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青汁にも含まれるユーグレナ(ミドリムシ)の栄養成分とは?便秘予防にもいいの?

 ケールや明日葉そして大麦若葉などは、青汁に使用されている代表的な野菜ですよね。青汁を選んだり習慣として飲んだりする人には馴染み深い野菜だと思います。

これらの野菜だけでなく、栄養に富む「ユーグレナ」が使用された青汁が最近話題となっています。

実は注目を集めているユーグレナは理科の授業で見たり聞いたりしたことのある「ミドリムシ」のことで、豊富な栄養素から健康や美容に役立てられるとされています。

こちらではそんなユーグレナの正体からその特徴、そして含まれている栄養素や成分と合わせて期待できる健康・美容効果について分かりやすく解説していきます。

ケールや明日葉そして大麦若葉などは、青汁に使用されている代表的な野菜ですよね。

青汁を選んだり習慣として飲んだりする人には馴染み深い野菜だと思います。

これらの野菜だけでなく、栄養に富む「ユーグレナ」が使用された青汁が最近話題となっています。

実は注目を集めているユーグレナは理科の授業で見たり聞いたりしたことのある「ミドリムシ」のことで、豊富な栄養素から健康や美容に役立てられるとされています。

こちらではそんなユーグレナの正体からその特徴、そして含まれている栄養素や成分と合わせて期待できる健康・美容効果について分かりやすく解説していきます。

目次

青汁に含まれるユーグレナ(ミドリムシ)って何なの?

ユーグレナとは?ミドリムシって虫なの?

まず、ミドリムシの学名にあたる「ユーグレナ」とは、学説によって分類が異なりますが藻類にもカテゴライズされ、5億年以上前の太古から存在する単細胞生物です。

分類が学説によって異なるのは「ユーグレナは植物でありながらも動物の性質を持つ」という性質によるものです。

また、私達にとっては理科の授業で習った「ミドリムシ」の呼び方のほうがピンと来ますが、「ユーグレナ」とはミドリムシの学名つまり正式名称のようなものだったのです。

ユーグレナの大きさは0.05mmほどの小さな珪藻のようなもので、ミドリムシという別名がありますが決して虫ではありません。

肉眼で確認することはまず不可能な小さな個体には、私達の体に良い作用が期待できる栄養素が豊富に含まれていますよ。

ユーグレナに含まれる栄養素

動物と植物の両方の性質を持つユーグレナは、その両者の中間に位置する単細胞生物です。

そうしたユーグレナならではの性質によって、野菜や果物などの植物が持つ栄養素だけでなく、肉や魚などの動物に存在する栄養素も含みます。

つまり、ケールや明日葉といった野菜のみを主原料として使用されている青汁からは摂取できない「動物に含まれている成分や栄養素の摂取」が可能となる点こそユーグレナが使用されている青汁のメリットと言えますよ。

なぜユーグレナが注目されているの?

ユーグレナに注目が集まる理由としては、主に以下の点が挙げられます。

 

  • 「二酸化炭素の削減に役立つ性質があること」
  • 「大量栽培が可能な生命力を持つこと」
  • 「バイオ燃料に役立てられること」

まず、ユーグレナは二酸化炭素を吸収し固定する働きが非常に優れていることから、培養を行うだけで二酸化炭素を削減し地球に役立てられるという性質があります。

また、植物や藻類から生み出される燃料のことをバイオ燃料といいますが、ユーグレナの中にはバイオ燃料のもとを作り出せる種類も存在します。

これらの地球に優しい運用へと活用できるのは、ユーグレナが5億年前から存在し続けられているほどの生命力があるからです。

その生命力は特殊技術が必要なものの適正な温度さえ保つことができれば気候を問わず専用のプール内での培養が可能で、1ヶ月で10億倍にも増える優れた生命力から大量に培養ができるほどです。

そして、ユーグレナが使用された青汁をはじめとした健康食品では「低カロリーで数多くの栄養素を効率良く摂取できる」というポイントから注目されています。

ユーグレナの特徴は?

ユーグレナが注目される理由とも言える「低カロリーで数多くの栄養素を効率良く摂取できる」というポイントは、下記でご紹介します3つの特徴によるものです。

①青汁と比較すると消化率が高いとされている

植物には自身の体を支えたり細胞を外からの刺激から守ったりといった役割を担う細胞壁が存在します。

この細胞壁は植物にのみ存在する組織で、動物には細胞膜しかありません。

ユーグレナは藻類にもカテゴライズされるものの、植物細胞である細胞壁がありません。

植物細胞がない分、細胞壁を持つ野菜や果物よりも吸収率に優れていて、含まれている栄養素の約93.1%を消化・吸収できるとされています。

細胞壁が存在する野菜や果物の場合には、「加熱する」「粉砕や切断などの処理」「形がなくなるほどに咀嚼する」といった方法で壊せられます。

しかし、加熱では栄養素が失われますし、咀嚼を十分にできていないことが多く消化吸収の効率が悪くなっている人がほとんどです。

その点、ユーグレナには栄養素の消化吸収の妨げになる細胞壁がありませんから、そのままの摂取で高い消化率から豊富な栄養素を効率良く吸収が行われます。

ケールや大麦若葉をはじめとした野菜由来の青汁よりも消化率が高いとされているのは、ユーグレナだからこそのメリットですね。

②栄養価が高く、バランスがとれている

藻類にも分類されるユーグレナには葉緑素が含まれていて光合成を行い、植物に含まれているビタミン類やミネラル成分がメインに含まれています。

また、動物ならではの性質もあることからDHAやEPAといった不飽和脂肪酸や数多くのアミノ酸も富むことから、植物性のみならず動物性の栄養素をもバランス良く摂取することが可能となります。

様々な栄養素のバランスのとれた摂取は健康維持には欠かせませんが、ユーグレナには生きていくために必要不可欠となる栄養素が全て含まれていることから「人間の完全栄養食」とも呼ばれているほどですよ。

毎日の食事の中ではどうしてもビタミン類やミネラル成分が不足しやすくなりますが、そうした栄養素の補給に役立てられるだけでなく、ユーグレナを摂取するだけで足りない栄養素を全て補いながらバランスの良い栄養摂取を目指せていけますよ。

③59種の栄養素を含む

ユーグレナに含まれる栄養素や59種類とされていて、それぞれの栄養素や成分がバランス良く含まれています。

14種類のビタミン類や、9種類のミネラルに加えて、アミノ酸18種類や不飽和脂肪酸13種類そしてユーグレナ特有成分である「パラミロン」、緑の色素として含まれる「クロロフィル(葉緑素)」、そしてルテイン、ゼアキサンチン、GABA、スペルミジン、プトレッシンなどの栄養素が小さな個体にギュッと詰まっています。

ユーグレナ(ミドリムシ)に含まれる栄養素や成分を観てみよう

ユーグレナに含まれている様々な栄養素の中でも、ユーグレナにしか含まれていない特有成分「パラミロン」、バランス良く含まれているビタミン類やミネラル成分が特徴となる主な成分として挙げられます。

また、下記でご紹介します栄養素や成分だけでなく、上記でご紹介しました必須アミノ酸を含むアミノ酸やクロロフィルをはじめとした栄養素も豊富に含まれています。

なお、下記でご紹介しますそれぞれの栄養素・成分の含有量はユーグレナ100gあたりのものとなっています。

①パラミロン

まずユーグレナの特徴となる主な成分として挙げられるのが、ユーグレナ特有成分である「パラミロン」です。

パラミロンはユーグレナだけに存在する成分で他の食べ物や生物には含まれていませんから、ユーグレナの特徴的な成分として特筆すべきものになります。

パラミロンとはユーグレナが光合成する際に作られる成分で、食物繊維と同様に体内では消化されにくい性質を持ちます。

また、パラミロンの表面には無数の穴が空いていて、老廃物や脂質そして有害物質といった体内に存在する余計な物質を吸着・排出する作用が期待できますよ。

②ビタミン