自分のお金を使って、本格的にFXを始める前には必ず、デモトレードを試してみましょう。
今回は、デモトレードの始め方、実際の取引まで詳しく解説しますので、是非参考にしてみてください。
デモトレードを何度も繰り返すことで、実践での度胸や判断が身に付きます。
自分のお金を使って、本格的にFXを始める前には必ず、デモトレードを試してみましょう。
今回は、デモトレードの始め方、実際の取引まで詳しく解説しますので、是非参考にしてみてください。
デモトレードを何度も繰り返すことで、実践での度胸や判断が身に付きます。
まずは口座を開設します。デモトレードを利用する場合、どの業者でもデモ用口座を開設する必要があります。
業者によってはデモ口座、バーチャル口座などと名称が分かれていると思いますが、基本的にはリアル口座とは別になっていて、区別されています。
入力する項目は氏名、住所、電話番号が基本で、業者の中には入金する通貨(仮想)の額、使用する通貨ペアなどを選ぶこともできます
。全て入力完了し、送信したら、アカウントとパスワードの書かれたログイン情報がメールにて送られてきます。
会社によっては、取引ソフトをインストールする必要があります。
業者によっては、ブラウザ上で簡単にできるものもありますが、その場合でもFlash Player(フラッシュプレイヤー)やJavaなどが、必要になる可能性があるので、その業者の指定に従ってインストールしましょう。
場合によっては、お手持ちのパソコンのスペックでは起動できない可能性もあるので、必ず確認してください。
また、デモトレードできる期間(口座が使用できる期間)が決められている業者、ない業者もあるので事前にチェックしてください。
ただし、どの業者でもデモトレードは無料です。口座開設時に入力する個人情報は、第三者に営利目的で提供することはありません。
しかし、念のため利用規約などはしっかりと読んでおきましょう。
[図1:口座に入金される必要証拠金となる仮想通貨]
入金される必要証拠金はバーチャルなので、仮想マネーが減っても心配ありません。
取引に成功しても、それもバーチャルなので換金できません。そこも含めて何度もトライしてみましょう。
口座開設でき、ソフトが起動でき、口座に仮想通貨が入っていることが確認できたら、取引を始めましょう!
さて、いよいよ注文の方法です。流れとしては以下のようになります。
FX取引では、新規注文を発注します。その時予想をして、上がりそうと感じたら「買い」で入ります。
反対に、これから下がりそうと感じたら「売り」で入ります。レートを指定してそこに来るまで待つなど、注文方法もいろいろあります。
基本的には、
というのがパターンです。
[図2:注文を出すタイミング]
前述のどちらかをクリックすると、ポジションを「保有」した状態になります。これは、発注した注文が約定した状態です。
現在の損益や、保有した数などにもよりますが、必要証拠金があるうちなら複数のポジションを保有できます。
FXの取引では、通貨を買って売り、売った通貨を買うのが基本的な取引です。
決済注文が約定された時点で、損益が確定します。
新規注文でポジション保有、そこから決済注文して損益確定するという流れが、一つの取引の勝ち負けです。
(3)で発注して、その取引ごとのコストとして、スプレッド・取引手数料・スワップポイントなどのトータルが計算されて損益が決まります。
結果的に、トータルでどの程度の利益があったか、損失があったかを見ます。
以上が大まかな流れです。
このように新規注文を出して、そのポジションを決済するのが、1トレードの流れです。
流れで言えば簡単ですが、どこで入り、決済するのか、そしてどこまで持ち続けるのかなど、あらゆることを考慮する必要があります。
むやみに持とうとすれば、スプレッドや手数料分マイナスになりますし、負ける確率が飛躍的に高まります。
また、逆に慎重になりすぎてはタイミングがつかめず、入る余地がありません。
ここからは、取引ソフトに表示される情報類について、簡単にですが3つまとめます。
まずは大きく表示されている「チャート」から見ていきます。「チャート」は現在の為替の水準を図表化したものです。現在、世界標準としてあらゆるところで見られているチャート(もしくは重要視されている)が「ローソク足」というものです。ローソク足に、様々な平均値や期間で集計したチャートを組み合わせて、より予想しやすくします。
[図3:チャートの種類]
初期表示だと、ドル円、ユーロドル、ユーロ円などが表示されているはずです。通貨ペアや市場は、他にも様々あります。
各通貨ペア、市場の現在の売値や買値は、チャートではなく一覧として載っている部分があるはずです。
デモトレードの口座だとしても、表示されているレートは現在の相場変動によってリアルタイムに変わっていきます。
FX会社によっても表示が若干変わりますが、大抵は通貨ペア毎に「売値」「買値」「売りスワップ」「買いスワップ」としてリアルタイム表示されています。
チャートの下あたりに、自分が持つポジションの情報が記載されます。
ポジションを持つ(新規注文をする)と、その注文番号と通貨ペア、ロット、レート、指値、逆指値、スワップ、手数料、そして現在の含み損益が表示されます。
相場が変動するのに合わせて、それらの数字もリアルタイムに変わっていきます。
これ以外にも他の機能や、レイアウト(描画できるもの)が用意されており、ソフトによっても使い勝手が変わりますが、基本はこの3つで構成されています。
最初は、時の運任せで、何も考えずに持ってみましょう。
デモトレードであれば、どんどん損が膨らんでいく感覚、反対にどんどん利益が乗っていく感覚など、FX特有の感覚を無料で体感することができます。
このようなバーチャル環境で試せるのは、例えば「持っていればいつかは戻ってきて利益になる」といった、実際のお金を使っていれば、危険な状態に陥りかねない考えも思う存分試すことができます。
最後に、注文と決済方法についてまとめて行きます。とても便利なので、是非活用しましょう。
成行注文とは、その場、そのレートで、注文を出すというものです。
一般的に新規注文は成行注文のことを指します。
しかし、成行注文では、チャートに張り付いてみていて、自分で注文を出さなければなりません。
そこで便利なのが指値注文です。
指値注文とは、あるレートに到達したら、そこで売りもしくは買いといった自動注文する方法です。
一定のポイントを定めているのであれば、チャートに張り付かずとも、設定しているだけで注文してくれます。
さらに反対に、あるレートに到達したら、そこで自動で決済するという指値決済も、ほとんどのソフト(FX会社のシステム)で採用されています。
「プラス〇〇円で決済したい」というときに、その位置で設定しておけば、自動で利益確定してくれるというものです。
指値の反対が、逆指値です。
逆指値は、いわゆるストップと言われるものです。
「このポジションがマイナスになったとき、ここで決済して損切りをしたい」というときに、便利なのが逆指値です。
FXでは、しっかりとロスカットできなければ、許容できないほどの含み損を抱え、口座内の資金をすべて失うことが珍しくありません。
そのため、損失を最初から限定しておくことで、機械的に損切りができ、万が一負けたとしても、次のトレードに切り替えるのがスムーズにできます。
切りたくないからと言って、逆指値の位置を最初に置いたところよりも遠くに置くなどをしたら、あっという間に資金は底をつきます。
このように気を付けること、やってはいけないことはたくさんありますが、まずはデモトレードで経験を積んで、少しずつ慣れて行きましょう。