BBIQは九州地方を中心にサービスを展開している、電力系のインターネット接続サービスです。
全国をサービスエリアとしているNTTなどとは一味違ったサービスが魅力となります。
BBIQは九州地方を中心にサービスを展開している、電力系のインターネット接続サービスです。
全国をサービスエリアとしているNTTなどとは一味違ったサービスが魅力となります。
BBIQは、電力会社系のインターネットサービス提供業者です。母体となっているのは九州電力になります。
電力会社は送電線の鉄塔などをすでに持っているため、これらを通じて光ファイバー網を構築しやすく、場合によってはNTTなどの通信専門業者よりも低価格でインターネット接続サービスを提供することができます。
ただし、そのサービスエリアは親会社となっている電力会社の本業でのエリア以上にはなりません。
サービスが気に入ったから将来のエリア拡張を期待するといったことはできないのです。
BBIQのメインになるサービスです。
1ギガコースと100メガコースの2種類が用意されており、予算や利用スタイルに合わせてチョイスすることができます。
1ギガコースと100メガコースの価格差はわずか300円に過ぎず、100メガコースは「コストパフォーマンスの高いコース」と位置づけられてはいません。
基本的に100メガコースは、光回線によるインターネット接続を提供し始めた時からあるコースで、今では後から登場した1ギガコースが主流になった、ということなのです。
なので、新規に申し込む際は1ギガコース一択であり、100メガコースを考慮に入れる必要はありません。
なお、2017年5月現在では公式ページから100メガコースの料金情報がなくなってしまい、事実上新規に申し込みができない状態になっています。
100メガコースはその役割を終えたと考えてよいでしょう。
基本的にはNTTなどが提供している光電話と同種のサービスです。
NTTなどと同様、既存の一般電話からの番号引き継ぎが行えます。
料金も月額基本料が500円で、多くの通信会社系光電話と同額です。
光電話に加入すると、モジュラージャックがついた独自のルーターが提供されますが、これには無線LAN機能も搭載されており、自動的に家庭内で複数のWi-Fi端末からインターネット接続ができるようになります。
光ファイバーケーブルを利用し、ケーブルテレビのようにして各種テレビ放送を配信するサービスです。
配信される放送は、他の多くのひかりTVでも配信されている有料BS・CS放送に加え、無料BSや地デジにも対応しています。
地デジ配信に対応している光回線サービスは数が多くないので、貴重な会社だといえます。
視聴可能なチャンネル数は、最大で76チャンネル以上になります。
この場合でも月額料金は2,100円(ネットの基本料金に加算)なので、各種ケーブルテレビよりお得です。
一戸建て
コース | 速度 | 月額料金 |
ネットのみ | 1Gbps | 4,700円 |
100Mbps | 4,400円 | |
ネット+電話
ネット+電話+テレビ |
+500円 | |
+500円+100~2,600円 |
集合住宅
コース | 加入者数 | 月額料金 |
ネットのみ | 1戸 | 5,500円 |
2~7戸 | 4.800円 | |
8~15戸 | 4,300円 | |
16戸以上 | 3,800円 | |
ネット+電話
ネット+電話+テレビ |
+500円 | |
+500円+100~2,600円 |
BBIQには、1ギガコースと100メガコースの2つのコースがありますが、すでに説明した通り、「100メガコースは1ギガコースの廉価版」ではありません。
100メガコースは古い世代のサービスであり、新世代のスタンダードが1ギガコースという位置づけです。
だから新しいコースにスムーズに移行させるため、差額300円で1ギガコースに変更できるというシステムを取っています。
現在、新規で100メガコースに申し込むことは事実上できなくなっていますが、100メガで速度的に不満を覚えたら即1ギガに鞍替えすべきです。
遠からずこちらは廃止されるコースですから、なんとか使いこなそうと考える必要はないでしょう。
1ギガコースの方ですが、カタログ値で1Gbpsとなっているので、現在提供されているほぼすべてのインターネット上のサービスを快適に利用することができます。
ただ、プロバイダ(BBIQ)側の機器の関係や集合住宅で共有が多かった場合などは、他の回線同様一時的な速度低下が見られることがあります。
これはBBIQ側の責任というよりは、現在のインターネット回線がベストエフォート方式を取っている以上やむを得ないことであるとみなすほかはありません。
一戸建て向けのサービスで、5年単位の長期契約を結ぶ代わりに、月額使用料を大幅に下げるという内容になります。
他社の長期契約系サービスとは異なり、割引期間に制限がなく、5年間ずっと月額料金4,400円で利用できます。
自動更新を行った後は、さらに5年4,400円です。
ただ問題点が一点だけあります。
割引額だけではなく、違約金もまた「ビッグ」なのです。
初回の契約以降12ヶ月以内に解約した場合30,000円、24ヶ月めまでが25,000、それ以後は20,000円となり、5年経過した後でも更新月以外は20,000円で下がることがありません。
公式サイトから申し込みをしたユーザーに対して、月額基本料金を11ヶ月連続で1,800円割り引くというキャンペーンです。
2017年7月いっぱいまでの実施予定となっています。
割引額1,800円は、一戸建て・集合住宅用を問わず一律です。
ですから、もともとの料金が安いプランほど割引率が高くなります。
集合住宅の場合、最安値は3,800円なので、Webスタート割を適用すると料金は驚きの2,000円となり、割引率は47.3%にも達します。
BBIQの電話サービスに加入することにより、auスマホ・携帯の月額料金が最大2,000円になるというサービスです。
BBIQに加入した後、auショップなどで申し込みを行うことになります。
電話などでも申込ができますが、2017年7月末まではWeb割を実施しており、その後も同様のキャンペーンが実施される可能性が高いため、公式サイトから申し込んだ方がお得です。
公式サイトでは、居住する県からエリアの判定が行なえます。
申込時に登録した内容を確認する通知が郵便で到着します。
PPoE接続に必要なID・パスワードもこの時送られてきます。
家屋外の導入工事、屋内配線の工事、光チューナー(テレビを利用する場合)などの設置工事が行われます。
手持ちのパソコン等を利用してインターネットに接続できるようになります。
光回線であるため、ADSLなどと比較した場合別次元の速度が確保され、インターネット接続の快適性は格段に向上します。
電力会社系なので、電力会社のサービスエリア外には広がりません。
しかし、電力会社のサービスエリア内でも、導入不可のところが結構あり、そちらのエリアの拡充も進んでいないようです。
「遅い遅いと思っていたら、100メガコースのままだった」という古参ユーザーが結構います。
しかし、新規導入の場合1ギガコースが標準となるので、「間違えて100メガで契約してしまった、遅い」ということはほぼないでしょう。
インターネット接続関係になると目立つのが「◯◯は遅い」という「情報」ですが、回線の接続環境は常に変化しており、どこが突出して遅くなるということはあり得ません。
「遅い」と思った人は感情的になりやすいので強い言葉になりがちですが、強い言葉を使っているほど信用性には疑問符がつくものだ、ということを覚えておきましょう。
BBIQは電力会社系の強みを活かして低価格高品質のサービスを提供しています。
地元密着の企業であるせいかあまり奇をてらった価格体系を導入しておらず、ユーザーとしては一定額料金で安心して使い続けられるというメリットがあります。
九州地区限定とはなりますが、サービスエリアだったら、NTT系の回線と比較するよい候補となるでしょう。