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松井証券の手数料は?口座開設方法やキャンペーン・評判を解説!

今回の記事では、松井証券について幅広くご紹介します。取扱商品と手数料、分析ツールや口座開設方法・キャンペーンなど、気になるポイントを分かりやすく網羅的にご説明します。

松井証券は、もともと「松井房吉商店」として1918年に創業されました。

証券業に本格参入したのは戦後で、1947年に「松井證券株式会社」へ商号変更し、翌年には証券業登録を行って、その後東京証券取引所の正会員として日本経済の復興を見届けてきました。

実は、大手証券会社に負けず劣らず老舗の証券会社なのです。

その後、長い間中堅どころの数ある証券会社の一社に過ぎませんでしたが、1990年代後半の景気低迷期にネット証券化の道を切り開いたことで、転機が訪れます。

1998年、国内で初めてインターネット取引を開始すると急成長を遂げ、2001年には東証1部への上場を果たしました。最近ではネット証券も珍しくありませんが、そのパイオニア的な存在として、今でも業界大手の地位を保っています。

松井証券のようなネット専業の証券会社の特徴は、手数料が安いという点にあります。

実店舗を持たないネット証券は、店舗の土地代・建物代や人件費などを削減することができるため、実店舗を持つ証券会社よりも手数料は低めに設定されています。

松井証券も、手数料の低さという点では明確なアピールポイントを持っています。

具体的な内容は後述しますが、証券取引において唯一利用者が自分で判断できるのが手数料の価格設定であることを考えると、特に注目すべきなのはこの点と言えるでしょう。

今回の記事では、松井証券の手数料以外にも、取扱商品の一覧、分析ツールの概要、キャンペーン、口座開設方法や口コミまでご説明します。

初心者の方は、特に気になる点だけでも読んでいただければと思います。

松井証券のおすすめポイント

まず、松井証券のおすすめポイントを紹介していきます。

①初心者が利用しやすい「手数料無料」

松井証券と言えば、何と言っても「手数料無料」のインパクトが絶大です。

ただし、何でもかんでも無料になるわけではなく、「現物株式取引・制度信用取引・無期限信用取引において」「1日の約定代金合計金額が10万円までの場合」に限って、手数料が無料(0円)となります。

現物の株式取引で、キャンペーンやキャッシュバックなどを抜きにして、必ず手数料が0円となる条件を設けているのは松井証券だけです。

当然、他社と比較しても手数料は最も安いということになります。

松井証券は投資初心者におすすめ

松井証券のメリットは、特に投資初心者にとってうれしい点と言えます。

なぜなら、投資初心者はあまり大きな金額を株式取引に投じるべきではなく、少額の投資から始めるべきだからです。

そんな初心者の初期投資に、この「手数料無料」は大きく貢献してくれるでしょう。

株主優待狙いの人にもおすすめ

株主優待狙いでの投資を考えている人にとっても、松井証券の「手数料無料」はメリットになります。

銘柄によりますが、株主優待がもらえる最低限の株数が10万円以下で買える場合、手数料が無料で購入できるからです。

投資経験豊富な方には不向き

逆に、投資経験豊富な投資家の方にとってはあまり縁がないかもしれません。

現物株式を取引しているのに、1日の約定代金合計額が10万円というのはかなり少ない金額ですよね。

松井証券は1日お約定代金合計額が10万円を超えると、手数料がかかってしまいますので、松井証券の強みが薄れてしまいます。

そうなりますと、この「手数料無料」というのは、松井証券が投資初心者をターゲットとして打ち出した戦略であると考えることができるでしょう。

②松井証券100年の歴史と実績

はじめに述べたとおり、松井証券は1918年に創業(松井房吉商店)しており、間もなく創業100年を迎える老舗の証券会社です。

国内でいち早くインターネット取引に参入する英断を下したこともあり、会社としての歴史もありながら新しい試みにも着手しているという点が投資家の安心感を呼んでいます。

特に投資初心者の方は、あまり業界の内情に詳しいわけではありませんので、歴史と実績のある証券会社を選ぼうと考えるものです。

松井証券がネット証券として飛躍できたのも、単に新しい試みを始めたというだけでなく、それまで何十年にもわたって実績を積み重ねてきたことがあったからこそ、と考えることもできます。

実際、他の会社と比較して取り扱っていない商品や利用できない分析ツールなどもあるのですが、松井証券ならではの安心感によって実績を伸ばしています。

③取引システムやセキュリティもしっかりしている

「松井証券が歴史と実績のある証券会社である」ということにも通じる点ですが、ネット証券の基盤となるシステムの堅牢性・セキュリティ対策もしっかりしています。

特にセキュリティ対策に関しては、

  • 通信盗聴防止対策
  • 不正アクセスへの対策
  • 不正利用への対策
  • 不正な出金・出庫への対策
  • 登録情報の不正変更への対策
  • セキュリティキーボードの導入

など様々な対策を講じています。

セキュリティーに対する不安は、ネット証券ならではの不安です。

このような松井証券の姿勢は評価に値すると思います。

④NISA口座の売買手数料が恒久無料

NISAは「少額投資非課税制度」とも言われ、株式や投資信託などで得られた利益を非課税にする制度です。

毎年120万円まで、利益が非課税になる投資の枠が設定されます。

本来は20.315%かかる税金が無料になるため、少額での投資を検討している方にはおすすめの制度です。

松井証券でも、このNISA口座の開設を受け付けているのですが、それだけでは他の証券会社と変わりはありません。

松井証券の特徴は、株式の買付時と売却時の手数料が無料になる点です。

他の証券会社では、キャンペーンとして最初の2ヵ月だけなど期間が限定されていたり、売買のうち片方だけ無料など取引種類が限定されていたりすることが多いのですが、松井証券では「現行制度が続く限り無料」とされています。

期間や取引種類によらず、株式の売買手数料が無料ということです。

また、口座の管理維持費用もかかりません。

NISA口座を開設するなら松井証券で開設することをおすすめします。

⑤「一日信用取引」なら売買手数料が無料

松井証券では、一般的な制度信用取引や一般信用取引(無期限信用取引)に加え、「一日信用取引」という取引方法があります。

この一日信用取引を利用すると、売買手数料が無料というメリットがあります。

一日信用取引とは、株式の返済期限が当日というデイトレード専用の信用取引です。

制度信用取引だと返済期限は、取引所の規則により決まっています。(新規建をした日から6ヵ月以内)

無期限信用取引だと返済期限は、投資家と証券会社の間で設定されます。

それに対して、一日信用取引だと必ず返済期限は当日に決められており、同一保証金での信用取引の回転売買が一日に何度でもできます。

この一日信用取引の手数料体系は、制度信用取引や無期限信用取引とは異なっており、新規・返済の手数料は完全無料です。

ちなみに制度信用取引や無期限信用取引でも、1日の約定代金合計額10万円までなら手数料無料になっています。

⑥QUICK情報が無料で見られる

QUICK情報は、多くの情報を搭載した投資情報サービスです。リアルタイム時価情報画面、チャート、市況ニュース、銘柄ランキング、決算発表カレンダーなど、数多くの情報をチェックすることができます。

他の証券会社でも見られる場合はあるのですが、有料のことが多いです。それに対して松井証券では、会員すべてに対して無料でQUICK情報が提供されています。

投資中級者以上の人が随時参考にできるのはもちろんのこと、投資初心者も最新ニュースに触れて相場情報との関係など学ぶことができます。

松井証券の基本情報

取引手数料 ※いずれも税抜

現物取引手数料
1日の約定代金合計額指値・成行
~10万円0円
~30万円300円

※新たに信用取引口座を開設してから6か月後の月末までは0円

~50万円500円
~100万円1,000円
~200万円2,000円
以降100万円増えるごとに1,000円加算
1億円超100,000円(上限)
制度信用取引・無期限信用取引手数料
1日の約定代金合計額指値・成行
~10万円0円
~30万円300円

※新たに信用取引口座を開設してから6か月後の月末までは0円

~50万円500円
~100万円1,000円
~200万円2,000円
以降100万円増えるごとに1,000円加算
1億円超100,000円(上限)
一日信用取引手数料
指値・成行
インターネット取引・新規0円
インターネット取引・返済0円
インターネット取引・現引約定代金×0.3%
インターネット取引・現渡約定代金×0.3%
電話取引約定代金×1%(最低手数料20円)

※電話での新規建はできません

単元未満株手数料(インターネット)
1注文の約定代金指値・成行
約定代金にかかわらず約定代金×0.6%(最低手数料なし)
先物取引
商品手数料
日経225先物約定1枚 300円

TOPIX先物
NYダウ先物
日経225mini約定1枚 40円

ミニTOPIX先物
マザーズ指数先物
JPX 400先物
一日先物取引(1約定ごとに手数料がかかります)
商品手数料
日経225先物約定1枚 250円

TOPIX先物
日経225mini約定1枚 25円

ミニTOPIX先物
マザーズ指数先物
JPX 400先物
オプション取引
手数料
商品・約定代金にかかわらず約定代金×0.2%、最低手数料なし
その他
手数料
投資信託0円(取扱はノーロードのみ)
米ドルMMF0円(為替手数料20銭、管理報酬等純資産額に対して年率0.85%以内)
FX(NetFx)0円

取扱商品

取扱商品個人法人
国内株式現物取引
国内株式信用取引
REIT
IPO・PO
国内ETF・ETN
単元未満株
立会外分売
貸株サービス
外国株式
海外ETF××
投資信託
MRF××
外貨建てMMF
ラップサービス××
国内債券××
外国債券××
日経225先物・日経225ミニ
日経225オプション
FX
金/プラチナ××

取扱市場

東証
名証
福証
札証
TOKYO PRO Market×
マザーズ
ジャスダック
セントレックス
Q-Board
アンビシャス
海外株式
NYSE×
NYSE arca×
NASDAQ×
香港×
上海A×
SGX(シンガポール)×
IDX(インドネシア)×
SET(タイ)×
KLSE(マレーシア)×

入金手数料が無料の銀行

三菱東京UFJ銀行
三井住友銀行
みずほ銀行
ゆうちょ銀行
りそな銀行
埼玉りそな銀行
ジャパンネット銀行
セブン銀行
楽天銀行
住信SBIネット銀行
スルガ銀行
近畿大阪銀行
福岡銀行
京都銀行
イオン銀行

注文機能

指値
成行
逆指値
追跡指値

※すでに発注した指値注文を、

指定した価格以上(以下)になった場合、

自動的に指値を訂正する注文方法

返済予約注文

※現物買注文や新規建注文(元注文)の

発注時に、あらかじめ元注文の約定後に

行う反対売買について予約する注文方法

寄付指値
引け指値
寄付成行
引け成行
指成
IOC指値

※先物・オプション取引の場合

「FAK指値」

IOC成行

※先物・オプション取引の場合

「FAK成行」

テクニカルチャート

トレンド系
一目均衡表×
移動平均×
MACD
ボリンジャーバンド×
パラポリック×
ポイント・アンド・フィギア×
ペンタゴン・チャート×
オシレーター系
RSI(相対力指数)
ストキャスティクス
移動平均乖離率
サイコロジカルライン
CCI×
DMI×
その他
ヘッドアンドショルダーズ×
ダブルトップ&ダブルボトム×
トライアングル×
エンベローブ×
モメンタム×
ROC×
レシオケータ×
ヒストリカル
ボラティリティ
戻し値推定チャート×
日柄カウンター×

モバイル対応

Android
iPhone
iPad
Windows Mobile
ガラケー

松井証券の口座開設キャンペーンの詳細

松井証券では、2017年6月現在、様々な口座開設キャンペーンを行っています。

せっかく松井証券で口座を開設するなら、キャンペーンを利用してお得に口座開設をしましょう。

新規口座開設&株式取引キャンペーン

口座開設期間内に新規に松井証券で口座を開設し、取引期間内に株式取引(現物取引・制度信用取引・無期限信用取引)を1回以上行ったうえで、取引期間中に申込フォームからキャンペーンに応募することが条件です。

この条件を満たすと、抽選で500名にAmazonギフト券1,000円分がプレゼントされます。

なお、口座開設期間は2017年6月1日(木)~ 2017年6月30日(金)、取引期間は2017年6月1日(木)~ 2017年7月31日(月)です。

家族・友人紹介プログラム

「ご家族・ご友人紹介メール」内の専用URLから口座開設を完了することが条件です。

この条件を満たすと、紹介者は株式取引手数料が5,000円までキャッシュバックされ、紹介を受けた家族・友人は同じく株式取引手数料5,000円までキャッシュバックされます。

また、信用取引口座まで開設すると、キャッシュバック上限金額は10,000円にアップします。

対象期間は2017年7月3日(月)~2017年9月22日(金)です。

松井証券のその他の特徴

夜間取引

松井証券では、夜間取引(PTS取引)の取扱はありません。

会社四季報の活用

松井証券では、会社四季報を参照する機能は分析ツールに備わっていません。

ただ、四季報で得られる情報の一部はQUICK情報で参照できます。

スクリーニング

QUICK情報の中で、銘柄スクリーニング機能を利用することができます。

検索項目はかなり豊富なのですが、大きく「会社基本情報」、「ファンダメンタル指標」、「テクニカル指標」に分けられます。

これらの検索項目を組み合わせて、投資対象となる銘柄を絞り込むことができます。

PERやPBRのようなファンダメンタル指標や、移動平均や株価騰落率などのようなテクニカル指標でスクリーニングすることもできます。

ランキング機能

ランキングに関しても、QUICK情報の中で銘柄ランキングをチェックすることができます。

値上がり率や値下がり率に加えて、売買高、売買代金、低PER/PBRなど、10種類以上のランキングが見ることができます。

株価ボード

10銘柄×20ページ、最大で200銘柄登録できる株価ボードがあります。

登録した銘柄はドラッグアンドドロップで簡単に並べ替えができ、カスタマイズが容易です。

表示モードも株価ボード/チャートボード/気配ボード/指標ボード/銘柄100と5種類切り替えることができます。

株価ボードの各銘柄の「注文」ボタンをクリックすると、すぐ会員画面の注文入力画面へ遷移するので、初心者でもスピーディーに取引可能です。

松井証券の情報配信サービス

松井証券では、為替ニュース・メールマガジン・通知メールと情報配信サービスを実施しています。

為替ニュース

市況や為替の見通し、最新ニュースや為替関係者のコメントなど、為替関連のニュースを随時配信しています。

また、これとは別にFX関連レポートを配信しています。

メールマガジン

松井証券の松井道夫社長によるメールマガジンが随時配信されます。

通知メール

口座開設完了、登録情報変更、入金完了、出金依頼受付、約定などのタイミングで通知メールが送信されます。

口座開設~利用開始までの流れ

松井証券での口座開設から取引開始までの流れを説明していきたいと思います。

①口座開設

松井証券で口座を開設するには、

  • 口座開設申込書
  • マイナンバー確認書類のコピー
  • 本人確認書類のコピー

を郵送しなければなりません。

最初に、口座開設の申込方法を以下の2パターンから選択します。

  • 申込書を自分で作成・印刷して郵送する
  • 申込書を松井証券から郵送してもらう

自分で作成・印刷した/郵送されてきた申込書に署名をし。他の必要書類と一緒に郵送します。

マイナンバー確認書類のコピー
  • 「通知カード」
  • 「マイナンバーカード(個人番号カード)」
  • 「マイナンバーの記載がある住民票の写し、住民票記載事項証明書」
本人確認書類のコピー

本人確認書類のコピーを郵送する必要があります。

松井証券では、以下の書類を本人確認書類として認めています。

  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • 住民票
  • 印鑑登録証明書
  • 住民基本台帳カード
  • マイナンバーカード(個人番号カード)

②審査

申込完了後、松井証券側で所定の審査が行われます。

審査の結果、口座開設を断られるケースもありますが、理由は教えてもらえません。

審査基準も明らかにされていません。

③口座開設完了の連絡

口座開設のお知らせが届いたら、記入されている会員IDやパスワード、暗証番号を利用して松井証券のサイトにログインします。

④入金

証券口座に入金して初めて、取引が可能となります。

⑤取引開始

確認ができたらいよいよ取引開始です。

松井証券の口コミ評判を紹介

「取引手数料無料」のインパクトとメリットのわかりやすさ

松井証券を利用している人の口コミで、取引手数料無料の件に触れていないことがありません。

現物株式と制度信用取引・無期限信用取引の1日約定代金10万円以下、そして一日信用取引しか手数料無料にならないのですが、それでもインパクトは大きいことが分かります。

投資家にとってのメリットが分かりやすいので、ネット上でも松井証券のメリットとして広く認識が定着しています。

投資信託の全銘柄がノーロード

松井証券の投資信託の取扱数は121件(2017年6月15日現在)と、他社と比較して多いわけではありません。しかし、その全銘柄がノーロード(販売手数料無料)となっており、「少数精鋭」といった趣で絞り込まれています。

取扱数が1000件を超えるような証券会社も少なくありませんが、手数料が高いものや運用残高が減っている投信なども混ざっています。

本当に投資に値する銘柄だけを揃えている松井証券は、銘柄数の少なさを補ってあまりある魅力があります。

約定代金が上がると手数料が割高

1日の約定代金合計額10万円までだと、現物株式および信用取引の売買手数料が無料になることはすでにお伝えしています。

しかし、実は約定代金が10万円を超えてくると、それほど売買手数料が安いわけではありません。

10万円までの少額投資の場合のみ、松井証券を利用するとよいでしょう。

まとめ

松井証券は、創業間もなく100年になる老舗の証券会社で、1990年代後半に日本で初めてインターネット取引に参入したことで業績を伸ばしました。

約定代金10万円以下で現物株式および信用取引の売買手数料が無料になるなど、顧客のことを考えた経営姿勢には好感を抱く投資家も少なくありません。

その一方で、約定代金が上がると手数料が割高になったり、債券(個人向け国債含む)や海外ETFのように取扱いのない商品もあったりと、松井証券は利用方法が限定される証券会社です。

少額の株式取引の場合に利用するなど、工夫が必要です。

ABOUT ME
yoshi
以前は証券会社に勤めていました。 週末にはバスケットボールをして汗を流しています! nanairoでは、証券会社での経験やFPの知識をもとに、FX・株の記事を中心に執筆しています。