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【学生の内からFXを始めるメリット】経済の学習に!就活にも役立つ!

 

投資は何歳になってから始めるべきなのでしょうか。「学生がするべきことじゃない」という意見は、当然あるでしょう。でも、そういう意見を持っている人は、投資をギャンブルの一種と考えている人が少なくありません。

FXを含め、投資をあくまでも資産運用として行うならば、何歳から始めても問題ないのではないでしょうか。そもそも、投資をするのに年齢や性別、職業などの制限は一切ありません。むしろ、早くから投資を行うことで、得られるメリットはたくさんあります。では、どんなメリットがあるのか、詳しく説明していきましょう。

 

目次

「経済に詳しい」は就活でも大きな武器に

学生時代からFXを始めることの第一のメリットは、「生きた経済の知識」を身につけられることでしょう。

為替市場は、一般的なニュースから経済指標発表まで、多くの経済ニュースの影響を受けて動いています。その為替市場の値動きから値差を得ようとするのがFXトレードの世界です。

特に経済ニュースは、自分が関わっていなければ、深く知ろうとしないのが一般的ですが、

FXトレードを行っていれば、為替の動きに関係するニュースは「自分事」として捉えることができます。おのずと、経済はもとより政治など国際情勢にも詳しくなっていきます。FXは株に比べてもはるかに、経済と金融市場の関係を学ぶことができる場なのです。

そもそも、自分のお金を投じると、同じ勉強でも身の入り方がまったく違います。

FXの場合がまさにそうです。実際にトレードを行うには資金が必要ですから、FXを通じて学ぶ経済学習は、吸収のスピードも知識の質・量も座学とは比べものになりません。

また、就職活動でもFXトレードの経験は優位に働くでしょう。経済情勢の分析ができるようになれば、そもそもの企業選びも洗練されます。経済的な話題が出ることの多い面接試験などの場でも役立つのは、言うまでもありません。銀行や証券会社などの金融機関であればなおさらです。

ただし、学生は中長期のトレードを中心とすべき

では、学生はどのようなトレードを行うべきでしょうか。

FXには、デイトレードやスキャルピングといった短期のトレードスタイルと、スイングトレードといった中長期のトレードスタイルがありますが、学生は後者の中長期トレードをするべきです。

その理由は2つあります。それぞれ説明していきましょう。

世界経済を学ぶのに最適

為替はその国の経済状態を表す、と言われていますが、それはあくまでも中長期で為替市場を眺めたときの話です。

短期で見た時、為替の値動きはその国の経済状態に関係なく動いていきます。

よって学ぶことが多い、という観点でも中長期のスイングトレードがオススメです。

短期トレードは難易度が高い

FXの短期トレードは非常に難易度が高い世界です。

前述したとおり、経済状態に関係なく動くことが多いのも、「経済学習」という目的から外れてしまう危険性があります。

「学生時代にFXの短期トレードを極めたい」ならば別ですが、そこまでの覚悟がないのであればおすすめはできません。もし「高収入を得たい」という気持ちならば、論外です。

学生の本分は勉強

短期トレードは、短時間で結果が出ますが、そのために長時間パソコンの前に張り付かなければならない手法でもあります。

そもそも、学生の本分は勉強なので、FXトレードに没頭してしまっては本末転倒です。FXに時間をとられるのではなく、あくまで「勉強のために取り組む」というスタンスを守るためにも、中長期トレードを選択するべきではないでしょうか。

資金は5万円までに制限すべき

余裕資金で運用するのが、投資の鉄則です。

学生にとっての余裕資金は、最大で5万円といったところではないでしょうか?

それ以上になると、損失が出たときにアルバイトを増やす必要があったり、一人暮らしならば仕送りを使い込んだりといったことにもなりかねません。

少なく感じるかもしれませんが、レバレッジを上手に活用すれば1,000円程度でも十分にトレードすることは可能です。5万円からスタートするのではなく、「5万円失ったら終了」と最初に制限してから始めることをおすすめします。

初心者が継続的に勝つのは非常に難しいのが、FXの世界です。

ビジナーズラックで勝ってしまって「FXって楽勝じゃないか!」と思ってしまい、調子に乗ってリスクを取り過ぎ、気が付くと回復不可能なほどに資金が溶けてしまう……。

これが、FX初心者がハマっていく典型的なパターンです。レバレッジをかけられるため、現金勝負のパチンコや競馬などのギャンブルよりも泥沼にハマってしまう可能性は高いことを肝に銘じましょう。

同様の警告を周囲から受けても、一度熱くなってしまったら資金がなくなるまで気付かないのが常です。そのためなくなっても困らない余裕資金で行わなければならないのです。

撤退の大切さも学べる

FXトレードに損切りは必要不可欠です。損切りができないトレーダーは、どこかの時点で必ずと言っていいほど、破綻します。

このように、「撤退の大切さ」を学ぶことができるのも、FXの特徴です。損をしたことを自ら決断しなければならないわけですから、撤退するのは、非常に辛いことです。

しかも、FXはレバレッジをかけて行いますので、株よりもはるかに重く、辛い決断です。

しかし、絶対的な破綻から自らを守るためには、その辛さに打ち勝たなくてはなりません。

「もう少しで上向くかもしれない」

根拠のない展望ですが、そうした誘惑を振り払うのはかなりの決断力を要するものです。

それだけに、自らを律する力と、その価値を実感することができるでしょう。

学生時代は、そうそう大きな挫折を経験できるものではありませんので、得難い経験となることは間違いありません。

この「撤退の大切さ」を学ばずに、FXトレードを続けるとどこかのタイミングで破綻する可能性が高くなります。小額でトレードしているうちはいいですが、社会人になって収入が増えたタイミングで破綻すると取り返しのつかないことになるリスクがあります。

将来の自分を守るためにも、「撤退の大切さ」を学生のうちに学んでおくのは意義のあることだと思います。

まとめ

為替市場や経済を実地で学ぶならば、FXトレードは非常に効果的です。ただし、お金がかかっていますので、必ず余裕資金の範囲内で行いましょう。また、短期トレードは非常にハードルが高く、リスクも大きいので中長期トレードをおすすめします。

「自分事」として経済の動きを追うため、知識は質・量ともに大幅にアップすることは間違いなく、金融機関をはじめとした就職活動でも有利に働くでしょう。しかし、「確実に就職したい」だけが動機ならば、正直なところFXトレードはおすすめできません。

それであれば、アルバイトや部活動に心から打ちこんで、人に語ることのできる経験を蓄積すべきです。FXは社会人になってからでも、十分間に合います。

生きた経済を学べるだけでなく、損切りで「撤退の大切さ」も学ぶこともできるFXトレードの世界。学生時代から「本物の経済を知りたい」と思うのであれば、資金を小額で制限付きにすることを条件に、試してみるのもいいのではないでしょうか。