BBエキサイト光の料金や速度を徹底解説!キャンペーンや評判は?
BBエキサイトは、とにかく安さを前面に押し出したプロバイダです。
このBBエキサイトが提供する光コラボレーションサービスが「BBエキサイト光」ですが、果たして本当に公式ページで書かれている通り「お得」なのでしょうか。
ずばり解説します。
目次
BBエキサイト光の基本情報
BBエキサイトは、検索・ポータルサイトを運営する「エキサイト株式会社」のプロバイダブランドです。
エキサイトそのものは、元々はアメリカの検索サイトサービスで、日本のエキサイトは当初その日本法人として発足しました。
ただ、オリジナルのエキサイトそのものが検索エンジンとしては後発のGoogleに完全に抜かれる格好になってしまい、会社そのものが何度も転売され、経営規模を縮小してしまっています。
日本のエキサイトの方は、2002年に伊藤忠商事に買い取られ、その完全な子会社になりました。
現在では、伊藤忠商事に加えスカパーJSATも有力株主となっています。
BBエキサイト光とは
プロバイダとしてのBBエキサイトは、2種類の光コラボレーションサービスを提供しています。
光コラボレーションというのは、NTTのフレッツ光の回線を使用し、サポートと料金徴収をプロバイダに一本化したサービスです。
多くのプロバイダは、光コラボレーションだけでなく、従来型のフレッツ光、つまり回線とプロバイダが別契約になるサービスも提供しています。
しかし、BBエキサイトが提供しているのは光コラボレーションのみです。
BBエキサイトの光コラボレーションは、従来タイプのものと、IPv6接続のみをサポートする「excite MEC光」の2種類です。
どちらもフレッツ光からの転用が可能です。
IPv6接続の場合、回線が同一であっても速度的に有利になるので、今後はこちらのサービスが中心になると思われます。
今回は、excite MEC光ではなく、従来タイプの「BBエキサイト光」について解説します。
月額料金
BBエキサイトの月額料金は非常にシンプルで、回線タイプを問わずファミリータイプが4,360円、マンションタイプが3,360円となっています。
ちなみに、excite MEC光の月額料金も同じです。
光コラボレーションモデルですから、この価格には回線料金とプロバイダ料の両方が含まれています。
この価格だけ見れば、確かに「業界最安クラス」だといえます。
初期費用
転用の場合には、原則「契約事務手数料」のみが必要です。
ただし、転用の際に回線プランを変更する場合(最高速度100/200Mbpsから1Gbpsにするなど)には端末装置を交換するため工事費を請求されることがあります。
契約事務手数料は2,000円です。
新規の場合には、契約事務手数料の他に工事費がかかります。
契約事務手数料は一戸建て・マンションともに1,000円となっており、転用の場合よりも安めです。
なお、標準工事費は一戸建ての場合18,000円、マンションの場合15,000円です。
壁に穴を開けるなど、想定外の作業を行う場合には、料金が加算されます。
もっとも、現在の光ファイバー導入工事において、壁に穴を開けるなどということはめったに行われません。
エキサイト光電話
フレッツ光で提供されている「ひかり電話」に準じたサービスです。
インターネット接続用に導入されている光ファイバーケーブルを使い、音声通話を可能にしています。
エキサイト光電話は、月額基本料が500円で、通話料も国内の固定電話相手なら市内・市外問わずに3分8円と、「ひかり電話」と同等です。
ただし、導入の際に工事費がかかります。
交換機工事(フレッツでもひかり電話を使っていた場合)のみの場合で1,000円、担当者が訪問して機器工事を行う場合(原則的にこれまで固定電話を使っていて新規にエキサイト光電話に切り替えた場合が相当)は4,500円です。
ナンバー・ディスプレイなどのオプション機能追加にも1,000円の初期費用が発生します。
現在、固定電話であってもナンバー・ディスプレイやナンバー・リクエストといった機能はごく普通に使われています。
エキサイト光電話はこれらをオプションとして追加することができますが、よく使うオプションを追加した月額料金(通話料480円分込み)は1,500円になり、一般固定電話の月額料金とさほど変わらなくなっています。
エキサイト光テレビ
エキサイト光テレビは、他の光コラボレーションサービスもよく利用している、スカパーJSATのサービスを利用したものとなっています。
スカパーJSATはエキサイトそのものの大株主になっていますから、これは当然かと思われます。
月額利用料金は660円で、これで地上波デジタル・無料BSの視聴ができます。
ただし、各種工事費・スカパーJSATの施設利用料金等の初期費用が発生し、その合計金額は最も安い場合でも1万円を超えてしまいます。
光テレビの売りは、一応「アンテナなしでクリアな映像のテレビ放送を楽しめる」ということになっています。
ただこうなってしまうと、コスト的には月々の使用料金がかからない分住宅にアンテナを立ててしまった方が有利です。
「クリアな映像」の方も、デジタル放送である以上どこで受信しても受信できれば同じ品質になりますから、あえて光テレビを選ぶ理由はあまりないといえます。
BBエキサイト光の速度はどうなの?
光コラボレーションサービスは例外なしにフレッツ光の回線を使用しています。
このため原理的にフレッツ光と比べて低速になるということはありません。
ただ、ネットのクチコミ情報などを見ると、「プロバイダを変えると遅くなった」という書き込みが大量に見つかります。
こうなる理由としては、以下のものが考えられます。
- プロバイダの設備増設がユーザー増に追いつかず、局地的かつ一時的に渋滞が発生している
- 混雑しているサーバーにアクセスするなど、プロバイダよりも外側に速度低下の原因がある
- マンションタイプで、光ファイバー1本あたりの共有数が多く、アクセスが増える時間帯に渋滞が発生する
- ケーブルの破損やWi-Fiに対する電波障害など、家庭内のLAN環境に原因がある