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SMBCフレンド証券の手数料は?口座開設やキャンペーン・評判を解説

 

SMBCフレンド証券は、日本における金融機関の「メッカ」とも言うべき日本橋・兜町に本店を持つ証券会社です。いくつかの証券会社による合併・吸収を経て、2006年からは三井住友フィナンシャルグループの完全子会社として営業を続けています。

また、2018年1月1日からSMBC日興証券と合併して新たな「SMBC日興証券」となることが決まっており、SMBCフレンド証券の名前は消滅することになっています。

SMBCフレンド証券の特徴は、実店舗+インターネットを組み合わせたサービスを展開している店です。インターネット取引専用口座もありますが、「悠々投資フルサービス」として実店舗でもインターネット経由でも取引できるサービスを展開しています。インターネットだけでは不安な客層に向けて、対面でもサポートできる場を設けているわけです。

今回は、そんなSMBCフレンド証券の商品およびサービスについてご紹介します。特徴や手数料、取扱商品、分析ツール、キャンペーンなど多角的に見ていきます。

 

目次

SMBCフレンド証券の特徴

まず、SMBCフレンド証券の特徴をお伝えします。

①実店舗+インターネットのサポート

実店舗を持つ証券会社として、インターネットだけではなく実店舗のサポートも充実しています。

昨今のネットトレードの普及に合わせるように、SMBCフレンド証券でもインターネット専用口座「ヒントネット倶楽部」を用意しています。こちらの場合ですと、ネット証券のようにインターネットのみで取引できるのですが、実店舗で相談に乗ってもらったり電話で注文してもらったりすることはできません。

それに対して「悠々投資フルサービス」では、インターネットでの取引ができることはもちろん、実店舗でもサービスを受けることができます。

SMBCフレンド証券では、担当者のことを「営業マン」「オペレーター」ではなく「投資コンシェルジュ」と名付けて、商品の説明や資産運用の相談など、顧客のさまざまなニーズに応えるコンサルティングサービスを実施しています。

その分手数料は高めになりますが、自分で投資をするには自信のない初心者からするとありがたいサービスかもしれません。

なお、SMBC日興証券との合併に伴い、2018年1月1日から所在地の変わる支店があります。SMBCフレンド証券から出されているこちらの資料をよく確認することをおすすめします。

②信用取引の手数料がお得

インターネット専用口座「ヒントネット倶楽部」だと、信用取引を行うことができます。信用取引の手数料がお得なのも、SMBCフレンド証券の特徴の一つです。

主に「定額プラン」と「定率プラン」があるのですが、このうち定率プランだと新規建手数料が無料です(返済時には手数料がかかります)。また、定額プランでも月間売買回数60回の「定額会費プランC」だと、1回当たり手数料が180円となります。

SMBCフレンド証券のの基本情報

取引手数料 ※すべて税込

現物・信用取引定率プラン(ヒントネット倶楽部)
クラス 指値・成行
スーペリア 約定代金×0.0864%

※最低手数料864円、最高手数料6,480円

アクティブ 約定代金×0.1296%

※最低手数料864円、最高手数料6,480円

ベーシック 約定代金×0.1728%

※最低手数料864円、最高手数料6,480円

※クラス変更条件(毎月末見直し、翌月1日より新クラスへ変更)

スーペリア アクティブ ベーシック
スーペリア × 3ヵ月間株式取引なし&信用建玉なし ×
アクティブ 電子交付サービス申込

+過去1年間に20回以上株式取引あり

Or 信用口座開設

× 3ヵ月間株式取引なし
ベーシック × 月2回以上株式取引あり ×
現物・信用取引定額プラン(ヒントネット倶楽部)
コース 指値・成行
定額プランA ※月10回まで 3,240円
定額プランB ※月30回まで 6,480円
定額プランC ※月60回まで 10,800円
転換社債型新株予約権付社債(ヒントネット倶楽部)
約定代金 指値・成行
すべて 約定代金の0.0324%

※最低手数料2,160円、最高手数料64,800円

※株式への転換、新株予約権証券の行使手続手数料540円

国内株式取引手数料(店舗)
約定代金 指値・成行
100万円以下 約定代金の 1.2312%

※算出額が2,700円に満たない場合は、2,700円

100万円超 ~ 300万円以下 約定代金の 0.9180% + 3,132円
300万円超 ~ 500万円以下 約定代金の 0.8964% + 3,780円
500万円超 ~ 700万円以下 約定代金の 0.7020% + 13,500円
700万円超 ~ 1,000万円以下 約定代金の 0.6804% + 15,012円
1,000万円超 ~ 2,000万円以下 約定代金の 0.5616% + 26,892円
2,000万円超 ~ 3,000万円以下 約定代金の 0.5400% + 31,212円
3,000万円超~ 5,000万円以下 約定代金の 0.2916% + 105,732円
5,000万円超 約定代金の 0.2376% + 132,732円
外国株式国内手数料(店舗)
約定代金 指値・成行
100万円以下 売買金額の 1.080% + 1,080円
100万円超 ~ 500万円以下 売買金額の 0.972% + 2,160円
500万円超 ~ 1,000万円以下 売買金額の 0.648% + 18,360円
1,000万円超 ~ 5,000万円以下 売買金額の 0.324% + 50,760円
5,000万円超 売買金額の 0.216% + 104,760円
転換社債型新株予約権付社債(店舗)
約定代金 指値・成行
100万円以下 約定代金の 1.0800%

※算出額が2,700円に満たない場合は、2,700円

100万円超 ~ 300万円以下 約定代金の 0.9504% + 1,296円
300万円超 ~ 500万円以下 約定代金の 0.9180% + 2,268円
500万円超 ~ 700万円以下 約定代金の 0.7236% + 11,988円
700万円超 ~ 1,000万円以下 約定代金の 0.7020% + 13,500円
1,000万円超 ~ 2,000万円以下 約定代金の 0.5508% + 28,620円
2,000万円超 ~ 3,000万円以下 約定代金の 0.5184% + 35,100円
3,000万円超 ~ 4,000万円以下 約定代金の 0.3780% + 77,220円
4,000万円超 ~ 5,000万円以下 約定代金の 0.3348% + 94,500円
5,000万円超 ~ 1億円以下 約定代金の 0.2160% + 153,900円
1億円超 ~ 5億円以下 約定代金の 0.1728% + 197,100円
その他
手数料
投資信託 銘柄ごとに異なります
単元未満株 約定代金の2.16%(買取請求:324円)

※最低手数料216円

取扱商品

取扱商品 個人 法人
国内株式現物取引
国内株式信用取引
REIT
IPO・PO
国内ETF・ETN
単元未満株
立ち会外分売 × ×
貸株サービス × ×
米国株式
海外ETF
投資信託
MRF × ×
外貨建てMMF
ラップサービス × ×
国内債券
転換社債
外国債券
日経225先物・日経225ミニ × ×
日経225オプション × ×
FX × ×
金/プラチナ × ×

取扱市場

東証
名証
福証
札証
TOKYO PRO Market ×
マザーズ
ジャスダック
セントレックス
Q-Board
アンビシャス
海外株式
NYSE
NYSE arca
NASDAQ
香港
上海A ×
SGX(シンガポール)
IDX(インドネシア)
SET(タイ)
KLSE(マレーシア)
オーストラリア

入金手数料が無料の銀行

三菱東京UFJ銀行
三井住友銀行
みずほ銀行
ゆうちょ銀行
ジャパンネット銀行

注文機能

指値
成行
寄指
引指
不成
寄成
引成

テクニカルチャート

トレンド系
一目均衡表
移動平均
MACD
ボリンジャーバンド
パラポリック
ポイント・アンド・フィギア
ペンタゴン・チャート ×
オシレーター系
RSI(相対力指数)
ストキャスティクス
移動平均乖離率
サイコロジカルライン
CCI ×
DMI ×
その他
ヘッドアンドショルダーズ ×
ダブルトップ&ダブルボトム ×
トライアングル ×
エンベロープ
モメンタム
ROC
レシオケータ
ヒストリカル
ボラティリティ
戻し値推定チャート ×
日柄カウンター ×

モバイル対応

Android
iPhone
iPad
Windows Mobile
ガラケー

SMBCフレンド証券では口座開設キャンペーンをやってる?

SMBCフレンド証券では、2017年6月現在口座開設キャンペーンはやっていません。

SMBCフレンド証券のその他の機能

夜間取引

SMBCフレンド証券では、夜間取引(PTS取引)の取扱はありません。

会社四季報の活用

SMBCフレンド証券では、会社四季報の情報を見ることはできません。四季報情報を見られる他社の情報ツールを利用するか、四季報自体を本屋などで買い求める必要があります。

スクリーニング

利用可能です。インターネットトレード画面トップページから「投資情報」を選択し、「コンテンツ一覧」から「株価検索・ニュースへ」をクリックすると「IS-Web SMBCフレンド証券版」が別ウィンドウで開きます。

そこからスクリーニング機能を利用して、以下の条件で銘柄を絞り込むことが可能です。

【銘柄条件】業種、取引所、決算期、指数採用、最低投資額、前日終値、騰落率、時価総額

【財務条件】PER、PBR、配当利回り

【株価テクニカル条件】RSI、サイコロジカルライン、ストキャスティクス(%D)、ストキャスティクス(スロー%D)、ボリュームレシオ、移動平均乖離率、信用倍率

ランキング機能

スクリーニング機能同様、「IS-Web SMBCフレンド証券版」で以下のランキング機能を利用することができます。

【ランキングサマリ】値上り率、値下り率、売買高 (東証1部、東証1部業種別指数騰落、東証JQスタンダード、JQグロース、東証マザーズ)

【株式ランキング】値上り率、値下り率、売買高、売買代金、売買高急増、低PER、高PER、TICK回数 (取引所全体、東証1部、東証2部、東証マザーズ、東証JQスタンダード、東証JQグロース、名証、福証、札証および業種別)

【信用残ランキング】信用売残増、信用売残減、信用買残増、信用買残減、信用高倍率、信用低倍率 (取引所全体、東証1部、東証2部、東証マザーズ、東証JQスタンダード、東証JQグロース、名証、福証、札証および業種別)

株価ボード

「IS-Web SMBCフレンド証券版」で株価ボードに300銘柄まで登録可能です(1グループ100銘柄 (1ページ10銘柄×10ページ) × 3グループ)。

この際、銘柄リスト、気配ボード、チャートは10銘柄まで同時表示されます。ヒートマップは100銘柄同時表示です。

個人向け国債キャンペーン

SMBCフレンド証券では、年に何回か個人向け国債を買い付けた顧客向けにキャッシュバックキャンペーンを実施しています。

2017年5月・6月募集の個人向け国債については、10年債と5年債を額面100万円以上買い付けた場合、金額に応じて以下のように現金がプレゼントされます。

キャンペーン対象金額 プレゼント金額
10年債 5年債
100万円以上 200万円未満 2,000円
200万円以上 300万円未満 4,000円
300万円以上 400万円未満 6,000円
400万円以上 500万円未満 8,000円
500万円以上 600万円未満 15,000円
600万円以上 700万円未満 18,000円
700万円以上 800万円未満 21,000円
800万円以上 900万円未満 24,000円
900万円以上 1,000万円未満 27,000円
1,000万円 40,000円 30,000円
以降100万円ごとに 4,000円追加 3,000円追加
プレゼント金額上限 200,000円

(10年債・5年債の各プレゼント金額の合算)

キャンペーン期間は平成29年7月6日(木)~7月31日(月)となっています。なお、固定3年債はキャンペーン対象外なのでご注意ください。

口座開設~利用開始までの流れ

①資料請求

【店舗にて口座開設の場合】

インターネットではなく本支店のいずれかに口座を開設する場合は、まず店舗に来店するか、あるいはインターネット・電話で資料の郵送を請求します。

【ヒントネット倶楽部を開設する場合】

インターネットか電話で口座開設資料を請求します。

②申込書記入・返送

口座開設資料が郵送されてきたら、証券総合取引申込書に必要事項を記入して捺印したあと、本人確認書類を添えて返送します。

③口座開設完了の連絡

SMBCフレンド証券で、口座開設手続きを行います。口座開設が完了後、取引に必要な情報を郵送(簡易書留・転送不要)します。

④入金

必要な資金を他の銀行などから入金すると、取引を開始することができます。

SMBCフレンド証券の口コミ評判を紹介

定額プランを使うと手数料がお得

1ヵ月の取引回数が多い人の場合は、定額プランを利用することで手数料がお得になります。この点の評判がよいようです。

特に、プランCを利用すると月間60回までの取引で手数料10,800円。1回当たりたったの180円(税込)で済みますから、デイトレーダーのように頻繁に売買を繰り返す人ならかなりお得に感じられます。60回を超えるようであれば他の証券会社を利用するようにすれば、手数料をかなり抑えることができるでしょう。

ただ、定額プラン以外ではそれほど手数料の割安感はないため、取引回数の少ない投資家にとってはあまり実感のわかないメリットかもしれません。

実店舗でサポートを受けることもできる

初心者の場合、自力で分析ツールや投資情報サービスを駆使して取引を行うヒントネット倶楽部のスタイルは、少し荷が重いかもしれません。

この点は、他のネット証券でも同様で、どうしても資産運用の相談や商品の説明を直接したいという場合にはインターネット専用口座だと難しい点があります。

そこで、初心者の人なら悠々投資フルサービスを利用するのがおすすめです。これだと実店舗で投資コンシェルジュに相談・説明をお願いすることもできますし、もちろんインターネット経由で取引を行うことも可能です。

実店舗スタイルとネットスタイルを兼ね備えた悠々投資フルサービスで、投資に必要な知識や経験をいち早く身につけるのがよいでしょう。

SMBC日興証券との合併で何が変わるか?

2018年から「SMBC日興証券」として再スタートを切りますが、MRFなど一部商品で取扱銘柄が変化したり、支店が統合されたりと大きな変化を遂げることになります。

これによって、手数料や取扱商品、各種サービスがどのように変わるか、まだ不透明な面があります。

この点については、サービス向上に期待する声と、変化に対する不安の声が入り混じっているのが現状です。合併による各種変更情報が少しずつ発表されていますので、口座を持っている人はこまめにチェックするようにしましょう。

まとめ

SMBCフレンド証券は、三井住友フィナンシャルグループの完全子会社となっている証券会社で、2018年1月1日からSMBC日興証券と合併することが決まっています。

手数料の面では、定額プランが取引回数の多い投資家にはメリットがある一方、初心者からしてみればあまり割安にはなりません。

また合併に伴う影響を注視する必要があることを考えると、合併以降しばらくして落ち着くまでは、初心者がSMBCフレンド証券に口座開設すると手間が増えるかもしれません。

ただし、三井住友フィナンシャルグループの完全子会社であり、2018年以降は大手証券であるSMBC日興証券となることを考えると、経営的な安心感は抜群です。サービスも向上していく期待も持てますので、早めに口座だけでも開設だけしておくという手もあると思います。