NURO光とフレッツ光の違いは?料金や速度からキャンペーンまで比較
インターネット回線は、いまや家庭に不可欠なインフラの1つとなっています。
ただ、光回線の契約は、水道代や電気代など他のインフラ契約に比べると少しややこしいです。
というのも、光回線のサービス内容は業者によって大きく違うからです。
例えば、人気の高い光回線であるNURO光とフレッツ光。
この2つの回線はどちらも光回線ですが、特徴は大きく異なります。
具体的には、料金や速度からキャンペーン特典まで、サービスの基本要素すべて違っているのです。
そこで今回は、NURO光とフレッツ光の違いに詳しく迫ってみることにしましょう。
光回線としてどちらのサービスの方が優れているのか、両者を比べてみたいと思います。
目次
NURO光とフレッツ光の料金比較
光回線を契約するなら、固定費となる月額料金はまずチェックしておきたい項目です。
NURO光とフレッツ光では、どちらの方がコスト面で優れているのでしょうか。
両サービスの月額料金を詳しく比較してみましょう。
戸建てプラン
最初に比較するのは、NURO光とフレッツ光の戸建てプランの料金です。
まずは、比較内容についてご説明します。
フレッツ光の料金については、東西のNTTのエリア別に記載しています。
また、料金欄に記載しているのは、最大1Gbpsの速度を利用できるプランの料金です。
フレッツ光のプランにはいくつか種類がありますが、NURO光の速度スペックに近いものを比較対象として選択しています。
もう1点、フレッツ光は回線料金を支払うだけでは利用できません。
回線に接続してくれるプロバイダを別途契約し、その利用料金も毎月支払う必要があります。
プロバイダ利用料は、各社でまちまち。
そこで下記の比較表には、メジャーなプロバイダ10社の料金から、最安料金と最高料金をピックアップして記載しています。
NURO光の料金欄には、基本プランである「G2V」の月額料金を記載しています。
料金比較表(税抜)
|
NURO光 |
フレッツ光(東日本) |
フレッツ光(西日本) |
ネット料 |
4,743円 |
4,600円 |
3,810円 |
プロバイダ料 |
0円 |
500~1,100円 |
500~1,100円 |
合計 |
4,743円 |
5,100~5,700円 |
4,310~4,910円 |
補足説明
上記表の補足説明しておきましょう。
NTT東日本エリアのフレッツ光の料金は、「ギガファミリー・スマートタイプ」を契約し、かつ各種割引を適用した場合のものになります。
NTT西日本エリアのフレッツ光の料金は、新規契約者向けの割引「Web光もっともっと割」適用時のものです。
プロバイダ料金は、東西のフレッツ光ともに、「BB excite.の料金〜OCNの料金」となっています。
料金比較まとめ
ネット料金だけを見ると、NTT西日本エリアのフレッツ光が最も安価ですね。
ただ、選択するプロバイダ次第では、合計料金がNURO光より高額になってしまいます。
NTT東日本エリアのフレッツ光に関しては、ネット料金だけでかなり高額です。
プロバイダー料を入れずとも、NURO光の月額料金とほとんど差がありません。
以上をまとめると、NTT東日本エリアのフレッツ光の料金が最も高額ということが分かりましたね。
NTT西日本エリアのフレッツ光の料金とNURO光の料金は、互角と見てよいでしょう。
集合住宅プラン
ほとんどのネット回線が、マンション向けプランの料金を戸建てより安く設定しています。
NURO光とフレッツ光の場合はどうでしょうか?
比較する料金について、先にご説明しておきます。
まず、東西のフレッツ光のネット料金については、そのマンション内で見込める加入者数に応じて料金が変わります。
このため、下記表の料金欄には「最安料金〜最高料金」を記載しています。
また、プランに関しては、NURO光の速度スペックに最も近い最大速度1Gbpsのプランを契約した場合のものになります。
次に、NURO光のネット料金について。
「NURO光 for マンション」の料金も、その物件内の回線利用者数に応じて変わります。
なので、フレッツ光と同様、ネット料金欄には「最安料金〜最高料金」を記載。
料金幅が一目で分かるようにしています。
料金比較表(税抜)
|
NURO光 |
フレッツ光(東日本) |
フレッツ光(西日本) |
ネット料 |
1,900~2,500円 |
2,950〜3,950円 |
2,530〜3,420円 |
プロバイダ料 |
0円 |
500~1,100円 |
500~1,100円 |
合計 |
1,900〜2,500円 |
3,450〜5,050円 |
3,030〜4,520円 |
NURO光 for マンションの圧勝
上記表の合計金額を見てみると、NURO光の安さが目立ちますね。
「NURO光 for マンション」の月額料金は、最高でも2,500円です。
東西のフレッツ光の最安料金よりも、さらに安くなっています。
マンション向けプランの料金比較は、NURO光の圧勝ということになりますね。
NURO光とフレッツ光の速度比較
インターネットコンテンツがどんどん大容量化する昨今、通信速度はネット回線選びの重要ポイントとなっています。
NURO光とフレッツ光の通信速度を詳しく比較してみましょう。
最大通信速度(ベストエフォート)
|
下り |
上り |
NURO光 |
2Gbps |
1Gbps |
フレッツ光 |
1Gbps |
1Gbps |
フレッツ光の最大通信速度は、下り上り共に1Gbpsとなっています。
仮に1Gbpsの速度が出るとすると、1秒間に125MBのデータを送受信することが可能です。
具体的には、片面1層のブルーレイディスク1枚分のデータ(50GB)を、7分以内にダウンロードできます。
NURO光の最大通信速度は、下り最大2Gbps、上り最大1Gbpsとなっています。
下りの最大速度は、フレッツ光の2倍です。
ですので、先程の例で言うと、3分30秒程度で50GBのデータをダウンロードできる速度になります。
最大通信速度はあくまで理論値
ただ、最大通信速度はあくまで理論上の最大値です。
実際にこの最大通信速度が出ることは、まずないと思ってください。
フレッツ光を契約したからといって1Gbpsの速度で通信できるわけではなく、NURO光も同様です。
もちろんNURO光もフレッツ光も詐欺商品ではありません。
ただ、通信サービスというのは、速度が環境によって大きく変わるものである以上、理論上の最大速度を「速度目安」として掲示しているのです。
重要な実効速度
そのため、ネット回線の速度比較する場合、実効速度(実際に利用できる通信速度)も見なければなりません。
もちろん、ベストエフォートも「速度の目安」として重要です。
理論上の最大値が高ければ高いほど、実効速度が速い可能性が高まるからです。
ただ、通信事業者が提供する情報だけでなく、回線のリアルな実効速度も見ておくことが大切ということです。
そこで参考にしたいのが、ユーザーが寄せる口コミ情報です。
ここで、ネット上の口コミで確認できる、NURO光とフレッツ光の実効速度を確認してみましょう。
以下は、両回線の実効速度に関する情報から、高い数値と低い数値をピックアップしたものになります。
実効速度(※口コミによる)
(下り) |
高い数値 |
低い数値 |
NURO光 |
1.2Gbps |
14.7Mbps |
フレッツ光 |
520Mbps |
200Kbps |
最大速度が速いNURO光が、実効速度でもフレッツ光を上回っていますね。
フレッツ光の高い数値もかなり優秀と言えます。
ただし、ネット上にある口コミ全体を見る限りでは、NURO光よりフレッツ光の速度に関する評判の方が低かったです。
口コミで多く見られたフレッツ光の実効速度は「1Mbps〜50Mbps」が多かったです。
一方、NURO光の速度に関する口コミでは、実測で「100Mbps~400Mbps」以上出るとするコメントが多数見られました。
以上、NURO光とフレッツ光の速度比較では、NURO光の方が優れていると言えるでしょう。
NURO光とフレッツ光のキャンペーン比較(キャッシュバック等)
ネット回線を契約する際は、申し込み時のキャンペーン特典も大切です。
お得なキャンペーンを適用させて契約するか契約しないかで、トータルコストが大幅に変わってきます。
NURO光とフレッツ光では、どちらのキャンペーン特典の方が充実しているのでしょうか?
NURO光