「ひかり電話」って料金が安くてなんだかいいって聞いてるけど、あれはフレッツ光のサービスで「auひかり」じゃ使えないんじゃない?と思っている方もいるのではないでしょうか?
大丈夫ですちゃんと使えます。
お得さもフレッツ光の「ひかり電話」と遜色ない「auひかりのひかり電話」について解説しましょう。
「ひかり電話」って料金が安くてなんだかいいって聞いてるけど、あれはフレッツ光のサービスで「auひかり」じゃ使えないんじゃない?と思っている方もいるのではないでしょうか?
大丈夫ですちゃんと使えます。
お得さもフレッツ光の「ひかり電話」と遜色ない「auひかりのひかり電話」について解説しましょう。
20世紀後半、一般家庭には唯一の通信インフラとして、電話線が引かれていました。
インターネットの商利用が始まったばかりの頃は、ユーザーはこの電話線を使って接続を行っていたのです。
やがてインターネット用の専用線が開発されます。
これは一般電話回線よりも高速であるため、こちらの回線の一部を借りて電話を通そう、というアイディアが生まれます。
特に高速な光回線が普及すると、インターネット黎明期とは逆に、インターネット用の通信回線に電話回線を曲がりさせよう、という考えが主流になります。
こうして提供されるようになったのが「ひかり電話」と呼ばれるサービスです。
「auひかり電話」は、「auひかり」の回線を使い、一般の電話機を接続して利用するひかり電話のサービスです。
「auひかり」のメインサービスであるネットサービスのオプションとして加入することができます。
一般の固定電話を新規に申し込むケースというのは現在では減っており、意識していない方も多いでしょう。
新規に固定電話に加入しようとした場合、現在では契約費800円と施設設置負担金36,000円がかかります。
かつてはこれに回線工事費が加算されましたが、今ではほぼ全ての人の住む建築物には電話線が引き込まれていますから、工事が必要になることはまずありません。
月額の使用料は、扱っている電話局によって微妙に差が出ますが、
です。
「auひかり」のひかり電話は、光ファイバーを導入しネットサービスに加入していることが前提となりますが、ひかり電話用の特別な初期費用は必要なく、月額500円の基本利用料で使用できます。
専用の一般電話回線と比較すれば、導入コストも維持コストも格安であるというのがおわかりでしょう。
一般電話回線向けの通話料は、全国一律で3分8円です。
近距離・遠距離関係なしに料金が一定になるのは、光回線を利用した電話全体の特徴となります。
携帯電話向けは、相手のキャリアによって変わってきます。
相手がauであった場合が最も安く、1分15.5円です。
他のキャリアだと、1分16円になります。
なお、警察・消防・海上保安庁などの緊急通報の料金は無料、時報や天気予報などへの通話料金は、一般向けと同じ3分8円です。
一般的に「高い」というイメージの強い国際電話ですが、アメリカ合衆国向けは1分9円と、一般電話の国内通話とさほど変わらない値段になっています。
韓国・台湾・中華人民共和国など、比較的通話機会の多い地域でも、1分30円で、「ちょっと高いケータイ」程度の感覚でかけられます。
一般電話回線向け | 3分8円 | |
携帯電話 | au | 1分15.5円 |
ドコモ | 1分16円 | |
ソフトバンク | ||
ワイモバイル | ||
緊急通報 | 無料 | |
時報・天気予報 | 3分8円 |
一般電話回線では、割込電話や発信番号表示(いわゆるナンバーディスプレイ、割込電話含む)、番号通知陸セストなどといった付加サービスが提供されています。
「auひかり」の電話サービスでもこれらは有料オプションとして提供されています。
ただし、「auひかり」のひかり電話では、「電話オプションパック」というのが用意されており、2つ以上の電話オプションサービスを申し込み、その合計利用料が500円以上になる場合、自動的に500円均一とすることができます。
単純に相手の番号を表示させるだけのサービスでも月400円ですから、他のオプションも加えて500円で使用するのが絶対お得ですね。
オプション名 | 月額料金 |
割込電話 | 300円 |
発信番号表示 | 400円 |
割込番号表示 | 100円 |
番号通知リクエスト | 200円 |
迷惑電話撃退 | 700円 |
着信転送 | 500円 |
ひかり電話は、電話回線の代わりに光ファイバー網の一部(自宅-収容局)を利用するものですが、IP電話サービスというのは、大部分インターネットを使用し、音声をデータとしてやり取りする通信システムです。
仕組みとしては、スマートフォンでよく使われている「無料通話アプリ」と同じですが、「050」から始まる番号が設定されるので、一般電話回線(すべてとは限りません)や同じ050番号との間での通話が可能になります。
IP電話の特徴は、そのコストの安さです。
月額基本料金はわずか150円で、通話料も同じKDDIのIP電話なら無料、提携しているプロバイダが独自に提供しているIP電話サービスに対しても無料となります。
欠点は、一般電話回線よりもネットワークの混雑具合の影響を受けやすいため、音質面では一般電話回線に及ばないことがあります。
「auまとめトーク」は、KDDIの回線を利用した電話サービスから、同じくKDDI回線の固定電話やau携帯電話への通話料金が無料になるというものです。
「auひかり」のひかり電話は「KDDI回線」という条件を満たしているので、このサービスを利用することが可能です。
加入すると、同じ「auひかり」のひかり電話や、提携業者のひかり電話、au携帯電話への通話料が無料になり、au携帯電話から自分の家の「auひかり」のひかり電話に対する通話料が無料になります。
「auまとめトーク」に加入する条件の一つに、「KDDIまとめて請求」を利用していることというのがあります。
これはKDDI関連の請求を一本化するというものです。
「auひかり」のプロバイダをau one netにしていた場合、自動的に「KDDIまとめて請求」に加入することになりますが、他プロバイダの場合は、プロバイダのWebページから別途申し込む必要があることがあります。
便利なサービスだし特に利用料金も発生しないので、「auまとめトーク」を使わなくても申し込んでおいて損はありません。
「auまとめトーク」に加入すると、自宅のひかり電話からau携帯電話への通話が無料になります。
これに加え、携帯電話側で「au→自宅割」に加入すると、携帯電話側から自宅への電話料金も無料になります。
ただし、プリペイド携帯からの通話は除外されます。
「auひかり」側には特に対応機種の制限はなく、通話相手になる携帯電話のみ緩い条件が存在します。
対応機種は「スマートフォン (4G LTE)、スマートフォン (3G)、iPhone、ケータイ (4G LTE)、ケータイ (3G)」となっており、簡単に言えばすでにサービスを終了している2G以前のサービスを除くほぼすべて、ということになります。
条件は先に述べた通り、「KDDIまとめて請求」を利用していることで、au携帯電話からの通話を無料にするためには、「au→自宅割」の適用を受けている必要があります。
いずれもハードルは低いため、「auひかり」のひかり電話を使う場合には忘れずに加入しておきたいものです。
「auスマートバリュー」は、「auひかり」とauスマートフォンを同時契約している場合、最大2年間スマートフォンの月額利用料金が最大2,000円割引になるというものです。
この割引の適用を受けるために、「auひかり」申込と同時に携帯電話を他キャリアからMNPしてくるユーザーもかなりいます。
この場合、MNPの特典(キャッシュバック含む)と「auひかり」申込時の割引・キャッシュバック特典の両方を受けることができるので、非常にお得になります。
なお、家族で複数のauスマートフォンを使用していた場合、それぞれの携帯電話で2,000円ずつ割引が行われます。
家族みんなでauスマホを使っていた場合、お得度はさらに高まります。
ただ、対象となるのはスマートフォン(iPhone含む)だけで、いわゆるガラケーは含まれません。
「auスマートバリュー」の条件は、「KDDIが指定する特定の固定電話回線サービスに加入していること」です。
より具体的に言うと、KDDIに利用料金を支払う電話に加入していること、ということになります。
「auひかり」のひかり電話は、この条件を満たしています。
ただし、満たしているのは「auひかり」のひかり電話であり、「auひかり」のネットサービスではありません。
このため、ネットサービスに利用しているだけでは「auスマートバリュー」の適用は受けられないのです。
先に述べたように、「auひかり」のひかり電話は月額利用料わずか500円ですから、ネットサービスを申し込むのと同時に加入しておいた方がよいでしょう。