健康や美容に良いとされる青汁は今やTVやCMなどでも取り上げられ人気がとても高いですよね。
でも、
青汁は効果なしって本当なの?
具体的に青汁にはどんな効能が期待できるの?
青汁の成分によって期待できる効果は違う?
青汁の効果的な飲み方ってあるの?
など疑問点も多いはず。
そこで、この記事ではそんな青汁に期待できる効果について詳しくご紹介していきましょう。
青汁は効果なし!?本当に効果はあるの?
青汁には本当に効果があるのか疑問に思う方もいらっしゃいますよね。
結論から言ってしまえば、個人差もあるのため万人に「必ず効果がある」とは言えませんし、青汁だけで完璧に野菜の栄養素すべてを補えるわけではありません。
しかし、青汁は飲まないよりは飲んだ方が野菜の栄養素を補えますし、日常の野菜不足を補うには最適な飲み物です。
青汁を1~2週間試しに飲んでみたけど「効果がなかった」という人も多くいらっしゃいますが、反対に青汁を継続して飲み続けたことで、
- 体の気怠さがなくなり調子が良くなった
- 毎日元気に過ごせるようになった
- ダイエットに成功した
- 毎朝スッキリを実感するようになった
- 友達から肌がキレイになったと褒められた
といった口コミや意見も多く、実際に私の周りでも実感できている人が多いのも事実です。
もちろん青汁だけで100%効果を得ようという考え方はダメですが、普段の生活に青汁を取り入れ、生活習慣を見直すことで多くの方がその効果・効能を実感できているというわけです。
ただし、青汁は即効性のある薬品ではなく「健康食品」です。そのため、短期間飲んで実感できることは稀です。
数日ないし1~2週間試してみて「効果がなかった」という口コミを多く見かけますが、基本的に青汁は最低でも2ケ月以上継続して飲み続けることが大切。
即効性のある薬ではなく、サプリのようなサポート食品という位置づけで活用するのがいいでしょう。
青汁の成分に期待できる効果は?
青汁にはビタミンやミネラルなど豊富な栄養素が含まれている為、含まれる成分からすれば期待できる効能は多岐に渡ります。
糖尿病や高血圧などの生活習慣病予防、免疫力向上のサポート、抜け毛予防など挙げ出せばキリがありません。
それに比例して青汁を飲む人も多いわけですが、ここでは含まれる成分から特に期待できるものについて取り上げてご紹介します。
- 野菜不足解消のサポート
- ダイエット
- 美容
- 肌荒れ
- 便秘改善のサポート
①野菜不足解消のサポート
野菜には身体の調子を整えるビタミンやミネラル類、食物繊維などが豊富に含有されています。
厚生労働省が提示している成人1日に必要な野菜の摂取量は350gですが、この摂取量というのは1日5皿分の野菜料理に匹敵するので、毎日これだけの量の野菜を食べるというのは想像している以上に大変な事です。
しかし、栄養価の高い青汁なら手軽に野菜不足の解消をサポートしてくれるので、健康維持にも最適なのです。
中にはたった1杯で野菜100g分、1日の野菜不足が補える青汁まで販売されています。
②ダイエット
青汁に含有されてる成分からダイエット効果にも期待できます。
青汁は実際に食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富であるため、女性・男性に関わらずダイエット目的の方にも多く飲まれています。
特に食物繊維は便秘に対しても嬉しい成分で、体の中からすっきりをサポートしてくれます。
また、ビタミンやミネラルも基礎代謝の向上に一役買ってくれますから、上手く青汁を選べばダイエット対策にもなるというわけですね。
また、食前や食事に置き換えて飲むことで過度な食事を控えるという青汁を使ったダイエット方法もあります。
③便秘改善のサポート
便秘の原因は様々ですが、青汁では食事や生活習慣の悪化によって引き起こされる便秘に対して力を発揮してくれます。
便秘改善には悪玉菌よりも善玉菌が多いと腸内環境は良好に保たれませんので、より善玉菌のエサになりやすい「水溶性食物繊維」を摂取しなければいけません。
それに加え、腸のぜんどう運動を促すためには「不溶性食物繊維」も一緒に摂取する必要がありますが、この両方をバランスよく摂取できるのが青汁なのです。
青汁に含有される食物繊維は、便秘改善に力強い味方となってくれるというわけですね。
また、さらに乳酸菌が入った青汁を選べばより一層の整腸作用が期待できます。
④美容(美肌・エイジングケア)
エイジングケアとはその名の通り「エイジング(加齢)」「ケア(お手入れできる)」という意味ですが、青汁には美肌やエイジングケア対策に嬉しい栄養成分がたっぷり入っているのです。
普段の日常から美容面を気にする人にとって、青汁は心強い味方となってくれます。
ここでは、青汁に含まれる美容に嬉しい代表的な成分についてご紹介しておきます。
栄養成分 | 期待できる効能 |
ビタミンA | 皮膚のターンオーバーを整え、目や皮膚粘膜の健康を保ち抵抗力を高める。 |
ビタミンB群 | 皮膚や粘膜の健康を保つ。
特にビタミンB6はホルモンバランスの正常化やコラーゲンの生成をサポート。 |
ビタミンC | 抗酸化作用があり、細胞の老化防止や肌荒れを予防をサポート。
強いコラーゲン生成にも役立つ。 |
ビタミンE | 抗酸化作用や血行促進により、肌の調子を整える。 |
β-カロテン | 皮膚を健康に保ち、血行を促進して美肌を保つ。 |
⑤肌荒れ(ニキビ・吹き出物)の改善サポート
ニキビや吹き出物など、肌荒れが起こる原因は洗顔方法や紫外線など外からの刺激によることも考えられますが、体の内的な要因としては栄養不足やストレス、睡眠不足、ビタミン不足などがあります。
先述の通り青汁は必要な栄養素を補えるだけでなく、ストレス対策となるビタミンC、良質な睡眠を促すメラトニンなど嬉しい成分が豊富に含まれています。
青汁の原料により期待できる効果が違う
健康になりたい、ダイエットをしたい、など青汁を飲む理由や目的は人によってそれぞれ違うでしょう。
同様に青汁も商品によって主原料の葉野菜が違うため、含まれる栄養素の含有量も違います。
つまり、主原料となっている葉野菜によって期待できる効果が違ってくるというわけです。
それぞれの違いを理解し、自分の目的に合った原料の青汁を選ぶようにしましょう。
ここでは特に青汁の原料となっていることが多い代表的な3種類の葉野菜について取り上げます。
生活習慣予防や美容目的なら「ケール」
美容 | ◯ |
ダイエット | ◯ |
生活習慣病 | ◎ |
青汁の原料と言えばケールとされるように、その栄養価の高さは「野菜の王様」と言われます。
血糖値の上昇を抑えたり、血液中のコレステロール値改善の働きがあると様々な研究機関により発表されていて、生活習慣全般の予防をサポートすると考えられています。
また、ケールに豊富に含まれるビタミンCはストレスへの対策になり、より強いコラーゲンを生成するのにも一役買っています。
そのため、美肌を目指す方や美容目的なのであればケールが入った原料となっているものがおすすめです。
便秘や肌荒れに悩んでいるなら「大麦若葉」
美容 | ◎ |
ダイエット | ◯ |
生活習慣 | ◯ |
大麦若葉は他の野菜と比べて食物繊維が2~20倍多く含まれていて、腸の内部に刺激を与えることで便通を良くする効果が期待できます。
食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類が存在し、どちらか一方の過剰摂取は身体に悪影響を与えると言われているため、1:2の割合でバランスよく摂取することが大切とされています。
そのような観点で考えた時、大麦若葉は便秘や腸内環境には理想的で頼もしい成分なんです。
また、大麦若葉に豊富に含まれる「SOD酵素」は、がん予防や動脈硬化の改善をサポートするだけでなく、抗酸化作用と体内の活性酸素を除去してくれるので肌荒れなど美容面でも嬉しいです。
ダイエットやむくみ対策が目的なら「明日葉」
美容 | ◯ |
ダイエット | ◎ |
生活習慣 | ◯ |
明日葉にはカルコンやクマリンなど、明日葉特有の特徴成分が含まれています。
カルコンは尿として体内から余分な老廃物を排出する作用があることから、ダイエット対策に嬉しいです。
また、ボリフェノールの一種であるクマリンは、血液やリンパの流れを良くする働きがある為、むくみを改善する働きにも期待できます。
これらのことから、むくみ・ダイエット対策に嬉しい成分と言えますね。
青汁の効果的な飲み方
青汁は飲む目的によって飲むタイミングを変える必要があります。
目的別に飲むタイミングを変えることで、青汁の効果をより一層最大限に引き出すことができるというわけです。
一つずつ確認していきましょう。
栄養不足や健康維持が目的
この場合は基本的にいつ飲んでも問題ありませんが、朝起きてから飲むのがオススメです。
人間の体は寝ている間に汗を搔いたりしてエネルギーを消費しているため、朝の体はエネルギーや栄養が不足している状態です。
そのため、栄養が吸収されやすい状態であるとともに、青汁を飲むことでスッキリとした目覚めにも繋がります。
ただし、冷え過ぎているものは内蔵の負担にもなるので、常温にするなど調節して飲むようにしてください。
便秘改善が目的
便秘の場合は就寝前か朝飲むことをおすすめします。
就寝前であれば、ヨーグルトと混ぜて飲むことで翌朝には腸の活動が活発になります。
また、就寝前だと寝付きが悪くなるという人は朝に飲むようにしてみましょう。
朝は腸の動きを刺激しやすい時間帯なので、就寝前だと腸の活発化でよく眠れないという人は一度試してみてください。
ダイエットが目的
基本的に「食前」に飲むのがおすすめ。
理由は食前に青汁を飲むことで、程よく満腹感を感じやすくなるので、ガツガツ余計に食べ過ぎることを防いでくれるからなんです。
また、その後のご飯もゆっくり噛むようにして食べるようにするといいですよ。
妊娠中の栄養補給が目的
就寝前に牛乳に混ぜて飲むのがおすすめです。
妊娠中は特に精神的に不安になる可能性だってありますが、牛乳には精神安定や安眠効果もありますのでホットミルクにして青汁と一緒に飲んでみましょう。
まとめ
ここまで観てきたように、青汁は野菜のビタミンやミネラルを効率よく補える便利な飲み物ですし、目的によって少し飲み方を変えてあげるだけでより一層の効果を期待できます。
しかし、やはり基本となるのは毎日の食事や運動習慣。青汁だけに頼るのではなく生活習慣も一緒に見直すことで、より青汁の効果を高められるようにしましょう。
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