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仮想通貨とは何か?簡単で分かりやすい初心者講座

 

近年、新しい投資対象として大きな注目を集めているのが仮想通貨です。

ただ、仮想通貨に関して

  • そもそも何なの?
  • どんな特徴があるの?
  • どうやって買うの?

と疑問を持つ方が大勢いらっしゃるかと思います。

ですので、「仮想通貨」というワードをよく耳にするけど、実際どんなものなのか全然分からないという方に向けた特集ページを執筆しました。

仮想通貨について初心者の方が、大体どんなものなのかイメージできるよう、簡単に分かりやすくご案内していきます。

興味がある方はぜひご覧ください。

 

目次

仮想通貨とは何か?

仮想通貨とは、インターネット上に存在する電子的な通貨です。

通常のお金のように、紙幣や貨幣など実際の物としての形が存在しないため、「仮想通貨」「暗号通貨」や「デジタル通貨」などと呼ばれています。

暗号通貨の方が正しい読み方?

仮想通貨と暗号通貨は意味に違いはありません。

ただ、海外では暗号通貨の意味を持つ「CryptoCurrency」が使われています。

そのため、本来は日本でも暗号通貨の方が正しい読み方になります。

しかし、すでに仮想通貨という言葉の方が浸透してしまっており、「仮想通貨=暗号通貨」の意味で使われています。

デジタル通貨と言われてイメージするのは

デジタル通貨と言うと、現在日本で普及している「Suica」や「nanaco」「楽天Edy」といった電子マネーと同じようなものをイメージする方が多いかと思います。

しかし、仮想通貨と電子マネーは明確に違う性質を持っています。

簡単に言うと、電子マネーは発行元がありますが、仮想通貨にはありません。

ですので、仮想通貨はどちらかと言うと、現物はありませんが「円」や「ドル」の通貨に近い性質を持っています。

仮想通貨の特徴

次に、仮想通貨の特徴を解説しています。

※800種類上あると言われている仮想通貨の中には、下記に紹介する特徴に当てはまらない通貨も多数あります。

①特定の管理者がいない

基本的に仮想通貨は、特定の誰かが管理しているものではありません。

例えば、従来の通貨の場合

  • 円→「日本」
  • 米ドル→「米国」
  • ユーロ→「欧州」

というように、それぞれ自国の通貨を自国の機関が管理しています。

しかし、仮想通貨には管理する機関が存在しません。(※一部例外)

では誰が管理しているのかと言うと、その通貨の保有者全員で管理しているという仕組みなのです。

これは仮想通貨の大きな特徴です。

②特定の国家や銀行に依存しない

先ほど述べた「特定の管理者がいない」ことによって生まれる性質なのですが、管理者がいないということは、特定の権力に依存しない通貨とも言えます。

例えば、円やドルといった通常の通貨は、国や銀行が発行して、国がその通貨の価値を保証してくれています。

つまり、円が日本で使用できるお金なのは、日本国や日本の銀行が換金できることを保証してくれているから成り立っているのです。

しかし、仮想通貨は特定の国家や銀行に依存せずに存在することが可能です。(※一部例外)

では、「なぜ通貨の価値を保証してくれる機関がないのに、お金として成り立つの?」と疑問に思いますよね。

それは、仮想通貨の特徴である「システムの信頼性」によって、お金としての価値を生み出している仕組みなのです。

仮想通貨は誰でも作り出せる?

特定の国家や銀行に依存しない通貨ということは、極端に言ってしまうと「誰でも換金性がある通貨を作り出せる」ということになります。

なので、近年はこぞって様々な企業や団体が独自の仮想通貨を作成し始めています。

そのため、詐欺みたいな通貨が出回りやすい状況でもあるので、そこには注意しなければなりません。

③インターネット上のデータ

仮想通貨は、インターネット上のデータです。

ですので、紙幣や貨幣のように実際に手に取って見ることはできません。

コールドストレージ(ビットコイン)

データを二次元バーコードにして、紙にプリントアウトしてビットコインを使うことは可能です。

これを「コールドストレージ」と言います。

ただこれは、紙そのものがビットコインというわけではなく、紙に印刷されたデータがビットコインということです。

④優れたシステムを有している

仮想通貨が画期的だったのは、ネット上に通貨として存在するための優れた「システム」の部分です。

仮想通貨の発端となったビットコインは、

  • ブロックチェーン技術
  • P2P分散化技術
  • プルーフオブワークシステム

といった新たな技術によって、通貨としての安全性が保たれています。

また、現在では、上記の「ブロックチェーン」という技術が、お金に関する様々な新技術が生まれる可能性を秘めているということで注目されています。

⑤法定通貨と換金性がある

これまでネット上でやり取りされていた「電子マネー」は、円やドルなどの法定通貨から電子マネーに変えることはできましたが、電子マネーから法定通貨に変えることはできませんでした。

しかし、仮想通貨はインターネット上に取引所が存在するので「法定通貨への換金」が可能です。

現状では、ビットコインやイーサリアム、リップルといった代表的な仮想通貨は、ドル/円の為替取引と同じように、取引所にてドルや円とのやり取りが常時行われています。

そのため、為替取引の「FX」と同じような取引ができるので、新たな投資対象として注目されているのです。

⑥海外で両替せずとも使えたりする

海外旅行するとき、当然その訪れる国の通貨に両替するかと思います。

その際、両替所に行ったり手数料が安いところを探したりと色々と面倒ですよね。

しかし、最も流通している仮想通貨「ビットコイン」なら両替する必要がありません。

なぜなら、今では全世界の人々がビットコインを使っているからです。

アメリカでもイギリスやドイツでも、多くの国々でビットコインを利用することができます。

※当然、国や店舗によってはビットコイン支払い不可の場合があります。

仮想通貨の歴史

仮想通貨の発端となったのは、「ビットコイン」が登場したことがキッカケです。

ビットコインの誕生

ビットコイン

2008年10月に「Satoshi Nakamoto」という謎の人物がビットコインの元となる

Bitcoin:A Peer-to Peer Electronic Cash System(電子通貨ビットコインシステム)

という論文をWEB上で公開しました。

この論文は多くのコンピューターマニアに支持され、この論文を基に、ビットコインの開発・普及が進んでいきました。

そして、世界初の仮想通貨「ビットコイン」が誕生しました。

短期間で爆発的に価値が上昇

価格上昇

2009年1月にビットコインは配布され、同年10月に「1bit=0.00076ドル」という値段が付きました。

その後、ビットコインは徐々に認知・支持されるようになり、通貨としての価値を高めていきました。

そして、昨今では、一時期「1bit=2,000ドル」を超える価値をつけており、誕生当初の100万倍以上の価値が付いています。

ビットコイン長者

このような爆発的な価値上昇によって、世界では「ビットコイン長者」と呼ばれるお金持ちが誕生しました。

そのため、現在はビットコイン以外の仮想通貨が「第2のビットコイン」として、急激に価値が上昇しないか期待されています。

仮想通貨の種類

ビットコインという通貨から始まった仮想通貨ですが、現在では800種類以上もの通貨が存在していると言われています。

そして、当然何百とある仮想通貨の中から投資対象を選ぶことができます。

※仮想通貨の中には、一般的に取引できない通貨も存在します。

ただ、仮想通貨の初心者の方が興味があるまたは購入したい通貨は、一般的に有名で人気の高い通貨だと思います。

初心者におすすめの仮想通貨

実際、初心者の方におすすめの仮想通貨は、仮想通貨の時価総額ランキングの上位に位置する通貨です。

理由は簡単で、人気通貨には「乱高下が激しい」という注意点こそありますが、取引している人が多いだけに、様々な媒体(テレビ・新聞・ネット)にたくさんの情報が溢れています。

つまり、それだけ情報が多い分その通貨について調べることが容易ですし、賛同できる情報を見つけることができれば、ある程度自分の中で納得して投資することができます。

マイナーな仮想通貨は初心者に不向き?

一方、マイナーな仮想通貨の場合、その通貨に関する情報を探すだけでも一苦労ですし、ほとんど値動きしない通貨もたくさんあったりします。

また、安全で利便性の高い国内の取引所で取り扱っている仮想通貨も、その多くが取引量の多い通貨です。

そのため、取引のしやすさから考えても、初心者の方は人気の高い仮想通貨から投資を始めた方が良いでしょう。

最低でも、時価総額ランキング20以内の仮想通貨がおすすめです。

下記ページは、人気の高い仮想通貨を一覧で紹介している特集記事です。

興味がある方はぜひご覧ください。

 

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仮想通貨にはどんな種類があるの?人気通貨の特徴を一覧で紹介!

仮想通貨に投資するメリットは?

次は、仮想通貨に投資するメリットを簡単に解説します。

新しい投資対象なので、爆発的に価値が上昇したりする

仮想通貨に投資する最大の魅力は、値段上昇の可能性を物凄く秘めているという点です。

先ほど述べたように、ビットコインは数年で何万倍も値上がりしましたし、次に有名なイーサリアムという仮想通貨も大幅な値上がりが発生を見せました。

最近では、リップルという仮想通貨が17年12月~18年1月の間に10倍以上もの爆発的な値上がりを見せました。

その他の仮想通貨でも、一時的な値上がりに関しては、公開直後の値段から何十倍という値上がりを達成した通貨がたくさん存在しています。

このように、仮想通貨は他の投資対象に比べて、ある種のドリームを感じてしまうような価格上昇を過去何度も見せています。

そういう意味で、これまでの爆発的な価格上昇は、仮想通貨投資の大きな魅力と言えるでしょう

仮想通貨に投資するデメリットは?

続いて、仮想通貨に投資するデメリットを見てみましょう。

法律や税制面の整備が追い付いていない

仮想通貨はまだ新しいものなので、法律や税制面の整備が未だ追い付いていません。

そのため、投資ルールや税金がこれからどうなっていくのか先行きが不透明なデメリットが存在します。

日本の仮想通貨に対する対応を下記でざっくりとご紹介します。

仮想通貨に関する法律

2016年、日本は仮想通貨に関する法律を作り始めました。

2017年4月に通称「仮想通貨法案」が施行されました。

仮想通貨法案

参考サイト:金融庁「銀行法施行令等の一部を改正する政令等(案)」等に対するパブリックコメントの結果等について

この法案によって、仮想通貨を扱う取引所は、業務を行うために金融庁から許可を取らばなければならなくなりました。

そして、2017年9月に、初めて金融庁が許可した仮想通貨取引所が発表されました。

参考サイト:仮想通貨交換業者登録一覧

ユーザーに対する法律は未整備

ただ現在は、仮想通貨を扱う取引所に対しての法律だけで、ユーザーに対しての法律は未整備の状態です。

一応、仮想通貨の税金の扱いに関しては国税庁から「仮想通貨で得た利益は雑所得として計上する」という見解がありました。

参考サイト:国税庁 ビットコインを使用することにより利益が生じた場合の課税関係

しかし、以前として

などの細かい税金の部分は不透明です。

そのため、税理士や税務署の人とよく相談して判断するしかないのが現状です。

仮想通貨のメリット・デメリットについては、下記ページで詳しく解説しています。

 

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