マネースクウェア・ジャパンは2002年に設立された比較的若い会社です。
しかし、2007年には大阪証券取引所ヘラクレスに、2013年3月には東京証券取引所二部に上場しています。
さらに2014年には東京証券取引所一部上場を果たすなど、勢いに乗っている企業です(2017年1月に一部上場廃止)。
マネースクウェア・ジャパンが取り扱うFXサービス「M2JFX」は、特許取得の発注管理機能「トラリピ」を利用できるという特徴があります。
ここでは、そんな「M2JFX」の特徴を詳しく紹介していきます。
マネースクウェア・ジャパンの「トラリピ」とは?
「トラリピ」とは、マネースクウェア・ジャパンが開発した自動売買システムの名称です。
まず、「仮に●円で購入できたら○円で売却して」と指定することを「イフダン注文」と言います。
これは多くのFXサービスで採用されている、一般的な注文方法です。
さらに、上の注文が成立したら「もう一度同じ注文を繰り返して」と指定することを「リピート」と言います。
これらを組み合わせたものが「リピートイフダン」です。
この注文をしておくと、最初の注文が成立してからは自動的に売買が繰り返されます。
ただ、リピートイフダンだけでは変動の激しい為替相場にあっては的を外してしまうことがよくあります。
そこで、「このあたりの推移しそうだ」という範囲(レンジ)を設定し、複数の注文を一括して行う(=「トラップ」)ことで、リピートイフダンの可能性を最大限に高めたもの、これが「トラリピ」です。
- 「トラップ」
- 「リピート」
- 「イフダン」
を組み合わせたことから、略して「トラリピ」と呼ばれ、特許も取得しています。
マネースクウェア・ジャパンの特徴・メリット
国内にはFXを取り扱う複数の証券会社がありますが、マネースクウェア・ジャパンの特徴としては、以下のようなものが挙げられます。
①トラリピを使える
上で紹介したように、
- 「トラップ」
- 「リピート」
- 「イフダン」
を組み合わせた「トラリピ」機能を使えるのは、特許を取得しているマネースクウェア・ジャパンだけです。
トラリピのメリットとしては、長期的な相場を予想してトレードができるだけでなく、自動売買のため、取引にかかる時間や手間を省いてくれるというものがあります。
また、感情に振り回されずにトレードができることも特徴として挙げられます。
さらにトラリピを進化させた「らくらくトラリピ」には、仕掛けたいレンジとトラップの本数を決めるだけで、後は自動計算して発注してくれる機能が搭載されています。
より手間いらずでトレードできるので、普段トレードに時間の避けない方にはピッタリのサービスと言えます。
②1,000通貨単位でトレード可能
「FXでトレードをしたいけれど、まとまった資金がない」という悩みを持つ方は少なくありません。
FXは証拠金をベースにレバレッジをかけて少額からでも投資をできるようにしているシステムですが、多くのFX業者のサービスでは、最小取引単位を「10,000通貨単位」としており、これでは最低でも4~5万円程度の資金が必要となります。
一方、マネースクウェア・ジャパンの「M2JFX」の場合、1,000通貨からの取引が可能。
そのため、10,000通貨単位に比べて10分の1の資金で取引を始めることができます。
実際には4~5千円あれば参加できるので、初心者にも始めやすいサービスと言えます。
③投資教育プログラムが充実
マネースクウェア・ジャパンでは、初心者向けから中・上級者向けまで、しっかりと順を追って成長していけるようなセミナーを開催しています。
開催場所は、六本木ミッドタウン・タワーの40階で、落ち着いた環境の中でゆったりと講習を受けることができます。
また、東京まで出向けないという人のために「全国セミナープロジェクト」も開催しています。
- 札幌
- 仙台
- 名古屋
- 大阪
- 福岡
など、全国の大都市でタメになる講習を受講でき、さらに受講者には限定特典も用意されています。
セミナーの日程等は公式ホームページに掲載されていますので、そちらをチェックしてみてください。
④専用のコンサルティングサービスを用意
口座の現金残高が200万円以上を超えた状態で申し込みをすることで、「コンサルティングサービス」を受けることができます。
このサービスは、電話でマーケット動向を聞いたり、ポジション状況について相談をしたり、また戦略のサポートを受けたりすることができるものです。
原則として、土日祝を除く9時から18時まで対応してもらえます。
非常に心強いサービスですが、このサービスを利用することで取引手数料が上がってしまうというデメリットもありますので、申し込む場合は事前に確認しておきましょう。
マネースクウェア・ジャパンの注意点・デメリット
裁量取引(手動で注文を行う取引)を取り扱うFX業者では取引手数料が無料のことも多いのですが、マネースクウェア・ジャパンの「M2JFX」の場合は、基本的の取引に対して手数料がかかります。
たとえば、米ドルでは1万通通貨単位以上の場合、
- 1,000通貨あたり30円
- 1万通貨単位未満の場合は1,000通貨あたり50円
- せま割対応注文の場合は1,000通貨あたり10円
の手数料がかかります。
短期に注文を繰り返すようなトレードには向いていませんので注意しましょう。
マネースクウェア・ジャパン「M2JFX」の概要
取引条件
ここでは、マネースクウェア・ジャパン「M2JFX」の取引条件を紹介していきます。
取引時間 | 夏時間=月曜7:20~土曜5:50
冬時間=月曜7:20~土曜6:50 |
取引手数料 | <南アフリカランド/円以外>
10,000通貨以上は1,000通貨あたり30円 10,000通貨未満は1,000通貨あたり50円 せま割対応注文の場合、1,000通貨あたり10円 <南アフリカランド/円> 10,000通貨以上は10,000通貨あたり200円 10,000通貨未満の設定なし せま割対応注文の場合、10,000通貨あたり100円 |
入出金手数料 | 出金手数料無料
入金手数料は「クイック入金」で無料 |
初回入金額 | 下限なし |
必要証拠金 | 取引総代金×証拠金率(4%) |
レバレッジ | 一律4%(25倍) |
ロスカット | 東京15時ロスカット=100%未満
自動ロスカット=80%未満 |
通貨ペア | 11通貨ペア |
最小取引単位 | 南アフリカランド/円以外、1,000通貨単位
南アフリカランド/円、10,000通貨単位 |
モバイル対応 | iPhone、Android、iPad、Kindle、フィーチャーフォンに対応 |
注文機能
- 成行注文
- 指値注文
- IFD注文
- OCO注文
- IFO注文
- トラップIFD注文
- トラップトレード注文
- トレールストップ注文
- リピートイフダン注文
- トラップリピートイフダン注文
- ダブルリピートイフダン注文
- らくらくトラップリピートイフダン注文
- 成行OCO注文
通貨ペア
マネースクウェア・ジャパン「M2JFX」が取り扱う通貨ペアは、以下の表の通りです。
米ドル/円(USD/JPY) | ユーロ/円(EUR/JPY) |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 豪ドル/円(AUD/JPY) |
豪ドル/米ドル(AUD/USD) | NZドル/円(NZD/JPY) |
NZドル/米ドル(NZD/USD) | カナダドル/円(CAD/JPY) |
ポンド/円(GPB/JPY) | トルコリラ/円(TRY/JPY) |
南アフリカランド/円(ZAR/JPY) |
マネースクウェア・ジャパンで現在実施中の口座開設キャンペーンは?
FXを取り扱う証券会社の多くは、初めて口座を作る人向けにキャンペーンを行っています。
キャッシュバック等、非常にお得な内容となっていますので、これからFXを始めようとしている人はぜひ、こうしたキャンペーンを活用してください。
ここでは、一例としてマネースクウェア・ジャパンが2017年3月現在開催中のキャンペーン(新規の方が対象となるもの)について紹介していきます。
トラリピ取引応援新規口座開設キャンペーン
マネースクウェア・ジャパンで新規に「M2JFX」の口座を開設し、条件を満たすと、取引量に応じたプレゼントを受け取れるキャンペーンです。
適用条件は以下の通り。
適用条件
- 期間中に「M2JFX」の口座を新規開設
- キャンペーンにエントリー
以上の条件を、キャンペーン期間内(2016年9月15日(木)~2017年3月31日(金))に満たすとプレゼントを受け取ることができます。
プレゼント賞品は
- 書籍『実践 FX トラリピの教科書』(扶桑社刊 エンスパ編集部 (著))
- 徹底解説「トラリピチャンネルDVD」
の2点です。
このプレゼントを受け取るまでの流れ
ここからは、実際にこのプレゼントを受け取るまでの流れを簡単に書いていきます。
まず、マネックス証券の証券総合取引口座の開設が必要です。
マネースクウェア・ジャパンの専用ページに必要情報を入力し、本人確認書類とマイナバーの確認できる書類を送付します(メール可能)。
すると、入力した情報に基づいてマネースクウェア・ジャパンで審査が行われ、通過していれば簡易書留で「口座開設のご案内」が送付されてきます。
この書類に書かれた情報を利用してホームページ上でログインし、キャンペーンにエントリーすれば条件達成です。
賞品は条件達成日の翌週金曜日に発送されます。
なお、賞品が届くまでに一度でも全額の出金をしてしまうと、その時点でキャンペーンの対象外となるので注意してください。
その他、マネースクウェア・ジャパンのキャンペーン情報は随時ホームページにアップされますので、気になる方はチェックしてみてください。
マネースクウェア・ジャパンのサポート・オプション・その他の情報
マネースクウェア・ジャパンでは、お客様対応の手段として、専用フォームからのメールとカスタマーデスクでの電話対応(フリーダイヤル)の2つを持っています。
フリーダイヤルの対応時間は土日を除く9時~22時までで、深夜の問い合わせには対応しておりませんのでご注意ください。
また、マネースクウェア・ジャパンが取り扱う商品には、FX以外に株価指数CFDがあります。
口座は「M2JFX」とは別のものとなり、取引するには新たに「M2J株価指数CFD口座」を開設する必要があるので注意しましょう。
口座開設〜利用開始までの流れ
マネースクウェア・ジャパンの口座開設から利用開始までの流れを大まかに見ると、以下のようになります。
①口座開設申込
まず、マネースクウェア・ジャパンのホームページから口座開設の申込をします。
はじめに各種説明への同意が求められ、それをクリアすると個人情報の入力ページに移ります。
この際、必要な入力情報としては以下のようなものがあります。
- 生年月日、職業、主な収入形態、資金の性格
- 年収、金融資産、運用予定額
- 投資経験、投資目的、投資期間
- 名前、性別
- 住所、電話番号、メールアドレス
- 勤務先情報
- 書類送付先、優先連絡先
- 日本円口座情報
- 外貨預金口座情報
- 取引の動機
②本人確認書類・マインナンバーの提出
次に、本人確認書類を送付します。
方法としては、オンラインでアップロードする方法と郵送による方法があり、どちらを取っても構いませんが、アップロードする方法が最も簡単です。
あらかじめ書類をカメラで撮影しておき、ホームページ上のアップロードページで画像を送れば完了です。
なお、本人確認をアップロードで行う場合、書類は運転免許証のみ有効です。
運転免許を持っていない場合、郵送で以下のいずれかの書類を送ることになります。
個人番号カードを提出できる場合
1点のみでOKです。
通知カードを提出する場合
通知カードのほかに、以下のいずれかを用意して下さい。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード(写真付き)
※写真付きの本人確認がない場合、通知カードのほかに、以下のいずれかの二枚が必要となります
- 各種健康保険証
- 印鑑登録証明書
- 住民票(個人番号なし)
個人番号の記載された住民票を提出する場合
住民票のほかに、いかのいずれかが必要です。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード(写真付き)
- 各種健康保険証
- 印鑑登録証明書
③「口座開設のご案内」の受取(郵送)
①、②が完了すると、マネックス証券がその情報を基に申込者を審査します。
これに通ると、簡易書留郵便でログインに必要な情報が記入された「口座開設のご案内」が送付されてきます。
ここまで申込から3~5営業日かかります。
④ログイン→取引開始
「口座開設のご案内」に書かれた情報を利用して、会員ページにログイン。
あとは入金を済ませれば取引を始めることができます。
マネースクウェア・ジャパンを実際に利用した人の口コミを紹介
「トラリピで安定したトレード」
マネースクウェア・ジャパンの「M2JFX」の特徴であるトラリピは、レンジを指定するタイプの自動売買のため、思わぬ為替変動でもダメージが少ないというメリットがあります。
これについて「裁量取引よりも安定したトレードができる」という評価の声が見受けられました。
「放置していても売買してくれる」
トラリピは自動売買なので、常にPCを目の前にトレードをしなくても勝手に取引をしてくれます。
普段トレードに時間を割けないという人からも「放置していても売買して、結果を出してくれる」というような良い評価を得ていました。
ただし、完全に放置してしまっていると思わぬ損害が発生することもあるため、自動売買といっても定期的なチェックは欠かさないようにしてください。
「短期トレードには向かない」
裁量取引で行うFXサービスと比べて手数料が高いという声が見受けられました。
確かに取引手数料が無料のサービスも多い中では「M2JFX」の手数料は目立ち、短期売買を繰り返せば手数料だけでかなりのコストがかかってしまいます。
ただ、これについてはマネースクウェア・ジャパンもホームページで「スキャルピングはお勧めできない」と書いていることから、そもそも短期取引をターゲットにしていないと考えられます。
つまり、「M2JFX」でトレードをする場合、中・長期で運用するのが基本と言えます。
マネースクウェア・ジャパンに向いている人
既に書いた通り、手数料の面などからスキャルピングなど短期売買を繰り返すような手法の方には向きません。
一方で「トラリピ」を利用すれば時間の無い方でも取引で利益を出すことが可能で、感情に左右されないトレードができるのがメリットです。
これらのことからマネースクウェア・ジャパンは、時間をかけて「ほったらかし」気味に資産運用をしていきたいという方に向いています。