新たにインターネット光回線を契約しようと思ったら、真っ先に「家電量販店」を思い浮かべる方が多いかと思います。
実際、家電量販店でパソコンやスマートフォン・タブレットを購入したとき、
「現在、固定回線のお得なキャンペーンを実施中です!ついでに光回線の契約はいかかがでしょうか?」
「どちらの光回線をご利用中でしょうか?これを機に固定回線を乗り換えてみませんか?」
申し込み方法は、まずPCや携帯を販売しているフロアへ行きます。
そして、そこにいる販売員に声を掛けて、固定回線について相談するだけで、あとは販売員が進めてくれます。
docomoショップやauショップといった「携帯ショップ」で光回線を契約する方法です。
また、JCOMやNURO光、eo光などが多いですが、その固定回線の「専門ショップ」や「特設コーナー」で契約することも可能です。
ただ、契約できる回線の種類は当然ショップごとに違うので注意して下さい。
docomoショップ「ドコモ光」
auショップ「auひかり」「eo光」「コミュファ光」
SoftBankショップ「ソフトバンク光」
J:COMショップ「J:COM」
NURO光特設コーナー「NURO光」
eo光特設コーナー「eo光」
折り込みチラシやネットサーフィンしていると、1度はネット回線の広告を見かけたことがあるかと思います。
こうした広告に記載されている番号に自ら電話して光回線を契約する方法です。
自宅の固定電話に掛かってくるケースが圧倒的に多いですが、
「現在ご利用中のネット回線はどこでしょうか?」
「固定回線の料金や速度にご不満はありませんか?」
「光回線の契約に興味はございませんか?」
といった感じの勧誘電話がかかってきた経験がある、という方は大勢いるかと思います。
また、こういった勧誘電話は、始めは営業と悟られないよう、普通の世間話や全くネットに関係ない話をしてきたりします。
この勧誘・営業電話にずっと対応していると、インターネット回線の契約・乗り換えに話が進みます。
これに、そのまま了承することで光回線を契約する方法です。
これは、上の「⑤勧誘電話」の自宅訪問バージョンです。
ピンポンと鳴って、自宅のドアを開けると、光回線の営業マンが入ってきます。
そこで、あの手この手のセールストークで、ネット回線の新規契約・乗り換えを勧めてきます。
この営業マンに従って、そのまま話を進めていき、光回線を契約する方法です。
上で紹介した「⑤勧誘電話」と「⑥訪問販売」から光回線を契約するのは、絶対にやめておきましょう。
最大の理由は、勧誘電話と訪問販売は悪質なパターンが多いからです。
実際、消費者庁にもクレームが多数届いており、問題にもなっています。
特に、訪問販売は悪質な例が多く、被害もたくさん報告されています。
具体的に言うと、玄関まで入ってきて、契約してもらうまで帰らないといった行為などがあります。
そもそも電話や訪問で光回線契約を勧めるような業者は、ユーザーのことを全く考えていません。
ただ自分たちが契約を取って、広告主からお金を貰うことしか考えてしません。
実際、そこで働くスタッフも厳しいノルマを課せられ、「テレアポ」「訪問営業」などを日常業務としています。
そのため、こういった業者は、会社の体制的に、ユーザーのことを考える仕組みなっていない場合が多いのです。
具体的に言うと、平気で月額料金が高いプランや公式サイトより条件の悪いキャンペーンを、さもお得であるかのような営業トークで勧めてくる行為などがあります。
「⑤勧誘電話」や「⑥訪問販売」は、種類で言うと、相手主体の光回線契約になります。
一方、上記の①~④は、自分主体の光回線契約です。
特に、「①インターネット」と「④電話」は、自らアクションを起こさない限り契約できないので、完全な自分主体の光回線契約と言えます。
「②家電量販店」と「③ショップ」は、自分にそのつもりがなくても営業されるケースがあるので、相手主体の側面もありますが、それでも⑤や⑥ほどのしつこさはありません。
光回線は、1度契約すると長期で利用するケースが圧倒的に多いですし、月々の料金は1万以下でも年間で考えると高額な買い物です。
ですので、できるだけ自分に合ったネット回線を利用するために、自分主体の契約方法で申し込むようにしましょう。
上述したように、光回線の契約方法は多数あります。
ただ、実際の契約数で見てみると、「①インターネット」と「②家電量販店」から申し込んでいるユーザーが圧倒的に多いです。
「家電量販店」は誰もが思いつくネット回線の申し込み先ですし、「インターネット」での申し込みもメジャーな契約方法になっています。
ですので、本記事では、最も申込数が多い光回線の契約方法「家電量販店」と「インターネット」に絞って、どちらがおすすめなのか詳しく比較していくことにしましょう。
光回線の契約方法「家電量販店」と「インターネット」には、それぞれ良い点と悪い点があります。
まずは、「家電量販店」でネット回線を申し込むメリットとデメリットを見ていきましょう。
光回線を「家電量販店」から申し込む場合、2つのメリットがあります。
初めてネット回線を契約する際は、なにかと不明点や疑問が浮かんでくるものです。
家電量販店なら、豊富な知識をもつ販売員に直接質問することが可能。
分からないことや知らないことを解消したうえで、回線契約に踏み切れます。
また、契約内容について販売員に相談できる点も、家電量販店が持つメリットです。
家電量販店経由での申し込みは、ネット初心者に適した契約方法といって良いでしょう。
ネット回線の契約のためだけに外出するのは、ちょっと面倒ですよね。
貴重な休日の時間は、有効活用したいところです。
この点で家電量販店なら、ほかの家電製品を買いに行くついでにネット回線の契約を済ませることが可能。
家族を連れて出掛ければ、回線契約と買物を同時進行で済ませられます。
続いて、光回線を「家電量販店」から申し込む場合のデメリットを見てみましょう。
こちらは全部で4点。どのポイントも重要なので、しっかりチェックしてください。
家電量販店でネット回線を契約する場合、不要なサービスを追加契約、または不要なオプションに加入させられる場合があります。
販売員にはノルマがあり、本来は不要と知りつつも、サービス追加・オプション加入を勧めて来る場合が結構あるのです。
販売員が加入を勧めてくるサービス・オプションとしては、以下のようなものが挙げられます。
サービスの追加契約
光電話サービス
テレビサービス
オプションの加入
ウイルス対策ソフト(セキュリティソフト)
有料サポートサービス
回線とセットで利用するモバイルルーター
以上のサービス・オプションは、いずれも有料な場合がほとんどです。
上の「光電話」や「テレビ」は、セットで契約する人が多いですが、中には「電話は携帯で十分」「テレビはあまり観ない」といった方もいるかと思います。
そういった方には、ただ月額料金が上がるだけの不要なサービスです。
また、オプションに関しては、加入することで料金割引を受けられる場合もありますが、そもそも不要なオプション料金を支払うことになっては意味がありません。
家電量販店では、ネット回線の新規契約者向けの特典として、「パソコンの価格割引」や「ゲーム機のプレゼント」といったキャンペーンを展開していたりします。
こうした特典はインパクトはあるものの、実はさほどお得ではありません。
例えば、光回線契約の特典として、パソコンが1円で買えるとしましょう。
かなり豪華な特典に見えますよね。
しかし、実際に1円で買えるパソコンは、実売価格4万円以下の低スペックモデルである場合がほとんど。
こういったPCは、ネットがサクサク使えるレベルのものではありません。
要は、在庫処分するために、売れないPCをプレゼント特典として提供していたりするのです。
これなら、キャッシュバックでいくらかお金が返ってきた方がお得ですよね。
また、プレゼントされるゲーム機も、実売価格2万円以下のものが大半です。
機種やモデルが限定される点も考慮すると、あまりおトク感のある特典とは言えません。
金額が同じなら、現金キャッシュバックのほうが有効活用できそうです。
家電量販店でのネット回線契約は、時間がかかる場合があります。
光回線の申込み手続きの時間ではなく、待ち時間が長くなる場合があるのです。
休日の大型家電量販店は特に混み合うため、受付時間だけで1時間以上かかるケースも少なくありません。
とはいえ休日でなければ、光回線契約のために外出できない方も多いことでしょう。
まとまった時間を割かなければならない可能性がある点は、家電量販店での回線契約のデメリットと言えます。
家電量販店でネット回線を申し込むとき、契約するプロバイダを指定される場合があります。
プロバイダとは、ネット回線とインターネット網を接続する通信事業者です。
固定回線の使用感や快適性は、契約するプロバイダによって大きく変わります。
このため、家電量販店の販売員に言われるがままにプロバイダを決めることは、あまりおすすめできません。
ちなみに、1度契約したプロバイダを解約し、別のプロバイダに乗り換えることは可能です。
ただし、解約時に契約解除料(違約金)が発生する場合がほとんどなので、すぐに乗り換えると余計なコストがかかってしまいます。
こうした注意点があるため、最初のプロバイダ選びが大切であることに変わりありません。
プロバイダ選びは人任せにしない方が賢明です。
続いて、「インターネット」で光回線を申し込むメリットとデメリットを見ていきましょう。
インターネット経由でのネット回線契約には、「家電量販店」とは違った特徴がたくさんあります。
光回線を「インターネット」から申し込む場合、3つのメリットがあります。
各メリットの詳細を、順番にチェックしてみましょう。
光回線を「インターネット」で契約するメリットと言えば、何と言ってもキャッシュバックをはじめとするキャンペーン特典の手厚さです。
公式の特典や代理店オリジナルの特典を合わせると、高額のキャッシュバック特典を得ることが可能。
お得率では、家電量販店のキャンペーン特典を大きく上回ります。
近年は、様々な商品やサービスに関する情報を、ネットでチェックできるようになりました。
ネット回線の場合もまた然り。
ネットを検索すれば、各回線サービスの比較記事や利用者の口コミ・レビューなどを見つけることができます。
じっくりと情報を調べた上で、自分に合った理想的なネット回線を探すことが可能です。
上記のとおり、「インターネット」からの回線契約は、情報を収集してから判断することが可能です。
家電量販店での契約とは違い、販売員のセールストークに乗せられることもありません。
自分のペースでゆっくり判断し、納得ゆく契約を行える点は、インターネット申し込みの大きなメリットです。
次に、光回線を「インターネット」から申し込む場合のデメリットを見てみましょう。
「光回線」「ネット回線」「固定回線」をネットで検索すると、無数の代理店サイト、キャンペーン特設サイトが見つかります。
あまりにサイト数が多いため、最もお得な「申し込みサイト」を選ぶのは困難です。
「インターネット申し込みサイト」をどこにするか選ぶだけで、かなりの時間を要する可能性があります。
「インターネット申し込みサイト」によっては、家電量販店と同様に、契約できるプロバイダが限定されている場合があります。
例えば、So-netやBIGLOBEといったプロバイダと契約することを、お得なキャンペーンの適用条件としている場合があるのです。
※回線とプロバイダがセットで提供されている光回線サービスの場合、このデメリットは存在しません。
(例:NURO光、eo光、ソフトバンク光、J:COMなど)
そして、指定された特定のプロバイダと契約しない場合、キャンペーン特典が少し減ってしまう場合があります。
ですので、これらの条件を加味して理想的な「インターネット申し込みサイト」を見つけるのは、少し難しいかもしれません。
ただ、契約するプロバイダにこだわりがなければ、このデメリットは気にしなくても大丈夫です。
「インターネット申し込みサイト」では、大体どこでもキャッシュバックキャンペーンを開催しています。
ただ、このキャッシュバック特典は現金以外のケースもあります。
現金以外のキャッシュバックというのは、代わりに商品券や共通ポイントが貰えるキャンペーンです。
もちろん、商品券や共通ポイントでも現金の代わりとして買物やサービスの支払いに利用できます。
ただ、使いやすさを考えると、やはり現金キャッシュバックの方が嬉しいですよね。
気分的にも現金を貰えた方がお得感があります。
以上、最も申し込み数が多い2つの契約方法
を徹底比較してきました。
それぞれの契約方法には、メリットもあればデメリットもあるのがお分かりいただけたかと思います。
ただ、この2つの契約方法どちらがおすすめなのか問われると、絶対に「インターネット」から光回線を申し込むのがおすすめです。
理由は、「インターネット」のキャンペーン特典が「家電量販店」よりも遥かに充実しているからです。
お得率があまりにも違うので、ネット初心者で販売員に直接聞きたいという方以外は、極力「インターネット」から光回線を契約した方が良いでしょう。
トータルコスト(総支払額)が全然違います。
また、あまり気が進まない方もおられるかもしれませんが、裏ワザとして
「1度近くの家電量販店へ行って、販売員に質問して疑問を解消し、一定の情報を得た上でインターネットから光回線を申し込む」
といった方法もあります。
ただ、この裏ワザに少し後ろめたさを感じそうといった方は、全くやる必要はありません。
販売員よっては、しつこい営業トークを聞くことになる可能性もありますので。
ここで1つの疑問が出てくるかと思います。
なぜ「家電量販店」より「インターネット」のキャンペーン特典の方が圧倒的に優れているのでしょうか?
最後にその理由を簡単にご説明します。
「家電量販店」と「インターネット」には、以下の違いがあるからです。
「家電量販店」・・・顧客に利益を還元しにくい
人件費がかかる
店舗の維持費が高い(賃料や電気代など)
「インターネット」・・・顧客に利益を還元しやすい
人件費がかからない
低コストで運営できる(お店はネット上にあればOK)
「家電量販店」と「インターネット」ともに、光回線の契約者を獲得することで、通信事業者から報酬を得ています。
そして、キャンペーン特典は、この報酬の一部を顧客に還元するものにほかなりません。
どの「家電量販店」でも契約者を集めるべく、キャンペーン特典を手厚くするよう努めています。
しかし、家電量販店の場合は、「インターネット」ほど特典を手厚くできません。
店舗の維持費や人件費が高くついてしまうため、報酬からキャンペーン特典に割く費用を捻出しにくいのです。
一方の「インターネット」は、低コストで運営できるため、より多くの費用をキャンペーン特典に割くことができます。
つまり、運営コストが大きく違うため、その分「家電量販店」と「インターネット」の特典には金額差が出やすいというわけです。
以上の理由から、光回線の契約は「インターネット」から申し込むのが最もお得なのです。
これまで読んできて「光回線の契約はインターネットから申し込んでみよう」と思われた方が大勢いらっしゃるかと思います。
契約方法が決まったら、次はどの光回線サービスに申し込むか決めなければなりません。
nanairoには、「光回線」「インターネット」に関する記事を多数投稿しています。
最後に、たくさんある光回線の中から人気の高いサービスを厳選した特集記事をご紹介します。
また、今回解説したインターネット申し込みのデメリットである「サイト数が多過ぎる」という問題も、
その光回線を契約する上で最もおすすめできるキャンペーン特設サイト
を紹介していますので、悩む心配はいりません。
その光回線に申し込む上で、ユーザーにとって本当にお得な「インターネット申し込みサイト」しか紹介していません。
ですので、自分にとって最良の光回線サービスを選ぶ参考にしていただければと思います。