男の子と女の子の産み分けは可能?ゼリーを使う?中国式カレンダーが当たる!?
「一緒にスポーツしたいから、絶対男の子が欲しい!」
「一緒にお買い物をしたいから、絶対女の子が欲しい!」
なんて生まれる前から赤ちゃんの性別はどっちがいいかなんて話したりしますよね。
妊娠は奇跡だと言われるくらいですから、男の子でも女の子でも生まれてきてくれたらどちらでも嬉しいものです。
しかし、やっぱり性別にこだわってしまうところもあるはず!
そんなときは産み分けをしてみませんか?
実は、赤ちゃんの性別が決まるしくみを理解すれば、産み分けをすることも不可能ではないのです!様々な産み分け方法を詳しくご紹介します。
目次
そもそも性別はどうやって決まる?
性別は染色体の種類によって決まります。卵子と精子が受精した時点で、その染色体は決まります。
女の子の染色体はXがふたつで「XX」、男の子の染色体はXとYがそれぞれひとずつで「XY」の染色体になります。
女性がもつ卵子には「X」の染色体しかありません、一方男性の精子には「X」と「Y」の染色体があります。
つまり、どの染色体を持った精子が受精するかがキーポイントになり、性別が決まるという点においては精子の状態が大切です。
まずは精子の特徴がカギとなる!
女の子を産むためにはX染色体を持つ精子、男の子を産むためにはY染色体を持つ精子がそれぞれ多く卵子にたどりつくことで男女を産み分けられる確率が上がります。
X染色体の精子、Y染色体の精子にはそれぞれ特徴があり、それを知ることが産み分けるために大切です。
X染色体の精子の特徴(女の子)
- 酸性に強くアルカリ性に弱い
- 寿命が長い(2~3日程度)
- 動きが遅い
- Y染色体の約半分の数しかない
Y染色体の精子の特徴(男の子)
- アルカリ性に強く酸性に弱い
- 寿命が短い(1日だけ)
- 動きが早い
- X染色体の2倍の数がある
数だけ見ると、Y染色体の精子が2倍あるので男の子が2倍の確率で生まれるように思うかもしれません。
しかし、Y染色体の精子は寿命が短いことと、通常、膣の入り口は酸性の質を持っていてY染色体の精子が酸性に弱いことなどから、実際には男女それぞれ50%程度の割合で生まれてきます。
精子の中にはY染色体の精子が多く含まれているので、精子が多く卵子に届くようにすると男の子が生まれる確率が高くなります。
次に排卵日と女性のからだのしくみを知ろう!
先述した通り、産み分けには男性の精子の状態が大きく影響しますが、女性側の影響もあります。特に女性の排卵日が男女の産み分けに影響があります。
女性の膣内は酸性の状態ですが、排卵日は酸度が一番弱くなります。
そのため、排卵日はY染色体をもった精子が卵子に一番届きやすくなる日でもあります。
排卵日当日に性行為を行った場合は、Y染色体の精子が酸性の影響を受ける度合いが少なく、卵子に届きやすいため男の子が生まれる確率が高くなります。
逆に、排卵日より数日前に性行為をすると、酸性の度合いが高くなるためにY染色体の精子が生き残る確率が低くなりX染色体の精子が優位で女の子が生まれる確率が高くなります。
これらのことからわかるように、産み分けをするためには排卵日を正確に知ることもとても大切です。
男の子の産み分け方法
性別が決まるしくみやそれぞれの精子の特徴を踏まえて、男の子を産み分けるためにはどうしたらいいのでしょうか?
Y染色体の精子をできるだけ多く卵子に届けることで男の子が生まれる確率が高くなります。
具体的な方法を詳しく見てみましょう。
排卵日に性交をする
排卵日は酸性度が低くなることと、Y染色体の精子が1日程度と寿命が短いことから、排卵日当日に性交をすると男の子が生まれる確率が高くなります。
女性が気持ちよくなる性交をめざす
膣内は酸性で特にY染色体の精子が酸性に弱く負けてしまうのですが、性交で女性が気持ちよくなりオーガズムを感じると子宮頚管からアルカリ性の粘膜が分泌されます。
アルカリ性の粘膜により、酸性が中和されるのでY染色体の精子が卵子にたどりつきやすくなり男の子が産まれる確率がアップします。
性交渉前3~5日禁欲して精子の量を増やす
Y染色体の精子は、X染色体の精子より数が多いため、精子の数が多くなると必然的にY染色体が卵子に届く確率が高くなります。
そのため性交前の3~5日間禁欲して精子の量を増やすことも効果的です。
ただし、長い期間禁欲すると精子自体の授精能力が下がってしまうため、禁欲の期間は最高でも5日程度にしましょう。
深く男性器を挿入する
女性の膣内は酸性ですが、子宮の内部はアルカリ性です。
男性器を深く挿入すると、精子が膣の酸性に触れている距離が短くなり、Y染色体の精子が残りやすくなります。
リン酸カルシウム(リンカル)を服用する
通常時、膣の中は殺菌のために酸性度が高いため、特にY染色体を持つ精子が卵子にたどりつく前になくなってしまいます。
そこで、リン酸カルシウムを服用して、膣内の酸度を弱めアルカリ性の度合いを高くすると、Y染色体を持つ精子が卵子にたどりつきやすくなり男の子が生まれる確率が高くなります。
この方法は、明確な科学根拠があるわけではないので、その点は注意してください。
女の子の産み分け方法
女の子を希望する場合は、基本的には先ほどの男の子の方法とは逆の方法をとります。
排卵日の2~3日前に性交する
排卵日には膣内がアルカリ性になるため、当日に性交するとY染色体を持った精子が卵子にたどりつきやすく男の子が生まれる可能性が高くなります。
それを避けるために、排卵日の2~3日前に性交することで、酸性に強いX染色体の精子が多く残り女の子が生まれる確率が高くなります。
また、X染色体の精子はY染色体の精子に比べ寿命が長いので、その点でもこの方法が効果的です。
精子の量を少なくする
精子の中なかにはY染色体の精子が多く2倍もあるため、精子が多いとY染色体精子の数も多くなります。
そこで、精子の数を減らすことが女の子をつくるために大切です。できれば、2~3日に1回程度射精して、精液の量を減らして性交するとよいでしょう。
性交はあっさり、男性器は深く挿入しない
男の子の産み分け方でもお伝えしましたが、女性がオーガズムを感じるとアルカリ性の粘液が出ます。
このことで膣がアルカリ性になってしまい、Y染色体の精子が卵子までたどり着きやすくなってしまいます。
それを避けて、女の子ができるX染色体の精子を多くするために気持ちよくなりすぎない性交がよいでしょう。
また、男性器を深く挿入しすぎないように注意しましょう。
膣内を長く通ることで酸性の影響を受けY染色体の精子が少なくなることから、X染色体の精子が優位になり女の子が生まれる確率が高くなります。
潤滑ゼリーを使う方法
男の子と女の子の産み分けのための方法として、潤滑油ゼリーを使う方法もあります。
「グリーンゼリー・ピンクゼリー」と呼ばれていて聞いたことがある人もいるかもしれません。
男の子であればアルカリ性、女の子であれば酸性のゼリーを膣内に入れることで、膣内の環境をそれぞれに必要な条件に整えることができます。
病院で処方されるタイプは常温で固まっているゼリーをお湯で溶かし、注射器で吸い取って膣の奥に挿入します。
注射器は複数回洗って使うため、衛生面で気にする人や価格が高いために手が出ない人もいます。
ハローベリーゼリーがおすすめ!
出典:ネオサイエンス
そのような方たちのために作られたのが、市販の潤滑油ゼリー「ハローベビーゼリー」です。
こちらも注入しますが使いきりタイプで、日本国内で生産されているため衛生的面で安心して使うことができます。
中身も、食品用のものが使われていて食べても害がなく安心です。
「ボーイ」「ガール」の2タイプあり、ひと箱それぞれ税別1万円です。1セット7本入りなので1本1,500円程度です。
これらのゼリーは、必ず男女産み分けられる魔法の薬というわけではありません。産み分ける確率が高くなるくらいのものと考えて使いましょう。
中国式カレンダーで占う!?
中国式産み分けカレンダーで性交のタイミングをはかることで、男女を産み分けるという方法もあります。
中国式産み分けカレンダーは、年齢と受胎する月で男女どちらが生まれるかを予想出来るカレンダーです。
このカレンダーは中国の元の時代(約700年前)に実在した王の墓から発見されたもので、科学者が宮中で産まれた赤ちゃんの男女比の統計をとり作成したものだといわれています。
結果の信頼度は定かではありませんが、このカレンダーの原本は北京の科学研究所で保管されているそうです。
的中率は、中国人99%、アジア人90%、アメリカ人85%と多くのサイトで掲載されていますが、海外サイトでは異なる数字が掲載されていることもあるため、過度に信じてしまうのは要注意です。
半信半疑で参考にする程度で、潤滑ゼリーなど科学的アプローチと併せて気軽に楽しみながら見る程度が良いでしょう。
カレンダーの表の見方とは?旧暦とは?
表の見方は簡単です。「♂」マークが男の子、「♀」マークが女の子です。
25歳の3月に性交をすれば「♂」マークなので、男の子が生まれます。
実際には受胎月で見ますが、わかりやすくするためにここでは性交をした月とします。
ただし、注意点があります。この表は700年前の中国のものなので、月が「旧暦」で、年齢は「数え年」に変換する必要があります。
つまり、現在私たちが使っている暦や年齢の数え方と少し違いがあります。
「数え年」の算出方法
年齢の数え年への変換方法は簡単です。1月1日から今までに誕生日を向かえていたら今の年齢に「1」を足します。逆に、誕生日がまだであれば「2」を足します。
旧暦の算出方法
旧暦(太陰太陽暦)は1年が354日でした。現在の太陽暦は1年が365日なので、1円で11日のずれがあります。
そのずれを解消するために3年に1度、現在の閏年のように1ヶ月「閏月」を入れて解消しています。
旧暦の月を、計算で算出するのはとても複雑なので、インターネットなどで誕生日と性交の日の旧暦を調べましょう。
まとめ
男女がうまれてくる仕組みを知ることで、ほしい性別の確率を高めることはできます。
しかし、様々な産み分け方法がありますが、すべて「必ず産み分けられる」というものではありません。
赤ちゃんは授かりものという言葉もあるので、実際に試す時は「男の子だったらいいな」「女の子だったらいいな」くらいの軽い気持ちで挑戦しましょう。
中国式産み分けカレンダーも、中国の長い歴史で大切にされてきたものなので、ゼリーやその他の方法と併せて試してみる価値はあるかもしれません。
参考文献:レディスクリニック石黒 子供が欲しいあなたへ 男女産み分けについて
参考文献:宮原クリニック 男女産み分け