えます。
そんなセントラル短資FXは
- 『FXダイレクトプラス』
- 『セントラルミラートレーダー』
- 『ウルトラFX』
という3種類のFXサービスをラインナップしています。
ここでは、その中から『ウルトラFX』の特徴について、詳しく解説していきます。
目次
セントラル短資FX『ウルトラFX』の特徴・メリット
国内にはFXを取り扱う複数の証券会社がありますが、セントラル短資FX『ウルトラFX』の特徴としては以下のようなものが挙げられます。
①インターバンク直結型でスピーディな取引
FXでは業者によって、DD方式とNDD方式という2種類の取引方法があります。
DDとはDealingDeskの略称。
この方式では、ユーザーの注文はまずFX業者内で決済し、処理できない注文について「インターバンク」と呼ばれる金融機関市場に流します。
FX業者が注文をいったん処理してしまうため、ユーザーから見ると取引の流れに不透明な部分も多く、スピード感に欠ける部分があります。
一方、ウルトラFXで採用されているNDDはNonDealingDeskの略称。ユーザーの注文をFX業者が決済することなく、そのままインターバンクに流します。
こうすることでスピーディな決済が期待でき、注文時と約定時のレートの差額によるスリッページも発生しにくくなります。
②スプレッドがマイナスになることも
①で紹介した通り、ウルトラFXはNDD方式を採用しています。
ウルトラFXのNDD方式では、複数の提携カバー先金融機関が提示するレートの中から最良のレートが選ばれる、ベストビッド・ベストオファーが採用されています。
また、スプレッドが原則固定ではないため随時更新されており、システム上はタイミングによってはスプレッドがマイナスとなることも起こり得ます。
スプレッドがマイナスになるということは、実質的に売って買うだけで手数料分がもらえるということ。
こちらも、スキャルピングを扱うトレーダーにとっては大きな魅力です。
③透明性の高い取引
こちらもNDD方式を採用していることによるメリットですが、FX業者の中で決済されないため、ユーザー目線で「いまのスリッページはおかしいのではないか?」とか、「業者内で不正な操作があるのではないか」という疑念を抱くことなく、安心して取引をすることができます。
また、親会社のセントラル短資会社が100年以上の歴史を持つ企業であることも、取引においての信頼性を裏付ける要素となっています。
④取引手数料は無料
例えば、株式で投資をする場合には、証券会社に対して手数料を支払うのが一般的です。
この取引手数料はトレードの中で大きなコストとなるため、少なければ少ないほど良いとされています。
一方、FX業者は取引手数料について無料としているところが多く、ウルトラFXも同様に取引手数料は一切かかりません。
また、口座開設手数料や維持手数料、出金手数料も無料で、入金手数料もオンラインでリアルタイムに入金が反映される「クイック入金」を利用することで業者側の負担となります。
この点も、取引回数が多くなる短期取引に向いているポイントです。
セントラル短資FX『ウルトラFX』の注意点・デメリット
セントラル短資FX『ウルトラFX』の注意点としては、問い合わせ先のフリーダイヤルが24時間対応ではないところが挙げられます(受付時間は平日の午前8時~午後7時)。
外貨の値動きは、外国為替市場がオープンしている夜間に活発になるため、こうした時間に起きたトラブルに対して直接質問等ができない点はひとつのデメリットと言えます。
また、取引可能な通貨ペア数が9ペアと少ないため、マイナー通貨を含め、より多くの通貨でトレードをしたいと考えている方には不向きです。
そういった場合は、同社のサービスである『FXダイレクトプラス』を利用するようにしましょう。
セントラル短資FX『ウルトラFX』の概要
取引条件
取引時間 |
夏時間=月曜7:00~土曜5:40
冬時間=月曜7:00~土曜6:40 |
取引手数料 |
無料 |
入出金手数料 |
出金手数料無料
入金手数料は「クイック入金」で無料 |
初回入金額 |
設定なし |
必要証拠金 |
取引総額に対して証拠金率4.0%以上 |
レバレッジ |
最大25倍 |
ロスカット |
3種類の設定あり
・ロスカット(DAY)=取引時間内において、その建玉の証拠金から評価損を差し引いた金額が証拠金率2.0%の金額を下回った場合のロスカット
・ロスカット(NYC)=1日に1回の判定で、その建玉の証拠金から評価損を差し引いた金額が証拠金4.0%の金額を下回った場合のロスカット
・ロスカット(ALL)=取引時間内において、口座における取引余力がゼロを下回った場合のロスカット |
通貨ペア |
9通貨ペア |
最小取引単位 |
10,000通貨単位以上 |
モバイル対応 |
Android、iPhoneに対応 |
注文機能
- ストレート成行注文
- トリガー成行注文(リミット)
- トリガー成行注文(ストップ)
- 自動決済トリガー注文
- 一括決済トライ機能
- ドテン注文機能
- 決済OCO注文機能
通貨ペア、スプレッド
米ドル/円(USD/JPY) |
ユーロ/円(EUR/JPY) |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) |
ポンド/円(GPB/JPY) |
ポンド/米ドル(GBP/USD) |
豪ドル/円(AUD/JPY) |
豪ドル/米ドル(AUD/USD) |
カナダドル/円(CAD/JPY) |
スイスフラン/円(CHF/JPY) |
|
スプレッドは原則固定ではないため、随時更新されています。
セントラル短資FXのホームページでご確認下さい。
セントラル短資FXで現在実施中の口座開設キャンペーンは?
FXを取り扱う証券会社の多くは、初めて口座を作る人向けにキャンペーンを行っています。
キャッシュバック等、非常にお得な内容となっていますので、これからFXを始めようとしている人はぜひ、こうしたキャンペーンを活用してください。
ここでは、一例としてセントラル短資FXが2017年4月現在開催中のキャンペーン(新規の方が対象となるもの)について紹介していきます。
「FXデビューするなら、セン短へGO!最大2万円キャッシュバックキャンペーン」
2017年4月現在、『ウルトラFX』の取引量に応じたキャッシュバックをもらえるキャンペーンは用意されていません。
『ウルトラFX』の口座を開設するためには、『FXダイレクトプラス』の口座開設が必要となるため、ここでは『FXダイレクトプラス』の取引量に応じたキャッシュバックキャンペーンを紹介します。
こちらは、『FXダイレクトプラス』の口座開設をし、規定量の取引を行うことで最大2万円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンです。
適用条件は以下のとおり。
適用条件
- 対象期間中にセントラル短資FXで新規口座開設→開設完了
- 口座開設月の翌月末の営業終了までにキャンペーン申込完了
- 口座開設月の翌月末の営業終了までに規定量の取引をこなす
取引量とキャッシュバックの関係
- 50万通貨以上200万通貨未満→5,000円
- 200万通貨以上→20,000円
なお、このキャンペーンの開催期間は2017年4月3日~2017年6月30日となっています。
このキャッシュバックを受け取るまでの流れ
ここからは、実際にこのキャッシュバックを受け取るまでの流れを簡単に書いていきます。
はじめに口座を開設する必要がありますので、セントラル短資FXのホームページ上の口座開設フォームに必要情報を入力して送信します。
さらに、本人確認書類をメール、FAX等で送ります。
その後、セントラル短資FXによる審査が行われ、通過すると口座開設手続完了を知らせるメールが送られて来て、さらに郵送(簡易書留)でログインID、パスワードが書かれた書類が届きます。
このログインIDとパスワードを利用してホームページ上でログイン。マイページ上でマインナンバー登録依頼をし、書類をアップロードします。
マイナンバー登録の確認完了通知がメールで送られて来たら、口座へ入金しましょう。
キャンペーン申込を済ませたら、後は規定量の取引を行うことでキャッシュバックの権利が得られます。
なお、キャンペーンは随時更新されていくので、詳細についてはセントラル短資FXのホームページを確認するようにしてください。
セントラル短資FXのサポート・オプション・その他の情報
セントラル短資FXのお客様サポート体制を紹介していきます。
ユーザーから問い合わせる手段としては、電話(フリーダイヤル)と問い合わせフォームという2種類の方法が用意されています。
フリーダイヤルで繋がるサポートセンターの受付は、平日午前8時から午後7時まで。24時間対応ではない点に注意してください。
また、セントラル短資FXでは、ここで紹介した『ウルトラFX』の他に、1,000通貨単位から裁量取引の可能な『FXダイレクトプラス』、システムトレードの『セントラルミラートレーダー』があります。
いずれの口座も『FXダイレクトプラス』の口座を開設すると同時に開設されるので、新たに申し込む必要はありません。
興味のある方は、こちらも利用してみましょう。
口座開設〜利用開始までの流れ
①口座開設申込
まず、セントラル短資FXのホームページから口座開設の申込をします。
この際、必要な入力情報としては以下のようなものがあります。
- 名前、性別、生年月日
- 電話番号、メールアドレス
- 郵便番号、住所、電話番号
- 職業、業種、勤務先名、勤務先電話番号
- 年収、自己資産、取引の動機
- 投資目的、投資経験
これらを入力したら、あとは各種書面に承諾すれば完了です。
②本人確認書類・マインナンバーの提出
次に、本人確認書類とマイナンバー確認書類を送付します。
EメールやFAX等でも可能ですが、ホームページ上のWEBアップロードを利用するのがスピーディで便利です。
本人確認には、以下のいずれかの書類が必要となります。
- 運転免許証
- 住民基本台帳カード
- パスポート
- 在留カード又は特別永住者証明書
上記以外の場合、以下の2つ以上が必要です。
マイナンバー確認には、以下のいずれかの書類が必要となります。
- 通知カード
- 個人番号カード
- マイナンバーが記載された住民票
なお、個人番号カードが用意できる場合、そのほかに本人確認書類の提出の必要はありません。
③パスワードの受取(郵送)
①、②が完了すると、外為ジャパンが審査を始めます。
これに通り次第、口座開設手続完了を知らせるメールが届き、その後、ログインIDとパスワードの書かれた書類が簡易書留で郵送されてきます。
④ログイン→取引開始
届いたログインIDとパスワードを利用して、会員ページにログイン。あとは口座への入金を終えれば取引が可能となります。
入金には「クイック入金」と「銀行振込」の2つの方法がありますが、銀行振込をすると手数を負担しなければならなくなるため、入金がリアルタイムに反映されて手数料もかからないクイック入金を利用しましょう。
なお、口座開設には最短で1〜2営業日、開設完了からIDとパスワードが郵送されるまでに約2営業日かかるので注意してください。
セントラル短資FX『ウルトラFX』を実際に利用した人の口コミを紹介
実際に取引してみるとスプレッドが狭い
FX業者を比較する際のポイントとなるスプレッドですが、例えば米ドル/円の業界最狭水準は「0.3銭原則固定」となっています。
ただ、これはあくまでも原則固定の数値であり、実際に取引をしてみると「広がった」というケースは少なくありません。
一方、ウルトラFXは「約定スプレッド」を公表しているため、ベストビッド・ベストオファーを採用しているため、場合によってはマイナスのスプレッドで取引できるとあって、「タイミングはシビアだが、注文即決済で利益がでることもある」と評価する声もあります。
ただ、逆に「スプレッドは広くなりやすく、平均的にもそれほど狭くない」という声もあり、このあたりはタイミングごとに原則固定の業者と比較して有利・不利がありますので注意しましょう。
スワップポイントもそこそこ
主にスキャルピングがメインの利用者が多く見受けられるウルトラFXですが、スワップポイントについても「業界内最高水準ではないものの、それなりに高水準である」という口コミがありました。
スワップポイントについては、例えば米ドル/円で24円、豪ドル/円で30円となっています。
伝統があり、信頼がおける
親会社のセントラル短資が100年以上続いている企業ということもあり、「伝統があり、信頼感がある」という声がみられました。
NDD方式による、取引の透明性の高さについても概ね好評です。
セントラル短資FX『ウルトラFX』に向いている人
NDD方式を採用し、ベストビッド・ベストオファーでトレードできるということで、マイナスのスプレッドで取引をできる可能性があり、また約定力も高いのでスキャルピングメインで取引をしたいユーザーに向いています。
実際、セントラル短資FXも通常の裁量取引にはダイレクトFXプラス、スキャルピング向けにウルトラFXという棲み分けをしています。
透明性の高いFXサービスで短期売買をしてみたいという方は、ウルトラFXを試してみてください。
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