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株式投資を始める前に「証券会社」とは何かを知ろう!

 

株式投資を始める前に「証券会社」とは何かについて考えてみましょう。
証券会社を知らずして株式投資を始めると、基礎がしっかりしないので後から得た知識が定着しにくくなります。
ここでは、初めて株式投資をする人でもわかりやすいように「証券会社とは何か」を解説していきたいと思います。

目次

そもそも株ってどこで買うの?

あなたが「A社の株を買いたい!」と思ったとしましょう。

株はどこにいけば買うことができるのでしょうか?

株を発行しているA社に行っても株は売っていません。A社のホームページを見てみても買うことはできません。

では、どこにA社の株は売っているのでしょうか?

答えは証券取引所です。

証券取引所とは、色々な企業の株が日々、売られたり、買われたりしているところです。証券取引所には、大小様々な種類があります。

主だったものを挙げていきます。

東京証券取引所(東証)
  • 東証一部(大企業向け)
  • 東証二部(中小企業向け)
  • マザーズ(新興企業向け)
  • JASDAQスタンダード/グロース(新興企業向け)
名古屋証券取引所(名証)
  • 名証一部(大企業向け)
  • 名証二部(中小企業向け)
  • セントレックス(新興企業向け)
福岡証券取引所
  • 福証一部(地場有力企業向け)
  • Qボード(新興企業向け)
札幌証券取引所
  • 札証一部(地場有力企業向け)
  • アンビシャス(新興企業向け)

これらの市場で売買してもらえるようになること=「株式を上場する」

これらの市場で売買してもらえるようになることを、「株式を上場する」といいます。

上場には、それぞれの市場に厳しい審査基準がありますが、その基準は大企業向けの市場ほど厳しいものになっています。

東証1部の株が一番おすすめ

一番有名な東証一部には、現在1946銘柄(2016年2月24日時点)の企業が上場しています。

有名な企業が多く、取引量も多いため、値動きは比較的安定しています。

それに比べて新興企業向けの市場、ジャスダックなどは、値動きが激しい傾向にあり、ハイリスク・ハイリターンになりがちです。

値段の安い株が多いため買いやすいイメージですが、初心者の方が、初めて株を購入するときは、東証1部の株を買うことをお勧めします。

証券取引所に行けば、株を購入できるわけではない

A社の株が証券取引所で売っていることはわかりました。

では証券取引所に行けば、株を購入することはできるのでしょうか?

答えは、購入できません。

A社の株式は、この証券取引所という市場で売買されていますが、証券取引所から直接買うことはできないのです。

ではいったいどうすればいいのでしょうか。

私たちは証券会社を通じて株を買うのです。

証券会社は 私たち個人投資家の注文を取りまとめて注文する役割を担っています。その取りまとめた注文が証券取引所に取り次がれ、売買されるのです。

A社の株を買いたいという注文を証券会社に出し、証券会社が注文を仲介をすることで初めてA社の株を買うことができます。

つまり、証券会社を通さなければ株を買うことができないのです。

したがって、株を買いたい時は、まず証券会社に口座を開設する必要があります。

証券会社とは?

証券会社とはどのような業務を行っている会社なのでしょうか。

証券会社が行っている業務は以下の通りです。

 

  • 委託売買(ブローカー)業務
  • 自己売買(ディーラー)業務
  • 引き受けおよび売り出し(アンダーライター)業務
  • 募集・売り出しの取り扱い(セリング)業務

先ほど説明した「私たち個人投資家の注文を取りまとめて注文し、売買を仲介する」というのは、この中の委託売買の業務(ブローカー業務)にあたります。

この業務が一番イメージしやすいのではないでしょうか。

この委託売買以外の業務は、私たちが普段生活している中ではなかなか関わることがありませんので、ここでは割愛させていただきます。

証券会社による委託売買業務とは?

証券取引所に注文を出して株式を売買できるのは、取引所の会員である証券会社のみです。

投資家は直接取引所に注文を出して売買することはできないのです。そこで、証券会社に売買を委託します。

この証券会社にしかできない業務のことを「委託売買業務」といいます。

売買を委託された証券会社は、委託を受けた注文を執行し、売買を成立させます。

証券会社はあくまでも売買を仲介しているだけなので、価格変動によるリスクなどは全て投資家が負うこととなります。

証券会社は、売買の委託を受ける際に手数料を受け取ることができます。

これを株式委託手数料といい、売買手数料、取引手数料とも言われるものです。

銀行と証券会社の違い

銀行と証券会社は同じ金融業を営んでいますが、具体的には何が違うのでしょうか。

銀行と証券会社はの違いについて見ていきましょう。

①「間接金融」と「直接金融」

銀行は「間接金融」、証券会社は「直接金融」であるという違いがあります。

「金融」とは、資金が必要な人と資金を提供する人の間で資金を融通し合うことを言います。

間接金融

「間接金融」とは、文字通り間接的に資金を融通し合うことを意味します。

つまり、資金を出す人と資金を受ける人の間に第三者が入っている間接的な金融取引のことです。いわゆる銀行預金がこれにあたります。

企業は、預金者から直接資金を融通してもらうのではなく、銀行を介して間接的に資金を受け取ることになります。

直接金融

「直接金融」は資金を出す人と資金を受ける人が、直接資金を融通する取引のことです。証券会社を通じて株式に投資をすることが「直接金融」にあたります。

証券会社は、あくまでも投資家の注文を仲介しているだけであり、投資家は企業の株式を買うことで、実質的に企業に対して直接資金を融通していることになります。

②リスク構造の違い

「間接金融」である銀行預金と「直接金融」である株式投資では、リスクの構造が大きく異なります。

「間接金融」である銀行預金では、私たち個人投資家は銀行に預金を行います。銀行は預金として集めた資金を、企業に貸しだして利益を出します。

もし貸付を行った会社が倒産したとしても銀行がリスクを負う為、投資家(預金者)はリスクを負いません。

それに比べて、「直接金融」である株式投資はにおいては、証券会社は投資家と企業などの仲介をしているだけなので、投資先の企業の倒産や金融商品の値下がりは投資家の損失となります。証券会社がリスクを負うことはありません。

③預金業務を行えるか、株式を扱えるか

一番わかりやすい銀行と証券会社の違いは、預金業務を扱えるのは銀行の特権であり、株式を取り扱えるのは証券会社の特権であるということです。

銀行に行っても株は買えませんし、証券会社に行っても預金はできません。

これが銀行と証券会社の大きな違いです。

証券会社のイメージ

証券会社というとみなさんはどのような会社をイメージするでしょうか。

一度も利用したことのない人は、ピンとこない方も多いのではないでしょうか。

銀行とは違うの?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

証券会社と銀行は、似ているようで全然違います。

「証券会社は危険なイメージ」

「銀行なら安全なイメージ」

というようなイメージを何となく持っている方も多いのではないでしょうか。

私が営業をしていた頃も、特に高齢の方の個人宅に新規訪問すると、「銀行としか付き合いはしません」という方が非常に多かったことを記憶しています。

しかし、話を聞いていくと銀行で投資信託を買っていたりするのです。

「銀行から買う商品は安全」で、「証券会社から買う商品は危険」というようなイメージを持たれているようでした。預金と株を比較すると、それは株の方が危険です。

しかし、昔と違い、銀行と証券の垣根はどんどん無くなってきています。銀行がハイリスクの投資信託を売り、証券会社がノーリスクの銀行業を行う時代になっているのです。

証券会社が倒産したらどうなるの?

では、自分の大事な資金や金融資産を預けている証券会社が倒産したらどうなるのでしょうか。知っておかないと不安ですよね。

銀行であれば、ペイオフ制度により1000万円までは保護されるということはほとんどの方がご存知でしょう。

では証券会社の場合はどうなるのでしょうか?

結論から申し上げると、資産はきちんと返ってきます。

証券会社は、預かっている投資家の資金は、証券会社の財産と分けて管理(分別管理)しなければならないと法律で定められています。

ですから、証券会社が倒産したとしても、投資家の資産はきちんと返してもらえることになります。

投資先の企業が倒産した場合のリスクは伴いますが、証券会社が倒産するリスクに関しては心配せずに安心して投資を行ってください。

証券会社を選ぶ際のポイント

証券会社を選択する際に、どこを選べばいいのか迷う人も多いと思います。

投資を始めるにあたって、自分に合った証券会社を見つけることが大事になってきます。

ここからは、自分に合った証券会社の選び方を少し説明させていただきます。

証券会社の種類

証券会社は大きく分けて「対面型」と「ネット型」の2つに分かれます。

①対面証券

対面証券とは、いわゆる昔ながらの証券会社です。

大手証券会社といわれる有名な証券会社でいうと、野村證券、大和証券、SMBC日興証券などです。

対面証券は、店舗を有する証券会社であり、口座を開設すると、営業員が担当につくか、コールセンターでお客様をサポートしてくれます。

デメリット
こんな人に向いている

②ネット証券

ネット証券は、いわゆる「インターネット専業証券会社」と言われ、有名なところでいうとSBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券などがあります。

ネット証券の最大の魅力は、なんといっても手数料が安いということです。

対面証券と違って、営業拠点や営業員を必要としないため、人件費などの固定費が削減可能となりました。

手数料が安いということは、その分利益が出やすくなるということです。

しかし、情報収集・銘柄選択・注文など、すべて自分でしなければいけません。

デメリット
こんな人に向いている

・時間的にも能力的にも、自分で情報を集めることができる

・相談せずに自分で投資判断ができる

③対面証券とネット証券どちらか決まったら

同じ株を購入するのであれば、手数料が安い方がいいと考える人は多いと思います。

対面証券かネット証券かを決めたら、さらに具体的な比較をして証券会社を絞っていきましょう。

主な比較の基準を2つピックアップして説明します。

手数料体系で比較する

株式の売買の手数料は証券会社毎に異なり、一律ではありません。

デイトレードがメインなのか、取引頻度は少ないが1ロットが大きいのか等、投資スタイルによって最適な手数料システムは異なります。

きちんと自分の投資スタイルを見極め、それに合わせて証券会社を選択することが大事です。

取引ツールで比較する

取引ツールとは、株取引において投資家をサポートするものです。

ネット上で株式の注文ができますし、情報収集ができたり、チャート分析ができたりします。

どこの証券会社も自社の取引ツールをもっていますが、証券会社によって取引ツールの特徴が違います。

自分に合った取引ツールを見つけることが投資の結果にも影響を与えるかもしれません。

何社かの取引ツールを比べて、一番使いやすいところを選んでもいいでしょう。

まとめ

証券会社は最近でこそ身近な存在になってはきましたが、それも一部の人に限られていると思います。

証券会社で運用をしたことのない人は依然として多く、

というイメージを持たれている方がまだまだ多いのが現実です。

少し調べてみると、証券会社のイメージが変わるかもしれません。

証券会社でしかできないこと、銀行でしかできないことを理解し、自分に合った資産運用を行いましょう。