各種の乗り換えキャンペーンで注目を集めている「auひかり」。
どうせ加入するなら一番条件のいい形で契約したいと考えるユーザーは少なくないことでしょう。
ここでは、「auひかり」の割引のシステム、契約の方法、そして気になるお得な業者について、ずばり解説します。
各種の乗り換えキャンペーンで注目を集めている「auひかり」。
どうせ加入するなら一番条件のいい形で契約したいと考えるユーザーは少なくないことでしょう。
ここでは、「auひかり」の割引のシステム、契約の方法、そして気になるお得な業者について、ずばり解説します。
「auひかり」は一戸建て向けのサービスと、マンションなどの集合住宅向けのサービスの二種類があり、それぞれに料金の異なるプランが複数用意されています。
一戸建ての場合、「ずっとギガ得プラン」と「ギガ得プラン」が割引サービスで、これ以外に割引のない「標準」プランがあります。
「標準」プランの月額接続料は6,300円ですが、他の割引プランにある「違約金」の設定がありません。
つまり、いつ解約しても違約金なしということになります。
一戸建て向けの「ずっとギガ得プラン」というのは、いわゆる「3年縛り」の料金プランです。
つまり、3年単位の契約が前提となっており、価格が割引になるが、3年ごとにやってくる「更新月」以外に解約しようとすると、違約金を請求されるというものです。
「ずっとギガ得プラン」だと、契約後1年間ネットサービスのみでの利用料金は月額5,100円、2年目が5,000円。3年目は4,900円となります。
契約後37ヶ月後と38ヶ月後が「更新月」で、この間にユーザーがau側に通告すれば、違約金なしでの解約が可能になります。
解約通告を行わない場合、3年単位の契約が自動更新されます。契約後の月額料金は、ずっと4,900円になります。
ちなみに違約金ですが、更新月以外のいつ解約しても15,000円です。
「ずっとギガ得プラン」の「3年縛り」に対し、「2年縛り」となる料金プランです。
2年ごとに2ヶ月間の更新月が回ってくることになり、更新月以外に解約しようとすると違約金9,500円が請求されます。
また、「ずっとギガ得プラン」のように一年ごとに100円ずつ月額料金が引き下げられるということはなく、ずっと5,200円固定となります。
「工事費無料キャンペーン」というのは、「auひかり」を導入した時にかかる工事費用を含む初期費用を、その後の利用料金を割引くことによって還元するというもので、工事費そのものが無料になるわけではありません。
還元の対象になる初期費用は、マンションタイプの場合は工事費3,0000円、事務手数料3,000円と固定です。
これは工事とはいうもののマンションの場合物理的な配線はすでに終わっており、回線の終端に端末装置を接続するだけで済むためです。
一戸建ての場合、戸別に光ファイバーを引き込む工事をしなければならないので、その手間は住宅によって変わってきます。
au側では標準費用として37,500円という金額を提示していますが、工事内容により増減があります。
事務手数料はマンションの場合と同じで3,000円です。
「工事費無料キャンペーン」の適用を受けると、月々最大1,250円の割引を受けることができますが、マンションタイプと一戸建てでは割引を受けられる期間が異なってきます。
一戸建てタイプの場合30ヶ月ですが、マンションタイプは24ヶ月です。
auひかりはNTT系とは独立した回線なので、「フレッツ」から「光コラボ」への乗り換えのように、工事なしで引き継ぐということができません。
新規の回線工事がほぼ必須となり、この工事費が乗り換えの際の大きな障害となっていました。
「auひかりスタートサポート」は、この初期工事費を、乗り換えの場合に限り実質0円にして、多くのユーザーの乗り換えを促そうというキャンペーンです。
キャンペーンの適用対象は、他社の固定回線またはモバイルサービスから「auひかり」に乗り換え、3年縛りの契約でネットに加え、電話と電話のオプションサービスに加入したユーザーとなります。
違約金相当額はau WALLETと呼ばれる電子マネーへのポイントチャージの形か、郵便為替による送付となります。
こちらの額は最大1万円となっており、その後はプロバイダにより還元方法が異なります。
@nifty、@T COM、au one net、So-netの場合、最大20ヶ月月々1,000円が利用料金から割り引かれます。
ASAHIネット、BIGLOBE、DTIだと、割引が行われる期間が最大5ヶ月になります。
さらに、光回線だけでなく携帯電話もauのものに乗り換え、auスマートバリューに申し込んだ場合、旧携帯電話の解約料相当額(申し込んだau回線1回線ごとに最大10,260円)が還元されます。
「auスマートバリュー」は、「auひかり」のネットサービスとひかり電話とをセットで申し込んだ場合、auのスマートフォンの通話料を対象にして行われる割引サービスです。
当然ですが、対象は「auのスマートフォン」のみで、ドコモやソフトバンク、さらにはその他の格安SIM会社の携帯電話料金の割引が行われるわけではありません。
導入した光回線を家庭内の複数の端末で共有する場合、ルーターと呼ばれる機器が必要になります。
このルーターには無線機能を内蔵したものと、有線機能だけのものがあり、「auひかり」では無線機能内蔵のものを「ホームゲートウェイ」と呼んでいます。
「auひかり」に加入し、同時にauスマートバリューに申し込むと、このホームゲートウェイが永久無料でレンタル可能になります(割引を受ける前のレンタル価格は月500円)。
「auひかり」の料金はKDDI側によって大枠が決められており、プロバイダが独自に接続価格を大幅に引き下げる、ということは困難になっています。
それでも、一定期間プロバイダが費用を負担することによって割引になるキャンペーンを実施していたり、オプション料金を割り引いたり無料にするキャンペーンが行われていることがあります。
So-netでは、「auひかり 選べるキャンペーン」として2つの割引プランを提示し、片方を選べるようにしています。
Aプランは、「月額大幅割引」で、一戸建てについては3年間月額料金が3,200円、マンションでは2年間1,800円になるというものです。
Bプランは、一戸建てが2年間3,200円、マンションが2年間2,550円となり、その他にキャッシュバック35,000円がつくというものです。
「auひかり」は月額料金が一律となっており、プロバイダが変更することはできないのですが、このケースでは本来プロバイダがキャッシュバック用に用意した予算を使い、ユーザーの代わりにKDDIに立替払いすることにより「値下げ」を実現しているものです。
2017年4月2日までというスケジュールで、最大30,000円キャッシュバックと月額利用料割引のキャンペーンを実施しています。
キャッシュバックは、ホームタイプで「ずっとギガ得プラン」を選ぶと25,000円、さらにひかり電話を申し込むと5,000円戻ってくるというものです。
マンションタイプは、ネットサービス加入で15,000円、ひかり電話で5,000円の合計20,000円です。
割引の方は、ホームタイプ・ずっとギガ得プランで30ヶ月間750円引き、マンションタイプの場合24ヶ月間1,250円引きとなります。
2017年3月末日までのスケジュールで、ホームタイプ・マンションタイプともに10,100円のキャッシュバックキャンペーンを実施しています。
キャッシュバック以外では、
といった有料オプションが3ヶ月無料になるキャンペーンが実施されています。
au one netは、名前からわかるようにauが運営しているプロバイダで、基本的に「auひかり」専門の業者と言っていい立場にあります。
事実上公式プロバイダであるため、キャッシュバック等の派手なキャンペーンはそれほど行われていません。
ただし、運営元がauであるため、他にはない特別なメリットがあります。
それは、「WALLETポイント」というau独自のポイント加算の対象になるというものです。
「WALLETポイント」は「auひかり」の料金だけでなく、au携帯電話の支払いにも利用することができるので、事実上の永久料金割引サービスとなります。
もちろん、au携帯電話も所持して、両方のポイントを貯めて使うようにすればさらにお得になることは言うまでもありません。
公式サイトからの申込は、最初にサービスエリア内であるかどうかを確認し、エリア内であったらプロバイダを選択して契約する、という流れになります。
この場合、au本体のキャンペーンと、プロバイダが戸別に実施しているキャンペーンの両方の適用を受けることができます。
auショップでも、「auひかり」の申込はできます。
ただし、プロバイダによっては「Web申込限定」でキャンペーンを実施しているケースがあるので、このようなキャンペーンの適用を受けることはできません。
逆に、ショップが個別に行っているキャンペーンの適用を受けることができる場合がありますが、その規模はほとんどの場合プロバイダのものよりも小規模です。
店頭で勧誘を行っている店員の知識レベルに差があることが多く、あまりよく知らない店員に当たってしまった場合トラブルの原因となることがあります。
家電量販店では、特設コーナーを設けて「auひかり」の勧誘を行っていることがあります。
臨時に作ったコーナーなので、ほとんどの場合何らかのキャンペーンがセットで実施されています。
ただし、この場合でも「Web申込に限る」というプロバイダのキャンペーンを受けることはできませんし、auショップの場合以上に店員の当たり外れが激しくなります。
キャンペーンの内容は、時に驚くような有利な条件なものがあるのも事実ですが、サポートという面では不安があるため、申込の際にはよく考えましょう。
代理店には、各家庭を訪問するタイプと、Webページで勧誘を行なうタイプの2種類があります。
訪問タイプは家電量販店と同じで、時に非常に有利な条件を出して来ることがあります。
しかし、各種の条件についてよく考える時間が与えられにくく、セールスマンのペースで契約が進められてしまうことがあります。
これは場合によっては非常に危険なので、基本的には訪問タイプの代理店とは契約しないようにすべきでしょう。
同じ代理店がWebページでの勧誘もしていた場合は、一旦セールスマンを断った後にそちらを参照して契約すべきです。
訪問タイプの代理店との契約は非常にリスクが高いのですが、逆にWebで勧誘を行っている代理店の場合はおすすめ度がぐっと高くなります。
契約内容が文字で書いてあるのでじっくり読んで考えられる点、代理店特有の非常に有利なキャッシュバック等の恩恵を受けられる点が、おすすめの理由となります。
同じWeb申込でも、代理店経由の場合au本体、プロバイダのキャンペーンに加えて代理店のキャンペーンの適用を受けられることになるので、その分有利です。
先に説明したように、代理店サイトを通じての申込はもっともお得度が高くなります。
ただし、代理店経由ならどんなものでも同じかというとそうではありません。
代理店ごとにおすすめのプロバイダがあり、そのプロバイダとの契約を選んだ場合に限り、お得度がMAXになるのです。
NEXTでは、自社限定のキャッシュバックキャンペーンを実施しています。
金額はネットサービスと電話とを同時に加入した場合、ホームタイプで20,000円、マンションタイプで25,000円です。
ネットサービスだけの場合ホームタイプで13,000円、マンションタイプで18,000円になります。
条件はプロバイダとしてSo-netを選択することです。
NEXTのキャンペーンページでは、ホームタイプで40,000円、マンションタイプで33,000円のキャッシュバック、と謳っていますが、これはプロバイダとしてのSo-netのキャッシュバック金額と合計した額です。
NEXTでは、東京・埼玉・神奈川・千葉の1都3県限定で、ホームタイプの「ギガ得プラン」の料金が24ヶ月間3,980円になるというキャンペーンも実施しています。
キャッシュバックキャンペーンと排他ではなく、同時に適用を受けることができるので、キャンペーン対象地域の人にとってはさらにお得なものとなっています。
NNコミュニケーションズのキャッシュバック金額は、プロバイダによって異なります。
So-netの場合ホームタイプのネットサービスのみが13,000円、ネット+電話で20,000円です。マンションタイプだとネットサービスのみで20,000円、ネット+電話で25,000円です。
So-net以外だとホームタイプのネットサービスのみで13,000円、ネット+電話で20,000円です。
マンションタイプはネットサービスのみで23,000円、ネット+電話で30,000円です。
全体として、So-netのみがキャッシュバック金額が低くなる形になっています。
この場合、So-net以外でキャッシュバック金額が大きなプロバイダを選ぶと、お得度が最高になります。
BIGLOBEは、キャッシュバック20,000円かNEC製タブレットプレゼントのどちらかを選べるキャンペーンを実施しているので、ここでキャッシュバックを選ぶとトータルの金額が最大になります。
JTAのキャッシュバックは、加入の翌月に35,000円の振込が行われる「高速」タイプと、12ヶ月の連続使用が条件となってホームだと50,000円、マンションだと55,000円になる「高額」タイプの2種類があります。
この他に、友人・知人を紹介して1人だと10,000円、2人だと30,000円が還元される紹介者キャンペーンも実施しています。