快適な睡眠をするためには、寝方にも気を付けたいものです。
寝方と言えば、仰向けや、横向き、うつ伏せがあります。
どの寝方が快適な睡眠をもたらしてくれるのか知りたい所ですよね。
それぞれの寝方のメリットやデメリットを紹介します。
睡眠時のご参考にしてみてください。
快適な睡眠をするためには、寝方にも気を付けたいものです。
寝方と言えば、仰向けや、横向き、うつ伏せがあります。
どの寝方が快適な睡眠をもたらしてくれるのか知りたい所ですよね。
それぞれの寝方のメリットやデメリットを紹介します。
睡眠時のご参考にしてみてください。
寝方によって、それぞれメリットやデメリットが変わります。
仰向けが良いという人もいるのですが、基本的に横向きの方がメリットは多いです。
では具体的にどんなメリットやデメリットがあるのか、より深く掘り下げてご紹介します。
仰向けの眠り方は、体への負荷があまりかかりにくいです。
しかし重力の作用で、舌が喉に落ちやすくなります。
そのため、いびきがひどくなる、舌根が気道を塞いでしまうこともあり、睡眠時無呼吸症候群のリスクを高めます。
仰向けより横向きで眠った方が、メリットは多いです。
妊婦に対しても、横向きで眠るシムスの体位が楽な寝方として推奨されています。妊娠中期以降になると、赤ちゃんも大きくなりますよね。
赤ちゃんや羊水が重くて母親に負担がかかります。
負担を軽減するため、シムスの体位という横向きの寝方が推奨されているのです。
腰痛で苦しんでいる人も、仰向けより、横向きになって足を曲げるような寝方をすることで、腰への負担を軽減できます。
横向きには、さまざまなメリットがあります。
例えば逆流性食道炎を予防することができること。
逆流性食道炎になると、胸焼けが起きます。
胃酸が喉まで上がって来るような感じもあり不快感も生まれ、時には痛みなども生じる症状です。
気管支喘息、中耳炎が起きるケースも。
さまざまな症状がある逆流性食道炎ですが、生活習慣を見直すことが改善につながります。
その中で眠る時の姿勢も大きく関係して来ます。
眠る寸前に食事をしない方が良いですが、もし食べたら左向きで眠るのがオススメです。
横向きになると、胃袋が食道と同じ高さになり、食道に流入するリスクが高まるからです。
しかし体の左側を下にして眠った場合、胃袋は食道より下の位置になります。
そのため、逆流を防ぐことができるのです。
だから、逆流性食道炎を予防したいなら左向きで眠ることをオススメします。
右向きに寝るメリットとして、消化に良いことが挙げられます。
食事をしてすぐに眠ると、逆流性症候群のリスクが高まるのは無視できません。
しかし右向きに寝ると、消化に良いのです。
それは胃の構造が関係してきます。食事をすると、食べ物は食道を通って胃に入りますよね。胃で消化された食べ物は、出口へ向かって行きます。
胃の入り口と出口は、直線状になっている訳ではないのです。胃を正面から見ます。
すると胃の出口は、入り口から見て少し左にずれた位置にあるのです。
この位置関係により、食事をしてすぐに眠る時は、右向きで寝た方が良いと考えられています。
何故かと言えば、胃の出口が入り口に対して下に位置するからです。
逆に左向きに寝た場合、胃の出口は入り口より上になります。
重力があることを考えた場合、胃で消化された食べ物を流したいなら、出口が下に位置することになる右向きの寝方が良いという訳です。
逆に左向きでは、消化された食べ物が上に行かなければならないため、負担がかかってしまいます。
左向き、右向きの寝相に限ったことではありませんが、寝返りが少ない場合、一方の向きで寝ているとそれだけ片側に負担がかかります。
結果として、骨格が歪む、寝違えなどのリスクが高まるのです。
肌トラブルにも注意しなければなりません。
左向きばかりで眠っていると、同じ肌の部分が枕や布団に接触し続けることになります。
そうすると、肌荒れやニキビの原因になりますので、美容を気にされる方は特に注意した方が良いです。
うつ伏せは特に注意が必要です。
何故かと言うと、うつ伏せで眠ることで胸が圧迫されることになるからです。
お酒を飲んで酔っ払っている場合は特に危険。
酔ったまま眠り嘔吐をした場合、自分の吐瀉物によって気管が詰まりやすくなることも考えなければなりません。
大人だけではなく乳幼児のうつぶせ寝にも注意してください。
SIDSという病気があります。これは別の名で乳幼児突然死症候群と呼ばれるものです。
何の予兆もなく、乳幼児が突然、死んでしまう原因不明の病気です。
乳幼児を育ているご家族は特に注意してください。
SIDSと睡眠どういう関係があるのかと言うと、乳幼児の寝方と発生率の関係性が、研究者の調査によって出ているからです。
うつぶせでもあおむけでも、基本的にどちらでも発症します。
しかし乳幼児をうつぶせに寝かせた時の方が、発生率が高いのが調査によって分かりました。
医師にうつぶせ寝を勧められていなければ、基本的に、乳幼児はあおむけで寝かせる方が無難です。
快眠したいなら、寝方についても少し意識しておいてください。
ただ、「絶対にこの眠り方でなければならない」と過剰に意識をし過ぎると、逆にストレスが溜まってしまい眠れなくなります。
しかし健康のことを考えるなら、仰向けよりも横向きで眠った方がメリットは多そうです。
快眠のため、この記事を参考にし、色々な寝方を試してみてください。