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「NURO光 for マンション」の料金や評判は?速度やキャンペーンも解説

 

NURO光は、関東エリアで大人気の光回線サービスです。

人気の理由は、「利用料金の安さ」「通信速度の速さ」という光回線としての基本スペックの高さにあります。

そして、NURO光唯一の欠点が「関東地方でしかサービスが提供されていない」だったのですが、2018年1月より「東海・関西地方」までエリアが拡大されることが発表されました。

この提供エリア拡大は、戸建てだけでなく「NURO光 for マンション」も同様です。

そこで今回は、NURO光のマンション向けのプランはどういったサービスなのか、戸建てプランとの違いは何なのか詳しく解説していきます。

 

目次

「NURO光 for マンション」とは

NURO光は、大手プロバイダのSo-netが運営する光回線のインターネット接続サービスです。

ただし、So-net自身は光回線網を所有していません。

「ダークファイバー」と呼ばれるNTTの未使用の光ファイバーを借りることで、このNURO光サービスを提供しています。

光ファイバーをレンタルしているとはいえ、回線自体はSo-netの管理下にあるので、通信速度などについてはNTTの制約を受けることがありません。

ですので、NTTが提供する回線の「フレッツ光」や「光コラボ」の最大速度1Gbpsの倍に相当する2Gbpsで提供されているのです。

「NURO光 for マンション」はNURO光の集合住宅用プラン

「NURO光 for マンション」は、NURO光のマンション向けのサービス名称です。

他のマンション向け光回線サービスと同じように、建物に導入した1本の光ファイバーを複数戸で共有する形になります。

ただ、NURO光の配線方式は、マンション向け光回線でユーザー数が圧倒的に多いフレッツ系サービス(光コラボを含む)の方式と少し違います。

マンション地下などにあるMDF室(配電盤室)から各戸までの配線にVDSL等を使う方式ではなく、NURO光では外部からMDF室までと同じ光ファイバー配線を用います。

そもそもVDSLって?

基本的に、マンションの光回線の配線方式は3種類あります。

それが「光配線方式」「VDSL方式」「LAN配線方式」。

その中で最も幅広く普及している通信方式が「VDSL」です。

VDSLは、マンションまでは戸建てと同じように光ファイバー配線を引っ張ってきて、そこから各部屋には光ファイバーではなく、従来の電話回線を利用して光回線を繋げる通信方式です。

そのため、マンションまでは「最大速度1Gbps」の光回線でも、各部屋に電話回線を挟んで到達するので「最大速度100Mbps」まで低下といった制限を受けてしまいます。

NURO光ならこの速度低下の制限を受けない

先ほど紹介したように、他のマンション向け光回線サービスの場合、MDF室から各戸までの配線の媒体(VDSL)の能力によって、最大速度が大きく制限を受けてしまいます。

そのせいで同じ光回線サービスでも、戸建てプランの最大速度に比べて、集合住宅プランの最大速度はかなり低かったりします。

しかし、「NURO光 for マンション」は最後まで光配線方式なので、配線の媒体を原因とする速度低下が起こらないというメリットがあります。

マンションの光回線の最大速度は「100Mbps」が圧倒的に多い中、最大速度「2Gbps」を利用できるのはとても魅力的ですよね。

「NURO光 for マンション」の基本情報

「NURO光 for マンション」の基本情報

冒頭でも述べましたが、NURO光最大の特徴は「月額料金が安い」「通信速度が速い」という光回線としての基本スペックの高さです。

それでは、「NURO光 for マンション」の基本情報を見ていきましょう。

料金プラン

「NURO光 for マンション」の料金プラン

初期費用

契約事務手数料3,000円と、各戸への工事費40,000円が必要です。

ただし、工事費に関しては36ヶ月での分割払いとなります。

月額負担金

利用者数 Hands-up会費 月額料金 合計月額
4~6人 900円 1,600円 2,500円
7人 800円 2,400円
8人 700円 2,300円
9人 600円 2,200円
10人以上 300円 1,900円

NURO光マンションを利用するためのHands-upとは?

「NURO 光 for マンション」を利用するためには、「Hands-up」というものに絶対加入しなければいけません。

この「Hands-up」とは一体何なのか見ていきましょう。

そのマンションにNURO光が導入される時点で設立される団体

お住いのマンション内に「NURO 光 for マンション」の回線設備の導入が決まった時点で「Hands-up」が設立されます。

これは、NURO光を運営するSo-netに設備導入工事費(共用部分の工事費)、および設備維持管理費を支払うための任意団体です。

Hands-upへの加入は必須条件

「NURO 光 for マンション」を利用するためには、この「Hands-up」に加入することが必須条件となります。

「Hands-up」の会費は、月額料金に含まれ、Hands-upの運営費、設備導入工事費、および設備維持管理費に充当されます。

※設備導入工事費(60,000円※24回分割払い)、設備維持管理費は、Hands-upがSo-netに対して支払う費用です。

Hands-up会費

「Hands-up」の運営費、「NURO 光 for マンション」の設備導入費および設備維持費に充当します。

毎月1日時点の当該契約者数に応じて、当月のHands-up会費が確定します。

※Hands-upの代理でソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社から請求されます。

サービス提供エリア

NURO光のサービス提供エリアが拡大

冒頭でも述べましたが、NURO光最大の欠点は「関東エリアでしかサービスが提供されていない」ことでした。

しかし、2017年11月20日、ついに「NURO光」のエリア拡大が発表されました。

拡大されるエリアは「東海4県」「関西2府3県」、サービスの提供は2018年1月下旬より開始です。

大都市の「大阪」「名古屋」でもNURO光が利用できるようになるので、これからどんどんユーザーが増えていくことが予想されます。

提供エリア

 

東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬の関東1都6県

愛知・静岡県・岐阜県・三重県の東海4県。(2018年1月下旬より提供開始)

大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良の関西2府3県。(2018年1月下旬より提供開始)

※一部地域では利用できない場合があります。

対象住居

「NURO 光 for マンション」が既に導入されている集合住宅の場合は、申し込めばすぐに利用することができます。

もしまだ「NURO 光 for マンション」が導入されていない場合は、まず4人以上のNURO光接続希望者が集まるまで待たなければなりません。

4人以上のNURO光接続希望者が揃ったら、マンションの管理組合とNURO光(So-net)が交渉をする流れになり、その後「NURO 光 for マンション」が設備導入されます。

その他のサービス

NURO光の無料標準装備

最後に「NURO 光 for マンション」のその他のサービスをご紹介します。

ホームゲートウェイ(無線LAN付きONU)が無料

自宅でインターネットを利用するためには、光ファイバーを家庭内のネットワークで使用するための「端末装置(※メディアコンバーターやONUと呼ばれる)」が必要になります。

また、さらにこのネット回線をデバイスに繋ぐためには、「ルーター」「無線LANルーター」が必要になります。

上の「端末装置」に関しては、どの光回線サービスでもだいたい無料で付いてきますが、下の「ルーター」「無線LANルーター」に関しては、有料レンタル(※月額○○円)、もしくは自分で用意しなければならないケースがほとんどです。

しかし、NURO光は、「端末装置」に「無線LANルーター」の機能が付随したホームゲートウェイ(無線LAN付きONU)を無料で貸し出してくれます。

ですので、「NURO 光 for マンション」の回線工事さえ済めば、すぐにWi-Fi接続することができます。

セキュリティソフトに関して

PCでインターネットする場合、ウイルス対策のためのセキュリティソフトは必須です。

その際、契約した光回線のオプションサービスのセキュリティソフト(月額○○円など)を活用する方がおられるかと思います。

「NURO 光 for マンション」では、オプションサービスとして「カスペルスキーセキュリティ」を提供しています。

初期費用は無料、月額料金は500円。

最大5台までカバーしてくれるので、お手持ちのスマートフォンやタブレットにもインストール可能です。

ちなみに、NURO光の戸建ての場合は、この「カスペルスキーセキュリティ」が無料で標準装備されています。

一方、「NURO 光 for マンション」は月額料金がかなり安いので、このセキュリティソフトを無料で付けるまでには至らなかったみたいです。

NURO光でんわ

NURO光でんわ

「NURO光でんわ」は、NURO光とセットで申し込むことで利用できるIP電話サービスです。

NTT一般加入電話番号をお持ちの場合、現在お使いの電話番号・電話機がそのまま利用できます。

また、番号表示やキャッチ電話などのオプションサービスも利用可能です。

基本スペック

まずは、NURO光でんわの基本スペックから見ていきましょう。

月額基本料

「NURO光でんわ」は、基本料金500円とユニバーサルサービス料2円が請求されます。

基本料金 500円
ユニバーサルサービス料 2円
通話料
通話相手先 料金
SoftBankの光電話系サービス 0円
一般固定電話 3分7.99円
国内携帯電話 8-23時 1分25円
23-8時 1分20円
工事費や機器損害金

「NURO光でんわ」を利用する場合には、最初に回線工事費として3,000円を請求されます。

とはいっても、この際に壁に穴を開けるような工事が行われるわけではなく、一般電話を接続できる端末機器(TA)が送られてくるだけです。

このTAを使用者の不注意などの原因で破損してしまった場合、機器損害金として12,000円を請求されます。

回線工事費 3,000円
機器損害金 12,000円

SoftBankユーザーに嬉しい「おうち割 光セット」

「NURO光 for マンション」とセットで「NURO光でんわ」にも加入したユーザーには、SoftBankユーザーにお得な「おうち割 光セット」が適用されます。

SoftBankのスマートフォン・ガラケー・タブレット(iPad含む)、モバイルルーターのいずれかを利用しているユーザーには、毎月最大2,000円の割引サービスが適用されます。

適用条件
申込方法

NURO光の公式サイトから確認書をダウンロードし、必要事項に記入してNURO光に送付し、回線開通後にソフトバンクショップへ行って申し込むという手順になります。

NURO光のテレビサービス

NURO光は、他の光回線サービスにあるようなテレビサービスを提供していません。

代わりに「U-NEXT」というストリーミングサービスがオプションで用意されています。

ただし、自宅に「地デジアンテナ」などが設置されていない場合、「U-NEXT」に申し込んだところで、地上デジタル放送を見ることができないので注意して下さい。

U-NEXT for NURO

ご家庭向けのオンデマンド映像配信サービスです。

「映画」「ドラマ」「アニメ」などの動画が最新作から旧作まで楽しめます。

パソコン、スマートフォン、タブレット、テレビなど、ライフスタイルに合わせて利用することができます。

月額料金は980円。

「NURO光 for マンション」の通信速度

他社の光回線のマンション向けサービスでは、ほとんどのケースで建物内の配線は光ファイバーではなく、従来の電話回線を利用して各部屋に光回線を繋げています。(通信方式VDSL)

上記でも述べましたが、これが戸建てプランの最大速度に比べて、マンションプランの最大速度が遅い理由です。

よくあるパターンが戸建ての場合は「最大1Gbpsの光回線」、集合住宅の場合は「最大100Mbpsの光回線」です。

「NURO光 for マンション」は建物内の配線も光ファイバー

しかし、「NURO光 for マンション」は、建物内の配線も光ファイバーとなっています。

光ファイバーは高速通信が可能なのですが、電話回線よりも折り曲げにくいので、集合住宅の建物内部の配管に通すことはできないとずっと言われていました。

これが、他社の光回線サービスのマンション用配線には「一般電話回線(メタル線)」が使われた理由です。

技術の進歩により、建物内部の光ファイバー設置が可能に

しかし、その後の技術の進歩により、従来のものよりも折り曲げに強い光ファイバーが開発され、メタル線用の配管でも通すことができるようになりました。

そして、「NURO光 for マンション」は、この新しいタイプの光ファイバーを採用しています。

このため、原理的には通信速度は一戸建て用と同等になります。

速度スペック

 

※通信速度は、NUROネットワークからご利用場所に設置する宅内終端装置(ホームゲートウェイ)へ提供する最大速度です。

※インターネット利用時の実効速度は、利用環境や回線の混雑状況などにより変化します。

※無料標準装備の無線LANルーターの技術規格上の最大速度は450Mbpsです。