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「平日は忙しいから休日は寝だめ」の人必見!正しい寝だめで仕事効率もアップ!

 

何かと忙しい社会人。毎日のように繰り返される残業や、断れない飲み会、仕事以外の用事など。

バタバタと慌ただしい毎日を送っている人は少なくありません。

そんな忙しい人の多くは、十分に睡眠時間を確保できていないもの。

この記事を読んでいる人の中にも、睡眠時間が足りていない人も多いのではないでしょうか。

そんなときに多くの人が実践知っているのが「寝だめ」です。

「来週は忙しいから休みのうちにたくさん寝ておこう」なんていう寝だめをしたことがある人は多いのではないでしょうか?

しかし、実は寝だめの方法によっては全くの無意味であったり、むしろ体に悪影響をもたらしてしまうこともあったりします。

そこで、今回は正しい寝だめの方法を解説。

仕事効率をアップしたり、日中の眠気を改善したりするためにもぜひ参考にしてみてくださいね。

 

目次

寝だめって?

そもそも「寝だめ」とは何なのでしょうか?

寝だめとは「睡眠不足を解消するための普段以上の睡眠」です。

例えば、「明日から徹夜作業だから、今日のうちに多めに寝ておこう」という行為。これは寝だめにあたります。

しかし、「朝起きるのが早くて眠いから、休憩中に少し眠っておこう」というのは、寝だめになりません。

「仮眠」もしくは「昼寝」として判断します。

寝だめはあくまでも、過度な睡眠不足を解消するための行為として実践するものなので、数十分程度の睡眠では寝だめとは判断されません。

寝だめは意味がない!?

多くの人に経験がある寝だめですが、そのほとんどが効果を実感していません。

「寝だめをしたのに眠い!」「寝だめをしたのに体がだるい」そんな声が少なくないのです。

これは、寝だめの間違った方法をしていることが原因と考えられます。

意味のない寝だめには実は大きく2つが挙げられます。

  • 先取り睡眠
  • 土日の寝だめ

この2つが意味のない寝だめ、もしくはだるさや眠気を引き起こしてしまう悪影響のある寝だめです。

どういうことなのか、それぞれ詳しく迫ってみましょう。

先取り睡眠

先取り睡眠とは、睡眠不足になる予定がある場合に前もって睡眠をとっておくことを言います。

「明日からは忙しくて満足に眠れないだろうから今のうちに眠っておこう」というのは先取り睡眠です。

この方法は多くの人が実践している寝だめなのですが、実はほとんど意味がないと言われています。

この時の体はすでに睡眠が足りている状態のため、ここでさらに睡眠時間を追加しても、その分睡眠が浅くなり、質の良い睡眠をとれていません。

体のだるさを引き起こしてしまう原因にもなるのであまりおすすめできない寝だめ方法です。

土日の寝だめ

最も多いのが土日の寝だめです。

特に予定が無い場合にはついつい昼過ぎまでベッドでゴロゴロと二度寝三度寝を繰り返したり、昼間から長時間眠ったりしていることもありますよね。

平日は毎日睡眠不足で辛いし、土日は出来れば睡眠を摂っていたいという人もいると思います。

しかし、毎週末このような生活を続けていると、体内時計が狂ってしまうことがあるのです。

体内時計が狂うことによって、睡眠障害を引き起こしてしまうこともあるため注意が必要。

毎週末、夜の就寝時間にプラスしてさらに長時間睡眠をとっている人は気を付けてくださいね。

意味のある寝だめは、どうやってとるの?

上記では意味のない寝だめに関して解説しましたが、実は意味のある効率的な寝だめの方法も存在します。その方法は2つ。

  • 補充睡眠
  • 起床時間を変えずに睡眠時間を早める

というもの。

それぞれの詳しい方法やどのような効果があるのかについて解説していきます。

日頃睡眠時間が足りていない人や、ワケあって寝だめが必要な人はぜひ参考にしてみましょう。

補充睡眠

補充睡眠とは、簡単に言えば先取り睡眠の反対です。

睡眠時間が足りていない日を過ごしてから寝だめをする方法を補充睡眠と言います。

例えば、忙しくて数日の睡眠時間が足りていない状況であれば、疲労が蓄積しているものですよね。

その蓄積した疲労を解消するために補充睡眠をとることで、疲労を取り除き、脳を休めることができるのです。

ただし、注意点が一つ。それは「2時間以内にとどめておくこと」です。

たくさん寝たからと言って、今までの疲労が解消されるわけではありません。

あまり長時間の睡眠をとってしまうと、体内時計が狂ってしまい、その後の睡眠サイクルが乱れてしまう原因になってしまいます。

寝だめをしたい場合には、90分~2時間を目安に補充睡眠を取り入れてみましょう。

起床時間を変えずに就寝時間を早める

寝だめをしようとすると、何となく「遅くまで寝ている」という方法をとってしまいがちです。

「今週は忙しくてよく眠れていないから今日は昼過ぎまで寝ていよう」なんていう寝だめ方法は、体内時計を狂わせてしまうためおすすめできません。

毎日7時に起床している人であれば、寝だめの際にも7時に起きることがルール。

その代わり、就寝時間をいつもより早めにしましょう。

いつもより1~2時間早く就寝して、一気に疲れを解消するのもアリですし、毎日今までよりも10分早く就寝して累積睡眠量を地道に増やしていくという寝だめ方法もおすすめです。

10分早い就寝を1週間続ければ1時間10分の睡眠時間を確保していることになりますし、さらに30日続ければ5時間もの睡眠時間を確保していることになります。

5分でも10分でも「たったこの程度の時間」と軽く考えずに、その短い時間を大切にし、少し早めに就寝して睡眠に費やしてみてくださいね。

「補充睡眠」「起床時間を変えずに睡眠時間を早める」の2つを紹介しましたが、絶対に両方のルールを守らなくてはいけないということはありません。

自分の生活サイクルに合わせて選ぶことができます。

もちろん、可能であればどちらも実践することが最も効果的なのですが、忙しければなかなか難しいもの。

自分で実践出来そうな寝だめの方法を早速取り入れてみてくださいね。

上手な寝だめですっきり!

間違った方法で実践している人が多い寝だめ。

この記事を読んでいる読者の中にも思い当たる人が多かったのではないでしょうか。

自分の体のために寝だめをしていたハズが、実際には体に悪影響だった……なんて、がっかりですよね。

忙しい毎日を送っている人は、ぜひ今回の記事を参考にしながら効果的な寝だめを実践してみてはいかがでしょうか。

体のためにも、仕事の効率を上げるためにも、早速今夜から取り入れてみてくださいね。