通信サービスを利用する際には契約手続きが必要ですが、利用を終了するときの「解約方法」も知っておくことが大切です。
月額料金が発生するサービスである以上、不要になれば解約しないといつまでも余計な料金を毎月支払い続けることになります。
しかし一方で、通信サービスの解約においては「違約金(契約解除料)」の存在を無視することはできません。
そこで今回は、「プレミアモバイルの解約方法」、「解約時にどれくらいの違約金が発生するのか」など、プレミアモバイルの解約について徹底解説していきます。
プレミアモバイルを解約する前に確認すべきポイント
まずは、プレミアモバイルを解約する前に確認すべきポイントを見ていきましょう。
プレミアモバイルを解約するからには、当然何らかの理由があるかと思います。
- スマホのテザリングで十分→あまり使わなくなった
- 新たに固定回線を契約した→もう必要なくなった
といった場合は、もちろん解約した方が良いと思います。
しかし、もしその理由が以下の場合であれば、解約手続きをする前に確認したほうがいいポイントがいくつかあります。
- 通信速度が遅い→ストレスに感じる
- インターネットに繋がらない→イライラする
もしかしたら、わざわざ解約して他のモバイルルーターに乗り換えなくても解決できるかもしれないので、該当する方は以下の内容について確認してみて下さい。
①パソコンやスマホなどデバイス側の原因
まずは、プレミアモバイルの通信回線側ではなく、接続するデバイス側、つまり「パソコン」「スマートフォン」といった端末側に問題がある可能性があります。
インターネットに接続するのはルーターの仕事ですが、実際にインターネットを利用することになるのはデバイスです。
そのデバイスの
- 通信規格が古かったり
- 一部故障していたり
- 使用中のブラウザがおかしかったり
- 利用中のアプリの調子が悪かったり
といった場合は、プレミアモバイルの通信速度を十全に発揮できない可能性があります。
②ルーター端末の故障が原因
次に、プレミアモバイルの通信サービスではなく、それを利用するためのルーター側に何らかの問題が生じている可能性です。
使用しているルーターに何らかのトラブルが発生すると、もちろん通信品質が著しく悪化する可能性があります。
ルーターの状態を確認し、故障している場合は修理を検討してみましょう。
③時間帯が原因
次は、インターネットを利用する「時間帯」の問題です。
無線通信サービスというのは、特定の時間帯にユーザーが集中することで、通信速度が遅くなることがあります。
ユーザーが特に集中しやすい時間帯
- 12~13時のお昼の休憩時間
- 20時以降の夜の自由時間
をメインにプレミアモバイルを利用している場合、通信速度が慢性的に遅くなってしまう可能性があります。
④モバイルルーターの置く場所が悪いのが原因
他には、モバイルルーターを置いている場所が悪い可能性というのがあります。
特に、プレミアモバイルを「自宅での固定回線代わり」に使用している場合だと、これに陥りやすくなります。
ルーターとデバイスの間に、
- 電波を遮断するもの → 壁、柱
- 電波に悪影響を及ぼすような → 電子レンジなど電磁波の出るもの
がある場合、通信品質が悪化する可能性が高いです。
ルーターを設置する場所を見直し(窓付近に置くとか)、通信品質が改善するかどうか確認してみましょう。
プレミアモバイルを解約する方法って?SIMカードの返却先は?
次は、プレミアモバイルの解約方法を見ていきましょう。
プレミアモバイルの解約方法
プレミアモバイルの解約は「プレミアモバイル サポートセンター」に連絡して手続きを行います。
連絡先は以下のとおりです。
受付時間(10時~18時)内に連絡して手続きを行いましょう。
電話番号:0120-201-805
メールアドレス:info@premiermobile.jp
なお、「解約手続きをしたけれど、冷静に判断すれば解約する必要はなかった」とあとで思った場合は、「解約キャンセル」を行うことができます。
こちらの場合も同様にサポートセンターに連絡して手続きを行います。
SIMカードの返却先
プレミアモバイルを解約する際には、契約時にプレミアモバイルから発送された「SIMカード」を返却する必要があります。
利用中のルーターからSIMカードを取り出し、返却受付窓口まで返却します。
返却先は以下の通りです。
〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-49-7 池袋パークビル3F
なお、「ルーター」に関してはユーザーの所有物となりますので、返却する必要はありません。
SIMカードだけ上記の窓口まで返却するようにしましょう。
プレミアモバイルの最低利用期間と解約金は?
続いて、プレミアモバイルの最低利用期間(契約期間)と解約金(契約解除料)を解説します。
最低利用期間は?
プレミアモバイルの「最低利用期間」は、契約したプランによって異なります。
主要なプランでは、
「メガ放題」 契約から36ヶ月(3年)
「プラン1ライト」 契約から36ヶ月(3年)
「プレミアム2ライト」 契約から24ヶ月(2年)
ちなみに、プレミアモバイルのプランは自動更新です。
なので、上記の期間が経過した後はユーザーからの申し出がない限り、自動的に更新となります。
契約期間満了月の翌月から翌翌月までが「更新期間」となり、この期間中に解約手続きをした場合は解約金(契約解除料)なしで解約することができます。
解約金は?
解約金(契約解除料) 9,500円
違約金が発生する場合、支払う金額は9,500円です。
ただし、もし契約から2年以内に解約する場合だと「端末の分割払い」が済んでいないと思われます。
その場合、端末の残債も解約のタイミングで一括で支払う必要があります。
つまり、契約から短期間で解約するほど、その分高額なコストを負担しなければならなくなります。
解約金が発生しない契約更新月はいつ?
前述の通り、解約金は「更新期間」の間に解約することで支払を回避することができます。
契約更新月:契約満了月(2年契約なら24ヶ月目、3年契約なら36ヶ月目)の翌月とその翌月の2ヶ月間
契約が自動更新された場合も同様で、更新後は2年または3年毎に2ヶ月間の更新期間が設定されます。
プレミアモバイルを解約する上での注意点
最後に、プレミアモバイルを解約する際の注意点をお伝えしておきます。
プレミアモバイルサポートセンターに電話が繋がらない場合はどうしたらいいの?
まず、上記のサポートセンターに電話が繋がらなかった場合の対処法です。
前述の通り、サポートセンターにはメールアドレスが公開されています。
もし、解約手続きのための電話がまったく繋がらないという場合は、メールにて解約の意思表示をしましょう。
ただし、電話で手続きするよりも対応が遅れる可能性があります。
電話での解約ほど確実性がないので、出来る限り電話で解約手続きを行いましょう。
プレミアモバイルの端末は「SIMフリー」なので捨てずに取って置こう!
次に、解約した後の「ルーター端末」の取り扱いに関してです。
解約に際してはSIMカードを返却するため、端末にはSIMカードが挿入されておらず、この状態ではインターネットに接続することはできません。
しかし、これによって端末が役立たずのガラクタになるというわけではありません。
SIMカードを取り外したことで使えなくなったということは、逆に言えば「SIMカードさえ挿入すればルーターとして再び使えるようになる」ということになります。
SIMカードは、各端末に対応するサイズのSIMカードをどこかで契約すれば入手できます。
プレミアモバイルの端末は4万円以上の料金で購入することになります。
毎月の月額料金から割引を受けることができるので実質的に無料なのですが、それだけの価値がある物であることを理解しておきましょう。
また、プレミアモバイルの端末は「SIMフリー」なので、どのキャリアのSIMカードであろうともサイズさえ合っていれば使用することができます。
例えば、海外旅行中にプリペイドSIMを入手して利用するといった利用法もありますので、端末は捨てたりしないようにしましょう。
本当に必要ない場合でも、知人に譲るなどして有効活用しましょう。
まとめ
プレミアモバイルの解約は、電話やメール等で簡単に実行することができます。
ただ、簡単に手続きができるとは言え、「契約期間(解約のタイミング)」「端末代金の残債」などによって、それなりの金額負担が必要となるケースもありますので、解約を考えている方は、それらについて確認しておくことが大切です。
また、サービスの品質(通信速度など)に問題があって解約を考えている場合は、本当にプレミアモバイルのサービス自体に問題があるのかどうかを把握する必要があります。
ちょっとした工夫や少しの手間で、十分な品質のサービスを享受できるかもしれないのに、解約してしまうと無駄に手続きの手間やお金を支払うことになります。
本当にプレミアモバイルが不要だと判断してから、解約の手続きを行うようにしましょう。
乗り換えを考えているならWiMAX2+がおすすめ
プレミアモバイルを解約して、別のモバイルルーターへの乗り換えを考えている方にはWiMAX2+がおすすめです。
WiMAX2+は従来のWiMAXの進化版で、2013年にサービスが開始した大人気のモバイルルーターです。
人気の理由は「通信速度が速い」「1ヶ月のデータ通信量に上限ナシ」「キャンペーンの充実度が高い」などが挙げられます。
ちなみに、プレミアモバイルでも「WiMAX2+」を取り扱ってはいますが、キャンペーンの特典内容が微妙なので、他のプロバイダで契約した方が良いでしょう。