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先人たちから学べ! 株式投資に役立つ相場の格言(初心者編)

 

相場には長い歴史がありますが、先人たちは数多くの格言を遺してくれています。

相場は人間の行動により左右されます。だからこそ、「相場は生き物」と言われるように人間の感情を体現します。

先人の投資家たちも数々の成功や失敗を繰り返しながら相場に向き合っていたのです。

その先人たちが遺した相場の格言には、知っていると非常に役に立つものが数多くあります。

何より知っているとちょっとカッコイイです。

かくいう私も証券会社で営業をしているときに、お客様に対して格言やことわざを引き合いに出して相場の助言をしたものです。

数ある格言の中から、特に知っておくと役に立つと思われる格言を7つ厳選して紹介していきたいと思います。

目次

①「卵は一つの篭に盛るな」

卵を一つの篭に入れていると、何かがあって篭がひっくり返った時には全ての卵が割れてしまいます。

万が一に備えて、卵は複数の篭に分けて盛りましょうという格言です。

これを投資に置き換えると、

 

例えば自己資金が1000万円あったとして、一つの銘柄に1000万円全額を投資してしまうと、伸るか反るかの博打に近くなってしまい、リスクが非常に高いです。

そこで、1000万円を200万円ずつ5銘柄に投資するなど、複数の銘柄に投資をすることで、リスクを分散することができます。

つまり、投資において「分散投資」の大切さを表した格言です。

株式投資を始めると必ずと言っていいほど耳にする格言ですが、投資初心者にありがちな一点投資を戒めるのに一役買っている格言であると言えます。

②「売るべし買うべし休むべし」 「休むも相場」

株式投資を始めると、自分で銘柄を探し出して投資をして、利益が出るのはとても嬉しいものです。

逆に損失を出してしまうと悔しくて、あのときに売っていれば利益が出ていたのにとか、色々考えてしまいます。

ふと気が付くと、投資していることに楽しさを感じるようになってしまい、株を買って売ることが株式投資の目的のように勘違いしてしまいます。

 

株式投資の目的は利益を出すことなのです。

当然売るのも相場、買うのも相場、そして休むことも相場なのです。

私が証券会社で働いていたときには、お客様には口を酸っぱくして言ったものです。

一つの銘柄の株を売却すると、すぐに次の株が買いたくなるのです。

よほど自信があれば買ってもいいのですが、売り買いを毎日続けていると疲れますし、冷静に相場を見れなくなっていることもあります。