バイナリーオプションはFX取引の1つです。
少ない資金で「上がる」「下がる」だけの選択で取引も簡単、リスク管理も明確なのでFX初心者にも注目が集まっています。
しかし、為替レートの動きを100%当てることは難しいものです。「一か八か」の直感だけに頼るのは無意味な行為です。
レートを読む力を実践で養いながら、自分の必勝モデルを作り勝率を高める取引をしていくこと、バイナリーオプションであっても、これに勝る必勝法はありません。
バイナリーオプションはFX取引の1つです。
少ない資金で「上がる」「下がる」だけの選択で取引も簡単、リスク管理も明確なのでFX初心者にも注目が集まっています。
しかし、為替レートの動きを100%当てることは難しいものです。「一か八か」の直感だけに頼るのは無意味な行為です。
レートを読む力を実践で養いながら、自分の必勝モデルを作り勝率を高める取引をしていくこと、バイナリーオプションであっても、これに勝る必勝法はありません。
バイナリーオプションは、購入時に業者によって用意された設定レートを選び、一定時間経過後にそのレートより「高い」か「安い」を予想するものです。
複雑なテクニカルチャートを組み合わせて見なくても取引ができますが、予想と結果を照らし合わせることでレートを読むトレーニングにもなります。
取引をするにはFX業者に口座を開設し、FX取引とは別の画面を使って行います。
設定レートに対してあらかじめ設定された時点(2時間~)のレートが高いか安いかを予想して購入します。
例えば,1,000円購入すると2倍の2,000円(一例)になります。予想が外れても1,000円の損失しか発生しないので、低リスクなのも特徴です。
一定時間後の為替レートが「高い」か「安い」を予想するだけのバイナリーオプションですが、直感だけに頼って取引をするのは、あまりにももったいない話です。
レートは、常に上下に動いていますので、読み方を覚えたほうがより勝率が上がります。
そこで、まずは「テクニカルチャートは難しそう」と考えてしまいがちな初心者でも、ある程度簡単に予想できる方法を紹介します。
最初に見るべきテクニカルチャートは、移動平均線でしょう。
通常、FX業者に口座を開設すると、10種~20種類程度のテクニカルチャートを見ることができますが、この中で、もっとも基本となるのが移動平均線です。
1分足、5分足などいろいろありますが、まずは「日足チャート」を見ることをおすすめします。
なぜならば、1分足や5分足では底値に見えても、1日単位で見れば天井だったというケースが、往々にしてあるからです。
図を使って説明しましょう。まず、分足チャートの場合です。
[図1:底値に見える分足チャート]
このチャートだけで判断すれば、指し示した部分が底値と感じられるでしょう。
これを「日足チャート」で見た場合、まったく異なる印象となります。
[図2:日足チャートの一例]
分足チャートだと、いかにもこれから上昇するように見えましたが、日足チャートだと下げトレンドの始まりだったことがわかります。
これは架空の一例ですが、こうした値動きをすることが多いのは、多少テクニカルチャートを見ていけばすぐにわかると思います。
そうかと言って、日足チャートだけを見れば良いわけではありません。日足だと細かい値動きに対する感覚がなくなるからです。
バイナリーオプションの場合、1日に何度も強制的に決済される「満期」が訪れますので、分足チャートも当然重要なのです。
ですから、できれば日足チャートと分足チャートの両方を並べて表示させ、常に見比べられる状況にしておきたいものです。
エントリーのタイミングも、非常に大切です。
高いレートを狙うのであれば、満期までの時間が長いタイミングを選べばいいのですが、レートの高さは難しさの表れでもあります。当然のことながら、的中する確率も下がります。
ですから、初心者のうちは満期直前にエントリーして、オプションを持つ時間を短くしておいたほうがいいでしょう。
何度も試してみて、コツを掴んだところで徐々に満期までの時間を延ばしていけばいいのです。
的中率に自信がないのに、オプションを持ち続けていては、手数料ばかりを支払っている状態になりかねません。
相場の予測に絶対はありません。しかし、いつ「動く」のかはある程度予想することができます。
いわゆる「イベント」ですが、代表的なものとしては、アメリカの経済指標発表があります。
こうした、値動きがあることが予想されるタイミングを狙ってエントリーするのもひとつの方法ではあります。
うまく予測が嵌まれば、利益が期待できるからです。
とはいえ、実際問題としては、そこまで確度の高い情報を事前に得られるわけではありませんから、初心者の立ち回り方としてはおすすめしにくいところです。
ですから、まったく予想ができなかったり、今は直感力が冴えないと思ったりするタイミングでは、無駄にエントリーをしないほうが無難と言えるでしょう。
購入した金額以上の損失が出ないバイナリーオプションは、確かに低リスクですし、資金管理もしやすい取引です。
しかし、10万円購入して負けてしまえば、そっくりそのまま失われてしまうことを忘れてはいけません。
いくら自信があっても、一瞬で大金を失うような購入の仕方は避けたほうがいいでしょう。
「自信が持てない」「今後の予測が読めない」、そんなときに無理をしても意味がありません。
そもそも、バイナリーオプションは1日に何回も満期が訪れるわけですから、全勝を狙うのは困難です。
たとえ負けたとしても、トータルでの勝ちを目指すことが重要なのです。
バイナリーオプションが日本で始まったのは、2009年と比較的新しい金融取引です。
現在、すべてのFX業者でバイナリ―オプション取引ができるわけではありません。
中には、素性が怪しい業者も存在します。特に、日本の規制を受けない海外の業者は要注意です。
日本のFX業者ならば、証拠金の保全がきちんと行われているので、もし会社が倒産しても預けた証拠金が失われることはまずありません。
業者を選ぶときには、安心できる業者を選びましょう。
バイナリーオプションは、インターネットを通じて行います。
そのため、業者の所在地にまで気が回らないかもしれませんが、大切な資産を託すわけですから、必ず確認をしたいものです。
特に、所在地が海外の場合や、私書箱(海外の場合「PO BOX」と記載されます)である場合は危険です。
少なくとも、サイトに記されている所在地をインターネット検索する一手間はかけましょう。
また、電話番号が記載されていない業者は、即検討から除外するべきです。金融商品を扱う会社に電話がないことは考えにくいからです。
もちろん、電話番号が記載されていれば安心というわけではありません。
電話をしてもつながらなかったり、コールしても電話に出なかったりする場合も注意しましょう。
また、海外サイトなのに、機能しているのは日本語のサイトのみで、自国向けのサイトがないケースもあります。
ターゲットが日本人のみならば、日本に拠点を置くのが自然なのに、そうしないのは他に狙いがあると疑う余地があります。
もちろん、きちんとした業者である可能性もありますが、取引を検討するならば、少なくとも所在地や電話番号を調べることをおすすめします。
金融取引に「絶対儲かる」話はありません。自分の資産を守り、確実に増やすというのは、すべて自己責任のもとにあります。
取引の仕組みを知り、世界の政治・経済の動きを把握してチャートとの連動を常に確認するなど、地道な努力は欠かせません。
そういった基本姿勢があれば、バイナリーオプションをうまく活かした資産運用ができるはずです。