FXトレードで大損した方に読んで欲しい!「失敗から学んで強くなる」
ビジネス、スポーツなど、どのような世界においても「すぐ成功する」「負けたことがなくていつも勝っている」ということはほとんどありません。
何度も失敗をして挫折感を味わい、「もうやめよう」「この世界から足を洗おう」と思うことも決して少なくないはずです。
成功者は、そうした試練を乗り越えて初めて「栄冠」を手にするのでしょう。
ビジネスの世界で成功した松下幸之助や本田宗一郎も、最初から成功したわけではありません。
強い信念を持って失敗を乗り越え、しかも、あきらめなかったから成功を手にすることができたのです。
そしてそれは、FXの世界も同じです。失敗から何を学んで、成功に繋げるかが大切なポイントです。
失敗を恐れてしまい、「足を洗う(FXトレードをあきらめる)」のも、確かに選択肢のひとつでしょう。
しかし、信念を貫き、どれだけ辛い思いをしてもあきらめずに成功への道を突き進みたいと思う方は、ぜひ「失敗から何を学ぶのか」を考えてみましょう。
目次
テニスの錦織選手に学ぶ「メンタル」の大切さ
FXトレードで大切なのは何でしょうか。知識、経験、情報収集力、もちろんどれも欠かせない要素です。
しかし、これらを生かすも殺すも、メンタル次第ではないでしょうか。
それなりにFXトレードを経験した人でも、トレード中に思わず「アツく」なってしまい、結局失敗したことがあるはずです。
このことは、他ジャンルからも学ぶことができます。たとえば、テニスの錦織圭選手です。
2014年に日本人で初めて世界ランキングトップ10に入り、リオデジャネイロ五輪では、「BIG4」と呼ばれる強豪の1人、ラファエル・ナダルを下して銅メダルを獲得。今や、押しも押されもしない世界のトッププレーヤーです。
錦織選手がここまで活躍できるようになったのは、自身も世界のトッププレーヤーだったマイケル・チャンコーチによるメンタル面の指導が大きかったと言われています。
チャンコーチは、試合の前日から1日に5回ほど「Believe yourself」と声をかけるのだそうです。
スタミナもテクニックも超一流なのに、いや、だからこそ、自分に自信を持つことがいかに難しいか、そしてメンタル面の強化がいかに大事かを教えてくれるエピソードです。
失敗から学ぶ姿勢こそが大切
もちろん、いくらメンタル面を強化しても、失敗はしてしまうものです。
特にFXの世界では、短期的に見れば負けることは日常茶飯事と言ってもいいでしょう。
しかし、「負けた」「失敗した」事実だけを記憶に残していては、いつまで経っても勝ち組にはなれません。
確かに、負けるのは辛いことですし、忘れてしまいたくなる気持ちもわかります。
でも、失敗には必ず原因があります。そこから学べるものは、「勝ち」から得られるものよりもはるかに大きいのです。
このことは、ビジネスの世界に置き換えてみるとよくわかります。
新入社員の頃に、ほとんどの人が大きなミスを経験すると思いますが、同じことを繰り返し続ける人は極めて少数派でしょう。
もし、同じミスを繰り返していたら、その仕事を続けることはできません。
ではなぜ、ビジネスの現場では同じミスを繰り返す人が少ないのでしょうか。
それは、先輩社員や上司のフォローもあって、ミスが発覚した直後に原因をしっかりと洗い出せるからです。
まさに、「鉄は熱いうちに打て」のことわざ通りです。
同じことを、FXトレードでも行えばいいのです。
失敗したときのチャート分析を徹底的に行い、同じような値動きがあったとき、どのように対応するのかをシミュレーションしておくことが、非常に効果的です。
そうしたシミュレーションを繰り返すことで、「生きた知識」を蓄積することができます。
敗因の洗い出し、5つのチェックポイント
「FXで失敗した原因の洗い出し」は、必ず負けた直後に行うことが鉄則です。
それは時間が経てば経つほど記憶も薄れ、正確な分析をすることができなくなるからです。
もう1つ心掛けたいのは、分析はあくまで「客観的な姿勢で」ということです。
大敗すると、人生そのものを全否定されるような衝撃を受けてしまうこともあるでしょうが、原因から目を背け、自分本位の分析をするのでは、「せっかく」失敗した意味がありません。
主に、失敗の原因は以下の5つに起因するでしょう。
このような5項目に1つでも該当するなら、負けるべくして負けたといえます。
たとえ今は勝っていても、長期的に見れば危ういことを自覚したほうがいいでしょう。
- トレード前に資産管理(利益確定・損切りポイントの設定)をしていない
- 損益を最少に、利益は最大にしようと努力していなかった
- 事前に計画した資産管理を計画通りに実行していない
- トレード中にFX以外のことを考えて集中できなかった
- トレード中にテンションをあまりにも上げ過ぎた