タバコは「百害あって一利なし」と言われるほど、健康への影響が大きいものです。肺の病気をはじめとするさまざまな内臓疾患の原因になったり、副流煙で周囲の人への健康被害があったりするなどのタバコのマイナス面は、よく知られています。
では、具体的にどんな健康上のマイナス面がタバコにあるのか、タバコで減少する栄養素にかかわる健康問題と対策について、ご紹介します。
タバコは「百害あって一利なし」と言われるほど、健康への影響が大きいものです。肺の病気をはじめとするさまざまな内臓疾患の原因になったり、副流煙で周囲の人への健康被害があったりするなどのタバコのマイナス面は、よく知られています。
では、具体的にどんな健康上のマイナス面がタバコにあるのか、タバコで減少する栄養素にかかわる健康問題と対策について、ご紹介します。
元々、体に必要な栄養素が足りていない人は多いものです。しかし喫煙をすると、足りない栄養素がさらに足りなくなる恐れがあります。
青汁はこれらの足らなくなった栄養素を効率的に補うことができるので、栄養不足になりやすい喫煙者の栄養補給におすすめです。
タバコは活性酸素を多く発生させる原因のひとつです。タバコの煙そのものにも活性酸素が多く含まれているといいますから、タバコを吸うということは活性酸素を体に直接取り込むことになります。
活性酸素を除去するためには、過剰な活性酸素を無毒化してくれる働きを持つSOD酵素が必要です。
ところがSOD酵素は体内で作られる量だけでは活性酸素の除去には足りないため、食品やサプリメントで補う必要があります。
青汁の原料のひとつである大麦若葉はSOD酵素を多く含む野菜ですから、青汁を飲むことで喫煙によって増えた活性酸素の高い除去効果が期待できます。
ビタミン類は、人の体の免疫力を高める作用があります。しかし喫煙をするとビタミンが失われてしまうため、免疫力も落ちてしまう可能性があります。
青汁は、喫煙によって失われがちなビタミンなどの栄養素を補給できるので、免疫力の向上が期待できます。
先述のように、喫煙すると体の中で活性酸素が発生しやすくなります。活性酸素という物は知っているものの、どのような働きがあり、どのような健康効果と悪影響があるものなのか、活性酸素を抑えるにはどんな方法があるのかを見ていきましょう。
有害な細菌を取り除くなどの免疫機能を持つ、人の体の健康維持のために必要な物質です。
活性酸素は体の中で作られるほか、呼吸で取り入れた酸素の約2%が活性酸素になるといわれています。
本来の活性酸素の役割は、体内に入り込んだ細菌やウイルスを酸化させて退治することです。
それほど活性酸素の酸化力は強いのですが、活性酸素が増えすぎてしまうと、健康な体の細胞まで酸化させてしまいます。
すると細胞が傷ついて変異または死滅し、老化が見られるようになります。
見た目の老化だけではなく体の中のさまざまな器官までも酸化によって老化し、循環器系疾患やがん、生活習慣病を引き起こすことも考えられます。
活性酸素は、普段の生活習慣で発生することもあります。
ですから、なるべく体の中で活性酸素を増やさないようにするには、生活習慣の見直しもひとつのポイントとなります。
軽めの運動を行うと活性酸素を抑えられ、活性酸素に対する抗酸化酵素が増えるので活性酸素除去力アップが期待できます。
ただし、呼吸して取り入れる酸素の中にも活性酸素は含まれてはいますから、頻繁な運動や激しすぎる運動は呼吸量が増え、逆に活性酸素を増やしかねません。あくまでも適度な運動を心がけるべきです。
紫外線を浴びると、皮膚細胞の中で活性酸素が生成されやすくなります。そのため皮膚が酸化して肌のみずみずしさが失われやすくなるほか、皮膚がんのリスクが高まると言われています。
日常生活で日傘や帽子、日焼け止めなどで紫外線を防ぐだけでも、体の中で生成される活性酸素を減らせます。
疲れていても休まずに疲れをそのまま溜めていると、細胞は多くのエネルギーを用いて疲労回復をしようとします。
その際に活性酸素が大量に発生、さらに細胞がサビついて傷つき、疲れが溜まるという繰り返しに陥り、慢性化してしまいます。
活性酸素を抑えるためにはまず、活性酸素発生の原因である疲れを取ることが必要です。
現代人はさまざまな場所でストレスを感じ、溜め込んでしまいがちです。しかしストレスを溜めると、それに対抗するための副腎皮質ホルモンが増加します。
このホルモンの分泌・分解過程で活性酸素が発生するのです。
また、ストレスがあると体が緊張状態になり、血管が一時的に収縮されます。
収縮した血管が拡張されて血流が戻る時にも、活性酸素が発生するといわれています。
これらの活性酸素発生の原因を元から断つためには、ストレスをなるべく溜め込まないのが最善策となります。
インスタント食品やレトルト食品、お菓子やジャンクフードなどの添加物が大量に含まれた食品の摂取は、活性酸素を増やすといわれています。中でも、古い油を使用した食品は酸化しやすく、活性酸素をより増やす恐れがあります。
食生活を改善して活性酸素を抑えるには、抗酸化作用が期待できるビタミンCを多く含む緑黄色野菜を中心として、ごまやピーナッツなどのビタミンEを多く含む食品、活性酸素除去効果が期待できる亜鉛などのミネラル類をバランス良く摂るべきです。
動脈が老化などによって硬くなることを動脈硬化と呼びますが、硬くなっただけでは体調に変化は現れません。
動脈は、体の中を巡って酸素や栄養素を運ぶ役割を持っています。その血管の内側にコレステロールが溜まった「粥腫」ができると、血流が悪くなります。
さらに粥腫が破れ、コブ状のコレステロール「プラーク」が硬くなってもろく壊れやすくなった動脈を傷つけると、その傷を修復するためにかさぶたができます。
かさぶたが血栓となり、血管を詰まらせて動脈を塞ぐと、血流がストップしてしまいます。
すると酸素や栄養素、血液が行き渡らなくなった臓器が機能しなくなり、壊死することもあります。
これが、動脈硬化による重篤な病気の原因です。
動脈硬化は脳と心臓、足に症状が出やすいといわれています。
動脈が硬くなる原因のひとつである老化を防ぐための栄養素として代表的なものには、ビタミンCとビタミンEがあります。この2つの栄養素は細胞の酸化を防ぐ作用があるほか、ビタミンEは血行促進効果も期待できます。
また、食物繊維も動脈硬化予防に良い栄養素といわれています。
食物繊維は主に便秘予防に効果的なことが知られていますが、同時に脂肪の分解を防いでコレステロールを抑制、脂肪とコレステロールの排出、コレステロール量を低下させる働きもあるそうです。
喫煙をすると、さまざまな栄養素が失われてしまうといわれています。代表的なものとして、ビタミンCが挙げられます。タバコによって体内に入ったニコチンなどの有害物質を攻撃する際、活性酸素が発生します。
ビタミンCはその活性酸素を除去するために、消費量が多くなります。
これが、喫煙によってビタミンCが失われる原因となるのです。
タバコを吸うことで失われるビタミンCは、決して少なくありません。タバコを1本吸うと、25〜75mgものビタミンCが破壊されるといわれています。
ビタミンCの1日あたりの摂取目安量は100mgですから、タバコ1本で1日に必要なビタミンCが最大約70%失われる計算となります。
また、タバコを吸う人は吸わない人と比べてビタミンCが40パーセントほど減少するとも言われています。
風邪などのウイルスが体に侵入すると、免疫物質であるインターフェロンがウイルスに対抗します。ビタミンCは、このインターフェロン生成に必要な栄養素です。
インターフェロンの量はビタミンCの量に依存しているそうなので、ビタミンCが減るとインターフェロンも減り、免疫力が低下してしまうのです。
副腎皮質ホルモンは、ストレスに対抗する際に分泌量を増やします。このホルモンの合成に必要なのが、ビタミンCです。
つまりビタミンCが不足すると、ストレスに対抗できるホルモンも減り、ストレスに弱くなります。
紫外線を浴びるなどで、皮膚の中に蓄積したメラニン色素が肌の上に現れるのが、シミやそばかす、くすみの原因です。
メラニン色素はメラノサイトという細胞が生成するのですが、ビタミンCにはメラニン生成を抑える働きがあるといわれています。
そして、肌に現れたメラニン色素を還元して無色化する効果によって、シミやそばかす、くすみを消したり薄くしたりする効果も期待できます。
ビタミンCが不足すると当然これらの働きもなくなるので、シミ、そばかす、くすみの原因につながります。
ビタミンCは、コラーゲン生成に欠かせない栄養素です。しかしビタミンCが不足するとコラーゲンの生成がきちんと行われなくなり、コラーゲン不足につながります。
すると肌の弾力がなくなり、しわやたるみになるほか、肌トラブルを起こしたりすることがあります。
また、タバコを吸う人が独特の老け顔「スモーカーズフェイス」がありますが、これもビタミンCが不足し、活性酸素が増えたことで顔に老化が現れるのが原因のひとつだといわれています。
ビタミンCは、主に緑黄色野菜や果物に多く含まれています。中でも赤ピーマン、黄ピーマンはビタミンCが多く、緑ピーマンの約2倍もの含有量があります。
その他、ケールやゴーヤなどもビタミンCが多い野菜です。
果物では、アセロラのビタミンC含有量が最も多く、レモンなどの柑橘類、キウイフルーツでもビタミンCが多く摂取できます。
皮膚や粘膜を健康に保ち、免疫力を向上させる働きのほか、目の健康維持にも効果がある栄養素です。
ビタミンAが不足すると免疫力が落ちるだけではなく、暗い所で目が見えづらくなる夜盲症を発症することがあります。
ビタミンB12は、葉酸と共に赤血球やDNAの合成に必要な栄養素です。
また、神経の修復や神経機能を正常化する役割もあります。ビタミンB12不足は赤血球が減り貧血を起こすほか、神経障害を起こす可能性も考えられます。
強い抗酸化作用を持ち、肌の老化や生活習慣病に効果的とされるビタミンEは、タバコの煙に含まれる活性酸素を取り除く際に消費されるといわれています。
そのため、タバコを吸うとビタミンEの消費も増えて体の中の老化が進み、シミやしわが出るだけではなく皮膚の抵抗力が衰えたり、活性酸素の増加によって生活習慣病のリスクが高まることもあります。
喫煙する人に青汁をおすすめしたい理由は青汁に含まれる栄養素にあります。
上記で述べたように、喫煙者というのはビタミン不足に陥りやすく、また活性酸素も多くなっています。
青汁には以下の不足しやすいビタミン類が豊富に含まれており、それらを一度に摂取することができるのです。
そういった観点からも、食物でしっかり栄養を摂取しながら、青汁で不足したビタミンを補うことが必要になってくるのではないでしょうか。
SOD酵素は青汁の原料である、明日葉、大麦若葉、ほうれん草に含まれていますが、特に大麦若葉に多く含まれています。
食べ物に関して言うと果物や人参、などに含まれています。
日常の食生活できちんと野菜が取れておらず、野菜不足が気になる方には青汁での不足分を補うことをおすすめします。
また、青汁で活性酸素による参加を食い止めるためには、抗酸化作用を高める必要もあります。
青汁には、抗酸化物質も多く含まれており、抗酸化物質やSOD酵素が十分に機能するには、その働きを助ける亜鉛やミネラルが必要とされています。
青汁には亜鉛やミネラルも豊富に含まれているので、おすすめできます。
体に必要な栄養素を保つために一番いいのは、喫煙をやめることです。
しかしなかなか喫煙が辞められないという方も多いはずです。そんな方でも、食品などで栄養素を取り入れることで、失った栄養素を補給する方法もあります。
青汁は、そんな喫煙で失われてしまいがちな栄養素を豊富に含んでいます。体へのダメージを減らすために、毎日継続して青汁を飲みながら栄養補給をするのもおすすめです。
タバコは、1本吸うだけでもさまざまな栄養素が失われ、その栄養素が不足することによって体の中に多くの影響が現れるものです。栄養不足から命にかかわるような疾患につながることも少なくありません。
今すぐタバコをやめることは難しいこともあるでしょうが、青汁などを利用して栄養を補って、健康維持に努めてみてはいかがでしょうか。