Marubenihi光は、丸紅グループの子会社が運営している光コラボレーションサービスです。
プロバイダとしては新興の部類に属しますが、その評判とサービス内容はどのようなものでしょうか。
すべて説明します。
Marubenihi光は、丸紅グループの子会社が運営している光コラボレーションサービスです。
プロバイダとしては新興の部類に属しますが、その評判とサービス内容はどのようなものでしょうか。
すべて説明します。
Marubeni光は、その名前からわかるように、総合商社の丸紅グループの子会社が運営する光コラボレーションサービスです。
光コラボレーションサービスというのは、NTTが各種プロバイダと提携して提供するようになった、新世代の光インターネット接続です。
従来の「フレッツ光」の場合、回線料金とプロバイダ料金は個別徴収となっており、サポートも別々でした。
しかし、これでは使いにくいというユーザーの声が高まり、料金請求とサポートとをプロバイダに一本化したサービスが提供されるようになりました。
これが「光コラボレーション」です。
光コラボレーションを提供するようになったプロバイダにはさまざまなものがありますが、大きく分けると携帯電話のキャリア(au除く)系、他の回線でもインターネット接続を提供している総合プロバイダ系、光コラボの時代になってから進出してきた新興系の3つになります。
このため、提供エリアはまだ全国規模にはなっておらず、申し込みを行う際には、自分の居住地域が提供エリアになっているかどうかを確認する必要があります。
Marubeni光は、上記のうち3番目の新興系に分類できるでしょう。
携帯キャリア系は、携帯電話料金の割り引き、総合系は格安SIMの割り引きを行い、顧客を集めていますが、新興系の場合こうした特典を用意できないので、価格体系のシンプルさと単純な安さで勝負するという傾向が強くなっています。
ただ、Marubeni光の場合各種の割り引きを導入しても、「フレッツ光より安い」とアピールできるのがせいぜいで、他社の光コラボと比べるとさほどお得だとは感じられない、というのも事実です。
光コラボレーションの場合、通常は回線料金とプロバイダ料金が一体化した形になっているのですが、Marubeni光の場合、値段表の上では回線料金とプロバイダ料金が別々になるという「フレッツ光」の旧来のものと同じ形式になっています。
プロバイダはMarubeniBBが指定されており、実質的にこちらと組み合わせたものが、光コラボサービス全体の料金になります。
MarubeniBBの月額利用料金は、どの回線種別でも930円固定です。
なお、新規加入者限定で、「4ねん割」という割引サービスを選択できます。
これは自動更新方式の4年契約とする代わりに、月額料金を割り引くというものです。
4ねん割には違約金が設定されており、
を請求されます。
回線利用料はフレッツ光の種別によって変わります。
フレッツ光の場合、一戸建て向けには
の3種の回線タイプがあります。
「ファミリータイプ」は最高速度100Mbps、「ファミリーハイスピードタイプ」は200Mbps、「ギガファミリータイプ」は1Gbpsです。
また、集合住宅向けは、
に分かれます。
「マンションタイプ」は最高速度100Mbps、「マンションハイスピードタイプ」は200Mbps、「ギガマンションスマートタイプ」は1Gbpsになります。
さらにマンションタイプの場合、同じ建物の中での加入者数で料金タイプが異なります。
4人以上だと「ミニ」、8人以上だと「タイプ1」、16人以上だと「タイプ2」です。
回線タイプ別の料金は、以下の表のようになります。
ファミリー/ファミリーハイスピード | 4,250円 |
ギガファミリー | |
マンション・ミニ | 2,900円 |
ギガマンションスマート・ミニ |
プロバイダ料金は1,200円ですが、4ねん割適用で930円となります。
ホームゲートウェイ利用の場合250円、ホームゲートウェイに無線LAN機能が追加されると350円です。
西日本エリアの場合、ファミリー用の回線料金はどのタイプでも一律5,050円、マンションタイプは3,750円となっていますが、4ねん割適用で4,250円・2,900円になります。
ファミリー/ファミリーハイスピード/ギガファミリー | 4,250円 |
マンション・ミニ/ギガマンションスマート・ミニ | 2,900円 |
プロバイダ料金は1,200円ですが、4ねん割適用で930円となります。
東日本同様、ホームゲートウェイ利用の場合250円、ホームゲートウェイに無線LAN機能が追加されると350円です。
契約手数料は820円となっており、フレッツ光を新規に導入する場合とほぼ同レベルです。
工事費は担当者を派遣する・しない、屋内配線を新設する・しないで変わってきます。
です。
これ以外に、派遣ありの場合工事調整費として1,000円、派遣なしの場合は同じく500円が請求されます。
工事費用は一括払いの他、30回前後の分割払いを選べるようになっています。
基本的にフレッツ光で提供されるひかり電話と同じものです。
月額基本料金は500円で、ナンバーディスプレイなどのオプション6つをセットで申し込むと、950円になります。
セットトップボックスという機器を必要とせず、光回線に接続したパソコン等でも視聴ができるテレビサービスです。
テレビで視聴可能にする場合、一台ごとに工事が必要になります。工事費は3,300円です。
月額基本料金は660円で、地デジと無料BSの視聴ができます。
基本的にスカパー!のサービスを利用敷いているので、加入時にスカパーの施設利用登録料2,800円が必要です。
回線はフレッツ光と全く同じものなので、速度は元のフレッツ光の回線種別に依存します。
あまりメジャーとはいえないプロバイダなので、プロバイダの設備を原因とする渋滞は発生しないくいと考えられます。
ただし、集合住宅で利用していいる場合、同じ建物内にいる回線を共有しているユーザーが一斉にネットにアクセスすると、どうしても渋滞は発生します。
事実上標準となっている料金プランで、4年を基本とする自動継続式の契約を行う割引サービスです。
この割り引きを導入することによって、他社の光コラボサービスと同レベルの価格設定となっています。
しかし、解約時の違約金が高いので、総合的に見て他社よりお得かどうかは少々疑問です。
①契約
Marubeni光の公式ページから、申し込みを行います。
②工事の通知
申し込み内容の確認が行われ、工事日のスケジュールを調整します。
③工事
加入者宅での工事が行われます。工事担当者がやってくる場合は、立ち会いが必要です。
④開通
ルーター等の設定変更を行うと、インターネットに接続できるようになります。
①転用承諾番号取得
NTT東西の公式ページから、転用承諾番号を取得します。
②契約
Marubeni光の公式ページから、申し込みを行います。
③工事の通知
加入者宅の工事は必要ないため、光ギガ社内での作業になります。完了すると通知が来ます。
④開通
ルーター等の設定変更を行うと、インターネットに接続できるようになります。
4ねん割の場合の違約金はただでさえ高額になっています。
これに工事料の残債その他が加算されると、非常な高額になってしまうことが懸念されます。
一般の知名度があまり高くないので、プロバイダ一体型の光コラボサービスだということがわかりにくくなっています。
プロバイダが固定になる点を、詐欺と誤解する人もいるようです。
これまで数度プロバイダ側に原因がある長時間不通事故を起こしているようです。
株式会社ラプターのサイトを経由して申し込むと、有料オプション加入なしで5,000円のキャッシュバックが受けられるキャンペーンが実施されています。
ただし、新規加入者のみが対象となっており、転用の場合は適用を受けられません。