青汁は貧血予防に効果はないの?鉄分を助ける重要成分の働きを解説
- 朝スッキリ起きられない
- なんだか最近疲れやすい
- 息切れすることがある
- めまいや立ちくらみがする
など、様々な症状が生じる貧血は、日本人女性の5人に1人が悩まさせれている厄介な症状ですね。
その貧血の多くは鉄分不足が原因ですが、貧血を予防するにも鉄分やその他栄養成分の摂取が必要不可欠。しかし、毎日の食事から十分な摂取を実現するのはなかなか難しいものです。
そこで、貧血予防にオススメしたい手軽な飲み物が青汁なのです。
青汁に豊富に含まれる鉄分やビタミン類、食物繊維などの栄養成分は、貧血対策になるだけでなく野菜不足を補い、美肌や新陳代謝の向上など他にも嬉しい効果も期待できます。
今回はそんな青汁に含まれる成分と貧血の関係についてご紹介し、貧血にオススメの青汁まで徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそも貧血の原因って?
5人に1人と言われる女性の貧血
日本人女性の5人に1人が悩んでいると言われている貧血。
そもそも私達の血液は、体中の細胞が活動するために必要な水分や栄養素そして酸素を送り届け、細胞で作られた不要な二酸化炭素や老廃物を引き取って体の外へと排出するという生命維持には欠かせない働きを担っています。
その中でも、酸素の運搬は血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが大きく関わっていて、ヘモグロビンは酸素と結合し血液を介して全身を移動し、細胞に必要な酸素を運搬する役割を担っています。
そして貧血は、血液中に含まれる赤血球数やヘモグロビン濃度が基準値よりも低くなっている状態のことをいいます。
つまり、酸素の運搬を担っているヘモグロビンや赤血球が不足することで酸素の運搬が十分に行われなくなり、結果として体の様々な部位で酸欠状態が引き起こされるのです。
貧血で出やすい症状
十分な酸素を得られていない貧血の状態が続けば、健康な時よりも体への負担が大きくなりますから「単なる貧血だから」と軽んじてはいけません。
上記のような症状に当てはまり、「貧血かな?」と思ったら、早めに医師に相談し原因が何であるのか対処するようにした方が良いでしょう。
そして鉄不足が原因であると分かった場合には、これからご紹介するような対策を行っていきましょう。
約9割の貧血は鉄欠乏性貧血
一口に貧血と言ってもいくつか種類が存在しますが、日本人女性で特に多いのが、鉄欠乏性貧血です。
鉄分が不足するとそれと比例してヘモグロビンや赤血球の生成量が減少し、赤血球やヘモグロビンが持つ酸素の運搬機能が十分に働かなくなります。
特に女性の場合は月に一度の生理で多くの血液を排出しますし、食事制限による無理なダイエットでは鉄分をはじめとした健康維持に必要な栄養素が得られていないことから貧血が生じやすくなります。
加えて、妊娠中にはお腹の中にいる赤ちゃんを健やかに成長させるために栄養を与えますが、それによって鉄の使用量が普段よりも増加し、結果として鉄分不足に陥り貧血になる場合もあるため注意が必要です。
貧血の人に不足している鉄分と栄養素
貧血の多くはいくつかの栄養素が足りてないことにより起こることが多いです。
ここまでご説明したように一番不足している成分は鉄分に他なりませんが、それ以外にも葉酸、ビタミンC、ビタミンB2、ビタミンB12、たんぱく質が不足することで貧血が起きるケースもあるのです。
これらの栄養素は全て鉄分と一緒に造血に関係する栄養素になりますので鉄分と同じくらい大切な栄養素と言えます。
つまり、食事の栄養バランスを見直し、鉄分だけでなく他の栄養素を摂り入れることが貧血予防に大切なポイントとなってきます。
貧血予防・改善には「食事の栄養バランス」と「生活習慣の見直し」が大切!
貧血を予防・改善したいのであれば、まずは食事と生活習慣の見直すことが大切になってきます。
特に食事に関してはいろんな栄養素を様々な食品から摂り入れることがポイントになりますが、食事だけでは補うのが難しく不足しやすい栄養素を青汁やサプリメントで補うことで、より効率的な対策を行うのもいいでしょう。
順番に観ていきましょう。
鉄分を多く含んだ食事を心掛ける
月経による出血やダイエットなど、様々な原因で鉄分は不足しやすい成分です。
もともとミネラル成分の一種である鉄分は、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類に分けられますが、どちらの鉄分もバランスよくしっかり摂取することが大切です。
ヘム鉄は魚や肉、特に豚レバーなどの動物性食品にたくさん含有されています。
ヘム鉄は私達の身体にも吸収されやすく、その吸収率は約10~20%程と比較的高く吸収されやすいと言えます。
しかし問題は、一方の「非ヘム鉄」です。
非ヘム鉄とは海藻や野菜、特にほうれん草や小松菜、ひじきなどの植物性食品にたくさん含有されていて、口にする機会が多い人もいるはずです。
しかし、消化吸収率はヘム鉄と比べると低くく、その吸収率はわずか1~6%程と言われています。
つまり非ヘム鉄は摂取できているようで実は不足しやすい成分でもあるのです。
非ヘム鉄はヘム鉄を含んだ動物性食品を一緒に摂取することにより吸収率が上がりますので、違いを理解した上で、両方をバランス良く摂取することがポイントになりますね。
鉄分の吸収を後押しする葉酸・ビタミンも摂取しよう
貧血対策に向けて鉄分を摂ることは大切ですが、何も鉄分ばかり多く摂ればいいというわけではありません。
鉄分を意識した食品ばかり食べていると他の栄養不足につながってしまいます。
なかなか難しいかもしれませんが血液は鉄分だけで作られているわけではないので、以下で紹介する葉酸やビタミンC、ビタミンB群を一緒に摂り入れるようにしましょう。
鉄分を助ける成分 |
期待できる働き |
主に含まれる食品 |
葉酸 |
水溶性のビタミンで、血の流れを良くしてくれる。
癌、貧血、母乳を出やすくするなど様々な効果が期待できる。 |
レタスやブロッコリーなど緑黄色野菜 |
ビタミンC |
鉄の吸収を助ける。美容にも欠かせない栄養素。 |
ほうれん草、トマト、レモンなど |
ビタミンB6 |
妊娠中に不足しやすい栄養素。動脈硬化を予防したり、PMSの症状を緩和したりする。 |
かつお、まぐろ、レバーなど |
ビタミンB12 |
葉酸とともに、赤血球を生成して血液の流れを良くする。 |
シジミやアカガイ、牛・豚レバーなど |
生活習慣の見直し
食事から必要な栄養素を摂取する以外にも、生活習慣全般を見直すことも必要です。
具体的には「適度な運動」「睡眠時間の確保」などです。
激しい運動をする必要はありませんが、適度な運動を取り入れることで赤血球の生成を促されることが分かっています。
また、しっかり睡眠時間をとることは、ホルモンバランスを整えストレス軽減にもつながります。
最低でも6~7時間ほどの睡眠時間は確保するようにしましょう。
青汁なら貧血対策に必要な栄養素を効率よく補える!
ここまで観てきたように、貧血予防には様々な食品から色んな栄養素を摂取する必要があり、お互いの栄養素が影響し合うことで一番効果が期待できるようになることが分かりました。
しかし、食事だけではどうしても不足しやすい鉄分とその他の栄養素。特に非ヘム鉄は緑黄色野菜に多く含まれているので、摂取するのにも一苦労です。
そこで、手軽で便利なのが青汁です。青汁なら鉄分はもちろん、葉酸やビタミン類など豊富な栄養素までギュギュっと凝縮されているので、不足した栄養素を補うには最適です。
先述のように、貧血は栄養バランスを整えることも重要ですから青汁は貧血でつらい人にとって心強い味方になってくれるというわけですね。
青汁に含まれる栄養素
- 鉄分(非ヘム鉄)
- 葉酸
- ビタミンC
- ビタミンB12
- ビタミンB6
青汁に含まれる鉄分の効果
青汁に含まれているのは吸収率が低いとされる非ヘム鉄になりますが、ビタミンCや葉酸、ビタミン類が含まれていることにより、鉄分の吸収を高めてくれます。
貧血予防
血液を作り出す働きにより、赤血球を増やしてくれるので貧血予防につながります。
疲労回復
筋肉に酸素を運んでくれるので、蓄積した疲労をより早く解消するのに役立ちます。
美肌効果
鉄分不足は美容にも影響します。鉄分が肌のターンオーバーを促し、健やかな肌の形成・維持をサポートしてくれます。
鉄分以外にも貧血対策に嬉しい成分が含まれている
①鉄分の吸収を助ける「ビタミンC」
比較的吸収率が高いヘム鉄であったとしても単体ではなかなか摂取されにくいため、鉄分自体は様々な栄養素の中でも吸収率が悪い成分です。
したがって、鉄分の吸収率を高めるビタミンCを一緒に摂取し、鉄分をより効率良く吸収できるようにすることが大とになります。
②造血作用を促進する「葉酸」や「ビタミンB6」
葉酸は水溶性ビタミンB群の一種で、名前の通り野菜に多く含まれている成分です。ビタミンB12と共に赤血球の生成をサポートする働きを持つため、造血のビタミンとも呼ばれています。
一方、ビタミンB6はヘモグロビンの合成のほか、タンパク質の代謝に大きく関係しているビタミンです。
③葉酸と協力して赤血球を作る「ビタミンB12」
ビタミンB12は葉酸と共にヘモグロビンの生成をサポートするする成分で、最近ではビタミンB12と貧血の関係性が注目を集めているのをご存知でしょうか。
ビタミンB12あるいは葉酸が不足すると、赤血球に育つ前の赤芽球という組織が大きくなる「巨赤芽球(きょせきがきゅう)貧血」を引き起こすことが判明。
これは、赤血球へと育つ前段階で組織が壊れる事態につながるため、結果として悪性の貧血になってしまうケースもあるようです。
ビタミンB12は不足しやすい栄養素というわけじゃないのですが、動物性食品を普段食べる習慣が少ない人では不足してしまうことがありますので、青汁でしっかり補いましょう。
貧血対策にオススメしたい青汁
上で見たきた内容をもとに、nanairo編集部で貧血対策におすすめできる青汁を2種類厳選してみました。
青汁選びの参考にしてみてください。
妊娠中でも安心!鉄分たっぷりの「サンスター粉末青汁」
一杯あたりの価格 |
内容量 |
主原料 |
タイプ |
135円 |
10g×30包 |
ブロッコリー |
粉末 |
鉄分が豊富な原料から作られた国産100%の青汁。1包あたり10gのため一杯でなんと100g相当の野菜を補えるという圧倒的なコスパの高さが最大の特徴。
原料としてビタミンB6、ビタミンCが豊富なケール、ビタミンB12が豊富な大麦若葉を使用しているので、栄養バランスも抜群!
多くの青汁を比べてきましたが、総合力で言えば一番オススメできる青汁です。
他社と比べてみても0.77mgと鉄分含有量がトップクラスに多いことに加え、葉酸やカルシウムまで豊富なため妊婦さんにも非常にオススメ。もちろん野菜不足に悩んでいる人などどなたにもオススメできます。
また、安全性にもしっかりとした配慮がなされていて、完全無添加でノンカフェインなのも安心ポイント。
牛乳など血液の原料となるタンパク質を豊富に含んだ飲み物と割って飲むことで、さらに飲みやすく、効率的に貧血対策を行うこともできますね。
お得な購入方法
楽天やアマゾンでの取り扱いはないので、必然的に公式サイトでの購入という形になります。
公式サイトでは通常価格よりも10%割引で購入できるので、定期コースで購入がオススメ♪
定期縛りの回数制限については特に記載がなく、解約については応相談で対応してくれますので安心ですね。
>公式サイトへ
ビタミンCたっぷり!グリーンハウス レモンの青汁
一杯あたりの価格 |
内容量 |
主原料 |
タイプ |
101円 |
3g×60包 |
ケール |
粉末 |
累計140万箱以上の実績があるレモン風味の少し変わった青汁です。
大分産無農薬で野菜の王様と言われるケールが主原料で、他にもレモン果汁やビタミンCも配合されている点は、貧血対策にとっても嬉しいポイント。
また、低温処理でのスプレードライ製法が採用されているため、栄養成分の吸収効率に配慮されているのも特徴です。
鉄分やケールが持つ栄養素が吸収されやすいよう工夫されているのは利用者にとっても嬉しいですよね。
飲みにくいイメージのある青汁ですが、「レモンの青汁」はその名の通りレモン風味の爽やかな味に美味しく仕上がっているので口コミでも評判が良いです♪
お得な購入方法
お得に購入するなら、上記のように割引率が高くなる定期コースがお勧めです。
「レモンの青汁」の定期コースは、お届け日の10日前の連絡でいつでも変更・中止が可能なので、定期コースに抵抗のある人でも安心して始められますよ。
ただし、定期コースは連絡を入れない限り自動で毎月配送されてしまう点にはご注意ください。
>公式サイトへ
貧血対策に青汁を上手に活用しよう
赤血球やヘモグロビンの不足から生じる貧血を改善するには、何と言っても造血作用のある鉄分を毎日の食事の中で積極的に摂取することが大切です。
特に非ヘム鉄はそれだけでは吸収されにくいため、他の食品から栄養成分もバランス良く摂取しなければ吸収効率は良くなりません。
そのため、貧血予防・対策においては「貧血対策に役立つ栄養素をどれか1つ摂取すれば良い」ということではなく、生活習慣の見直しに加え、普段のバランスの良い食事を心掛けることが大切です。
その中で、青汁を上手に活用し必要な栄養素を補うようにすればさらに効率が良くなります。
上でご紹介した青汁の中から、貧血対策を始めてみてはいかがでしょうか。
- 参考サイト
- 太陽化学株式会社
- SBC湘南メディカル記念病院
- 東京都病院本部
- 慶應義塾大学医学部血液内科
- 健康長寿ネット
- ホーム
- 青汁
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