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@nifty光を解約する方法は?違約金・工事から注意点まで徹底解説

 

「@nifty光を解約したい」と思うことは、いつかはあるでしょう。

きちんとした理由があるのであれば仕方がないことですが、その際には「少ない負担で解約する」という意識をしっかりと持つ必要があります。

なぜなら、通信サービスの解約時にはさまざまな制約がつきまとうものだからです。

これを考慮せずに不要だからとすぐに解約手続きを進めてしまうと、大きなコストを支払うことになったり、予想外のトラブルが発生する可能性も否定できません。

そこで今回は、@nifty光を解約する際に注意すべきポイントを踏まえた上で、@nifty光を解約する方法について解説していきます。

目次

まずは解約する前にチェックすべきポイントを確認しよう!

ネット回線が遅い、繋がらない→@nifty光が原因ではないかもしれない

@nifty光を解約するには、さまざまな理由が考えられます。

その理由について言及するつもりはありませんが、もし

  • 「@nifty光では速度が出ない」
  • 「@nifty光だとネットに繋がりにくい」

という理由で解約する場合は、その前に以下の項目をチェックしてください。

①パソコンやスマートフォンなど、デバイス側の問題

まずは、使っているデバイス、つまりパソコンやスマートフォンの問題ではないかというポイントについてチェックしてください。

いかに優れた通信サービスでも、使うデバイスに問題があればその通信品質を活かせなくなります。

例えば、「パソコンがウイルスまみれ」とか「スマートフォンで不要なアプリを何個も起動している」という場合です。

デバイスの元々のスペックに問題がなかったとしても、こうした問題を抱えているという場合はどうしても通信速度や安定性を犠牲にせざるを得ません。

また、そもそもデバイスのスペックが低いという場合はお話になりません。

この場合だと、そのデバイスの最大限のスペックをもってしても、@nifty光の通信速度を活かせる能力を発揮できないというのであれば、使うデバイスがそもそも間違っていたという結論に至ります。

この場合は、デバイスを別のものに変える必要があるので、多くの場合は買い換えなければならないでしょう。

②周辺機器(無線LANルーター、モデム、LANケーブル等)の問題

買い換えなければならないものとしては他にも「周辺機器」が挙げられます。

古いものだと最新の通信速度に対応できない可能性が高く、その場合は買い替えて対応するしかありません。

よくあるのが「LANケーブル」です。

昔のフレッツ光は100Mbpsまでしか出せませんでしたが、これに対応するLANケーブルの場合だと1Gbpsの通信速度には対応できない可能性があります。

お使いのLANケーブルを確認し、その規格が100Mbpsまでしか対応できていない場合は買い替えて交換しましょう。

他にも「無線ルーター」や「モデム」などに原因がある可能性があります。

ともかく、室外から引き入れている光ケーブルからパソコンまで繋がる途中にあるもの全てをチェックしてください。

問題があるものが発見できたら、これを買い換える、もしくは使っていない別のものと交換するといった対応が必要です。

③時間帯によって遅い

もし、@nifty光を利用するにあたって「ネットを利用する時間帯によって速い時と遅い時がある」といったように、インターネットを利用するタイミングによって通信環境が異なるという場合は、@nifty光を解約して別の光回線を契約したほうが良いかもしれません。

この場合は、デバイスや通信関連の周辺機器を見直したとしても、劇的な改善が見られることはないでしょう。

なぜなら、パソコンやLANケーブルのスペックによって「タイミングによる通信環境の違い」は発生しないからです。

この場合、常に通信環境は低いままであり、不安定さはもたらされません。

特に、特定のタイミングで通信速度が遅くなったり、勝手に切断されるという場合は、ほぼ確実にプロバイダ側の問題であると考えて間違いないでしょう。

特定の時間帯、特定の曜日など、明らかに規則性がある場合であれば乗り換えが必要になるでしょう。

④基地局から遠い

同じように、お住いの場所が基地局から遠い場合も、解約して乗り換えることが必要になります。

もし、引っ越しのご予定があるのであれば別ですが、基地局との距離を引っ越しで改善しようというのは、あまりにも現実味がありません。

@nifty光を解約する方法

次に、@nifty光を解約する方法について解説します。

会員サポートページから手続きができる

@nifty光を解約する方法は、マイページからの解除手続きの実行です。

以下のページにアクセスしてログインし、@nifty光の解除手続きを行ってください。

https://sso.nifty.com/pub/login.cgi?service=collabochg&back=https%3a%2f%2fcollabo-entry.nifty.com%2fcollabochg%2fservice_released&am=1.3.0

「解除」と「解約」の違い

@nifty光には「解除」と「解約」があります。

どちらの場合でも@nifty光のサービスを停止することができますが、解除はコンテンツの停止手続き、解約は@nifty IDを停止し、全ての利用が停止されます。

@nifty光の解約時にかかる違約金は?

次に、@nifty光の解約時にかかる可能性のある「違約金」の支払いについて解説してきます。

解除手数料9,500円

@nifty光の解約時には、解除手数料として9,500円の支払いが必要になります。

この金額は、コース変更手続きを行った場合にも支払い義務が発生します。

他社と比較するとその金額はそこまで大きくはありませんが、決して安い負担であるとも言い難い金額です。

契約更新月には解除手数料がかからない

ただし、9,500円の解除手数料の支払いは、@nifty光の解除時に常にかかるというわけではありません。

@nifty光は2年契約の自動更新であり、2年毎におとずれる「契約更新月」に契約解除した場合は、解除手数料がかからないという仕組みになっています。

@nifty光の利用においては、利用開始月の翌月を1ヶ月目として、24ヶ月目が「契約満了月」となります。

その翌月、つまり利用開始の翌月から25ヶ月目を契約更新月と位置付けしています。

この1ヶ月の間に@nifty光を解除した場合は、解除手数料を支払うこと無く解約できます。

@nifty光は2年契約の自動更新であり、契約更新月に解除手続きを行わなかった場合は同じ条件で契約が自動的に更新されます。

この場合、契約更新月を1ヶ月目として24ヶ月目までは契約期間となり、最初から起算すると26ヶ月目~48ヶ月目の間に解除手続きをした場合は解除手数料が必要になります。

この場合、49ヶ月目(2回目の25ヶ月目)に2回目の契約更新月が到来し、この1ヶ月間で解除した場合は解除手数料が不要です。

契約自動更新後の2回目以降は、このサイクルが継続することになります。

@nifty光を解約する上で気を付けるべきポイント・注意点

次に、@nifty光を解約する上で注意しなければならないポイントについて解説します。

①カスタマーサービスデスクに電話が繋がらない場合はどうすればいいの?

@nifty光はネット上で解除の申請ができますので、「電話がつながらない」ということで解約できないという悩みを抱える心配はいりません。

しかし、ネットで手続きする場合は前述の通り「ログイン」が必要になります。

その際には「ID」と「パスワード」が必要になるのですが、これを忘れてしまった場合はログインできないので解除手続きができません。

その場合は「@nifty光カスタマーサービスデスク」を利用する必要があります。

以下の電話番号に連絡して、解除をしたい旨を申請してください。

 

@nifty光カスタマーサービスデスク

電話番号

  • 0120-32-2210
  • 03-5860-7600(携帯電話・PHS・海外からの電話、通話料がかかります)

受付時間:10時~19時

音声ガイダンスに従い、必要な番号をプッシュしてください(解約手続きに関しては「3」をプッシュするように指示されるかと思います)。

問い合わせに際しては@nifty IDが必要ですが、用意できない場合は本人の氏名や住所、電話番号等で本人確認を行います。

②解約月の料金は全額請求される?日割りで計算されない!?

次に、@nifty光を解約した際の「最後の月額料金」について解説します。

@nifty光のQ&Aには、以下の内容が記載されています。

 

Q. 解約した月の利用料金は日割り計算されますか。

A. @niftyでは日割り計算を行っていないため、解約した月の料金は1カ月分の料金がかかります。

つまり、月初に解約しようが月末に解約しようが、解約タイミングとして起算された月の月額料金は1ヶ月分満額必要になるということです。

月初に解約してもその月の月額料金は丸ごと支払う必要がありますので、悠長には構えていられませんが焦って手続きしても得することはありません。

③分割払い中の未払いの工事費が残っている場合は?

次に、@nifty光を解約するにあたって「初期工事費用の分割払い」が残っている場合です。

この場合は、工事費用の残りを一括で支払う必要がありますので、短期間で解約する場合は工事費用の残りの金額に注意してください。

@nifty光を利用するにあたっては、ホームタイプで18,000円、マンションタイプで15,000円の工事費がかかります(代表的な工事内容の場合)。

この費用は、30回の分割払いで支払っていくことになります。

@nifty光の契約期間は2年間なので、1回目の契約更新月の時点では工事費用が残っています。また、それまでに解約する場合も同様です。

その場合だと、工事費用の残債に加えて@nifty光の解除手数料も合わせて請求されることになりますので、短期間で解約するほどに一括払いの負担が大きくなります。

つまり、工事費用が発生している場合においてこれを支払うこと無く@nifty光を解約するためには、2回目の契約更新月に解約するしかありません。

ただし、1回目の契約更新月(利用開始翌月から25ヶ月目)の時点で工事費用はほとんど残っていないと思われますので、そこまで神経質になる必要は無いと言えます。

④他の光コラボ回線への転用はできない!?

次に、@nifty光から他社光コラボ回線契約に「転用」することについて解説します。

結論から申し上げますと、@nifty光から他の光コラボ回線に転用することはできません。

これは、@nifty光だけでなく、他の光コラボから別の光コラボへの転用も同じことが言えます。

フレッツ光から光コラボ回線契約には、フレッツ光で利用していた通信設備をそのまま流用することができます。

これにより、初期工事費用を最小限に抑えて光コラボに乗り換えることができるのです。

このシステムはあくまでも「フレッツ光→光コラボ」という乗り換えの際にのみ利用することができます。

つまり、同じ「光」とつく仲間である光コラボであって、それを起点とした乗り換えにおいて通信設備を流用することはできないのです。

では、@nifty光から別の光コラボ、およびフレッツ光には乗り換えできないのかと言えば、そうではありません。

乗り換え自体はできるのですが、その際には乗り換え先の光回線契約における初期工事が新たに必要になります。

つまり、「転用によって初期工事費用を節約して乗り換えする」ということはできない、ということになります。

⑤メールアドレスが使えなくなる

@niftyを解約する場合、メールサービスも利用停止となります。

つまり、@niftyで取得したメールアドレスが使えなくなるということになります。

フリーメールを利用していない場合は新規に取得するか、@niftyの「@nifty基本料金」を利用するという方法があります。

基本料金は、月額250円で利用することができる、利用中の固定電話回線を利用したインターネット接続サービス(ダイヤルアップ)です。

このプランにおいては、メールボックスを維持することができるだけでなく、ブログの「ココログベーシック」を利用することができます。

⑥レンタル機器の返却が必要

@nifty光を解約するにあたっては、レンタル機器を返却しなければなりません。

レンタル機器の返却については、NTT東西に直接問い合わせる必要があります。

指示された返却先に、指示された返却方法でレンタル機器を返却してください。

なお、返却方法が間違っていたり、レンタル機器を返却しなかった、もしくは返却したレンタル機器が故障しているなどの事情がある場合は、レンタル機器の機器代金相当額を請求される可能性がありますので注意しましょう。

⑦電話サービスの番号維持には手続きが必要

@nifty光の利用において、「ひかり電話」や「@niftyフォン」といった固定電話サービスを利用している場合において、その電話番号を維持したい場合は事前に手続きが必要になります。

この手続きを「番号(ナンバー)ポータビリティ」と言います。

なお、番号ポータビリティは@nifty光の解約手続きよりも前に手続きしておく必要があります。

詳しくは、@nifty光の解約手続きの前の時点で、電話サービスを利用する移行先の回線事業者に問い合わせし、内容を確認しておいてください。

⑧その他、光回線契約に付随するサービスは基本的に解約して使えなくなる

その他にも、@nifty光を利用するにあたって契約し、利用しているオプションサービス等の付随サービスがある場合は、光回線契約の解除にあたってこれらも解約することになります。

メールサービスのように、一部のサービスは継続して利用することができる可能性もありますので、詳しくはカスタマーサービスデスクに問い合わせておきましょう。

@nifty光を契約して、すぐにキャンセルしたい場合は?

最後に、@nifty光を解約するのではなく、「契約後すぐにキャンセルしたい場合」の手続きについて解説します。

@nifty光は「初期契約解除制度」の対象サービス

@nifty光を契約後すぐにキャンセルしたい場合は「初期契約解除制度」を利用する必要があります。

この制度は、@niftyから郵送される契約書面を受領した日を1日目として起算し、8日目までであれば利用することができる制度です。

また、これは契約書面の受領前でも可能な手続きです。

なお、@nifty光契約に際してスタッフから「初期契約解除手続きに関する虚偽の通知」などを受けている場合は、上記の条件を無視して解除できる可能性があります。

この場合、あらためて初期契約解除制度が利用できるという旨を通知され、その通知から8日以内であれば初期契約解除を利用することができます。

初期契約解除の方法

初期契約解除は、契約書面に記載されている方法で意思表示をすることで契約の解除を行うことができます。

この場合、@nifty光を申し込んでキャンセルしたい人は、以下の条件で@nifty光の契約をキャンセルすることができます。

 

  1. 損害賠償もしくは違約金その他金銭等を請求されることはありません
  2. ただし、この契約の解除(初期契約解除)までに発生している月額料金や事務手数料および、既に工事が実施された場合の工事料は請求されます
  3. 契約書面との内容に相違がある場合は、契約書面の内容が優先されます