すぐに始められる!ヨガが睡眠の質を上げるのに効果的!
女性を中心に人気を集めているヨガ。
ヨガ教室にわざわざ通わなくても、自宅で手軽にできることから、毎日の生活でヨガを行っている人は少なくありません。
そんな多くの人に愛されているヨガですが、実は「睡眠」に効果的というのを知っていますか?
夜中に何度も起きてしまう人や、寝付くまでに時間がかかる人、寝ても疲れが取れない人などはヨガを取り入れることで、改善される可能性があります。
睡眠に関する悩みを抱えている人は多く、長い期間不眠で辛い思いをしている人も少なくありません。
今回の記事では、睡眠に関する悩みを抱えている人のために、すぐに始められるヨガについて紹介していきます。
ぜひ早速今夜から取り入れてみてはいかがでしょうか。
目次
ヨガで睡眠の質を上げる!
一体なぜヨガが睡眠に効果的なのか知っていますか?
睡眠というのは「副交感神経」が優位になっている必要があり、これは自律神経が整っていることが重要です。
自律神経が整っていることで交感神経と副交感神経が昼と夜とスムーズに切り替わるのです。
その自律神経を「ヨガ」を行うことで整えることができます。
ストレスや緊張、不安などを解放し、心身ともにリラックスした状態にしてくれるのです。
他にも「血行改善」「ストレッチ効果」などが期待できるため、睡眠にはヨガが効果的であると言われています。
体が緊張状態のままではなかなか寝付けないのは当然の事ですし、筋肉が固まったまま眠っても疲れが取れずに朝を迎えてしまうことも少なくありません。
せっかく入眠してもこれでは心も体も疲れっぱなしになってしまいます。
より睡眠力をアップさせるためにも、ヨガは欠かせない存在でもあるのです。
実際にどんなヨガのポーズがいいのか次でチェックしていきましょう。
さっそくやってみよう!
ここからは、ヨガの具体的なポーズや方法について解説していきます。
普段からヨガを取り入れている人であれば、ヨガの基本や睡眠に良いとされるポーズなどは知っていると思いますが、ヨガに馴染みのない人の場合は、ヨガの基本がわからないものです。
ヨガはただ指定されたポーズを行えばいい、というわけではなく「呼吸」「動き」などにも意識をしなくてはいけません。
ヨガ初心者でも手軽に取り入れられるよう、詳しく解説していきます。
「ヨガなんてやったことがない」という人も安心して実践してみて下さいね。
まずは呼吸から
まずは呼吸に関する解説をしていきます。
ヨガはポーズをとることだけが重要なのではなく、「呼吸」も重要なポイントです。
ヨガは基本的に腹式呼吸なので、その方法についてきちんと理解しましょう。
まず、自然と呼吸をしてみてください。この時、胸が上下しているのか、それともお腹が上下しているのかチェックしてみてください。
胸が上下している場合にはこれは「胸式呼吸」をしていることになります。
胸式呼吸は交感神経を優位にする働きがあり、適度な緊張感を感じたり、頭をすっきりさせたりする効果があります。
しかし、ヨガに必要な呼吸法は実は「腹式呼吸」と呼ばれる呼吸法です。
お腹が膨らんだりへこんだりする呼吸法がヨガには必要とされています。
腹式呼吸は「副交感神経」を優位にする働きがあるため、心身をリラックスさせたり、筋肉を和らげたりする働きがあるのです。
ヨガは基本的にリラックスさせることを目的としているため、ヨガの呼吸法は「腹式呼吸」である必要があります。
しかし、人によってはなかなか腹式呼吸ができない……という人もいますよね。
そんな人のために腹式呼吸の簡単な練習法があります。
その方法はなんと「横になるだけ」です。横になって自然な呼吸をすると腹式呼吸をしやすくなり、腹式呼吸の練習としては最も効果的なのです。
人間は睡眠時には腹式呼吸になるので、横になると自然と腹式呼吸になります。
呼吸を意識しすぎてしまうと胸式呼吸になってしまうこともありますが、心を落ち着けてゆっくりと自然な呼吸をしてみると腹式呼吸になるはずです。
この時の腹式呼吸の感覚をよく頭に入れておくと、ヨガでも実践しやすくなるでしょう。
ネコのポーズ
ヨガの定番でもある「ネコのポーズ」
まずは四つん這いになってみましょう。
手足は肩幅ぐらいに開いていればOKです。
その状態のまま静かに息を吸いこみます。
そしてゆっくりと息を吐きだしながら背中を丸めていきます。おへそを見ながら行うのがポイントです。
両手の間に頭を入れ込むようにするとより良いでしょう。
次に息を吸いながら今度は背中を反らしていきます。
ゆっくりと背筋を伸ばしていき、頭も天井に向けてゆっくりと上げて行ってください。
天井が見えるぐらいまで頭も背中も反らせてくださいね。
凝り固まった背中がほぐれ、緊張も和らげてくれるので、睡眠前におすすめのポーズです。
ガス抜きのポーズ
次に「ガス抜きのポーズ」と呼ばれるポーズを紹介します。
名前の通り「便秘」に悩んでいる人にもおすすめのポーズなので、心当たりのある人は早速実践してみましょう。
まず、床や布団の上にごろりと仰向けに寝転がります。
そのまま膝を曲げて両腕で抱え込みます。
胸に引き寄せるようなイメージで行うとよいでしょう。
この状態のままゆっくりと5回呼吸を行ってください。
終わったら、膝を抱えていた腕を開き足も伸ばして楽な体制に戻ります。
全身に血液が回るポーズなので、血流の悪い人や、冷えなどで悩んでいる人も実践してみてはいかがでしょうか。
魚のポーズ
「魚のポーズ」は寝る前の布団の中でできるポーズなので、めんどくさがり屋さんでも実践可能。
まずは仰向けの状態で落ち着きます。両足は揃え、両手は下に向けてお尻の下に置きます。
次に脇をしめて、ゆっくりと胸を天井に向かって持ち上げていきましょう。横から見ると胸が反っているような状態が望ましいので意識してみてください。
このポーズのまま5秒キープし、ゆっくりと楽な体制に戻ります。
胸を開き、深い呼吸を得ることができるので、副交感神経をフルに活動させることができるのです。
シャバーサナ(屍のポーズ)
ちょっぴり縁起の悪い名前でもある「シャバーサナ(屍のポーズ)」。
ヨガのポーズの一つですが、実は仰向けに横になるだけです。
足を軽く開き、手のひらを上にして全身から力を抜きます。
このように脱力させて、目を閉じ、そのまま深い呼吸をしてください。
眠る直前におすすめのポーズで、続けているうちにいつの間にか眠りについていることが少なくありません。
上記で紹介したヨガのポーズと組み合わせ、最後に「シャバーサナ」で締めるとよいかもしれませんね。
就寝前はヨガで♡
いかがでしたか?健康に良いとされているヨガですが、実はポーズによっては睡眠のサポートもしてくれるはたらきがあります。
今回紹介したヨガのポーズはどれも簡単なものばかりなので、より良い睡眠を得るためにもぜひ早速今夜から取り入れてみてはいかがでしょうか。
長期間睡眠に関する悩みを抱いていた人も、もしかしたらあっさり今夜から改善できてしまうかもしれませんね。