フレッツ光と@nifty光の違いは?料金・速度や各メリットを徹底比較
家のネット回線が「フレッツ光」という方は大勢おられます。
そして、この「フレッツ光」から他の光回線へ乗り換えようと思ったら、「光コラボ」が頭に思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
「光コラボ」は、簡単に言うと「回線とプロバイダが一体となった光回線サービス」です。
ですので、現在フレッツ光ユーザーの方が「光コラボ」に乗り換える場合、回線はそのままでお得に乗り換えることができます。
これを「転用」と言います。
そこで今回は、転用をお考えの方に有益な情報として「フレッツ光」と「@nifty光」の違いについて解説したいと思います。
特に、現在フレッツ光を利用していてプロバイダが「@nifty」の方には、ドンピシャの内容となっていますのでぜひご覧下さい。
目次
フレッツ光と@nifty光の違いは?
まず始めに、「フレッツ光」と「@nifty光」の違いを簡単にご説明します。
フレッツ光とは
フレッツ光は、NTTグループの「NTT東日本」「NTT西日本」が提供する光回線サービスです。
2015年から「光コラボ」がスタートしていますが、現在も「フレッツ光サービス」の提供は継続しています。
そして、この「フレッツ光サービス」には、回線契約とは別に「プロバイダ契約」が必要になります。
プロバイダとは、回線とユーザーの間に立って、インターネットを繋ぐサービスを提供している通信会社です。
現在プロバイダの数は30社以上あり、「@nifty」もその内の1社です。
料金の支払方法
先ほど、「フレッツ光サービス」を利用するためには、別途「プロバイダ契約」も必須をご説明しました。
そして、フレッツ光の料金の支払方法は、
- NTT東西 → フレッツ光回線の利用料
- プロバイダ → プロバイダの利用料
というふうに別々に支払わなければなりません。
明細書もNTTとプロバイダ、それぞれ別々に送付されます。
@nifty光とは
@nifty光は、プロバイダだった「@nifty」が直接ユーザーに光回線を提供するサービスです。
ただし、「@niftyが提供する」とは言っても、@niftyが光回線を保有しているわけではありません。
NTTからフレッツ光と同じ回線を借りることで、光インターネットサービスを提供しているのが「光コラボ」なのです。
料金の支払方法
先程、フレッツ光では「別途プロバイダが必須」と説明しましたが、光コラボは逆に「プロバイダが一体のサービス」となっています。
そのため、@nifty光が設定している月額料金は、「プロバイダ料込み」です。
つまり、支払方法も「フレッツ光回線+プロバイダ」と一体で請求されます。
このように「@nifty光」は、@niftyが回線契約だけでなくプロバイダ契約も請け負う形となっています。
フレッツ光から@nifty光への転用を考えている方へ
プロバイダの取り扱い以外にも、さまざまなポイントで「フレッツ光」と「@nifty光」は異なります。
「@nifty光」へ転用することによるメリットは多いのですが、デメリットが全く存在しないというわけではありません。
何も考えずに転用してしまえば、ネット利用における予想外のトラブルが発生し、転用後に後悔してしまうことにもなりかねません。
この記事は、「フレッツ光」から「@nifty光」への転用を検討しているユーザーに向けて執筆しています。
転用をお考えのユーザーは、この記事の情報を参考にして転用の是非をお考えください。
フレッツ光と@nifty光の料金比較
次に、「フレッツ光」と「@nifty光」の月額料金について比較してみたいと思います。
戸建てプランの場合
戸建て |
フレッツ東日本 |
フレッツ西日本 |
@nifty光 |
ネット料金 |
4,600円 |
3,810円 |
5,200円 |
プロバイダ料 |
500円~1,200円 |
500円~1,200円 |
上記に含む |
合計 |
5,100円~5,800円 |
4,310円~5,010円 |
5,200円 |
「@nifty光」は、実際、最初の2年間はお得な割引キャンペーンが適用されるので、もっと安い金額で利用できます。
フレッツ光との比較においても、特に西日本のフレッツ光と比較すると割高感が感じられますが、割引サービスを適用させることで、西日本と大差ない月額料金になります。
つまり、「@nifty光」は、割引サービスをきちんと利用できるかどうかが重要になると言えます。
マンション(集合住宅)プランの場合
マンション |
フレッツ東日本 |
フレッツ西日本 |
@nifty光 |
ネット料金 |
2,950円 |
2,930円 |
3,980円 |
プロバイダ料 |
500円~950円 |
500円~950円 |
上記に含む |
合計 |
3,450円~3,900円 |
3,430円~3,880円 |
3,980円 |
マンションタイプの月額料金も、割引を考慮しない金額はやはりフレッツ光と大差ありません。
「@nifty光」のマンションタイプも戸建て同様、割引サービスが適用されるので、実際は始めの2年間「3,400円」で利用できます。
フレッツ光と@nifty光の速度比較
次に、「フレッツ光」と「@nifty光」の通信速度の違いについて解説します。
通信速度はどちらも最大1Gbps
通信速度は、フレッツ光でも@nifty光でも同じ「最大1Gbps」です。
@nifty光は、フレッツ光と同じ回線をNTTから借りているので、回線の品質による通信速度が同じになるのは当然といえば当然ですよね。
実効速度は1Gbpsも出ない
ただし、最大速度はあくまでも最大値であって、「ベストエフォート」であるということは理解しておく必要があります。
ベストエフォートとは、「最大でその数値が出せる」という理論上の数値なので、実際に出せる実効速度はこれを大きく下回ります。
平均でだいたい数十~数百Mbpsの速度を推移することが多いです。
通信機器のスペックも大事
実効速度を決める要因としては、最大速度とは別に「PC/スマホのスペック」や「周辺機器の規格」など、お使いの通信機器の性能が挙げられます。
いくら最大速度が速い回線を利用していても、通信機器のスペックが低ければ意味がありません。
また、デバイス(PCやスマホ)の場合は、インストールする常駐ソフトによっても、実効速度が大きく影響しますので注意して下さい。
容量の大きいソフトを入れれば入れるほどデバイスが重くなって、インターネットが快適にできにくくなります。
回線への繋がりやすさ
ただ、先ほど述べた「機器のスペックによる影響」は、どの光回線サービスでも同じように影響を受けます。
仮に同じ条件で「フレッツ光」と「@nifty光」を利用した場合、理論上は同じ速度値になるはずです。
そこで重要にになってくるのが「プロバイダとしての役割」
そこで重要になってくるのがプロバイダとしての役割である「回線への繋がりやすさ」です。
通信回線は、ユーザーが集中するとネットワークが混雑し、そのせいで急激に速度が低下したりします。
そして、この回線の混雑の具合は、利用するプロバイダによって大きく違います。
その点、「@nifty」は大手プロバイダであり、通信事業者としての歴史も長いのでノウハウもしっかりしており安心です。
@nifty光のメリットは?
次に、@nifty光へ乗り換えるメリットを見ていきましょう。
開通翌月より24ヶ月間割引(新規申し込み)
@nifty光に新規で申し込む(フレッツ光からの転用ではない)場合は、開通の翌月から24ヶ月間、月額料金が割引になる特典があります。
月額料金は、期間中は戸建てプランの場合で4,500円、マンションタイプで3,400円で利用できます。
どちらのプランでも、毎月500円以上の割引を受けられる計算になります。
フレッツ光が戸建てプラン月額5,000円以下で利用できるのは嬉しいですよね。
乗り換え月の月額料金が無料(転用申し込み)
次に、フレッツ光からの乗り換え(転用)の場合は、「乗り換え月の月額料金」が無料になります。
割引額は、新規契約の特典と比べて低いですが、転用は負担が少ない上に(工事や手続きの手間など)初月の月額料金が無料になるとなれば、嬉しい割引特典と言えます。
また、本ページの最後に紹介しているキャッシュバックキャンペーンは転用ユーザーでも受け取れます。
お得な「@nifty光×auセット割」
@nifty光で最も大きな割引を受けられる特典としては「@nifty光×auセット割」があります。
これは、@nifty光とauのスマートフォンの対象となるプランを同時に利用していることで受けられる割引サービスです。
最大で月額1,200円の割引を受けられるので、通信費の大幅な節約になります。
プランによっては割引額が500円の場合もありますが、永年割引を受けられるという点は大きなメリットです。
注意点
ただし、この「@nifty光×auセット割」は、他の割引サービスと併用することができないことに注意が必要です。
例えば、「auスマートバリュー」を利用している場合、この割引サービスは併用できません。
何かauスマホに関係する割引サービスを利用している場合は、利用規約を確認し、併用できるか否かをきちんと確認しておきましょう。
通信費の支払いが1つにまとまる
最後にご紹介するメリットは、光コラボ全体に言えることですが、「プロバイダ料込みで一括請求される」というポイントです。
「フレッツ光」から「@nifty光」に乗り換えると、通信費の支払いが「@nifty光」でひとまとめになります。
フレッツ光は、プロバイダ料がNTTの回線利用料とは別に請求されます。
そのため、通信費の把握や口座の残高管理など、支払いがバラバラであるが故の面倒さがネックになります。
しかし、@nifty光に転用すれば、回線利用料もプロバイダ料もまとめて請求されます。
そのため、ネット回線の請求が毎月2回来るといった煩雑さから解放され、通信費の把握や口座残高の管理などの利便性が高まります。
フレッツ光のメリットは?
次に、フレッツ光のメリットについて解説します。
プロバイダの選択肢が多い
フレッツ光のメリットとしてまず上げられるのは、プロバイダの選択肢が多いという点です。
プロバイダは、基本料金やサービス(メールアドレスやブログなどのサービス)などが異なります。
そして、「回線への繋がりやすさ」にも影響するため、気に入ったプロバイダがあればそれを利用したいのが常でしょう。
ですが、光コラボの場合は、そのサービス名のプロバイダしか選択肢がないケースがほとんどです。
一部「ドコモ光」のようにプロバイダを選べる回線契約もありますが、ほとんどの光コラボはそうではありません。
安定したサポート体制
次に、フレッツ光であればサポート体制が安定しているというメリットがあります。
長年、光回線やその前身たるADSLといった固定回線サービスを提供しているため、そのノウハウが蓄積してサポート体制の充実さをもたらしています。
フレッツ光と光コラボのサポート体制の差は縮まりつつある
とは言え、「@nifty光」などの光コラボもサービス提供開始から既に3年近く経過しています。
以前はネット上の口コミ等で「サポートがひどい」という意見が多く見られましたが、最近はそれも沈静化しています。
サポート体制における「フレッツ光」と「光コラボ」の戦力差は縮まっていると言えるでしょう。
@nifty光へ乗り換えるデメリットはあるの?
続いて、「フレッツ光」から「@nifty光」に乗り換える際のデメリットについていくつか解説します。
転用後はフレッツ光には戻せない!?
まずは、フレッツ光から@nifty光への「転用」についてです。
フレッツ光から光コラボへは、フレッツ光の違約金免除などのお得な特典が用意されているので、手軽に乗り換えができます。
この仕組みを「転用」と言います。
転用の場合、新規契約に比べてキャンペーン内容が少し落ちる代わりに、契約期間内の乗り換えでもフレッツ光に対して違約金を支払うことがなく、さらに通信速度を変更しないのであれば、乗り換え先の光コラボでの工事費用の支払いもありません。
「逆転用」「再転用」はできない
こうした転用の手軽さは、その反面きちんと検討せずに乗り換えしてしまう恐れがあるという点がネックになります。
例えば、転用後に何か不満を感じた場合、フレッツ光に戻したいと考えるかもしれません。
ですが、光コラボからフレッツ光への「逆転用」「再転用」はできないのです。
転用は一方通行のシステム
フレッツ光から光コラボへの転用の仕組みは、あくまでも一方通行のシステムです。
つまり、@nifty光に転用した後にフレッツ光に戻したい場合、転用ではなく「通常の回線契約の乗り換え」のプロセスを経る必要があるというです。
そのため、仮に元に戻そうと思ったら、光コラボの契約解除料やフレッツ光の新規工事費用が免れられないということです。
転用前にしっかり検討しよう!
ですので、きちんとそれを考慮した上で、@nifty光への転用を決断することが大切です。
フレッツ光に戻すことは戻せますが、それなりの手間とコストがかかると考えれば、そうならないようにしましょう。
プロバイダのメールアドレスを利用している場合、使えなくなる!?
次に、現在利用中のプロバイダが@nifty以外の場合、「@nifty光」に乗り換えると当然プロバイダが@niftyになります。
そして、これのデメリットは、「利用中のプロバイダのメールアドレスが使えなくなる」ということです。
前述の通り、プロバイダはネットへの接続だけでなく、「メールアドレスの付与」「無料ブログのアカウント」「セキュリティサービス」など多様なサービスを展開しています。
しかし、これらのサービスはあくまでそのプロバイダを契約中の場合しか利用できず、プロバイダを解約する場合は提供サービス全てが終了になります。
対策方法①
もし、「@nifty光」に乗り換えたあともプロバイダメールを維持したい場合は、プラン変更を利用する必要があります。
プロバイダには、ネット利用を含めたプランだけでなく、メールなどの一部のサービスのみ提供する安めのプランが提供されていたりします。
月額200円程度で利用できるプランであり、要するにメールアドレス等のためだけにそのプランを利用するということです。
対策方法②
とは言え、メールアドレスの維持のためだけに、毎月数百円支払うというのは少し勿体ない気がします。
少しでもお得に光回線サービスを利用したいという中で、月額数百円プラスというのは本末転倒です。
ですので、おすすめの対策方法として、Gmailなどの「フリーメール」を登録しておき、メールデータ等をそちらに移すことです。
プロバイダメールを知っている人には連絡先の変更を通知し、ウェブ上でメールアドレスを登録しているサービスなどは、アドレスの変更手続きをしておきましょう。
@nifty光の契約におすすめのキャンペーンを紹介
最後に、「@nifty光」に申し込む上でおすすめのキャンペーンをご紹介します。
下記のキャンペーン特設サイトからの申し込みに限り、「最大20,000円」のキャッシュバックが貰えます。
また、このキャンペーンは「@nifty光」への新規契約・転用どちらの申し込みでも適用されるお得なキャンペーンとなっています。
特典内容
新規 20,000円キャッシュバック
転用 10,000円キャッシュバック
適用条件
下記のキャンペーン特設サイトから@nifty光を申し込み
キャッシュバック振込み時に@nifty光を継続利用している
@nifty光の利用開始から12ヵ月間の継続利用
申し込み月を含む6ヵ月後の月末日までに対象サービスを開通
>キャンペーン特設サイトへ
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