U-NEXT光を解約する方法は?違約金や工事から電話番号まで解説!
通信サービスは、契約している限り月額料金が発生し続けます。
ですので、不要になった通信サービスは解約して月額料金が発生しないようにしなければなりません。
ですが、通信サービスは無条件で解約できるというわけではありません。
これは、解約できないというわけではなく「解約するタイミングによっては余計なコストがかかる」という意味です。
場合によっては何万円もの高額なコストを必要とする場合もありますが、規約をきちんと理解すれば回避することができます。
そこで今回は「U-NEXT光」を解約する方法と、その際に注意したいポイントについて解説していきます。
目次
解約する前にチェックすべきポイント
まずは「U-NEXT光」を解約する前に、以下の内容をチェックしてください。
「U-NEXT光」が原因ではないかもしれない
もし、U-NEXT光を解約したい理由が「通信速度の遅さ」や「ネットへの繋がりにくさ」にあるのであれば、解約前に見直すべきポイントがいくつかあります。
場合によっては、U-NEXT光を解約しなくても通信品質を改善できる可能性が残されていますので必ずチェックして下さい。
①パソコンやスマートフォンなど、デバイス側の問題
まず第一に考えられる原因は「デバイス側の問題」です。
これは、お使いのデバイス(パソコンやスマートフォンなど、ネットを利用する端末)のスペックに問題があり、サービスで利用できる通信速度を活かせていないというパターンです。
ウイルス感染の可能性
お使いのデバイスがウイルスに感染している場合、それによってスペックが低下してしまいます。
ウイルス対策用のソフトウェアをインストールし、デバイス内のウイルス問題を解消してください。
場合によってはデバイスごと初期化する必要がある可能性もあります。
無料のセキュリティソフト
なお、お使いのデバイスに「無料のセキュリティソフト」をインストールしている場合は特に注意が必要です。
有名な有料のセキュリティソフトを使用しているのであれば問題ないのですが、誰でも無料でダウンロードすることができるようなセキュリティソフトはほとんど意味を持ちません。
特に、何個もインストールできるようなセキュリティソフトの場合、その名が示す役割をきちんと果たせていない場合がほとんどです。
他のソフトが重くなっていないか
お使いのセキュリティソフトが知名度の高い有料ソフトを入れてる場合は、セキュリティ以外ののソフトが重くなっていないか確認しましょう。
ソフトウェアは、パソコンの処理能力を使って起動しています。
なので例えば、そのデバイスで起動しているソフトウェアがいくつもある場合、その分だけデバイスの処理能力を使います。
結果、データ通信に使える分の十分な処理能力が確保できず、通信速度が低下してしまいます。
不要なソフトウェアは削除、もしくはデバイスの起動時に勝手に起動しないといった設定変更をしてみて下さい。
②周辺機器(無線LANルーター、モデム、LANケーブル等)の問題
次に、インターネットに関わる周辺機器を確認してください。
具体的には「無線LANルーター」「モデム」「LANケーブル」です。
これら周辺機器のスペックが低い場合も、通信速度が低下することが多いです。
周辺機器には、対応できる通信速度の限度があります。
もし、お使いの周辺機器が何世代も前の古いタイプの場合だと、光回線の通信速度に対応できていない可能性が高いです。
家電量販店などでU-NEXT光の通信速度に対応できるものに交換してみて下さい。
また、基本デバイスを無線接続している場合は、有線接続に変えてみるか、もしくはルーターとの距離を改善することで解消できる可能性があります。
③時間帯によって遅い
インターネットを利用する際に、時間帯によって通信速度やネットのつながりやすさが変化する場合は、デバイスや周辺機器に問題がない可能性が高いです。
この場合は、プロバイダなどに原因があるため、U-NEXT光を解約して別の通信会社に乗り換えたほうが良いかもしれません。
④基地局から遠い
それと、お住いの場所が基地局から遠い場合も、通信会社を乗り換えたほうが良いかもしれません。
③と④のケースは、努力で解消できるような問題ではないので、デバイスや周辺機器を買い替えたり接続方法を見直すだけでは、大した改善には繋がりません。
通信環境を改善するためには、より良い通信環境を提供できる通信会社に乗り換える必要があります。
U-NEXT光のサービス詳細を知りたい方は、下記ページをご覧ください。
U-NEXT光の料金や速度は?キャンペーンから評判まで徹底解説!
U-NEXT光を解約する方法
それでは、U-NEXT光を解約する方法について解説します。
U-NEXTカスタマーセンター
U-NEXT光の公式サイトには、解約に関する問い合わせのフォームは用意されていません。
そのため、解約手続きは基本的に電話で行います。
解約に際しての連絡先は、以下の電話番号と受付時間です。
電話番号:0120-010-987
受付時間:11時~19時
U-NEXT光の解約時にかかる違約金は?
次に、U-NEXT光を解約する際に発生する解約手数料(違約金)について解説します。
U-NEXT光には2種類の違約金が存在します。
①U-NEXT光にねん割の違約金
まずは、U-NEXT光の「にねん割」の違約金です。
「にねん割」は、2年の契約期間を条件として月額料金が割引されるサービスです。
月々「戸建てタイプ 780円」「マンションタイプ 300円」の割引を受けることができます。
しかし、「にねん割」の契約期間中の解約においては、解約事務手数料として10,000円を支払う必要があります。
②U-Pa!の違約金
もう一つ、U-NEXT光には「U-Pa!」のついての違約金が発生します。
「U-Pa!」はインターネットプロバイダであり、これにも2年間の契約期間が存在します。
そして、光回線契約の違約金と同様に、「U-Pa!」契約期間中の解約では5,000円の違約金が発生します。
③違約金が発生するケースと発生しないケース
U-NEXT光には2種類の違約金が存在しますが、基本的にセットにして考えて問題ありません。
つまり、違約金が発生する場合は、合計15,000円の違約金を支払う必要があるということになります。
「U-NEXT光本体」も「U-Pa!」も基本2年間の契約期間が設定されており、契約期間終了後は同じ条件で自動更新されます。
契約期間のサイクルは2つとも同じなので、つまりどちらかが違約金が発生する場合は、もう片方でも違約金が発生するということになります。
違約金が発生しない「契約更新月」
ただし、U-NEXT光の解約においては、常に解約手数料(違約金)が発生するというわけではありません。
2年の契約期間が自動更新の「U-NEXT光」は、利用開始を1ヶ月目として24ヶ月目までが契約期間となります。
そして、25ヶ月目と26ヶ月目の2ヶ月間は「契約更新月」として設定されており、この期間中に解約する場合は自動更新されず違約金もかかりません。
契約期間→更新月2ヶ月→契約期間のサイクル
この「契約期間→更新月2ヶ月→契約期間」のサイクルは、「U-NEXT光本体」と「U-Pa!」で基本的に同じです。
そのため、片方で違約金がかからない更新期間中である場合は、もう片方も更新期間中であるため、解約手数料は必要ありません。
U-NEXT光を解約する上で気を付けるべき注意点
①カスタマーセンターに電話が繋がらない場合は?
U-NEXT光の解約手続きは、基本電話でしかできません。
なので、電話がつながらないことには、解約手続きも進められないということになります。
では、もし解約手続きをしたいのに電話が繋がらない場合はどうすればいいのでしょうか?
公式サイトの問い合わせ用のフォーム
U-NEXT光の公式サイトには「問い合わせ用のフォーム」が用意されています。
上のカスタマーセンターに繋がらない場合は、こちらの方で解約手続きのことについて問い合わせるという方法もあります。
しかし、これ自体は解約用のフォームではないので、こちらで解約手続き自体を進めることはできません。
もしかしたら、問い合わせの仕方によっては、カスタマーセンターの連絡先等が記載されて返答される可能性もあります。
つまり、最終的には「電話による解約手続き」しか無いということになります。
カスタマーセンターに対する悪い口コミ
ですが、ネット上ではカスタマーセンターに対する不評がいくつか見受けられます。
「なかなか繋がらない」「解約できていなかった」「対応が悪かった」など、さまざまな悪い口コミが見受けられました。
もちろん、常にそういうわけではないと思いますが、そうしたリスクもあるということは十分に理解しておく必要があります。
とにかく、電話でなければ解約手続きができない以上、カスタマーセンターに電話をつなげることが何よりも優先されます。
経験則上、夕方はあまり繋がるイメージがありませんが、午前中であればそれなりに成功率が高いように思います。
電話するタイミングを少しずらすなどして、根気よく電話をかけ続けましょう。
②解約月の料金は全額請求される?日割りで計算されない!?
U-NEXT光の解約時の「解約月の月額料金」ですが、これは日割り計算されます。
③分割払い中の未払いの工事費が残っている場合は?
次に、解約時に「初期工事費用の残債」がある場合についてです。
この場合は、解約時に残債を一括で支払う必要があります。
解約手数料と合わせるとかなりの負担になりますので注意しましょう。
U-NEXT光の工事費
始めU-NEXT光を契約したとき、開通工事が実施されたかと思います。
一般的な工事内容の場合、24,000円の費用がかかりますが、この費用は「一括払い」もしくは「30回払い」を選択できます。
もし分割払いにした場合は、「30回」なので、最初の契約期間終了後の更新期間宙に解約する場合でも数回の支払いが残っている計算になります。
「30回払い」を選択した方
つまり、工事費用を「30回払い」にしている場合は、2年半以内に解約する場合は確実に工事費用の支払いが残っていることになります。
短期間で解約するほど、解約時のコストが高くなりますので、違約金の支払いと合わせると相当な負担を強いられる可能性も考えられます。
④他の光コラボ回線への転用はできない!?
U-NEXT光から別の光コラボ(ソフトバンク光やドコモ光など)に乗り換えたい場合、「U-NEXT光の通信設備を流用しての他社への転用」はできません。
契約自体は可能ですが、完全な新規契約の扱いになりますので、工事費用は普通に発生します。
フレッツ光から光コラボに乗り換える場合
フレッツ光から光コラボに乗り換える場合は、フレッツ光で利用していた通信設備をそのまま利用して、光コラボに乗り換えることができます。
これを転用と言いますが、転用する場合は初期工事が不要なので、通信速度を変更しない場合は初期工事費用もかかりません。
手早く安く「光コラボ」をするなら転用は非常に役立つのですが、「光コラボ」から「別の光コラボ」および「フレッツ光」への転用はできません。
転用のシステム
転用のシステムは「フレッツ光→光コラボ」の一方通行であるため、光コラボからの転用はできないのです。
もちろん、「光コラボ」への乗り換えは可能ですが、転用ではなく、「U-NEXT光」を解約してから「別の光回線」を新規契約するという普通の乗り換えになります。
当然ながら、乗り換え先の回線契約では新規契約扱いなので、初期工事費用の支払いが必要になるのです。
⑤現在使用中の電話番号を失くしたくない場合は?
U-NEXT光で「U-NEXTひかり電話」を利用している場合、手続きしないと電話番号が廃止されてしまいます。
お使いの電話番号を乗り換え先でも引き継ぎたい場合は、事前にNTTにて手続きをしておく必要があります。
また、引き継ぎたくても引き継ぎできないというケースも存在します。
「U-NEXT光」を解約すれば「U-NEXTひかり電話」も自動的に解約
基本的に、光回線の「光電話サービス」は、一般的なアナログ電話と比べると、月額料金と通話料がかなり安いです。
そのため、U-NEXT光を利用するまでアナログ電話を利用していた場合、通信費を節約するために「U-NEXTひかり電話」の同時に契約した方が多いかと思います。
基本的に光回線契約に付随するオプションサービスは、主たる光回線を解約する場合は同時に解約扱いとなります。
つまり、「U-NEXT光」を解約すれば、「U-NEXTひかり電話」も自動的に解約となるのです。
そして、「光電話サービス」を解約するということは、「U-NEXTひかり電話」で利用していた電話番号も廃止になるのです。
使用中の電話番号を残す方法
ですが、利用中の電話番号を残す方法があります。それは「番号ポータビリティ」です。
事前にNTT東西で手続きをすることで、別の光電話サービスもしくはアナログ電話に、現在使用中の電話番号を引き継ぐことができます。
これは、光回線契約(U-NEXT光)を解約する前の段階で、NTTにて手続きを完了させておく必要があります。
番号ポータビリティを利用するための条件
また、「番号ポータビリティ」を利用するためには、もう一つ重要な条件を満たす必要があります。
それは現在使用中の番号が「NTTが発番した電話番号である」とうことです。
「U-NEXTひかり電話」で利用している番号は、「アナログ電話から引き継いだ」もしくは「U-NEXTひかり電話に加入して発番した」という2種類のパターンが考えられます。
このうち、「番号ポータビリティ」を利用することができるのは前者のみとなります。
電話番号を引き継ぎできないケース
つまり、現在の電話番号が、U-NEXT光加入時に発番したものである場合は、この番号を引き継ぐことができないのです。
その電話番号には加入権が与えられていないので、アナログ電話の電話番号として引き継げません。
この場合は、乗り換え先では新しい電話番号になることを覚悟し、電話番号を知っている人たちに事前に通知しておく必要があります。
⑥撤去工事と機器返却に関して
U-NEXT光を解約するにあたっては「撤去工事」を必要とする場合があります。
その際には、開通工事と同様に利用者の立会が必要になります。
前もって日程は調整されますが、希望通りの日時になるとは限りません。
撤去工事
撤去工事は、工事内容によっては工事費用が別途かかるケースがあります。
詳しい金額についてははっきりとした金額はわかりませんが、必要な工事内容によって異なると考えておきましょう。
機器返却
その際に、返却が必要な機器に関しては、撤去工事の担当者が回収してくれます。
ただ、もし解約に際して撤去工事を行わない場合は、担当者に代わって利用者本人が「機器返却」をしなければなりません。
解約の電話手続き時に、「撤去工事」が不要と分かった場合、機器返却用のキットが送付される手はずとなります。
その案内に従い、返却が必要な機器を所定の返却先まで返却してください。
なお、機器を正しく返却できなかった、もしくは返却した機器に故障などの問題が生じている場合は、機器代金相当額を支払う必要があります。
U-NEXT光を契約してからすぐにキャンセルしたい
最後に、U-NEXT光を解約する方法ではなく「契約後すぐにキャンセルしたい場合」の手続方法について解説します。
初期契約解除
ここで利用したいのが「初期契約解除」という制度です。
これは、通信サービスの契約において、契約内容確認書類を受領した日から8日以内であれば、書面にて契約を解除することができるという制度です。
U-NEXT光においても、これが利用できる旨が規約に記載されています。
違約金の支払い義務を免れられる
これにより、短期解約に伴う違約金の支払い義務を免れることができます。
必要事項を記載した書面を送付するだけで良いので、比較的気軽に利用することができます。
高額な違約金を支払う必要が無いのも大きなポイントです。
初期契約解除でも支払う必要があるコスト
ただし、初期契約解除を利用することで「全ての支払いを免れる」というわけではありません。
基本的に「既に発生している費用」については、その請求を免れる事はできません。
例えば、「契約事務手数料」「初期工事費用」「追加工事費用」といった費用は、きちんと支払わなければなりません。
初期契約解除の書面に必要な記入事項と書面送付先
書面による初期契約解除の記載事項
- 初期契約解除を希望する旨
- 「ご契約者名」「ご利用場所住所」「ご契約者 ID」
- 申し込み者のご連絡先
- 申し込んだサービス名
- 「ご契約内容確認書」の受領年月日
- 初期契約解除申告日
※封書表面に 「U-NEXT 光 初期契約解除の通知」と朱記
「解約前にチェックすべきポイント」「解約方法」「解約手数料(違約金)」「解約時の注意点」これらすべてをしっかり確認した上で、U-NEXT光の解約手続きに移りましょう。
nanairoには、今回のU-NEXT光を解約して「他の光回線サービスへの乗り換えを考えている方」「しばらくはいいが、後々光回線サービスを契約予定の方」に参考になる記事も多数執筆しています。