「自分はこんなに妊活をがんばっているのに・・できる人は簡単にできてるみたいだけど、ナゼ?」
と周りと自分を比較したことはありませんか?
そんな時は、自分の行動を振り返ってみて。
何気ない普段の行動や習慣、性格や体質が関係しているのかもしれません。
妊娠しやすい人としにくい人では何か違いはあるのでしょうか?
今回は、妊娠しやすい人とそうでない人の性格や体質の違いについてみていきましょう。
「自分はこんなに妊活をがんばっているのに・・できる人は簡単にできてるみたいだけど、ナゼ?」
と周りと自分を比較したことはありませんか?
そんな時は、自分の行動を振り返ってみて。
何気ない普段の行動や習慣、性格や体質が関係しているのかもしれません。
妊娠しやすい人としにくい人では何か違いはあるのでしょうか?
今回は、妊娠しやすい人とそうでない人の性格や体質の違いについてみていきましょう。
高学歴化・晩婚化が進み、年齢が高くなってから子供が欲しいというカップルが増えてきました。
それに伴い、妊娠率は年齢に大きく左右されると言っても過言ではありません。
年齢が高いから妊娠できないとは一概には言えませんが、一般的に若いほうが妊娠率が上がるのは事実です。
卵子の数は、女性として生まれついた時から決まっていて、新しく作られることはありません。つまり、年齢と共に卵子も古くなっていきます。
妊娠適齢期は20~34歳までと言われています。
35歳を過ぎると女性の体は急に妊娠しにくくなります。産婦人科でも、高齢出産とされるのは35歳からです。
男性も、女性ほどではありませんが、やはり加齢が妊娠率に影響します。
ただし、年齢はあくまでも目安。実年齢と卵巣年齢が、必ずしも同じとは限りません。20代でも妊娠しにくい人もいますし、もちろんその逆も。
「高齢だから」とあきらめるのではなく、普段から老けないカラダ作りを心掛けたいですね。
毎月きちんと月経が来ている人は、妊娠しやすいといえます。
月経周期・月経日数・出血量・基礎体温の変化が毎月ほぼ同じ、という人は月経周期が安定している人です。
ただ、毎月、月経があっても排卵していないケースもあります。そんな時は基礎体温を計ってみると排卵しているかどうかがわかります。
排卵がない、あっても高温期が不安定という人は、不妊の原因になります。
ただ、ストレスなど一時的なものかもしれないので、生活習慣を見直すなどして3周期ほど様子を見てみましょう。
それでも治らないようなら、婦人科へ相談することをおススメします。
ストレスがあまりない人は、妊娠しやすい体質といえます。
ストレスを受けると体が緊張状態になり、血管が収縮、体温が下がってしまいます。
たかがストレスと思っていても、血行不良や冷えなど体への影響を受けてしまいます。
また、ホルモンへの指令を行う脳の視床下部はストレスの影響を受けやすいところ。
ストレスはホルモンバランスを崩し、自律神経を乱れる原因になるので、たまり過ぎる前にこまめに発散できるかどうかがポイントです。
体質や体型も妊娠しやすいかどうかに関係します。極端にやせている人や肥満の人は、妊娠しにくい傾向があります。
また、過度なダイエットも栄養不足になり、生殖機能にも影響を及ぼします。
普段何気なく行っていることが、健康に害を及ぼし、妊娠しにくくしていることもあります。タバコやアルコール、カフェインなどの嗜好品がそのいい例です。
百害あって一利なしと言われるタバコは、血行が悪くなり、活性酸素を発生させます。女性はもちろん、男性の生殖機能にも影響を与えます。
アルコールは少量ならOKですが、量が増えるとやはり活性酸素を増やします。また、カフェインも体を冷やす元なので、普段から摂りすぎている人は注意したいですね。
冷えは女性の大敵と言います。不妊症の女性の多くは、基礎体温が36度以下の低体温だそうです。
体温が低いと血液の循環が滞り、臓器に必要な栄養や酸素が届きません。
ホルモンもスムーズに運ばれにくくなり、子宮や卵巣機能も低下していまいます。
ホルモンバランスも崩れやすく自律神経も乱れ、ストレスや体調不良といったトラブルも引き起こします。
女性は毎月、月経があります。月経周期は個人差がありますが、大体25~38日ぐらいの間なら問題ありません。
しかし、周期が極端に長過ぎたり短すぎたりするのは考え物です。月経があっても排卵していないかもしれません。
また、周期がバラバラの人は、排卵のタイミングが予測できず、妊活が困難になります。
女性の体はデリケートなので、少しのストレスでも排卵や生理が止ることがあります。放置していると不妊につながるので、早めに婦人科に相談してみましょう。
ストレスを抱えると呼吸が浅くなり自律神経も乱れがちに。体温も下がり、免疫力も低下します。
妊活中は、妊活そのものがストレスになってしまうこともあります。
特に不妊治療は体力的にも精神的にも負担が大きく、つらくなったり落ち込んでしまうこともあるでしょう。
不妊治療をやめた途端妊娠した、というケースもあるので、ストレスは妊娠率に大きく影響すると言えます。
妊活はうまくいかないほうが多いものです。何事もポジティブにとらえて、ストレスを抱えないことが成功への近道ですよ。
妊娠しやすい体作りに、食生活の見直しは欠かせません。
過度なダイエットで栄養失調だったり、肥満で健康を損なっている場合は、体が子作りより生命維持を優先してしまいます。
タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、脂質、食物繊維をバランスよく摂りましょう。
妊活に効く、と言われる食品は体を温めたり、ホルモンバランスを整え卵巣や子宮の働きを高める効果があるので積極的に取り入れてみましょう。
仕事で疲れていたり、忙しいとついセックスも遠のいてしまいますよね。排卵日にしかセックスしない、というカップルも少なくありません。
でも、排卵のタイミングを予測するものは難しいものです。妊娠しやすい時期というのは、排卵日の数日前から始まっています。
また、セックスは排卵日だけ、というカップルより、排卵日以外も日常的にセックスしているカップルの方が妊娠率が高いんです。
男性も月に1度だけだと義務感やプレッシャーが先立ち、妊娠率に影響してしまうことも。普段からスキンシップやコミュニケーションを密にしたいものですね。
いかがでしたか?気づかないうちにしていた行動が、妊娠しにくい原因を作っていた・・ということはあります。
また、年齢は妊活にとって大きなポイントですが、老化のスピードを遅らせることは普段の心がけ次第でできるもの。
普段の習慣を少しずつ変えて、妊娠しやすい環境づくりを始めましょう!
参考文献:みずうち産科婦人科 不妊症 妊娠しやすい体になるためには