光コラボの中でも特に人気が高いのが、大手キャリアが提供するソフトバンク光とドコモ光です。
どちらもスマホや携帯電話とのセット割引が用意されており、上手く利用すれば通信費を安く抑えられます。
光回線の乗り換えを検討している方の中には、ソフトバンク光とドコモ光のどちらを選ぶかで迷っている方も多いことでしょう。
そこで今回は、両サービスを徹底比較。
料金や通信速度、キャンペーンなどの違いを、詳しく見ていきましょう。
この記事の目次
ソフトバンク光とドコモ光の料金比較
最初に比較するのは、ソフトバンク光とドコモ光の料金。
安く利用できるのは、どちらの回線なのでしょうか。
戸建向けプランとマンション向けプランに分けて、両者の料金を比較してみましょう。
戸建てプランの場合
ソフトバンク光とドコモ光の戸建向けプランの料金を比べてみましょう。
チェックする料金は、
- 「ネット」
- 「ネット+電話」
- 「ネット+電話+テレビ」
の3つ。
ドコモ光は2つのグループからプロバイダを選べるため、「タイプAの料金〜タイプBの料金」という形で各料金を記しています。
- ネット・・・ソフトバンク光 5,200円/ドコモ光 5,200〜5,400円
- ネット+電話・・・ソフトバンク光 5,700円/ドコモ光 5,700〜5,900円
- ネット電話+テレビ・・・ソフトバンク光 6,360円/ドコモ光 6,360〜6,560円
光電話の料金は、ソフトバンク光とドコモ光ともに500円。
テレビサービスの料金は、両回線ともに660円となっています。
上記を見て分かるとおり、ソフトバンク光の料金は、タイプAを選んだ場合のドコモ光と同額です。
ソフトバンク光のプロバイダは、YAHOO!BB一択。
一方、ドコモ光のタイプAで選べるプロバイダは、「ドコモnet」や「GMOとくとくBB」など18種類あります。
マンション(集合住宅)プランの場合
続いて、ソフトバンク光とドコモ光の、マンション向けプランの料金を比較してみましょう。
こちらも、戸建住宅向けプランと同様の構成で記述しています。
- ネット・・・ソフトバンク光 3,800円/ドコモ光 4,000〜4,200円
- ネット+電話・・・ソフトバンク光 4,300円/ドコモ光 4,500〜4,700円
- ネット電話+テレビ・・・ソフトバンク光 4,960円/ドコモ光 5,160〜5,360円
戸建住宅向けプランと違い、タイプAを選んだ場合のドコモ光よりも、ソフトバンク光の料金のほうが安価になっていますね。
光電話やテレビサービスの料金については、両回線ともに、戸建住宅向けプランで契約した場合と変わりません。
マンション向けプランの料金比較は、ソフトバンク光に軍配が上がる結果となりました。
ソフトバンク光とドコモ光の速度比較
ソフトバンク光とドコモ光は、どちらもフレッツ光の回線サービスを卸売りする「光コラボ」です。
光コラボの回線品質は、フレッツ光と完全に同じ。
最大通信速度も、フレッツ光と同じく概ね1Gbpsです。
ただ、実効速度については、各光コラボで変わる場合があります。
この節では、利用者の口コミを参考にして、ソフトバンク光とドコモ光の実効速度を比較してみることにしましょう。
ソフトバンク光
口コミで確認できるソフトバンク光の実効速度の中から、最大値と最低値をピックアップしてみましょう。
- 口コミでの最大実効速度・・・790Mbps
- 口コミでの最低実効速度・・・142kbps
光コラボの実効速度として、790Mbpsはかなり優秀な数値といえます。
これだけの速度が出るなら、数十GBクラスのファイルもスムーズにダウンロードできるはずです。
ただ気になるのが、最低実効速度の数値。
142kbpsでは、ネットサーフィンもまともに行えません。
ソフトバンク光の通信速度は、使用環境によって極端に違ってくるようですね。
ドコモ光
続いて、口コミで見られるドコモ光の実効速度の中から、最大値と最低値をピックアップしてみましょう。
- 口コミでの最低実効速度・・・359Mbps
- 口コミでの最低実効速度・・・227kbps
ドコモ光の速度に関する口コミでは、ソフトバンク光ほど高い測定結果は見られませんでした。
とはいえ、実効速度で350Mbps以上出るのであれば、光回線としては十分に優秀といえます。
ただ、やはり気になるのが、最低実効速度。
使用環境や時間帯によっては、ドコモ光の速度も極端に遅くなってしまうようですね。
なお、ドコモ光の実効速度は、プロバイダによって大きく変わる場合があります。
あまりに速度が出ないようであれば、プロバイダを見直すのも1つの手です。
ソフトバンク光とドコモ光のキャンペーン比較(キャッシュバック等)
光回線を選ぶ際に気になるのが、契約時に適用されるキャンペーン。
せっかく乗り換えるなら、おトクな条件で契約できる光回線を選びたいですよね。
ソフトバンク光とドコモ光には、どのようなキャンペーンが用意されているのでしょうか。
ソフトバンク光
ソフトバンク光を取り扱う代理店には、複数のキャンペーン特典を用意しているところが少なくありません。
ここでは代表として、株式会社アウンカンパニーが用意しているキャンペーン特典をご紹介しましょう。
①SoftBank公式
アウンカンパニー経由でソフトバンク光を契約すると、以下3つの公式キャンペーンが適用されます。
- 24,000円の商品券プレゼント or 月額基本料金1,000円×24ヶ月割引
- 西日本限定、月額料金1,000円×12ヶ月割引
- 他社違約金および撤去工事費を最大10万円まで還元
各特典は、他社光回線から乗り換えた場合にのみ適用されます。
また特典2は、NTT西日本エリア限定のキャンペーン特典です。
NTT東日本エリアでソフトバンク光に加入した場合は、適用されないのでご注意ください。
②キャッシュバック特典
アウンカンパニーでは、ソフトバンク光の新規加入者を対象とした、独自のキャッシュバック特典を用意しています。
キャッシュバック額は、以下の通りです。
- 回線を新規契約する場合・・・24,000円キャッシュバック
- フレッツ光から転用する場合・・・11,000円キャッシュバック
アウンカンパニー独自のキャンペーン特典は、光電話や特定オプションの加入といった条件なしで適用されます。
公式キャンペーン特典の商品券を合わせると、合計キャッシュバック額は最大48,000円。
ドコモ光
ドコモ光をプロバイダ経由で契約すると、独自のキャンペーンが適用される場合があります。
ここでは、人気プロバイダの1つである、GMOとくとくBBが用意している3つのキャンペーン特典をご紹介しましょう。
①Wi-Fiルーターのレンタル代無料
GMOとくとくBBでドコモ光を契約すると、v6プラス対応Wi-Fiルーターを無料でレンタルできます。
v6プラスとは、混雑するポイントを避けて、インターネットへアクセスできる通信技術です。
v6プラス対応Wi-Fiルーターを利用すれば、回線が混雑する時間帯でも快適な通信を確保しやすくなります。
②dポイント10,000ptプレゼント(新規)
キャンペーン期間内にGMOとくとくBBでドコモ光を契約すると、dポイント10,000ptがプレゼントされます。
キャンペーン期間は、2017年2月1日から2017年9月30日まで。
ポイント進呈は、ドコモ光の利用を開始した月の翌々月に実施されます。
ただし、dポイントのプレゼントは、ドコモ光のペア回線を契約しており、かつその契約者がdポイントクラブ会員でなければ適用されません。
ドコモのスマホや携帯電話を契約していない方は、dポイントプレゼントの対象とならないのでご注意ください。
③最大4,000円キャッシュバック特典(エリア限定)
GMOとくとくBBでは、一部地域でドコモ光を契約した方を対象とした、キャッシュバックキャンペーンを実施しています。
キャンペーン期間は、2017年5月29日から2017年6月27日まで。
キャッシュバック額は、4,000円となっています。
キャッシュバック適用エリアを、チェックしてみましょう。
エリアA
- 関西エリア・・・大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県
- 九州エリア・・・福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
エリアB
- 東北エリア・・・青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県
エリア限定キャッシュバックは、GMOとくとくBBのウェブサイト経由でドコモ光を契約した場合にのみ適用されます。
ドコモショップ経由で契約した場合は、キャンペーン対象外となるのでご注意ください。
サービス提供エリアの比較
どんなに優れた光回線も、対応エリア外では利用できません。
ソフトバンク光とドコモ光の、対応エリアを比較してみましょう。
ソフトバンク光
先にご紹介したとおり、ソフトバンク光はフレッツ光の回線を卸売りする光コラボの1つです。
ほとんどの光コラボは、フレッツ光の対応エリアで利用可能。
フレッツ光の対応エリアは、東は北海道稚内市宗谷岬から、西は沖縄県八重山郡与那国町まで広がっています。
つまりソフトバンク光は、日本全国で利用可能です。ただしすべての地域で、フレッツ光の回線が開通しているわけではありません。
詳しい対応エリアは、東西のフレッツ光のウェブサイトで確認してください。
住所さえわかれば、ピンポイントでエリアをチェックできます。
ドコモ光
ソフトバンク光と同じく、ドコモ光も光コラボの1つです。
フレッツ光の対応エリア内であれば、ドコモ光を利用可能。
つまり、ソフトバンク光とドコモ光のエリアは、完全に同じということになります。
お得なスマホ・ケータイの割引サービス比較
冒頭でも触れたとおり、ソフトバンク光とドコモ光には、スマホや携帯電話とのセット割引が用意されています。
どちらの割引サービスがおトクなのか、詳しく比較してみましょう。
SoftBank光→「おうち割 光セット」
ソフトバンク光とSoftBankの一部プランを同時に利用すると、「おうち割 光セット」の適用を受けられます。
おうち割 光セットは、500円から2,000円の月額料金割引を受けられるサービス。
割引額は、SoftBankで契約中のプランに応じて決まります。
おうち割 光セットの対応プランと、毎月適用される割引額を表で確認してみましょう。
- スマ放題・スマ放題ライト(データ定額30GB)・・・2年間 2,000円/3年目以降 1,008円
- スマ放題・スマ放題ライト(データ定額20GB)・・・2年間 1,522円/3年目以降 1,008円
- スマ放題・スマ放題ライト(データ定額5GB)・・・2年間 1,522円/3年目以降 1,008円
- スマ放題(データ定額ミニ1GB/2GB)・・・2年間 500円/3年目以降 500円
- スマ放題(データ定額・3Gケータイ)・・・2年間 500円/3年目以降 最大500円
- ホワイトプラン(SoftBank指定のパケット定額サービス)・・・2年間 1,522円/3年目以降 最大1,008円
- 上記以外の料金プラン(SoftBank指定のパケット定額サービス)・・・2年間 最大500円/3年目以降 最大500円
- (iPad専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE・・・2年間 500円/3年目以降 500円
- (タブレット専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G・・・2年間 500円/3年目以降 500円
- 4G/LTEデータし放題フラット、4Gデータし放題フラット+・・・2年間 1,522円/3年目以降 1,008円
おうち割 光セットは、家族の契約する回線も含めて最大10回線まで適用できます。
ただし、ソフトバンク光ユーザーが割引の適用を受けるには、以下のサービスのうちいずれかへの加入が必要となります。
- 光BBユニット+Wi-Fiマルチパック+ホワイト光電話
- 光電話(N)+BBフォン
- BBフォン
上記のとおり、おうち割 光セットの適用条件には、IP電話への加入が含まれています。
IP電話に興味のない方にとって、この点はネックといえるかもしれませんね。
ドコモ光セット割(ドコモ光+docomo)
ドコモ光とNTTドコモのパケットパックを同時に利用すると、「セット割」の適用を受けられます。
セット割りは、500円から3,200円の月額料金割引を受けられるサービス。
契約中のパケットパックの種類に応じて、割引額が変わります。
セット割の対象となるパケットパックと、月々の割引額を確認してみましょう。
- ウルトラシェアパック100・・・月額25,000円・・・割引額-3,200円/月
- ウルトラシェアパック50・・・月額16,000円・・・割引額-2,500円/月
- ウルトラシェアパック30・・・月額13,500円・・・割引額-2,000円/月
- シェアパック15・・・月額12,500円・・・割引額-1,800円
- シェアパック10・・・月額9,500円・・・割引額-1,200円
- シェアパック5・・・月額6,500円・・・割引額-800円
- ウルトラデータLLパック・・・月額8,000円・・・割引額-1,100円
- ウルトラデータLパック・・・月額6,000円・・・割引額-900円
- データMパック・・・月額5,000円・・・割引額-800円
- データSパック・・・月額3,500円・・・割引額-500円
- ケータイパック・・・月額300円〜4,200円・・・割引額-500円
表に記載した割引額は、ドコモ光の戸建向けプランを契約した場合に適用される金額です。
マンション向けプランを契約した場合は、ウルトラシェアパック100の割引額が3,000円、ウルトラシェアパック50の割引額が2,400円となります。
なお、ドコモ光と紐付けできるドコモの回線(ペア回線)は、1回線のみです。
おうち割 光セットとは違い、複数の回線に割引を適用することはできません。
スマホ・携帯電話とのセット割引については、ソフトバンク光のほうが優れているといってよいでしょう。
ソフトバンク光の契約におすすめのキャンペーン(キャッシュバック等)
先にもご紹介したように、ソフトバンク光の取扱代理店には、キャンペーンを実施しているところがいくつかあります。
特におすすめできるキャンペーンを、3つご紹介しましょう。
アウンカンパニー
先にご紹介したとおり、株式会社アウンカンパニー経由でソフトバンク光を契約すると、最大で48,000円のキャッシュバックを得られます。
キャッシュバックは、回線の利用開始から最短で2ヶ月後に受け取り可能。
振込用の口座番号は、回線契約時にオペレーターに伝えるシステムとなっています。
このため、申請漏れによって、キャッシュバックの受け取りを逃す心配はありません。
エヌズカンパニー
株式会社エヌズカンパニーでソフトバンク光を契約すると、条件に応じて以下のキャンペーンが適用されます。
- 新規で契約した場合・・・20,000円キャッシュバック+無線ルーター or 無線LAN中継器プレゼント
- 他社回線から乗り換えた場合・・・24,000円分のJCB商品券プレゼント+違約金、撤去工事費などを満額還元(最大10万円)
- NTT西日本エリアで他社回線から乗り換えた場合・・・月額料金12,000円割引(1,000円×12ヶ月間)
- おうち割光セットに加入した場合・・・10,260円(他社ケータイ契約解除料相当額)割引
上記特典の中で目玉といえるのは、20,000円キャッシュバックと無線通信機器のプレゼント。
無線機器の購入を検討している方にとっては、かなりうれしい特典なのではないでしょうか。
Yahoo!BB
Yahoo!BB経由でソフトバンク光を契約すると、条件に応じて以下のキャンペーンが適用されます。
- T-POINT 5,000ポイントプレゼント(期間限定)
- 24,000円分のJCB商品券プレゼント or 1,000円×24ヶ月間の月額料金割引(期間限定)
- 他社違約金、撤去工事費などを最大10万円まで還元
- 他社ケータイ契約解除料を還元
T-POINTプレゼントキャンペーンの開催期間は、2017年6月30日までとなっています。
7月1日以降のキャンペーンについては、Yahoo!BBのウェブサイトで確認してください。
また、商品券プレゼント or 24ヶ月間の料金割引は、2017年9月30日までに他社からソフトバンク光に乗り換えた場合にのみ適用されます。
ドコモ光の契約におすすめのキャンペーン
本ページの最後に、ドコモ光を契約する方におすすめのキャンペーンをご紹介しておきましょう。
GMOとくとくBB(タイプA)
先にご紹介したとおり、GMOとくとくBBでドコモ光を契約すると、キャンペーンが適用されます。
キャンペーンの内容を、簡単におさらいしておきましょう。
- v6プラス対応Wi-Fiルーター無料レンタル
- dポイント10,000ptプレゼント(2017年9月30日まで)
- 現金4,000円キャッシュバック(地域限定・2017年6月27日まで)
GMOとくとくBBでは、頻繁にドコモ光加入者向けのキャンペーンを実施しています。
通信速度に関する評判もよいので、ドコモ光のプロバイダとしておすすめですよ。