「光回線を利用すると、スマホが安くなった」と話す人が最近増えています。
コストパフォーマンスの良さで評判の「NURO光」でもスマホ料金の割引は発生するのでしょうか。
この疑問にずばり答えます。
「光回線を利用すると、スマホが安くなった」と話す人が最近増えています。
コストパフォーマンスの良さで評判の「NURO光」でもスマホ料金の割引は発生するのでしょうか。
この疑問にずばり答えます。
原則的に、「スマホ料金の割引」が行われるのは、携帯電話キャリアが運営しているプロバイダにおいてです。
ドコモやソフトバンクはプロバイダとして「光コラボレーション」系のサービスを提供しています。
このため、これらと契約するとドコモやソフトバンクの携帯電話の通話料が割引になります。
auは「光コラボレーション」には参加していませんが、独自の「auひかり」という回線を持っています。
このため、「auひかり」に加入すればauスマホの料金を割り引いてもらえます。
これらの割引は、回線とネットサービスだけではなく、光電話のサービスをセットで申し込むことが条件となっていることが大部分です。
「NURO光」の場合、IP電話のサービス網はおろか、携帯電話のネットワークも持ってはいません。
光回線そのものがNTTからのレンタルですから、ある意味当たり前とも言えます。
そこで、ソフトバンクの協力をあおいで、光電話のサービスを実現しています。
このため、スマホ料金の割引対象は、ソフトバンクの携帯電話等となるのです。
ソフトバンクの「おうち割」は、「NURO光(光でんわ込み)」や「ソフトバンク光」などの光回線と、ソフトバンクのスマートフォンなどをセットで契約すると、2年間毎月最大2,000円、3年目移行は毎月最大1,008円割り引かれるというサービスです。
対象機種はiPhone、スマートフォン、ケータイ、iPad、タブレット、Wi-Fiルーターとなっていますが、一部に対象外の機種があります。
自分の機種が対応しているかどうかは、ソフトバンクショップなどで確認しましょう。
「おうち割」の場合、割引の対象となるのは光回線契約者名義のスマホなどだけではありません。
同居の家族が使用しているスマホなども対象となります。
割引価格は、本人と家族で変わることがありません。
このため、家族が三人なら最大6.000円、四人なら最大8.000円の割引が受けられます。
割引が行われるのは、基本的にデータ通信プランの契約をしていた場合になります。
一般的なスマホの契約をしていた場合、「スマ放題」か「スマ放題ライト」のどちらかになり、データ定額30GBプランを選んでいた場合に限り、割引額が最大の2,000円になります。
その他のプランでは、データ通信の量が少なくなるほどに割引額が減少していきます。最低額は500円です。
2年間 | 3年目以降 | ||
スマ放題・スマ放題ライト | データ定額30GB | 2,000円 | 1,008円 |
データ定額20GB | 1,522円 | 1,008円 | |
データ定額5GB | 1,522円 | 1,008円 | |
スマ放題 | データ定額ミニ1GB/2GB | 500円 | 500円 |
データ定額(3Gケータイ) | 500円 | 500円 | |
iPad専用ベーシックデータ定額プランfor 4G LTE | 500円 | 500円 | |
タブレット専用ベーシックデータ定額プランfor 4G | 500円 | 500円 | |
4G/LTEデータし放題フラット、4Gデータし放題フラット | 1,522円 | 1,008円 |
「おうち割」は、ソフトバンク光などのソフトバンクが直接運営しているプロバイダサービスだけでなく、「NURO光」でも受けることが可能です。
「おうち割」はスマートフォンや携帯電話に対して行われる割引なので、「NURO光」であるから割引額が少なくなるということはありません。
条件の変動は、使用しているソフトバンクのスマホなどの料金プランによってのみ起こります。
ただ一つだけ注意しなければならないのは、「NURO光」の場合、ネットサービスだけでは「おうち割」の申し込みができないので、必ず「光でんわ」も申し込んでおかなければならない、ということです。
厳密に言えば、「おうち割」の条件となっているのはこの「光でんわ」の方です。
ただ、「光でんわ」のみを選択し、インターネットサービスを利用しないという契約が不可能であるため、「ネットサービス+光でんわ」という条件になるのです。
「光でんわ」はSo-net提供のサービスというよりはソフトバンク提供のサービスという雰囲気が濃厚(NURO光側では「これはソフトバンクのサービスだ」と明言はしていません)です。
このため、ソフトバンクの他のIP電話等への通話料が無料になるという特徴があります。
ただし、「auひかり」の光電話のように、同じ系列のキャリアへの携帯電話への通話料が無料になるようなサービスはありません。
携帯電話に対する通話料はどこのキャリアに対しても共通となっています(これはソフトバンク系の他のIP電話サービスでも変わりません)。
ソフトバンク携帯に対する通話料金を引き下げるためには、後述する「ホワイトコール24」に申し込む必要があります。
「NURO光」の「光でんわ」は月額料金が500円と、NTTなどの一般電話回線よりも安くなっています。
また、一般電話回線から番号を引き継いで使うことができるので、一般電話回線から特にデメリットなしで乗り換えができます。
強いてデメリットをあげれば、停電などの非常時には通話ができなくなるということがありますが、先の東日本大震災の時など、一般電話回線もあっという間に壊滅して非常時のライフラインとしては意味をなさなくなりましたから、停電時に使えないことが絶対的に不利だとはいえなくなっています。
まず「NURO光」のサービスの提供エリアかどうかを確認し、自宅がサービス範囲内であったら、加入を申し込みます。
この際、ネットサービスだけでなく、「光でんわ」の方にも加入申請をしておきましょう。
ちなみに、「光でんわ」についてはネットサービス加入後でも追加することが可能です。
NURO光のホームページに、「専用確認書」をダウンロードするためのリンクがあります。
これをクリックして書類を入手し、必要事項に記入した後、「NURO光」側に送付します。
光回線開通後、確認書の写しを持ってソフトバンクショップに行き、そこで「おうち割」の申し込みを行います。
なお、「NURO光」側では、契約者が持っている携帯電話の料金プランが「おうち割」の対象かどうかについての問い合わせには、原則的に答えてくれません。
問い合わせはソフトバンクの窓口に対して行なうことになります。
「ホワイトコール24」は、ソフトバンクが提供する光回線等を使った固定電話サービスと、ソフトバンクの携帯電話との通話料を無料にするサービスです。
「NURO光」ユーザーの場合、「おうち割」に申し込みができるなら基本条件を満たしていますので、「おうち割」と同時に申し込みを行なうとよいでしょう。
「NURO光」では2017年3月末までの期間限定で、専用申し込みページから契約手続きを行なうと、30,000円のキャッシュバックが行われるというキャンペーンを実施しています。
2017年4月以降にどうなるかはまだアナウンスされていませんが、同様のキャンペーンは今後も実施されるものと思わます。