お肉料理の王様といえば、ステーキですよね。高級店でいただくステーキは格別。柔らかなお肉をほおばれば、芳醇な旨味がお口いっぱいに広がります。
そんな美味しいステーキを家庭でも楽しめたら、最高だと思いませんか?きっと多くの方が、同意してくださることでしょう。ただ、「そりゃあ最高だろうけど、ステーキを焼くのって難しそう…」なんて声も聞こえてきそうですね。
ご安心ください。コツさえつかめば、ご自宅でも美味しいステーキを焼けますよ。家庭でステーキを美味しく焼く方法を、詳しく見ていきましょう。
お肉料理の王様といえば、ステーキですよね。高級店でいただくステーキは格別。柔らかなお肉をほおばれば、芳醇な旨味がお口いっぱいに広がります。
そんな美味しいステーキを家庭でも楽しめたら、最高だと思いませんか?きっと多くの方が、同意してくださることでしょう。ただ、「そりゃあ最高だろうけど、ステーキを焼くのって難しそう…」なんて声も聞こえてきそうですね。
ご安心ください。コツさえつかめば、ご自宅でも美味しいステーキを焼けますよ。家庭でステーキを美味しく焼く方法を、詳しく見ていきましょう。
ステーキの焼き方について解説する前に、焼き方の種類をご紹介しておきましょう。あまり一般的でないものを含めると、ステーキの焼き方は10種類もあります。各焼き方の特徴を、順番にご覧ください。
「ロー」は、正確にいうとステーキの焼き方ではありません。というのも、完全に生の状態を指す言葉だからです。牛刺しがあることからもわかるように、牛肉は生でも食べられます。
ただし一般的なレストランでは、「ローでお願いします」といっても受け付けてもらえません。食中毒を起こす可能性があるため、生で牛肉が提供されることはまずないと思ってください。
牛肉の表面をほんの少し焼いただけの状態を、「ブルー」と呼びます。こちらも中は生の状態となるため、一般的なレストランでは提供されません。
牛肉の表面を数十秒ほど焼いた状態を、「ブルーレア」と呼びます。ブルーよりは火が通った状態ですが、中心部は生のままです。やはり一般的なレストランでは提供されませんし、ご自宅で実践する焼き方としてもおすすめできません。
「レア」は牛肉の表面を焼き、余熱で内部にも少し熱を通す焼き方です。肉の中心温度は55〜65℃程度。一般的なレストランでオーダーできる焼き方としては、最も生に近いものとなります。
レアよりも内部温度を高める焼き方です。肉の中心温度は65℃程度。「血の滴るようなステーキ」を味わえる焼き方で、通好みとされています。
内部までほどよく火を通す焼き方です。肉の中心温度は65〜70℃程度。一般的な焼き方なので、レストランで注文する方も多いのではないでしょうか。
ミディアムよりもしっかりめに火を通す焼き方を、「ミディアムウェル」と呼びます。肉の中心温度は74℃程度。微妙な焼き加減なので、高級レストラン以外では提供していない場合があります。
「Well」という名称どおり、よく火を通す焼き方です。肉の中心温度は74℃〜80℃未満。この程度の温度になると、ナイフで切っても肉汁はあまりでません。
一般的なレストランでは、最もよく火を通す焼き方として提示される「ウェルダン」。肉の中心温度は、80℃前後になります。内部が褐色になるまで火が通っており、カットしても肉汁はほぼでません。
ウェルダンよりも、さらに火を通す焼き方です。内部まで完全に焼くため、肉汁はまったく出ません。
今回のメインテーマである、家庭でステーキを美味しく焼く方法を見ていきましょう。以下でご紹介するコツと手順さえ守れば、誰でも簡単に美味しいステーキを焼けますよ。
ステーキを美味しく焼くには、入念に下準備することが肝要です。まず、調理する30分から1時間前には、お肉を冷蔵庫から出しておきましょう。あらかじめ室温に戻しておくことで、加熱し過ぎによる風味のロスを防げます
お肉が室温に戻ったら下処理をします。下処理といっても、特に難しくはありません。お肉を叩き、筋を切るだけです。お肉を叩くと、筋繊維がほぐれて柔らかくなります。包丁の腹や背を使って、お肉の表面を全体的に叩いてください。
続いて包丁の先を使って、肉の筋を切ります。赤身と脂身の境目部分に包丁を突き立てて、幅1cmほどの切り込みを入れてください。あまり大きな切り込みを入れると、そこから旨味が逃げてしまうので注意しましょう。
なお、お肉の下処理には、ミートハンマーやミートソフターといった専用道具があると便利です。包丁より安全に使用できますし、仕上がりも違ってきます。使い方も簡単なので、お子さんに下処理を任せたい方には特におすすめです。
下処理が終わったら、いよいよお肉を焼いていきます。まずは、フライパンを使ってステーキを焼く手順を見てみましょう。
塩コショウをしたお肉は、なるべく早くフライパンに乗せてください。時間が経つとお肉の内部から水分が染み出てきて、蒸したような焼き上がりになってしまいます。
ステーキを焼く時間は、好みに合わせて調整しましょう。調理用温度計があると、焼き加減を調整できて便利ですよ。
続いて、オーブンを使って、ステーキを美味しく焼く手順を見てみましょう。
フライパンで焼き色をつける際は、お肉を上から押さえつけないようにしてください。強く押さえつけると、肉汁が流れ出てしまいます。また、オーブンで焼く時間は、仕上がりの好みに応じて調整してください。調理用温度計があれば、簡単に焼き加減を調整できます。
オーブンから取り出したお肉は、アルミホイルに包んで休ませてからカットしましょう。焼き上がりをすぐにカットすると、肉汁が一気に流れ出てしまうのでご注意ください。
前節の内容を読んで、お肉に関する疑問が浮かんできた方も多いかもしれませんね。多くの方が抱くであろう疑問を想定し、回答を用意しましたのでご覧ください。
前節でご紹介したとおり、ステーキ肉はフライパンとオーブンのどちらでも焼くことができます。では、どちらを使って焼いたほうが、より美味しいステーキに仕上がるのでしょうか。
答えを述べましょう。フライパンとオーブンのどちらを使っても、ステーキは同じぐらい美味しく仕上がります。ただし、仕上がり方は、同じではありません。
フライパンを使うと、肉汁や脂を利用しながらお肉を焼き上げられます。このため、お肉の旨味が逃げません。対するオーブンは、水分をお肉に閉じ込めつつ焼き上げられます。焼き上がりの柔らかさは、オーブンのほうが上と考えてよいでしょう。
フライパンとオーブンでは、調理器具としての特徴が違っています。両方でステーキを調理して、食べ比べてみるのも楽しいかもしれませんよ。
前節では、冷蔵したステーキ肉の調理方法をご紹介しました。では、冷凍ステーキも、美味しく調理できるのでしょうか。
答えはYES。コツを守れば、冷凍したステーキも美味しく焼けますよ。冷凍ステーキを美味しく焼くための手順を、以下でチェックしてみましょう。
冷凍ステーキは、凍ったままの状態で焼きはじめてください。これが、冷凍ステーキを美味しく焼くためのコツです。
凍った状態の肉を焼くと、表面が焼き上がるまでに時間がかかります。この間に、熱がお肉の隅々まで浸透。表面から水分を逃すことなく、お肉を焼き上げられます。冷凍ステーキを購入したら、ぜひ上記の手順で焼いてみてください。
安いステーキ肉って、固くて食べにくい場合がありますよね。そんなお肉も、ちょっとした裏ワザを使えば高級肉のように美味しくなりますよ。
固いお肉を柔らかくする方法はいくつかありますが、代表的といえるのがコーラを使う方法です。手順はごく簡単。コーラをビニール袋やタッパに入れて、そこへステーキ肉を投入してください。そのまま10〜30分放置すれば、お肉が見違えるほど柔らかくなりますよ。
コーラがない場合は、ビールや牛乳、ヨーグルトなどに漬け込んでも同様の効果を得られます。安価なステーキ肉を購入した際は、ぜひ試してみてください。
今回は、家庭で美味しくステーキを焼くコツをご紹介しました。ちょっとした工夫で仕上がりが変わる点が、ステーキの魅力です。本ページの内容を参考にして、ぜひご家庭で美味しいステーキを焼き上げてください。