FXトレーディングシステムズの「FXブロードネット」の特徴や評判
1993年に情報会社として発足し、20年以上外国為替市場に関するサービスを提供してきたFXトレーディングシステムズは、2007年になってFXサービス「FXブロードネット」の提供を開始しました。
2015年には国内初の成功報酬型シストレサービス「シストレ365」をスタートするなど、FX業者として成長を続けてきました。
ここでは、そんなFXトレーディングシステムズの「FXブロードネット」の特徴を詳しく紹介していきます。
目次
FXトレーディングシステムズ「FXブロードネット」の特徴・メリット
国内にはFXを取り扱う複数の証券会社がありますが、FXトレーディングシステムズ「FXブロードネット」の特徴としては以下のようなものが挙げられます。
①スプレッドの狭さは業界トップレベル!
FXで利益を上げる、最も簡単な方法は買値と売値の差益を獲ることです。
例えば、買った値段より売った値段の方が高ければ、その差額が利益となります。
ただし、ここで注意しておかなければならないのは「スプレッド」の存在です。
スプレッドとは売値(Bid)と買値(Ask)の差のこと。
為替レートを見ると、例えば米ドル円で「100円00銭〜100円10銭」というようになっていることが確認できますが、この場合スプレッドは10銭ということになります。
買値は数字の大きい方、上のケースでは100円10銭が買値となり、同じ状態のまま売ると100円00銭で売れることになりますので、10銭の損失となります。
そのため、実際に利益を出すには、売値が100円11銭以上になるタイミングを待たなければなりません。
このスプレッドはFX業者によって設定が異なり、当然、狭い(小さい)方が取引に有利です。
FXトレーディングシステムズ「FXブロードネット」の設定するスプレッドは業界最狭レベルで、例えば米ドル/円の場合0.3銭、ユーロ/円では0.5銭となっています。
そのため、スプレッドの広い(大きい)業者と比較すると、トレードでの利益が出しやすい業者ということができます。
②シストレ(システムトレード)が利用できる
FXブロードネットの特徴のひとつに、自動で取引のできるシステムトレード「トラッキングトレード」を採用している点があります。
為替相場は一直線に上昇していくのではなく、上下動を繰り返しながら推移していくという傾向があります。
このことを「レンジ相場」と呼びます。
トラッキングトレードは、このレンジ相場を活かし、例えば「下がった時は買い、上がった時は売る」ということを自動で繰り返してくれます。
FXのトレードで難しいのは「買い時」と「売り時」を判断すること。
感情のコントロールができずに好機を逸してしまうことは多いものですが、トラッキングトレードを利用することで機械的に売買が繰り返されますので、上手に活用できれば大きな武器になります。
自動売買の設定は利用者自らが設定します。それによってはむしろ損失が出てしまうこともありますので注意が必要です。
③FXトレーディングシステムズ「FXブロードネット」は手数料無料
①で紹介した「スプレッド」は、FXでトレードをする上で必要なコストだと考えられています。
では、そのほかのコストはどうでしょうか。
例えば、銀行などで通貨を両替すれば、その分手数料を取られます。
FXトレーディグシステムズの「FXブロードネット」では、こうした通貨の売買による手数料は一切かかりません。
また、口座開設料や口座維持手数料、出金手数料も無料です。入金手数料についても、「クイック入金」を利用することで無料となります。
スプレッド以外のコストを気にする必要がないので、集中してトレードに取り組むことができます。
ただし、トラッキングトレードを利用する際は手数料が別途かかりますので注意してください。
④必要な証拠金は4,000円から
FXブロードネットの口座を開設する際には「ブロードコース」か「ブロードライトコース」のいずれかを選択する必要があります。
「ブロードライトコース」は、最小1,000通貨単位から取引ができるコースで、少ない資金からFXを始めたいと考えている人にマッチするものとなっています。
例えば、1米ドル=100円の場合、最小で4000円の証拠金があれば取引することができますので、少額投資には嬉しい設定です。
- 「FXを始めてみたいけれど、資金がない」
- 「多くの資金を初めから投入するのは怖い」
と考えている人は、FXブロードネットの口座を開設することから始めてみましょう。
⑤PCでもモバイルでも取引ツールが使いやすい!
FXブロードネットでは、ブラウザ上で取引ができることはもちろんですが、PCにダウンロードして利用する取引ツールも用意しており、使いやすいと評判を得ています。
また、PCのみならずiPhoneやスマートフォンで利用できるアプリも用意していますので、外出先でも焦ることなく取引が可能。
同様のアプリが、iOSやAndroidを採用したタブレットなどでも使うことができます。
FXトレーディングシステムズ「FXブロードネット」の注意点・デメリット
FXトレーディングシステムズで口座を作る際に知っておきたい注意点としては、電話サポートの受付時間が短いことが挙げられます。
FX業者の中には平日24時間電話受付対応しているところもありますが、FXトレーディングシステムズの窓口は平日の9時〜17時まで。
仮に、夜間にトラブルがあって問い合わせをしたい場合でも、次の日の朝9時まで待たなければなりません。
FXトレードは、平日昼間よりも外国為替市場がオープンしている夜間の方が活発的で、この時間帯に取引をすることが多くなります。
そんな時間帯に窓口が使えないという点は、特に、初心者の方にはひとつのデメリットです。
FXトレーディングシステムズ「FXブロードネット」の概要
取引条件
ここでは、FXトレーディングシステムズ「FXブロードネット」の取引条件を紹介していきます。
取引時間 |
夏時間=月曜7:00~土曜5:55
冬時間=月曜7:00~土曜6:55 |
取引手数料 |
無料 |
入出金手数料 |
出金手数料無料
入金手数料は「クイック入金」で無料 |
初回入金額 |
条件なし |
必要証拠金 |
ブロード1=取引証拠金の4%
ブロード20=取引証拠金の80%
ブロード25=取引証拠金の100% |
レバレッジ |
ブロード1=預かり評価残高のおおよそ1倍
ブロード20=預かり評価残高のおおよそ1〜20倍
ブロード25、ブロード25MC、ブロード25S=預かり評価残高のおおよそ1〜25倍 |
ロスカット |
ブロード1=有効証拠金が取引証拠金の1%以下
ブロード20=有効証拠金が取引証拠金の8%以下
ブロード25=有効証拠金が取引証拠金の20%以下
ブロード25MC=有効証拠金が取引証拠金の20%以下
ブロード25S=有効証拠金が取引証拠金の100%以下 |
通貨ペア |
24通貨ペア |
最小取引単位 |
1,000通貨か10,000通貨をコース選択可能 |
モバイル対応 |
スマートフォン(iphone、Android)、タブレット対応 |
注文機能
- 成行注文(クイックトレード)
- 指値注文
- 逆指値注文
- OCO注文
- IFD注文
- IFDO注文
- トレール注文
- トラッキングトレード
主要通貨のスプレッド
FXトレーディングシステムズの「FXブロードネット」が取り扱う通貨ペアのスプレッドは、以下の表の通りです。
通貨ペア |
スプレッド |
米ドル/円(USD/JPY) |
0.3銭 |
ユーロ/円(EUR/JPY) |
0.5銭 |
ポンド/円(GPB/JPY) |
1.0銭 |
豪ドル/円(AUD/JPY) |
0.6銭 |
NZドル/円(NZD/JPY) |
1.3銭 |
カナダドル/円(CAD/JPY) |
4.8銭 |
スイスフラン/円(CHF/JPY) |
3.8〜17銭 |
南アフリカランド/円(ZAR/JPY) |
16.4銭 |
ユーロ/米ドル(EUR/USD) |
0.3pips |
ポンド/米ドル(GBP/USD) |
2.6pips |
豪ドル/米ドル(AUD/USD) |
1.9〜7.2pips |
NZドル/米ドル(NZD/USD) |
2.7〜6.0pips |
米ドル/カナダドル(USD/CAD) |
3.9〜4.0pips |
米ドル/スイスフラン(USD/CHF) |
2.8〜15pips |
ユーロ/ポンド(EUR/GBP) |
2.9pips |
ユーロ/豪ドル(EUR/AUD) |
6.8pips |
ユーロ/NZドル(EUR/NZD) |
8.2〜14.0pips |
ユーロ/カナダドル(EUR/CAD) |
4.9〜7.4pips |
ユーロ/スイスフラン(EUR/CHF) |
2.8〜17pips |
ポンド/豪ドル(GBP/AUD) |
7.6〜21.6pips |
ポンド/NZドル(GBP/NZD) |
12.1〜16.0pips |
ポンド/スイスフラン(GBP/CHF) |
6.3〜16.6pips |
豪ドル/NZドル(AUD/NZD) |
7.1〜26pips |
豪ドル/スイスフラン(AUD/CHF) |
3.7〜14.8pips |
※スプレッドは変更される可能性もありますので、最新の情報はFXトレーディングシステムズのホームページ等でチェックするようにしてください。
FXトレーディングシステムズで現在実施中の口座開設キャンペーンは?
FXを取り扱う証券会社の多くは、初めて口座を作る人向けにキャンペーンを行っています。
キャッシュバック等、非常にお得な内容となっていますので、これからFXを始めようとしている人はぜひ、こうしたキャンペーンを活用してください。
ここでは、一例としてFXトレーディングシステムズが2016年12月現在開催中のキャンペーン(新規の方が対象となるもの)について紹介していきます。
店頭FXの口座開設で最大20,000円キャッシュバック
このキャンペーンは、キャッシュバックがもらえるチャンスが3回に分かれているもので、新規開設、友人紹介、トラッキングトレードの利用でそれぞれキャッシュバックを獲得することができます。
チャンス1 新規口座開設キャッシュバック
新規口座開設と一定量の入金、規定の取引量を満たすことでキャッシュバック合計1万2,000円がもらえるキャンペーンです。
適用条件
下記条件をすべて満たす方
- 2016年4月1日以降にFXブロードネットに新規口座開設申込、開設完了
- 口座開設完了月を含む2ヶ月目末までに20万円以上入金、3ヶ月目判定時に20万円以上の口座残高→2,000円キャッシュバック
- かつ口座開設完了月を含む4ヶ月末日以内に新規注文約定200万通貨以上→10,000円キャッシュバック
このキャッシュバックを受け取るまでの流れ
ここからは、実際にこのキャッシュバックを受け取るまでの流れを簡単に書いていきます。
はじめに口座を開設する必要がありますので、FXトレーディングシステムズのホームページ上のFXブロードネット口座開設フォームに必要情報を入力して送信します。
さらに、マイナンバー確認書類と本人確認書類を画像アップロード、メール、FAX等で送ります。
その後、約3〜5営業日かかる書類選考が行われ、通過していると郵送(簡易書留)でログインIDの書かれた書類が送付されてきます。
このログインIDを利用してホームページ上でログインし、クイック入金を利用して口座に証拠金を入れます。
キャンペーンの条件が2ヶ月以内に20万円の入金となっていますので、この時点で最低20万円を入金してしまいましょう。
その後、取引を開始するのですが、口座開設完了から3ヶ月目までは口座残高が20万円を下回らないように注意しましょう。
3ヶ月目の判定時点(タイミングは非公開)で20万円を切っていると、キャンペーン適用除外となってしまいます。
ここで20万円以上残っていれば、無事2,000円のキャッシュバックを獲得できます。
さらに、口座開設から4ヶ月以内に新規注文約定200万通貨以上の取引をすれば、10.0000円のキャッシュバックを得ることができます。
キャッシュバックのタイミングはFXトレーディングシステムズによる判定から2週間となっています。
追加キャッシュバックがもらえる最低ラインの200万通貨を取引するにあたっては、米ドル/円で考えるとレートが100円の場合、2億円分の取引をしなければならないことになります。
億と聞くと初心者の方にはハードルが高く思えるかもしれませんが、レバレッジを利かせれば4万円の証拠金でも100万円分の取引ができることになりますので、達成までにそれほど多くの時間はかかりません。
取引で利益を得ながらキャッシュバックももらうことができれば資産を上手に増やせますので、ぜひ試してみてください。
チャンス2 友人紹介でキャッシュバック
FXブロードネットの口座を持っている方の友人紹介で、3,000円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンです。
適用条件
- 紹介元=FXブロードネットの口座を保有し、友人紹介キャッシュバックの申込手続を完了済
- 紹介先=2016年4月以降に友人紹介キャッシュバックの案内メールにある「ご友人紹介専用申込フォーム」から申込手続きをし、口座開設完了
以上の条件を満たした上で、紹介先の方が口座開設完了月を含む4ヶ月目末日以内に新規注文約定200万通貨以上の取引をすると、紹介元の方に3.000円がキャッシュバックされます。
チャンス3 トラッキングトレードでキャッシュバック
FXブロードネットの口座を新規開設した方が、トラッキングトレードを利用することで、5,000円のキャッシュバックを受けることができます。
適用条件
- 2016年4月以降にFXブロードネットに新規口座開設申込、口座開設完了
以上の条件を満たした上で、口座開設完了月を含む4カ月目末日以内にトラッキングトレードで新規注文約定50万通貨以上の取引をすると、5,000円のキャッシュバックが獲得できます。
ただし、口座開設完了月を含む2カ月目末までに20万円以上を入金し、対象者判定時(タイミングは非公開)に口座残高が20万円以上あることが条件なので注意してください。
これら、チャンス1〜3全てを併用することで、キャンペーン合計最大20,000円のキャッシュバックを受けることができますので、まだFXブロードネットの口座を持っていない方はぜひチャレンジしてみてください。
FXトレーディングシステムズ「FXブロードネット」のサポート・オプション・その他の情報
FXトレーディングシステムズは、お客様対応の手段として、メールと電話(フリーダイヤル)の2つを持っています。
電話受付時間は平日9時~17時までデメリットのところで書いた通り、平日24時間電話対応サービスを行うFX業者もありますので、そうしたところと比較すると、問い合わせサービスは若干手薄な感があります。
FXトレーディングシステムズではFXブロードネット以外のサービスとして、「クリック365」も取り扱っています。
これは東京金融取引所を利用したFX取引のことで、万が一FXトレーディングシステムズが破綻したような場合でも証拠金が保全されることがメリットです。
取り扱い通貨や取引時間などがFXブロードネットとは多少違いますので、詳細はFXトレーディングシステムズのホームページを確認してください。
口座開設〜利用開始までの流れ
FXトレーディングシステムズ「FXブロードネット」の口座開設から利用開始までの流れを大まかに見ると、以下のようになります。
①口座開設申込
②本人確認書類・マイナンバーの提出
③ログインIDの受取(郵送)
④ログイン→取引開始
それぞれ、詳細に見ていきましょう。
①口座開設申込
まず、FXトレーディングシステムズのホームページから口座開設の申込をします。
この際、必要な入力情報としては以下のようなものがあります。
- 名前、生年月日
- 住所、電話番号、メールアドレス
- 米国納税義務の確認
- 外国PEPsの確認
- 職業
- 金融資産、年収
- 投資経験
- 申込のきっかけ
- 投資目的
- コース選択
これらを入力したら、あとは各種書面に承諾すれば完了です。
②本人確認書類・マインナンバーの提出
次に、本人確認書類とマイナンバー確認書類を送付します。
EメールやFAX等でも可能ですが、ホームページ上の画像アップローダーを利用するのがスピーディで便利です。
本人確認には、以下のいずれかの書類が必要となります。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード
上記以外の場合、以下の2つ以上が必要です。
- 各種健康保険証
- 各種年金手帳
- 住民票の写しまたは住民票記載事項証明書
- 印鑑登録証明書
マイナンバー確認には、以下のいずれかの書類が必要となります。
- 通知カード
- 個人番号カード
- マイナンバーが記載された住民票
なお、個人番号カードが用意できる場合、そのほかに本人確認書類の提出の必要はありません。
③パスワードの受取(郵送)
①、②が完了すると、FXトレーディングシステムズが書類選考を始めます。
選考にかかる時間は約3〜5営業日で、通り次第、ログインIDの書かれた書類が簡易書留で郵送されてきます。
④ログイン→取引開始
届いたログインIDを利用して、会員ページにログイン。あとは口座への入金を終えれば取引が可能となります。
入金には「クイック入金」と「銀行振込」の2つの方法がありますが、銀行振込をすると手数を負担しなければならなくなるため、入金がリアルタイムに反映されて手数料もかからないクイック入金を利用しましょう。
FXブロードネットを実際に利用した人の口コミを紹介
「1,000通貨単位の取引が嬉しい」
FXブロードネットの特徴として、1,000通貨で取引できるコース選択が可能で、約4,000円程度からトレードできるというものがあります。
やはり、ネット上の口コミでも「少額から取引できるのはありがたい」という声が見受けられました。
FX業者によっては1,000通貨単位と10,000通貨単位でスプレッドの設定が大きく変わってしまうところもありますが、FXブロードネットの場合、現状ではスプレッドは統一されていますので業界最狭クラスのスプレッドを活用した少額からの取引が楽しめます。
「約定スピードが若干気になる」
FXブロードネットを利用している方の声で、「注文を出してから約定するまでにタイムラグがある」という声が複数見受けられました。
時間帯や注文をする人の感覚もそれぞれ異なりますので、一概に「約定が遅い」と言い切ることはできませんが、超短期のスキャルピングトレードをメインとする方などは注意しておくべきポイントです。
「マイナー通貨のスプレッドは広い」
米ドルやユーロなどメジャーな通貨を取引する方にはあまり関係のないことですが、業界最狭クラスのスプレッドをアピールしているものの、「マイナー通貨のスプレッドは大きい」という声が見受けられました。
例えば、南アフリカランド/円のスプレッドは16.4 銭。
1銭を切るFXを業者もある中で、これは確かに高スプレッドと言わざるを得ません。
マイナー通貨の取引を考えている方は、必ずホームページでスプレッドを確認するようにしてください。
FXトレーディングシステムズ スプレッド一覧
FXトレーディングシステムズ「FXブロードネット」に向いている人
以上のことをまとめると、FXトレーディングシステムズの「FXブロードネット」は、メジャー通貨でスプレッドが狭く、自動取引も可能で少ない資金から取引ができる業者ということになります。
ただし、マイナー通貨ではスプレッドが広いということもあり、夜間の電話サポートにも対応していないことから、メジャー通貨を昼間に少額で取引したい初心者の方や、自動取引を体験してみたい方にオススメの業者ということができます。
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