近年では光回線はインターネットを楽しむためのものだけでなく、電話やテレビもセットで楽しむもの、という意識が広がってきました。
安くて速いと評判のNURO光でのテレビサービスの現状について、詳しく知りたいという方も少なくないでしょう。
すべてお答えします。
近年では光回線はインターネットを楽しむためのものだけでなく、電話やテレビもセットで楽しむもの、という意識が広がってきました。
安くて速いと評判のNURO光でのテレビサービスの現状について、詳しく知りたいという方も少なくないでしょう。
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光ファイバーは、他のどのインターネット接続用の回線よりも、転送速度が速くしかも安定しているという特徴があります。
口コミ情報では、「光回線なのに遅い!」という不満が書き込まれることもありますが、それは媒体としての光ファイバーの限界ではなく、主にプロバイダなどの業者側の設備の問題に起因しています。
光ファイバーそのものは、基本的にはどんな使い方をしていても個人・家庭レベルでのインターネット接続については、お釣りがくるほどの高い伝送性能を持っているのです。
この高速性の活用の一例として、テレビ放送の配信というのが生まれてきました。
有線によるテレビ放送の配信は、先に、ケーブルテレビと呼ばれるサービスで実現されています。
ケーブルテレビは当初同軸ケーブルを利用して局と加入社宅を結び、データを送信するスタイルを取っていました。
しかし、近年では同軸ケーブルに代わり、光ファイバーケーブルを使用する例も増えてきています。
現在ではほとんどすべてのケーブルテレビ局が、インターネット接続もサポートするようになっているので、結果的にNUTO光のような光インターネットサービスと区別がつかないような存在になってきたのです。
ケーブルテレビ局では、「パススルー」といって、局側で受信したデジタル地上波と無料BSのデータを、そのままケーブルに流しています。
このため、加入者がアンテナコンセントとテレビとを接続すれば、無料でデジタル地上波を受信できるのです。
ただし、インターネットを通じて行われるテレビサービスにおいては、通常「パススルー」は行われません。
一般的な光回線サービスにおいて、地デジが受信できないのはこのような理由によります。
U-NEXTは、かつてUSENの一部門でしたが、そこから独立したインターネットを通じて各種の映像コンテンツを配信するサービスです。
こちらに加入すると、各種テレビ番組や映画などを、ストリーミング配信の形で鑑賞することができます。
「NURO光」ではセットでこのU-NEXTに加入できるようになっており、各種コンテンツを視聴することができます。
ただ、同様のストリーミング配信サービスは他にも多数あり、提供されている番組の内容も業者により様々ですから、番組リストが自分の好みに合わない、と思った場合はHuluなどの他業者も検討すべきでしょう。
「NURO光」ではU-NEXT以外のストリーミングサービスは不利になる、ということはありません。
もっとも素直なやり方は、光回線で無理に地上波を観賞しようとはせず、ネットはネット、テレビはテレビで分ける方法です。
地デジを受信するためのアンテナはいわゆるUHFアンテナで、ホームセンターなどで手軽に購入できます。
それまでのアナログ地上波のアンテナとは異なり、地デジのアンテナは指向性が強く、放送局の方向に向けて正しく設置しないと受信できなくなってしまうことがありますが、これらも販売業者に委託すれば正確に設置してくれます。
アンテナを自前で持った場合、それ以降利用料金を毎月請求されるということもありません。
長い目で見れば、最もコストパフォーマンスのよい方法だといえます。
問題は、一戸建ての場合ほぼ問題なくこの方法が取れるのですが、集合住宅の場合設置が困難になることがある、ということです。
ただしこうした集合住宅の場合、ケーブルテレビの接続環境が整っていたり、マンション全体の共用アンテナが設置されていたりする場合が多いので、こちらを利用すればいいことになります。
ネット接続は「NURO光」で行い、テレビはすべてケーブルテレビで賄う方法です。
先に述べたように、集合住宅では各戸ごとに地デジアンテナを設置することが難しくなることがあるのですが、その場合にはほぼケーブルテレビでの接続環境が提供されるようになっています。
ケーブルテレビに加入すると、地デジと無料BSだけでなく、有料BS・CSも受信できるようになります。
さらに、ほとんどすべてのケーブルテレビはインターネット接続もサポートするようになっており、テレビとセットで非常に安価なインターネット接続環境を導入することが可能になるのです。
ただ問題点は、多くのケーブルテレビ局はインターネット接続環境の整備にさほどお金をかけていません。
このため渋滞が発生しやすく、インターネット回線の快適度は専用の光回線に比べると大きく劣ることが多いのです。
ケーブルテレビ局では地デジと無料BSについてはパススルー方式でデータを提供しており、こちらについては基本セット料金を支払うだけで利用できるので、そこだけに留めるか、あるいはネットまでケーブルテレビ任せにするかは、ユーザーごとの判断次第でしょう。
インターネットを通じて、テレビデータを提供するサービスとして「光テレビ」があります。
こちらは地デジのデータにも対応しているのですが、地デジを視聴できるのはNTTの「フレッツ」系の回線に限定されます。
「NURO光」では利用できません。
一度アンテナを設置してしまえば、その後毎月料金を取られる必要がなくなります。
コストパフォーマンスは最良です。
都市部の集合住宅の場合、各戸別のアンテナ導入が困難になることがあります。
アンテナの設置費用すらいらず、転居後すぐに利用できます。
マンションによっては旧世代の衛星放送にしか対応しておらず、現在のCSを視聴する場合には別途ケーブルテレビとの契約が必要になることがあります。
最低限のパックに加入するだけで、地デジと無料BSの視聴ができます。
インターネット接続もパックできる場合が多いので、「NURO光」のサービスと被ってしまいます。
NTTの「フレッツ」回線を利用する「光テレビ」のサービスです。
プロバイダとしてドコモを選択した場合こちらになります。
地デジの受信が可能なのは東日本・西日本合わせて20県が提供エリアになっているので、申し込み前に確認しておくことが必要です。
ソフトバンクの提供する光テレビのサービスですが、いわゆる「フレッツ・テレビ」であり、他のフレッツ回線で提供されるものと中身は同じです。
「ソフトバンク光テレビ」自体の提供エリアは「ソフトバンク光」のエリアと一致しますが、地デジの受信はそのすべてで可能なわけではありません。
これもホームページでエリア確認が必要です。
「コミュファ光」は中部電力が提供するサービスで、「auひかり」と提携しています。
元々サービス地域が狭いため、その全域で地デジを受信できるというメリットがあります。
親会社の中部電力のサービス提供エリアである東海地方のみに限定されています。
基本的に光回線を通してのテレビ放送配信は、「スカパー!」などの有料CS放送に限定されたもので、地デジが視聴できるのはむしろ特例に属します。
ただし、まもなく地上波テレビ放送のストリーミングサービスが解禁になるので、一年ほど待てば受信環境は劇的に変化する可能性があります。
ストリーミングサービスが提供されるようになるまで待ち、その間地デジ放送はワンセグで耐える、というのも一つの手です。