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不妊の約半分は男性不妊!?精子力を高めるために必要なことは?

 

不妊と聞くと、どうしても女性側に問題があると思われがち。

でも、最近になって不妊の約半分は、男性側に原因がある「男性不妊」であることが明らかになってきました。

一般的に詳しく知られていない「男性不妊」とはどういうものを指すのでしょうか?

男性はもちろん、女性にも知ってほしい男性不妊の実情や原因、今日から始められる精子力アップの方法などを詳しく見て行きましょう。

 

目次

男性不妊とは?

不妊とは健康な男女が避妊をせずに夫婦生活を行い、1年たっても妊娠しない場合のことを言います。

最近は、結婚や出産年齢が上がっていることから、不妊に悩む人は増加傾向にあります。

世界保健機関(WHO)の報告によると、男性側による不妊は約半分といわれています。

不妊といえばどうしても女性側に原因があるものと思われがちです。

しかし、半数は男性側に原因があることを考えると、男性も積極的に検査を受けることをおすすめします。

男性側の問題を後回しにしていると、無駄な時間を費やしてしまうかもしれません。

女性の年齢が妊娠・出産に大きく関係してくることから、時間のロスはできるだけ避けたいもの。

「自分だけは大丈夫」という過信は禁物です。

男性不妊の種類とは?

男性の不妊には、先天性のものと後天性のものがあります。先天性のものは、遺伝的なものや生まれつきのものです。

一方、後天性のものは、アルコール、喫煙、ストレス、肥満、病気や薬の影響、精巣の損傷または機能障害、精子の産出あるいは射精に関するトラブルなど、様々な要因があります。

それでは、男性不妊の原因を見ていきましょう。

無精子症

精液中に精子が一匹もいない状態のことを言います。

しかし、精子がいないからといって絶対妊娠ができないわけではありません。

精巣や精巣上体に精子が存在していれば、顕微授精などの不妊治療で受精・妊娠することが可能です。

関連記事男性の100人に1人!?無精子症の症状、原因、治療法まとめ

乏精子症

精液中に精子はあってもその数が少ない症状です。

精子の数が基準を少し下回る程度なら、タイミング法などを用います。

さらに精子の数が少ない場合、人工授精、体外受精、顕微授精等の不妊治療で対応できます。

関連記事男性不妊?乏精子症の原因と治療法とは?自然妊娠はできる?

精子無力症

精子の数は正常でもその運動率が低い症状のことを言います。

その精子の状態により人工授精や顕微授精などの不妊治療を行ないます。

関連記事精子が運動しない!?精子無力症の症状、原因、治療法まとめ

勃起不全(ED)

性交時に十分な勃起が得られない、または十分な勃起が維持できないため、満足な性交が行えない状態です。

体の原因で起こる場合と、精神的な原因での場合があります。

関連記事男性不妊にもなる!ED(勃起不全・勃起障害)とは?原因と治療法まとめ

精子力を高める方法とは?

普段何気なくやっていることが、精子力を下げていた・・ということがあります。

だからといって我慢してしまうと、それがストレスになってしまい逆効果に。

ほどほどにしようという意識が大切です。

禁煙&禁酒が大事!

喫煙やアルコールは活性酸素を発生させる原因になります。

活性酸素は細胞に損傷を与えるので、男性の生殖機能や精巣そのものに悪影響を与えます。

お酒も少しなら血行促進や食欲増進の効果がありますが、アルコールを分解する時に、肝臓から大量に活性酸素が発生されます。

ストレス社会の中では完全に禁煙禁酒は難しいかもしれません。

でも、赤ちゃんが生まれると自分だけの体ではなくなります。

将来生れて来る子供のため、また愛するパートナーのためにも、少しずつ量を減らしてみてはいかがでしょうか。

また、普段から抗酸化作用の強い食品を摂ることもおススメです。

股間に熱を与えない!

精子を作る精巣は熱に弱い、というのは何となく聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか。

精子力を高めるなら、サウナや熱いお湯での長風呂は厳禁です。

サウナや熱いお風呂につかることは、男性の精子をつくる機能(造精機能と言います)に悪影響を及ぼします。

睾丸が体の外に出ているのは、精巣が体温で温められるのを防ぐという男性の体の構造なんです。

また、ノートPCは英語で「ラップ・トップ=膝の上」という意味がありますが、膝の上でPCを使う行為は、妊活中の男性にとっては好ましくありません。

ノートPCは使っているうちに熱を発しますよね。

熱が股間にも伝わり、造精機能に影響が出てしまいます。

実際に、ノートPCを膝で使っていると陰嚢の温度が上がるというデータもあります。

ノートPCを膝に置いて作業をしているビジネスマンがいますが、できるだけ短時間に済ませるように心がけましょう。

アルギニンや亜鉛をとろう!

運動率の高い精子や、精子の数を増やすためには、アルギニンと亜鉛を摂りましょう。

アルギニンはアミノ酸の一種で、ホルモンの分泌を活発にしたり、活力を生むための栄養素です。

フィットネス大国のアメリカではアルギニンのサプリメントがポピュラーです。

ニンニクやうなぎ、山芋、自然薯などの含まれています。

また、セックスミネラルとも呼ばれる亜鉛は、男性の性機能に重要な役割を果たします。亜鉛は精子の生成に関わり、精子の数や運動率を高めます。

精力にも関わってくるので、男性のスタミナ増強には欠かせない要素です。

亜鉛は牛肉や豚肉などの肉類や、魚介類に含まれています。

特に牡蠣やうなぎには豊富です。亜鉛は動物性のほうが吸収率が高いので、普段から亜鉛を多く含む肉や魚を食べるようにしましょう。

関連記事男性機能をUP!妊娠に必要な亜鉛を摂って男性妊活をしよう!

まとめ

妊活や不妊治療はどうしても女性ばかりに偏ってしまいがちです。

しかし、不妊の原因が男女半々ということから、男性も積極的に検査を受けることが求められます。

プライドが傷つけられたり、心が折れそうになることもあります。

しかし、男性側の検査を先送りにしてしまうと、女性の年齢が高くなりますます不妊の状況が悪化してしまいます。

病気が隠れている場合は、早期発見で手術や治療で完治することができます。

女性側の年齢を考慮すると、不妊治療を早めに踏み切ったほうがいいケースも出て来るでしょう。

検査は自分のスペックを知る上でも有効。生活習慣を見直すいいきっかけにもなります。

パートナーと一緒だとお互いにとって心強いはず。一度検査に足を運んでみてはいかがでしょうか。

参考文献:日本生殖医学会 一般のみなさまへ 不妊症Q&A Q4.不妊症の原因にはどういうものがありますか?

参考文献:浅田レディースクリニック 不妊症・不妊治療について 男性不妊 男性不妊の原因と種類・検査