「auひかり」に加入したいけど住んでいるのが提供エリア外の東海地方だから…」とお悩みの皆さん、東海地方にはコミュファ光があります。
コミュファ光の成り立ち、auひかりとの関係、その評判等を詳しく説明しましょう。
「auひかり」に加入したいけど住んでいるのが提供エリア外の東海地方だから…」とお悩みの皆さん、東海地方にはコミュファ光があります。
コミュファ光の成り立ち、auひかりとの関係、その評判等を詳しく説明しましょう。
コミュファ光は、いわゆる電力会社系の光回線インターネット接続サービスです。
しかし、設立当初からKDDIの資本が入っており、KDDIグループにも属してします。
KDDIは、独自の光回線網を使った「auひかり」を提供していますが、東海地方はそのエリアから除外されています。
このエリアで「auひかり」に相当するサービスを担当しているのがコミュファ光なのです。
一戸建ての住宅に、一本の光ファイバーケーブルを導入してインターネットに接続するサービスです。
接続速度は、
の3つから選択できます。
低速な契約だと当然価格は安くなるのですが、30Mbpsの場合ネット接続と電話を組み合わせたセット料金で月額4,110円です(プロバイダ料金込み)。
300Mbpsが5,050円、1Gbpsが5,550円ですから、あまり「お得感」はありません。
他の特徴としては、契約時にコミュファ光側から提供されるルーターがWi-Fi機能内蔵のものなので、最初から家庭内でWi-Fi接続が行えるようになっている点でしょう。
ただ、auひかりの場合IPアドレスは固定のものが与えられますが、コミュファ光は固定ではなく動的となっています。
個人での利用においては問題ありませんが、お店や自営業者が導入し、情報発信に使っていこうと考える場合には多少注意が必要です。
コミュファ光は、自身でもプロバイダ業を行っていますが、他のプロバイダを選択することもできるようになっています。
ただし、月額料金はコミュファ光をプロバイダとした方が安くなる傾向があります。
プロバイダを別にした方が有利になるのは、プロバイダが独自のキャッシュバックキャンペーンなどを実施していた時に限られます。
なお、導入時にはネット工事費25,000円がかかりますが、有料オプション「安心サポート」を追加契約することにより無料となるキャンペーンが実施されています。
集合住宅でコミュファ光を利用したい場合には、まず自分の住んでいる建物がコミュファ光導入済みかどうかを確かめなければなりません。
これは公式サイトのフォームから行えます。
導入可能なマンションでも、利用できるサービスは2種類に分かれます。
ひとつは、建物内部に光ファイバーが配線してあり、加入者宅まで光ファイバーで接続できる「棟内光ファイバー方式」です。
こちらの利用条件は、基本的に一戸建てと同じものとなります。
建物内に光ファイバー配線がない場合(こちらが大部分です)は、電話回線を利用したVDSL接続か、LAN接続になります。
ほとんどの場合、VDSL接続になります。
VDSL接続・LAN接続ともに料金は同じで、プロバイダをコミュファ光として電話とセットにした場合3,980円になります。
速度は100Mbpsです。
集合住宅の場合、どのコースになるのかは建物の状況によって決まります。
ユーザーが好きなものを選ぶことはできません。
とはいえ、これはどこの光回線業者と契約した場合でも共通のことです。
光ファイバーケーブルを利用した電話サービスです。
一般電話からの番号の持ち込みも可能で、ナンバーディスプレイなどの基本的なオプションも網羅されています。
コミュファ光の場合、ネット契約と電話契約は基本的にセットとなっており、電話はオプション扱いにはなりません。
一応、公式ページでは光電話だけを月額基本料金300円で契約できるとしていますが、ネットサービスの価格表がすべて電話とセットになっています。
NTTなどの一般電話を持っていない場合、「光電話に持ち込む番号がない」と思ってしまうユーザーもいるかも知れません。
ただし、こういう場合には新規に番号を取得することもできますから、一般電話回線に加入していないと不便を感じるということはありません。
コミュファ光の料金は、電話がセットになっていても十分安く、他社の光回線の料金と同等もしくは少し安いというレベルですから、事実上「月額基本料金なしで電話が使える」ようになっているのだと考えればよいでしょう。
コミュファ光の光テレビは、地デジと無料BSだけを視聴できる月額460円のコースが基本となっています。
これに加えて、有料CS放送を受信できる「プラスチャンネル」というサービスもありますが、こちらは提供しているエリアが限定されます。
「プラスチャンネル」では、
という3つのオプションが、それぞれ月額2,500円で用意されています。
これに加え、個別のチャンネルを追加して視聴することもできます。
この場合、チャンネルごとに追加料金がかかります。
コミュファ光では、地デジ・無料BSのコースを「アンテナいらずで安定した放送を受信でき、なおかつ安価である」としています。
しかし、一戸建てでテレビアンテナがない家、というのはわざわざそのようにして作った新築物件ぐらいしかありません。
すでにアンテナがある家庭の場合、毎月無料で地デジは視聴できる(アンテナを追加すれば無料BSも)わけですから、コミュファ光のひかりテレビを選ぶ必然性は薄くなります。
これはどちらかというと、集合住宅でテレビを視聴する時の、ケーブルテレビとは違うもうひとつの選択肢として用意されたものと言えます。
なお、こちらも導入時には18,700円の工事費がかかりますが、3年継続利用する場合は8,000円、5年の場合には3,000円にまで値引きされます。
サービス | 速度 | プロバイダ料込み | プロバイダ料別 |
ネット+電話 | 1Gbps | 5,550円 | 4,130円 |
300Mbps | 5,050円 | 3,600円 | |
30Mbps | 4,110円 | 3,060円 | |
テレビ | 地デジ+無料BS | 460円 | |
オプション | 各コース2,500円 |
棟内光ファイバー方式
サービス | 速度 | プロバイダ料込み | プロバイダ料別 |
ネット+電話 | 1Gbps | 5,550円 | 4,130円 |
300Mbps | 5,050円 | 3,600円 | |
テレビ | 地デジ+無料BS | 460円 | |
オプション | 各コース2,500円 |
棟内VDSL・LAN方式
サービス | 速度 | プロバイダ料込み | プロバイダ料別 |
ネット+電話 | 100Mbps | 3,980円 | 2,980円 |
テレビ | 地デジ+無料BS | 460円 | |
オプション | 各コース2,500円 |
コミュファ光の通信速度は、一戸建て向け1Gbpsが基本です。
一応より低速なサービスも提供されていますが、こちらはコストパフォーマンス的に選ぶ意味がほぼありません。
集合住宅の場合、運良く建物内部に光ファイバーが配線されていた場合は1Gbpsになりますが、そうでない場合はVDSL接続の100Mbpsになります。
実際の速度がどのぐらい出るかは、ユーザーの置かれた環境によります。
しかも、その条件は常に変化し続けているので、「他社と比べて遅い・速い」と比較することにはあまり意味はありません。
最高速度が1Gbpsに達する高速通信回線の場合、家庭内LANの機材やケーブルなどがネックになって速度低下が発生することがあります。
例えば、コミュファ光と契約した場合業者からWi-Fi機能内蔵のルーターを貸与されます。
しかし、このルーターが採用している通信規格だと最速でも866Mbps(理論値)しか出せません。
ルーターを交換しても、端末側のWi-Fiの規格が超高速通信に対応していなければ(ほとんどそうです)、1Gbpsの通信はできないのです。
どの業者でも、より多くの顧客を獲得するためにインフラの整備を継続して行っています。
それができない業者は淘汰され、サービスを停止することになります。
ですから、基本的には「遅い」と感じられたとしてもそれは一時的な現象か、そうでなければ回線業者の努力によって中長期的に改善されるものです。
確実に言えることは、実際の速度で50Mbps程度が維持されていれば、現行のインターネット上のサービスはすべて快適に使用できるということです。
コミュファ光の場合、30Mbpsのコース以外ではこの条件を満たしているので、「快適に使える可能性は高い」ということになります。
コミュファ光の場合、通常の契約料金以外に、いわゆる「○年縛り」の割引が存在します。
ただし、そのルールは少々複雑です。
「長トク割」の契約期間は3年単位で、契約後3年めになると、月額料金が5%割り引かれます。
3年めの終わりに、もう3年分の契約を更新すると、割引率が8%になります。
この3年契約を終了し、さらに3年分の契約をすると、割引率は10%まで上がります。
その後はいつまで使っても10%割引のままです。
この「長トク割」は、後で紹介する「ギガスタート割」の適用条件になります。
なお、「長トク割」契約を更新月以外に解約すると、5,000円が請求されます。
1Gbpsのネット・電話・テレビを同時に契約した場合に適用される割引です。
光テレビで地デジ+無料BSのコースを選択した場合、月額料金は5,600円になります。
実質的には、月額50円でテレビが追加されることになりますが、光テレビを申し込んだ場合、ネットとは別に工事費がかかります。
光ネットと電話を「長トク割」で契約した場合、24ヶ月間最大950円の割引が受けられるというキャンペーンで、2017年6月まで実施されています。
コミュファ光はKDDIグループなので、同じKDDIのスマホ・携帯電話の月額料金割引制度である「auスマートバリュー」の適用を受けられます。
契約後auショップなどに申し込めば、契約者とその同居の家族のスマホ・携帯の月額料金が、最大2,000円割り引かれます。
スマホ・携帯を利用している家族の数が多いほど有利です。
①エリアの確認
公式サイトから、自分の居住地・居住している集合住宅がコミュファ光対応なのかを確認します。
②申し込み
公式サイトのフォームから、契約申し込みを行います。
③工事日程の調整
コミュファ光と連絡を取り、工事の日程を調整します。
④工事
建物への配線(一戸建ての場合)および宅内配線を行います。コミュファ光対応の集合住宅の場合、宅内配線まで完了しているので、ルーターを接続して導通試験を行うだけとなります。
⑤開通
パソコン等の機器を接続してインターネットに接続できます。
家庭内LANの不具合は家庭内LANの機器等に原因があることがほとんどです。
特にフロアをまたいでの通信の場合、天井・床が障害物となるのでWi-Fiが切れてしまうのが普通です。
この場合、コミュファ光のせいでない可能性の方が高くなります。
50Mbps以上の速度が安定して出ていたら、現行のほとんどのインターネットサービスは快適に利用できるので、プランを変えて速度を上げてみたところで体感はほとんど変わりません。
この事例は、「1Gbpsが遅い」のではなく、「300Mbpsでも実用になる」という実例になっています。
元が中部電力系の企業なので、提供エリアは中部電力のサービスエリアとほぼ一致します。
従って東京電力管内の神奈川県では導入できません。
auひかりを使いましょう。
多くの企業が共有しているフレッツなどの回線と比べると、コミュファ光の回線はコミュファでの独占という形になりますので、渋滞が発生しにくい状態だといえます。
コミュファ光には、プロバイダを選べるコースがあります。
通常の料金はコミュファ光をプロバイダとした方が安くなることが多いのですが、プロバイダまたは代理店が独自にキャッシュバック等のキャンペーンを実施していた場合、外部プロバイダの方が有利になることがあります。
代理店「フルコミット」を利用し、プロバイダをso-netとした場合、プロバイダから最大50,000円、コミュファ光から最大55,000円のキャッシュバックを受けることができます。
キャッシュバックの条件は、以下で説明する通りです。
他社回線からの乗り換えで違約金が発生した場合、最大40,000円までキャッシュバックで補償することになります。
適用条件は、ネット・電話・テレビを同時に、長トク割で契約することです。
これに加え、有料オプションを3つ同時に申し込むことにより、15,000円をキャッシュバックするキャンペーンも行われており、同時に適用を受けるとキャッシュバック額は最大55,000円になります。