FXプライムbyGMOは、2003年にFXプライムとしてスタートしました。
伊藤忠商事の子会社でしたが、2012年にGMOクリックホールディングスの公開買付けにより同社の連結子会社となり、翌年、「FXプライムbyGMO」に社名変更しました。
ここでは、そんなFXプライムbyGMOのFXサービスである『選べる外貨』の特徴を詳しく紹介していきます。
FXは外貨を取引する投資ですので、はじめるにあたっては当然、投資資金が必要となります。
FXを取り扱う証券会社のサービスの多くは、取引単位をlot(ロット)とし、
からの投資を受け付けています。
100万通貨ということは、例えば米ドル/円が100円の場合、1万ドル=100万円の取引をするということになります。
FXには「レバレッジ」というものがあり、証拠金を預けることでより大きな金額の取引をすることができます(現在、金融庁により国内の上限は25倍まで)。
上記のケースであれば、レバレッジが25倍に設定すると、証拠金4万円で100万円の取引が可能で、多くの業者ではこれが最低限必要な資金となります。
一方、選べる外貨の場合、例えば米ドル/円の取引単位は、
となっています。
1,000ドルを購入するのに必要なのは10万円。レバレッジを25倍とすれば、4,000円で取引をスタートすることができます。
このように少額で取引できることは、「FXを始めたいけれど、いきなり4万円以上でスタートするのは不安」という方や「小口でいろいろな通貨をトレードしてみたい」という方にとっては大きなメリットです。
株式投資では株を買う際に取引手数料がかかることが一般的ですが、選べる外貨の場合、通貨を取引することによる手数料は基本的にかかりません。
また、口座維持手数料や出金手数料も無料、入金手数料も「ネット入金24」という、インターネットを利用してリアルタイムで入金を取引口座に反映させるサービスを利用することで無料。
つまり、通常取引していくうえでは手数料は原則としてかからないということです。
FXでは、売値と買値が「100円5銭~100円10銭」というように離れており、例えば100円10銭で購入した通貨を、すぐに売ろうとすれば100円5銭となり、5円分損をすることになります。
このことを「スプレッド」といい、これが実質的な手数料と捉えられています。
既に書いた通り、取引手数料という形でとられる費用はないため、取引をする上では、スプレッドのことだけを考えておけばよいということになります。
なお、取引手数料が無料なのは1万通貨以上の取引をした場合で、1万通貨未満の取引をする場合には新規、決済に関わらず1通貨あたり片道3銭の手数料がかかりますので注意してください。
FXプライムbyGMOは、主にスキャルピング取引を行うプロトレーダー達から絶大な信頼を得ています。その秘密は、「約定力の高さ」です。
「約定力が高い」ということは、FXの取引において、投資家が意図した価格、タイミングで注文が約定される確率が高いことを言います。
数秒、数分の間に何度も取引を繰り返すスキャルピング取引では、一瞬のタイムラグが命取りになります。
いざ注文を出して、その注文がサーバーに伝達され注文が執行されるまでの時間が長いと、意図した価格と違う価格で約定(スリッページ)したり、約定できなかったりすること(約定拒否)があります。
この約定力は、FX会社のサーバーの処理能力で差が出てきます。
スキャルピング取引を行うのであれば、約定力の高いFX会社で取引をするのは必須条件です。
そんなプロトレーダーからの約定力評価でダントツに高い評価を受けているのがFXプライムbyGMOなんです。
FXプライムbyGMOの約定力は極めて高く、最近の調査で「約定力が100%」であるという結果が出るほどです。(※)
※2017年7月に株式会社矢野経済研究所が実施した「主要FX会社の約定率・スリッページ発生率調査」において、調査対象F会社6社中、唯一「約定率100%、スリッページなし(0%)【完全約定】」
FXプライムbyGMOが、「完全約定」というあり得ない約定力の高さを誇る裏には、安定した取引システムとFXサーバーの存在があります。
取引中にシステムのトラブルやFXサーバーのダウンが起こってしまうと、相場変動に対応できず大きな損失を被る可能性もあります。
FXプライムbyGMOは、FX取引において過去10年間、サーバーダウンを起こしたことがありません。
この実績は簡単に作ることができないものであり、FXプライムbyGMO全体の信用力の強さを裏づけるものとなっています。
選べる外貨には、簡単で直感的な操作・注文が可能な各種ツールが用意されています。
例えば、PCにダウンロードして使用するリッチクライアント版の「PrimeNavigator(通称Pナビ)」には、「チャート発注機能」が搭載されています。
FXで注文をする際には一方のウィンドウでチャートを確認し、別ウィンドウで注文をするというのが一般的ですが、「チャート発注機能」を使えば別ウィンドウを開くことなく、チャートを直接右クリックして注文することが可能。
特にスキャルピングなど超短期で取引をするような場合には、注文までのスピード感が重要となりますので、このように直感的に注文ができるツールは取引において大きな武器となり得ます。
上述した「PrimeNavigator」やPCブラウザ版のほか、iPadやiPhone/Android、その他フューチャーフォンでもブラウザ上から取引ツールを利用することが可能。
iPad、iPhone/Androidについては専用アプリの「PRIMEアプリS」をダウンロードすれば、よりスムーズにストレスなくトレードをすることができます。
株式とは違い、通貨は平日であれば24時間継続的に値動きをしているもの。
指標発表時など重要なタイミングを「外出先だから」という理由で逃したくない方にとっては、モバイルの取引ツールが充実していることが大切。
その点では、選べる外貨がラインナップするツールは大きな助けとなります。
FXについての情報は、インターネット上にあふれていますが、情報の信ぴょう性については懐疑的な記事も数多く見受けられます。
ただ、特に入門者や初心者の方にとっては、そうした怪しい情報と信頼できる情報を見分けるのは大変難しいことです。
その点、証券会社のホームページで公開されている情報は信頼性が高く、はじめのうちはこうした記事などから情報を得ていくのが安心です。
FXプライムbyGMOのホームページ上には初心者向けの取引アイデアや、24時間配信されるニュース、識者のレポートなど、マーケット情報が詰まっていますので、まずはこうしたところを熟読していくのが上達への近道です。
さらに、FXプライムbyGMOではセミナーやイベントも随時開催中。
「読み物は苦手」という方も安心して参加することができます。
セミナーはオンラインで受講できるものもあればリアル会場で開催されているものもあるので、気になるものがあればどんどん参加していきましょう。
なお、受講は誰でも無料でできますが、FXプライムbyGMOの口座を持っていれば、特典として事前に当日資料を入手することが可能。
さらに繰り返し復習できる過去映像も無料で付いてきます。
口座開設料や維持手数料は一切無料ですので、セミナー目的で口座を作るという手もあります。
FXプライムbyGMOの注意点としては、問い合わせ先のフリーダイヤルが24時間対応ではないところが挙げられます(受付時間は祝日含む月〜金の午前8時半〜午後5時半)。
外貨の値動きは、外国為替市場がオープンしている夜間に活発になるため、こうした時間に起きたトラブルに対して直接質問等ができない点はひとつのデメリットと言えます。
また、選べる外貨の長所として、通貨によっては1,000通貨単位からの取引ができるという点がありますが、10,000通貨未満の取引には手数料がかかるという点には注意しておきたいところ。
その他の面では初心者にも優しいFXサービスと言えますが、取り扱う通貨ペア数は18と多くはないため、マイナー通貨を積極的に取引しようという方は他の証券会社と併用するなどで対応していうきましょう。
ここでは、FXプライムbyGMO『選べる外貨』の取引条件を紹介していきます。
取引時間 | 夏時間=月曜7:00~土曜5:50
冬時間=月曜7:05~土曜6:50 |
取引手数料 | 原則無料
(1万通貨未満の取引手数料は、新規・決済にかかわらず1通貨あたり3銭(片道)) |
入出金手数料 | 出金手数料無料
入金手数料は「ネット入金24」で無料 |
初回入金額 | 設定なし |
必要証拠金 | 取引通貨ペアの想定元本の4% |
レバレッジ | 最大25倍 |
ロスカット | 時価評価総額が使用中保証金の80%(=維持率が80%)を下回っていた場合、保有するすべての未決済ポジションを決済 |
通貨ペア | 20通貨ペア |
最小取引単位 | 1,000通貨単位以上 |
モバイル対応 | Android、iPhone、iPad、携帯電話に対応 |
FXプライムbyGMO『選べる外貨』が取り扱う通貨ペアのスプレッドは、以下の表の通りです。
通貨ペア | スプレッド |
米ドル/円(USD/JPY) | 0.6銭原則固定 |
ユーロ/円(EUR/JPY) | 0.9銭原則固定 |
ポンド/円(GPB/JPY) | 1.8銭原則固定 |
豪ドル/円(AUD/JPY) | 1.3銭原則固定 |
NZドル/円(NZD/JPY) | 2.0銭原則固定 |
カナダドル/円(CAD/JPY) | 1.7銭原則固定 |
スイスフラン/円(CHF/JPY) | 1.8銭原則固定 |
シンガポールドル/円(SGD/JPY) | 5.0銭原則固定 |
香港ドル/円(HKD/JPY) | 2.0銭原則固定 |
南アフリカランド/円(ZAR/JPY) | 3.0銭原則固定 |
トルコリラ/円(TRY/JPY) | 4.8銭原則固定 |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) | 0.6p原則固定 |
ポンド/米ドル(GBP/USD) | 1.8p原則固定 |
豪ドル/米ドル(AUD/USD) | 1.4p原則固定 |
NZドル/米ドル(NZD/USD) | 1.9P原則固定 |
ユーロ/ポンド(EUR/GBP) | 1.0p原則固定 |
ユーロ/豪ドル(EUR/AUD) | 1.9P原則固定 |
ポンド/豪ドル(GBP/CAD) | 1.9P原則固定 |
※スプレッドは変更される可能性もありますので、最新の情報はFXプライムbyGMOのホームページ等でチェックするようにしてください。
FXを取り扱う証券会社の多くは、初めて口座を作る人向けにキャンペーンを行っています。
キャッシュバック等、非常にお得な内容となっていますので、これからFXを始めようとしている人はぜひ、こうしたキャンペーンを活用してください。
ここでは、一例としてFXプライムbyGMOが2017年1月現在開催中のキャンペーン(新規の方が対象となるもの)について紹介していきます。
FXプライムbyGMOで新規にFX口座を開設し、規定量の取引を行うことで最大1万円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンです。
適用条件は以下のとおり。
なお、このキャンペーンの開催期間は2016年12月1日~2017年1月31日となっています。
ここからは、実際にこのキャッシュバックを受け取るまでの流れを簡単に書いていきます。
はじめに口座を開設する必要がありますので、FXプライムbyGMOのホームページ上の口座開設フォームに必要情報を入力して送信します。
さらに、マイナンバー確認書類と本人確認書類をウェブアップロード、メール、FAX等で送ります。
その後、FXプライムbyGMOによる審査が行われ、通過すると口座開設手続完了を知らせるメールが送られて来て、さらに郵送(簡易書留)でログインID等が書かれた書類が届きます。
このログインIDを利用してホームページ上でログイン、初回入金を行うと500円キャッシュバックの権利を得ます。
さらに『選べる外貨』を1回以上取引することで1,000円のキャッシュバック。
その他、加算されていくものとして
以上のものをすべて足し上げると、合計で10,000円のキャッシュバックをもらえることになります。
なお、2017年1月中に口座を開設した場合、キャッシュバック日は2017年3月17日です。
さらに、同時に開催されているキャンペーンとして以下のようなものがあります。
『選べる外貨』で対象期間中(2017年1月1日午前7時~2017年2月1日午前6時59分)に既定の取引条件をこなすことで、取引量に応じたカタログギフトがプレゼントされます。
キャンペーン期間の2017年1月1日~2017年3月31日に、紹介専用フォームからキャンペーンに申込紹介を受けた「お友達」が口座を開設し、かつ『選べる外貨』で100万通貨以上の取引をすると、紹介者と「お友達」それぞれに3,000円がキャッシュバックされます。
キャンペーン期間の2016年12月1日午前7時~2017年2月1日午前6時59分に『選べる外貨』でトルコリラ/円を取引すると、その数量に応じてキャッシュバックが受けられます。
最大で100万円のキャッシュバックが受けられるキャンペーンです。
なお、キャンペーンは随時更新されていくので、詳細についてはFXプライムbyGMOのホームページを確認するようにしてください。
FXプライムbyGMOのお客様サポート体制を紹介していきます。
ユーザーから問い合わせる手段としては、電話(フリーダイヤル)とメールフォームの2種類があります。
フリーダイヤルの受付時間は、
となっていますので、ご注意ください。
FXプライムbyGMOでは、『選べる外貨』のほか、
をラインナップしています。
それぞれ『選べる外貨』とは別に口座を作成する必要がありますので、はじめて申し込む際は、すべて一緒に手続きしておくのがおすすめです。
FXプライムbyGMOの口座開設から利用開始までの流れを大まかに見ると、以下のようになります。
①口座開設申込
②本人確認書類・マイナンバーの提出
③ログインIDの受取(郵送)
④ログイン→取引開始
それぞれ、詳細に見ていきましょう。
まず、FXプライムbyGMOのホームページから口座開設の申込をします。
この際、必要な入力情報としては以下のようなものがあります。
これらを入力したら、あとは各種書面に同意・承諾すれば完了です。
次に、本人確認書類とマイナンバー確認書類を送付します。
EメールやFAX等でも可能ですが、ホームページ上のWEBアップロードを利用するのがスピーディで便利です。
本人確認には、以下のいずれかの書類が必要となります。
マイナンバー確認には、以下のいずれかの書類が必要となります。
①、②が完了すると、FXプライムbyGMOが審査を始めます。
これに通り次第、口座開設手続完了を知らせるメールが届き、その後、ログインID等の書かれた書類が簡易書留で郵送されてきます。
本人確認書類の受領から書類が届くまでは最短で3日となっています。
届いたログインIDとパスワードを利用して、会員ページにログイン。
あとは口座への入金を終えれば取引が可能となります。
入金には「ネット入金24」と「銀行振込」の2つの方法がありますが、銀行振込をすると手数を負担しなければならなくなるため、入金がリアルタイムに反映されて手数料もかからないネット入金24を利用しましょう。
チャートから直接注文ができる「PrimeNavigator」の「チャート発注機能」など、取引ツールには力を入れている『選べる外貨』ですが、評判が良かったのがチャートに搭載された「ぱっと見テクニカル」機能。
これは、最大12年分の過去チャートの中から、現在のチャートと似た形状の時期を探し出し、自動で将来の値動きを予測し、表示してくれるというもの。
スピーディな分析ができるので、トレード中の参考にできるとう声がありました。
ただし、当然のことですが、あくまでも予測であって必ずその通りにならないということは十分注意が必要です。
1,000通貨から注文ができ、少ない資金でも始められることは『選べる外貨』のメリットのひとつですが、一方で10,000円未満の取引には手数料がかかってしまうことで、「取引手数料を取るのは、時代の流れに合わない」といったような意見が見受けられました。
たしかに、他の業者では1,000通貨でも取引手数料がかからないところもありますので、少額投資を考えている方は、そうした業者との比較検討がおすすめです。
例えば、米ドル/円のスプレッドは、原則0.6銭固定。
0.3銭固定という業者が多い中では、スプレッドは狭いとは言い難いもので、短期取引などで注文数が多い方にとってはデメリットとなります。
ただ、『選べる外貨』は他業者のサービスほど「指標発表時などにスプレッドが広がりにくい」という声もありますので、通常時と指標発表時のどちらをメインに取引をするのか、というトレード手法によって業者を検討していく必要があります。
「チャート発注機能」や「ぱっと見テクニカル」機能など、充実した取引ツールや、イベント、セミナー等を頻繁に開催しているところがFXプライムbyGMO『選べる外貨』の魅力。
これからFX入門者で「情報収集を積極的にしていきたい」と考えている方や、「テクニカル分析を中心にチャートの読み方を学んでいきたい」といった意欲のある方に向いています。
短期取引をする方にとってはスプレッドが今ひとつという面はありますが、そうした場合は、他業者のサービスと口座を併用していくのがおすすめです。