「エリアリンク」という企業名には馴染みはないけれど、オレンジのシャッターのトランクルームといえば、近所にある「あれかな?」と思いつく方もいらっしゃるかもしれません。
実は、エリアリンクは皆さんの身近にある「ハローストレージ」を経営する会社なのです。
ここでは、そんなハローストレージでのトランクルーム経営の特徴や、メリット、デメリット、口コミによる評判をまとめました。
「エリアリンク」という企業名には馴染みはないけれど、オレンジのシャッターのトランクルームといえば、近所にある「あれかな?」と思いつく方もいらっしゃるかもしれません。
実は、エリアリンクは皆さんの身近にある「ハローストレージ」を経営する会社なのです。
ここでは、そんなハローストレージでのトランクルーム経営の特徴や、メリット、デメリット、口コミによる評判をまとめました。
オレンジの背景に白地のHello Storageの文字や、サンリオの超有名キャラクター、ハローキティが描かれた看板を掲げたトランクルームを見かけたことはありませんか?
それが、北海道から九州まで全国でサービス展開するエリアリンクのトランクルーム「ハローストレージ」です。
エリアリンクはストレージ事業(収納ビジネス)における国内シェアを、2013年度の11.7%から2015年度には13.7%にまで急伸させ、トップシェアを獲得しました。現在伸び盛りの企業です。
シェアの高さはトランクルーム経営を検討している方にとって、特に注目すべき材料でしょう。
ハローストレージとの契約形態は、「一括借り上げ」方式です。
「一括借り上げ」とは、ハローストレージがオーナーの所有する土地を、第三者(利用者)に転貸することを目的としてまとめて借り上げる方法のことです。
オーナーにはトランクルームの稼働状況に関わらず、毎月一定の賃料が支払われます。
オーナーはハローストレージに土地を貸すだけで、トランクルームのややこしい運営や管理を行う必要はありません。
集客、契約、集金、メンテナンス、清掃、トラブル対応など運営管理業務のすべてをハローストレージに任せることができます。
複数のタイプのトランクルームが用意されているので、需要や条件に合わせて設置タイプを選択することができます。
24時間利用可能な屋内型の収納スペースです。
首都圏中心に約15,000室と業界最大級の取り揃えです。
室内を大小のスペースに区画して、各種サイズの収納空間をリーズナブルにレンタルします。
丈夫な海上輸送用コンテナを、0.8~8畳の6タイプの大きさに区切り、レンタルしています。
屋内型トランクルームよりも比較的安価で貸し出しており、車でアクセスしやすい立地にあるのも特徴です。
間口はドアタイプ、シャッタータイプがあります。
また、屋外型トランクルームをバイクの駐車場として利用することも可能です。
盗難やイタズラから愛車を守りたい、 大切なバイクを雨風で汚したくない人におすすめです。
部品やツーリング用品を一緒に収納しておくこともできます。
ハローストレージでは、ユーザーが安心して利用できるよう、ALSOKとセコムの2つの警備専門業者に業務委託し、24時間警備を実施しています。
防犯カメラおよび照明が設置されているので、夜間でも不安を感じずに利用することできます。
また、「ハロー安心保証パック(※)」を提供することで、万が一のトラブルに備えています。
月額324円(4帖以上は432円)で、紛失に伴う鍵の再発行や警備会社による緊急出動、解約後に利用した収納スペースに傷や汚れがあった場合の原状回復作業などの費用を保証の対象として、すべてのサポートを無料で提供するサービス
ハローストレージのトランクルームはいつでも自由に出入りできます。
深夜の作業のために、機材や工具、資料を取り出したい人や片付けたい人、土日祝日が休日ではない仕事の人などにとって、いつでも利用できるというのは、大変大きなメリットになります。
「一括借り上げ」方式のため、オーナーはハローストレージに所有地を貸すだけでOKです。
トランクルームを経営するために、土地の整備やコンテナを調達するための初期費用を用意する必要がありません。
トランクルームはそもそも、コンテナタイプはもとより、ルームタイプであっても資産価値がないと判断する金融機関が多く、担保にして資金を調達するのが難しい分野です。
開業資金の心配がいらないことは、オーナーにとって魅力的な事業といえます。
ハローストレージとの一括借り上げ契約期間は、基本的に10年間です。
安定した契約で長期間のサポートが受けられる反面、途中での解約や用途変更が難しくなります。
そのため、比較的短期の土地活用として、トランクルーム経営を検討している人には不向きでしょう。
駅から遠い、地形が悪い、日当たりが悪い土地や、アパートやマンションを建てるには狭い土地、将来的に利用する予定があるので建物を建てたくない土地など、マンション・アパート・駐車場経営には不向きな土地でも、屋外型トランクルームなら有効活用できます。
ハローストレージでは、50坪以上の土地であれば住居に向かない変形地でも問題なくトランクルームとして活用しています。
若者の車離れを反映して、都市部で自動車の所有台数の減少がみられるといわれるようになって久しいです。
また、ここ最近では、高齢者に運転免許返納を促す取り組みもおこなわれるようになっています。
その影響で、「月極め駐車場が一度空いてしまうとなかなか埋まらない」という悩みを抱えているオーナーも少なくないようです。
ハローストレージでは、空いた駐車スペースをトランクルームとして再活用することが可能です。
ハローストレージのトランクルームは全国に1,400物件、室数70,000室(2017年3月現在)以上と業界No.1の店舗数を誇ります。
数が多い分、ユーザーの自宅や職場の近くの利用しやすい環境に、ハローストレージがある確立は高くなります。身近な場所で便利に使えるということでユーザーからも好評を得ています。
また、ハローキティという幅広い年齢層に好まれているキャラクターとのコラボレーションで生まれた「かわいいトランクルーム」もユーザーの目に留まりやすく、親しみが持てます。
コンテナとは縁遠そうな女性客を取り込み、顧客層の広がりが期待されています。
数ある土地活用のなかでも、トランクルームは将来性の高い活用方法のひとつです。
トランクルームサービスは、日本ではまだ認知度が低いサービスですが、近年その需要は高まりをみせており、毎年10%の成長を続ける市場になっています。
現状トランクルームは100世帯に1室の割合でしか普及しておらず、今後も需要拡大が大いに期待できます。
2027年には現状比2倍強の1,000億円規模へと成長する市場であるという意見もあります。
土地活用の目的に節税対策を挙げる人も少なくありません。
黙って持っているだけでも、土地には税金がかかってきてしまうからです。
しかし、残念ながら、トランクルーム経営では、節税対策の効果はあまり期待できません。
賃貸住宅のように「住宅用地の課税標準の特例措置」を適用できないため、固定資産税や都市計画税を節税することができないのです。
敷地は更地と同等の扱いになりますから、注意してください。
ただし、相続税については「貸家建付地の評価減」と「小規模宅地等の特例」を受けられる場合があります。
これはトランクルームのタイプとトランクルーム業者との契約形態によって変わってくるので、税理士など専門家に確認すると良いでしょう。
一括借り上げは一定の賃料保証はありますが、それがずっと続くわけではありません。
定期的に値下げ交渉があるので、ハローストレージの経営状況、市場動向、景気などによってどの程度、下振れするかわからず不安が残ります。
最後にハローストレージでトランクルーム経営を始める際のおおまかな流れをご説明します。
土地活用を始めるには、所有地の特徴の把握、資金計画の立案などを行い、自分たちがどのような活用方法を望んでいるか整理しておく必要があります。
同時に土地活用を行っている会社のセミナーに参加したり、資料請求を行うなどして、複数社の情報を仕入れておきます。
各社の営業担当者から説明やヒアリングを受けます。
オーナーからもいろいろと相談してみましょう。
これは営業担当者の受け答えなどから、会社の質を窺い知るための重要な機会です。
オーナーから相談を受けた各社は、その土地に適した活用方法を提案するため、立地・地形などの基本調査に加え、人口動態、利便性、雇用、生活関連施設の充実度、都市計画などの調査を行います。
各社から土地活用の提案を受けます。
ハローストレージでは物件診断/マーケティングから提案まで最短3日で行われます。
提案された内容を十分検討して、依頼先を決定します。
ハローストレージに依頼先を決めたら、契約を締結します。
一括借り上げで、運営管理はハローストレージにお任せ。
オーナーの手を煩わせることはありません。
ハローストレージではWEB割引やキャンペーンなどをまめに行うなど、集客にも力を入れています。
ネットを利用した集客を積極的に行うことで、リーズナブルな価格でユーザーに提供する企業努力も見受けられます。
業界最大手の強みもあることですし、ハローストレージをトランクルーム経営の委託先候補のひとつにする価値は、大いにあるといえそうです。