携帯電話のキャリアであるauとドコモでは、それぞれに独自の光回線サービスを取り扱っています。
サービス名称は、「auひかり」と「ドコモ光」。
2つの回線サービスにはいくつか共通点があり、どちらも他回線からの乗り換え先として人気があります。
ただ、人気がある回線に乗り換えたからといって、サービスに満足できるとは限らないですよね。
インターネット回線は、スペックをよく比較して選びたいところ。
今回は、auひかりとドコモ光の料金や速度などを詳しく比較してみることにしましょう。
auひかりの料金のほうが、全体的に安価になっていますね。
ただし、auひかりのテレビサービスについては、やはり基本料金だけでは映像作品を楽しめません。
この点を踏まえると、マンショ向けプランの料金比較も引き分けといえます。
通信速度も、ネット回線選びのポイントとなる重要要素です。
auひかりとドコモ光は、どちらのほうが速度面で優れているのでしょうか。
auひかりの規格上の最大通信速度は、下り1Gbps、上り1Gbpsとなっています。
これだけの速度が出れば、ネットの利用で不便を感じる可能性はまずありません。
ただし、上記はあくまで理論上の最大速度。
実際の通信速度は、ネットの使用環境によって大きく変わります。
よりリアルな比較を行うために、口コミ情報で確認できるauひかりの実効速度をチェックしてみましょう。
ネット上の情報をチェックしたところ、最大で下り672Mbpsの実効速度を記録したとする口コミが見られました。
一方、口コミで見られた最も低い実効速度は5Mbps。
かなり低い数値ではあるものの、実用域を保っています。
口コミサイトやTwitterでは、auひかりの速度を低評価するコメントはあまり見られませんでした。
以上の点から、auひかりは速度面に優れた光回線だと判断できます。
ドコモ光の規格上の最大通信速度は、auひかりと同じく下り上りともに1Gbpsです。
冒頭で触れたauひかりとの共通点の1つが、通信速度ということになります。
ただ、やはり上記速度は、理論上の最大数値です。
auひかりとのリアルな比較を行うために、口コミで見られるドコモ光の実効速度をチェックしてみましょう。
au光の実効速度と比べると、上記の数値は見劣りするかもしれませんね。
ただ、259Mbpsの速度が出るなら、ネット利用に不便を感じることはないはずです。
気になるのは、低い実効速度。
200kbps台まで速度が低下すると、ネットの閲覧もスムーズに行えなくなります。
ちなみに、ドコモ光に関する口コミには、通信速度を低く評価するコメントが目立ちました。
以上の情報を総合して判断すると、通信速度の比較はauひかりに軍配が上がります。
ネット回線の乗り換えで生じるコストを抑えたいなら、新規加入者向けのキャンペーンを利用しない手はありません。
auひかりとドコモ光の、キャンペーンの充実度を比較してみましょう。
auひかりを取り扱う代理店の多くが、複数の新規加入者向けキャンペーンを実施しています。
ここでは、「株式会社NEXT」でauひかりを契約した場合に得られるキャンペーン特典を、3タイプに分けてご紹介しましょう。
株式会社NEXTのウェブサイトからauひかりを契約すると、KDDIの公式キャンペーンが適用されます。
キャンペーン特典は、以下の2つです。
「スタートサポートプラス」とは、3つの特典がセットになった期間限定キャンペーンです。
特典内容は、以下の3つとなっています。
かなり充実した特典内容になっていますね。
特典適用を受けるには、ネットと電話サービスおよび、電話オプションパックに加入する必要があります。
次に、「初期費用相当額割引」について。
こちらは、初期工事費相当額の割引を受けられるキャンペーンです。
適用される割引額は、契約内容によって異なります。
たとえば、戸建向けプランをネットと電話のセットで契約した場合なら、最大1,250円の割引を30ヶ月間受けることが可能。
最大37,500円の初期工事費が、実質無料となります。
株式会社NEXTでauひかりを契約すると、代理店独自のキャンペーンが適用されます。
キャンペーンの特典は、最大70,000円のキャッシュバック。
特典の主な適用条件は、光電話とリモートサポートの契約および、auひかりの12ヶ月間の継続利用となっています。
株式会社NEXTでauひかりを申し込み、かつプロバイダにSo-netを選択すると、So-net独自のキャッシュバック特典を得られます。
キャッシュバック額は、ホームタイプ(ずっとギガ得プラン)を契約した場合で2万円、マンションタイプを契約した場合で1万円です。
ドコモ光の提携プロバイダでは、独自のキャンペーン特典を用意している場合があります。
ここでは、「GMOとくとくBB」が用意する、全3種類のキャンペーン特典をご紹介しましょう。
GMOとくとくBBをプロバイダに指定してドコモ光を契約すると、v6プラス対応Wi-Fiルーターを無料でレンタルできます。
v6プラスとは「IPv6 IPoE」接続を利用することで、速度遅延の原因を解消できる技術です。
v6プラス対応ルーターの機能を活かせば、回線の混雑する時間帯でも快適な通信速度を保ちやすくなります。
キャンペーン期間内に、プロバイダにGMOとくとくBBを指定してドコモ光を契約すると、dポイント10,000ptがプレゼントされます。
ただし、キャンペーン適用を受けるには、以下3つの条件を満たさなければなりません。
キャンペーン適用対象者は、ドコモ光との「セット割」を適用できるユーザーに限られます。
簡潔にいうと、ドコモのスマホや携帯電話を利用していない方は、キャンペーン特典を受け取れません。
10,000ptプレゼントは魅力的ですが、適用条件には注意が必要です。
特定地域にお住まいの方が、GMOとくとくBBのウェブサイトからドコモ光を契約すると、現金4,000円のキャッシュバックを受け取れます。
キャンペーン適用エリアは、以下の20地域です。
以上ご紹介したキャンペーンを比べると、特典はauひかりの代理店のほうが豪華です。
新規加入者向けのキャンペーンは、ドコモ光よりもauひかりのほうが優れているといってよいでしょう。
提供エリアが狭いインターネット回線は、契約後に不便を感じるかもしれません。
転勤や転職などで遠方への引越が必要となった場合に、回線を移転できない可能性があるからです。
auひかりとドコモ光で、エリアが広いのはどちらなのでしょうか。
auひかりのサービス提供エリアは、全国各地に広がっています。
マンションタイプについては、すべての都道府県の集合住宅で利用可能です。
一方、戸建タイプは、以下の地域では提供されていません。
関西地方では、KDDIが提携する「eo光」が提供されています。
競合を避けるために、同じ地域でのauひかりの提供は行われていません。
東海地方でも、事情は同様です。
KDDIグループの光回線「コミュファ光」との競合を避けるために、auひかりの提供は行われていません。
また、auひかりが提供されている都道府県でも、地域によっては回線が開通していない場合があります。
ドコモ光の提供エリアは、フレッツ光の提供エリアと同じです。
というのもドコモ光は、フレッツ光の回線を卸売りする「光コラボ」の1つだからです。
フレッツ光の提供エリアは、47都道府県に広がっています。
人口カバー率は、auひかりよりフレッツ光のほうが上。
サービス提供エリアの比較は、自ずとドコモ光に軍配が上がります。
ただし、フレッツ光の回線が未開通の地域も、ゼロではありません。
auひかりとドコモ光には、スマホ・携帯電話とのセット割引サービスが用意されています。
この点も、両回線の共通点です。
ただ、割引サービスの内容は、auひかりとドコモ光で異なっています。
どちらの割引のほうがおトクなのか、詳しく比較してみましょう。
auひかりとauのスマホ・携帯電話をセットで利用すると、割引サービス「auスマートバリュー」の適用を受けられます。
割引対象となるのは、auひかりの契約者およびその家族が契約する、auスマホ・携帯電話の月額料金。
割引額は、auで契約中のプランに応じて決まります。
auスマートバリューの対象料金プランの一部と、毎月適用される割引額を見てみましょう。
上記のほかにも、多種類のプランが割引対象となっています。
auスマートバリューは、最大で10回線まで適用可能。
家族でauのスマホ・携帯電話を利用している世帯なら、毎月5,000円以上の割引を受けることも十分可能です。
ドコモ光とNTTドコモのパケットパックを同時に利用すると、割引サービス「セット割」の適用を受けられます。
割引対象となる全パケットパックと、適用される割引額を表で見てみましょう。
セット割の割引額は、最大で3,200円。
auスマートバリューの最大割引額より高額です。
ただし、ドコモ光とセットにできるスマホ・携帯電話の回線は、1回線のみ。
auスマートバリューとは違い、複数の回線に対して割引を適用することはできません。
以上の条件を踏まえると、セット割引サービスは、auひかりのほうが優れていると言えます。
auひかりとドコモ光を比較してきましたが、いかがだったでしょうか。
ここからは、これからネット回線を乗り換える方におすすめの、キャンペーン情報を見ていくことにしましょう。
まずは、auひかりの代理店が用意している、キャッシュバックキャンペーンをご紹介します。
先ほどもご紹介したように、株式会社NEXTを経由してauひかりを契約すると、2つのキャッシュバックキャンペーンが適用されます。
プロバイダにSo-netを選んだ場合に得られる特典を、再確認しておきましょう。
2つの特典を合わせると、総キャッシュバック額は最大9万円。
代理店各社が用意するキャッシュバックの中でも、かなり大きい金額となっています。
株式会社NNコミュニケーションズでauひかりを契約すると、代理店独自のキャンペーンと、プロバイダのキャンペーンが適用されます。
ここでは、プロバイダにBIGLOBEを指定した場合に得られる、キャッシュバック特典を見てみることにしましょう。
最大キャッシュバック額は、ネットと電話をセットで契約した場合に得られます。
ただし、キャッシュバックの合計額は、最大で40,000円。
2つのキャッシュバックが、両方とも最大額になる組み合わせはありません。
なお、代理店オリジナル特典の無線通信機器は、IOデータ製のWi-Fiルーターか、バッファロー製の無線中継器のどちらかを選べます。
JTA株式会社では、以下3種類のキャッシュバック特典を用意しています。
「WEB限定高額キャッシュバック」と「WEB限定高速キャッシュバック」は、どちらか一方しか選べません。
前者は、特典受け取りタイミングが遅い代わりに、キャッシュバックが高額。
後者は手早くキャッシュバックを受け取れますが、金額が安くなっています。
「紹介キャッシュバック」は、ほか2つの特典とは別に受け取ることが可能です。
ただしこちらは、auひかりの申込者を紹介し、かつ申込者が回線を開通させた場合にのみ得られる得点となっています。
紹介できる申込者数に、上限はありません。
つまり、キャッシュバック額にも、制限がないということになります。
また、2人以上を紹介すると、1度だけ通常のキャッシュバック+1万円の追加キャッシュバックを得ることが可能。
キャンペーンを上手く活用できれば、かなり高額なキャッシュバックを手に入れられます。
最後に、これからドコモ光を契約する方におすすめできる、新規加入者向けキャンペーンをご紹介しておきましょう。
ドコモ光を契約するなら、先にもご紹介したGMOとくとくBBでの契約がおすすめです。
GMOとくとくBBが用意しているキャンペーン特典を、もう一度確認しておきましょう。