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ADSLサービスが終了!?光回線に乗り換えるならどこがおすすめ?料金の差額は?

 

「ADSLのサービスが終了するらしい…」というウワサが、昨今ネット上でささやかれています。

ADSLユーザーにとっては、気が気でなくなるような話ですよね。

日常的に使っている回線が停止されては、不便を感じることは間違いありません。

はたして、本当にADSLは終了してしまうのでしょうか。

ウワサに信憑性があるなら、光回線への乗り換えも視野に入れておきたいところです。

今回は、ADSLに関するウワサの真相と、ADSLからの乗り換え先としておすすめの光回線について解説します。

ADSLと光回線の料金差についても触れますので、ぜひご一読ください。

 

目次

そもそもADSLとは何か?

本文のはじめに、ADSLについて簡単に概説しておきましょう。

ADSLとは、メタル回線(固定電話回線)を使って、デジタル情報を送受信する家庭用回線サービスです。

日本国内でADSLの提供が始まったのは、1999年のこと。

ダイヤルアップ接続とは一線を画す定額制回線サービスとして、ブロードバンド時代の幕開けを飾りました。

ADSLの通信速度は、最大で下り50Mbps。

ただし、アナログ回線の特性上、NTTの基地局から離れるにつれて、通信速度は低下してしまいます。

サービス開始当初は最新技術であったADSLですが、現在は時代遅れの回線となりつつあるのが現状です。

とはいえ、ADSLの愛用者が根強く残っていることもまた事実。

なぜADSLは、終了するとウワサされているのでしょうか。次節以降で詳しく見ていきましょう。

ADSLサービスが終了するって本当!?

冒頭でお伝えしたとおり、ネット上では、ADSL終了のウワサが広がっています。

しかも、終了の時期までが予想されているのです。

ウワサの根拠や、予想されるサービス終了時期をチェックしてみましょう。

2020年~2025年にかけてADSLサービスが終了してしまう可能性

現在普及しているADSLサービスは、2020年から2025年の間に終了する可能性があると目されています。

もちろん、ある日突然サービス提供がストップする、なんて考えられているわけではありません。

サービスの終了は、段階を踏んで実施されると予想されています。

ADSLの前に提供されたISDNを段階的に終了していく方針をNTTが発表

NTTでは、ADSLより以前から提供されていたISDN(INSネット)を、段階的に終了していく方針を発表しています。

また、PSTN(アナログ電話回線)についても、IP通信網への置き換えを行うべく終了が予定されています。

これら従来からある通信網の終了予定時期は、2020年から2025年。

ウワサされている、ADSLの終了時期と重なっていますね。

つまり、従来の通信システムが刷新されるために、ADSLも同時に終了すると考えられているのです。

とりあえず今「ADSL終了」と言われているのは申込のこと

ここまでの内容を見てわかるように、ADSLサービスは近日中に終了するわけではありません。

現時点でいわれる「ADSL終了」とは、申込受付の終了のことだと思ってください。

たとえば、NTTの「フレッツ・ADSL」は、2016年6月30日をもって新規申込受付を終了しました。

とはいえ、既存のユーザーに対するサービス提供は、変わらず継続されています。

サービス自体の終了については、今のところアナウンスされていません。

付け加えると、ソフトバンク系列の「Yahoo!BB ADSL」については、現在も新規申込受付を継続中です。

今日明日にADSLのサービスが終了する心配は、まずないと考えて良いでしょう。

ADSLサービスが終了すると考えられる理由は?

前節でご紹介したように、新規受付は縮小されつつも、ADSLサービスの提供は継続されています。

にも関わらず、ADSLが終了すると予想するネットユーザーは少なくありません。

どういった理由で、ADSLは終了すると考えられているのでしょうか。改めて、詳しく探ってみましょう。

①ADSLの契約者数・需要の減少

ADSLの契約者数は、2006年ごろにピークを迎えました。

当時の契約者数は、1,500万件以上。

しかし、2016年3月時点では、契約者数は約320万件にまで低下しています。

需要のないサービスは、終了へと向かうのが世の常。

契約者数と需要の減少は、ADSL終了を予想させる要因の1つとなっています。

②NTTのアナログ固定電話回線が抱える「2025年問題」

先にもご紹介したように、NTTでは通信システムの刷新を予定しています。

大幅なシステム変更の背景にあるのが、アナログ電話回線が抱える「2025年問題」。

アナログ電話用の「電話交換機」は製造が終了しており、現存する機器も2025年までに寿命を迎えると予想されています。

つまり、アナログ電話回線は、物理的に存続が難しい状況となっているのです。

この2025年問題を背景に、NTTではアナログ回線からIP網への移行を迫られています。

おそらくは、IP網への完全移行は現実のものとなるはずです。

では、通信システムの刷新後に、アナログ回線を利用するADSLは存続できるのでしょうか。

システムの都合と需要の低さを考慮すると、存続の可能性は限りなく低いと言わざるを得ません。

本節の内容をまとめましょう。

需要や契約者数の減少と通信網の大幅な変更が、ADSLの終了を予想させる主な理由となっています。

時代の流れが、ネットユーザーにADSLの終了を予想させているといっても良いでしょう。

ADSLサービスの終了による注意点

ADSLサービスの終了に向けて、ADSLユーザーが注意しなければならない点がいくつかあります。

思わぬ損失を被らないためにも、以下でご紹介する2点には十分注意してください。

ADSLユーザーは、他のネット回線業者から狙われている!?

ADSLユーザーは、ほかのネット回線業者にとっては重要な見込み客です。

多くの回線業者が、2025年に向けて自社にユーザーを取り込むべく、動き出していることでしょう。

もし、自宅に頻繁に光回線の営業電話がかかってくるようなら、少し注意が必要です。

あなたの個人情報が記載されたリストが、代理店や訪問販売御者の手に渡っている可能性があります。

このようにいうと、「個人情報が流出してるの!?」と驚かれるかもしれませんね。

もちろん、NTTのような大手事業者が、小売業者に顧客情報を売り渡すことはありません。

しかし、営業担当者個人になると話は別。

ノルマを達成するために、つながりのある業者に顧客情報を流してしまう場合があります。

こうした情報がリストとなって、代理店や訪問販売業者に出回っている可能性があるのです。

勧誘電話や訪問販売には要注意!

現在ADSLを利用しているなら、遅かれ早かれ勧誘電話や訪問販売のターゲットとなることでしょう。

もしかすると、勧誘員に言われるがままに、その場で回線契約を結びたくなるかもしれませんね。

しかし、どのような営業トークを受けようとも、決して回線契約を結んではいけません。

なぜならば、勧誘電話や訪問販売で回線を契約すると、大損する可能性があるからです。

どういうことなのか、詳しくご説明しましょう。

勧誘電話や訪問販売の勧誘員には、厳しいノルマが課せられています。

このため、まともに契約内容を説明せずに、さっさと契約を結ぼうとする勧誘員が少なくありません。

ノルマのクリアに必死なため、ユーザーの都合などは微塵も考慮してくれないのです。

さらにタチの悪い勧誘員になると、頼んでいない有料オプションをたくさん申込内容に含めて、そのまま契約を結んでしまいます。

これも、厳しいノルマをクリアするための行為にほかなりません。

このほか、勧誘電話や訪問販売で回線契約を結ぶと、本来受け取れるはずのキャッシュバックがもらえなくなる場合があります。

ハッキリ言いましょう。勧誘電話あるいは訪問販売で回線を契約しても、何一つ得はしません。

勧誘員が尋ねてきたら、「ハイエナが来たな…」と内心思いつつ、丁重にお引き取り願ってください。

ADSLから光回線に乗り換えて料金はどれくらい上がるの?差額は?

代理店サイトや公式サイト経由で申し込むなら、ADSLから光回線へと乗り換えることは悪い選択肢ではありません。

ただ気になるのは、料金ですよね。

光回線の料金が、ADSLより高額なことは否めません。

ただ、光回線には、ADSLにはないコスト面のメリットがあります。

ADSLから光回線に乗り換えることで生じる、料金差について詳しく見ていきましょう。

キャンペーン(キャッシュバック等)を上手く利用すれば逆に安くなる!?

光回線の公式サイトや代理店サイトでは、ほぼ年中を通してキャッシュバックキャンペーンを開催しています。

光回線のキャッシュバック特典は、高額である場合がほとんど。

上手くキャンペーンを利用すれば、ADSLから光回線への乗り換えで、実質的な通信費を安く抑えることも可能です。

たとえば、フレッツ・ADSLの電話共用型「モアⅢ(47Mタイプ)」から、auひかりの「ずっとギガ得プラン」に乗り換えるとしましょう。

乗り換え前の料金は、プロバイダを「BB.excite」とした場合で月々3,300円となります。

一方、乗り換え後の料金は月額5,100円。

年間にすると、乗り換え前後の支払い額の差は21,600円となります。

馬鹿にできない差額ですね。

しかし、この程度の差額なら、キャッシュバックキャンペーンで十分カバーできます。

auひかりの代理店サイトが用意するキャッシュバック額は、3万円から7万円程度。仮に3万円しかもらえなかったとしても、上記の差額をカバーして8,400円のおつりがきます。

つまり、年間の支払総額が安くなるのです。

もし43,200円以上のキャッシュバックを得られるなら、2年間の通信費が実質的に安くなる計算になりますね。

このように、ADSLから光回線への乗り換えによって、一定期間の通信費が安くなるケースは少なくありません。

光回線を契約する際は、キャッシュバックを加味した支払総額に注目してみてください。

セットで契約できる固定電話の「基本料金・通話料」がADSLよりかなり安い

フレッツ・ADSLを電話共用型(タイプ1)で契約している場合、ADSL利用料とは別に、加入電話の基本料金を支払う必要が生じます。

電話基本料は、住宅3級局の場合で1,700円。

ADSL利用料と合わせると、出費は意外に大きくなります。

一方、光回線契約者が利用できる光電話は、月額基本料が500円程度と安価。

通話料についても、一般加入電話より安くなっています。

たとえばNTT加入電話の場合、昼間に市外の固定電話にコールすると、3分あたり20円の通話料が発生します。

対する光電話は、市外や県外の固定電話へコールしても、通話料は3分あたり8円。時間帯によって通話料が変わることもありません。

固定電話を使う機会が多いなら、光回線に乗り換えたほうが断然おトクです。

携帯とセットで安くなるサービスも提供されている

「auスマートバリュー」や「おうち割 光セット」をご存じでしょうか。

両者はいずれも、光回線とスマホ・携帯電話をセット利用することで適用される、料金割引サービスです。

たとえば、auひかりとauスマホ・携帯電話をセット利用すると、auスマートバリューによる料金割引を受けられます。

割引額は、スマホ・携帯電話の回線1契約に対して最大2,000円。

auスマートバリューは、家族の契約する回線を含めて、最大10回線まで適用できます。

おうち割 光セットも、auひかりとよく似た割引サービスです。

ソフトバンク光をはじめとする対象回線と、SoftBankスマホ・携帯電話をセット利用することで、割引が適用されます。

最大割引額や適用可能回線数は、auスマートバリューと同じです。

auスマートバリューやおうち割を活用すれば、1世帯の通信費を大幅に削減することが可能。

ADSLから光回線への乗り換えで発生する差額も、割引で十分カバーできます。

料金とは関係ないが、何より速度がADSLより断然速くて安定している

料金とは直接関係ありませんが、光回線はADSLより速度が格段に速く、かつ安定性に優れています。

先ほどもご紹介したように、ADSLの最大通信速度は50Mbps。

一方、多くの光回線は、最大通信速度を1Gbps(1,000Mbps)としています。

光回線の最大速度差は、ADSLの20倍です。

しかもADSLとは違い、基地局から離れた場所でも、通信速度が大きく落ちることはありません。

費用対効果を考慮すると、光回線はADSLよりおトクなネット回線といって良いでしょう。

ADSLから光回線に乗り換えるならどこのネット回線がおすすめ?

ADSLサービスが終了する時期は、今のところ不明です。

ただ、ネットコンテンツの大容量化が進む昨今、ADSLが時代に取り残されつつあることは事実。

今のうちにADSLから光回線に乗り換えておいても、決して損はないはずです。

ただ、急に光回線への乗り換えを提案されても、どこのどんな回線を契約すればいいのか判断できないですよね。

そこで本ページの最後に、ADSLからの乗り換えにおすすめの光回線を、5つご紹介しておきましょう。

お客様満足度NO.1の「auひかり」

auスマホでおなじみのKDDIが提供する「auひかり」。

ユーザーから評判の高い光回線となっており、多数の顧客満足度調査でNo.1に輝いています。

auひかりの提供エリアは日本全国。

ただし戸建向けプランに限り、関西地方と東海地方での提供は行われていません。

マンションタイプについては、全国の回線導入済物件で利用できます。

auひかりの大きな特徴といえるのが、先ほどもご紹介したauスマートバリューです。

auユーザーがauひかりを契約すれば、毎月料金割引を受けることが可能。

通信費の負担増加を抑えつつ、ADSLから光回線への乗り換えを実現できます。

auひかりの速度や評判を解説!料金やお得なキャンペーンも紹介

関東エリア限定の「NURO光」

「NURO光」は、近年ネットユーザーから注目を集めている光回線です。

最大の特徴は、通信速度のスペック。

下り最大速度が2Gbpsと、ほかの光回線の2倍をマークしています。

また、NURO光は料金が安価です。

2年契約の「G2V」プランなら、月々4,743円で利用できます。

さらに、NURO光ユーザーは、「おうち割 光セット」を利用可能。

SoftBankユーザーであれば、スマホ・携帯電話の料金を安くできます。

以上の特色をもつNURO光は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県でのみ契約可能です。

キャンペーン特設サイトから契約を申し込めば、30,000円のキャッシュバックを受け取れますよ。

NURO光の評判は?通信速度やお得なキャンペーンも紹介!

関西エリア限定の「eo光」

関西地方で高い人気をもつ光回線「eo光」。

関西電力グループの光回線であり、提供エリアを大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県、福井県(一部地域)としています。

eo光ユーザーは、auスマートバリューの適用を受けることが可能。

auひかりの場合と同じ条件で、auスマホ・携帯電話の料金割引を受けられます。

このほか、経済的負担を抑えて利用を始められる点も、eo光の魅力の1つです。

契約12ヶ月目までは、月々2,953円で「1ギガコース」を利用可能。

年間の支払総額を、ADSLより安く抑えられます。

eo光のネット回線の評判は?料金や速度・キャンペーンを徹底解説!

docomoユーザーがお得な「ドコモ光」

近年NTTでは、フレッツ光回線を卸売りする、「光コラボ」の普及に力を入れています。

「ドコモ光」も、光コラボの1つ。

フレッツ光回線を、NTTdocomo独自の特典付きで提供するサービスとなっています。

ドコモ光最大の特徴といえるのが、docomoスマホ・携帯電話の利用者に対する料金割引。

ドコモ光とdocomoのパケットパックを同時に利用すると、最大で月々3,200円の料金割引を受けられます。

なお、ドコモ光の回線品質は、フレッツ光と完全に同じです。

提供エリアは日本全国。

docomoユーザーであれば、ADSLからの乗り換え先にドコモ光を選ぶ価値は十分にあります。

SoftBankユーザーがお得な「ソフトバンク光」

「ソフトバンク光」もまた、光コラボの1つです。

提供元は、携帯キャリアとしておなじみの、SoftBankになります。

ソフトバンク光の回線品質および通信速度は、フレッツ光やドコモ光と変わりません。

ちなみに最大通信速度は、下り上りともに1Gbpsです。

先にご紹介したとおり、ソフトバンク光を契約すると、おうち割光セットの適用を受けられます。

おうち割を有効活用すれば、通信費を増やさずに、ADSLからソフトバンク光に乗り換えることも十分可能です。

ソフトバンク光の料金や評判は?速度やキャンペーンについても解説!