投資信託の選び方のポイントを紹介!初心者に向いているファンドは?
2018年現在、国内で販売されている投資信託(ファンド)の数はおよそ6,000本あります。
これら投資信託にはそれぞれ特徴があり、誰にもおすすめできるファンドというものはありません。
投資信託の購入目的は、
- 「銀行の定期預金の金利より高くて、リスクが低めのもの」
- 「日本の個人向け国債よりも利回りが期待できて、安全度が高いもの」
- 「多少リスクがあってもいいから、利益を期待できる商品」
- 「余剰資金なのでハイリスクハイリターンで夢のある商品」
といったように人によって様々です。
そのため、投信取引をする場合、自分の目的にできるだけ沿ったファンドを選ぶことがとても大切です。
そこで今回は、投資信託の選び方のポイントを分かりやすく解説していきます。
目次
何に投資しているファンドか
投資信託を選ぶ上でまず1番に見るべきポイントは「何に投資しているファンドか」です。
投資信託は
- 株式型
- 債券型
- REIT型
- コモディティ型
- バランス型
といったように、投資しているジャンルによって大きく分類されます。
株式型は、上場されている株式に投資しているファンドなので、値動きが大きく、多少のリスクを取ってでも利益を得たい方に向いています。
債券型は、国が発行する国債や企業が発行する社債といった債券のみで構成されるファンドなので、値動きが小さく、リスクの低い堅実な運用を求める方に向いています。
他にも、
- 不動産に投資するREIT(リート)型
- 金、原油、農作物などを組み入れて運用するコモディティ型
がありますが、これらはその市場の値動きに連動するファンドです。
そしてバランス型は、これら全ての分野にバランスよく投資しているファンドです。
どこに投資しているファンドか
次に見るべきポイントは「どこに投資しているファンドか」です。
投資信託は国内だけでなく、海外に投資しているファンドも多数あり、その中でも先進国と新興国(※発展途上国のこと)に分かれていたりと本当に様々な種類があります。
基本的に株式型・債券型・REIT型の投資信託は、国内より海外に投資しているファンドの方が、為替の影響を受けることもあり、値動きが大きくなる傾向があります。
また、海外に投資しているファンドは、やはり先進国の資産に投資している商品の方が安定傾向にあります。
逆に、潜在的な経済成長力を秘めた新興国の資産に投資しているファンドは、値動きが大きいので、ハイリスクハイリターンな投資を目的としている方に向いています。
|
為替の影響 |
値動き |
国内ファンド |
あまり受けない |
海外より小さい |
先進国ファンド |
大きく受ける |
国内より大きい |
新興国ファンド |
先進国より受ける |
先進国より大きい |
どのように運用しているファンドか
最後に見るべきポイントは「どのように運用しているファンドか」です。
投資信託は運用方法の違いから、
の2種類に分類されます。
この2種類のファンドにはそれぞれどういった特徴があるでしょうか。
インデックスファンド
インデックスファンドは、日経平均株価や東証株価指数といった指数(インデックス)と連動することを目的に運用している投資信託です。
指数に連動したファンドなので、値動きの理由が分かりやすい、信託報酬などの投資コストが安いといった特徴があります。
アクティブファンド
アクティブファンドは、指数を上回る運用成果を目指して運用している投資信託です。
ファンドマネージャーが期待できる資産や銘柄を選び、投資信託に組み入れていきます。
そのため、運用が成功するかどうかは、ファンドマネジャーの実力に大きく影響します。
なお、アクティブファンドは、投資のプロの労力がかかっている分、信託報酬などの運用コストが高めに設定されてるケースがほとんどです。
投資信託の選び方まとめ
以上、投資信託(ファンド)の選び方について、3つのポイントに分けて見てきました。
多種多様な投資信託ですが、このように分類して見てみると、自分に最適なファンドが見つかるのではないでしょうか?
極端に言えば、
最もリスクが低くて安全な資産運用できる可能性が高い投資信託は
債券型・国内・インデックスファンド
最もリスクが高くてドリームがある可能性が高い投資信託は
株式型・新興国・アクティブファンド