ストレスがたまっている時は、つい大好きなスイーツで自分を甘やかしたくなるもの。特に妊活中はプレッシャーやストレスで、スイーツ好きにも拍車がかかってしまいますよね。
でも、知っていましたか?甘いものに大量に使われている白砂糖は、実は妊活にとってはよくない影響を及ぼすものなのです。
知っているようで知らない白砂糖が体に与える影響と、白砂糖の代わりに使える注目のアイテムを紹介します!
白砂糖の不妊への影響とは?
一概に、白砂糖が不妊を招く・・とは言い切れないかもしれません。しかし、当たらずとも遠からずなんです。
妊活で食生活も改善するなら、白砂糖はできるだけ控えめにしたい食品です。
なぜなら、白砂糖には体を冷やす作用があり、妊娠しやすい体作りのためには冷えは大敵だからです。
白砂糖が体を冷やすなんて、あまりピンと来ないかもしれませんね。
その理由を今からご説明します!
インスリンの急降下で体温が下がる
白砂糖をたっぷり使ったスイーツや清涼飲料水は、血糖値を急激に上げます。
急に上がった血糖値は、すい臓から大量に分泌されるインスリンの働きで下げられますが、この時に体温も一緒に下降してしまいます。
野菜など消化に時間がかかるものは、血糖値の変動も穏やかなので、そのような作用はありません。
おやつにはケーキより果物の方がヘルシーという理由もわかりますよね。
インスリンが熱を作れない
体の熱は、脂肪を燃やすことで体温を保っています。
甘いものを食べてインスリンが増えすぎると、この脂肪の燃焼が妨げられてしまい、これも体を冷やす要因になります。
交感神経にスイッチオン
人の体は交感神経と副交感神経のどちらかが優位になって、バランスを取りながら活動や休息を行っています。
白砂糖を摂ると交感神経にスイッチが入り、常に緊張・興奮状態に陥ってしまいます。
緊張して手足が冷たくなった経験がある、ということはありませんか?
交感神経がオンになると、血管は収縮し、末端に血液が行きわたらなくなってしまいます。
ビタミンB欠乏症
体は糖を消化する時に、ビタミンB群を大量に必要とします。
ビタミンB群が不足すると、自律神経のバランスが崩れやすくなり血行不良になってします。
ビタミンBは赤血球を作る大切な要素でもあります。これが不足すると血液の量や質が落ち、体の冷えにつながります。
また、ビタミンB不足は便秘の原因にもなります。糖の消化でカルシウムも不足するので、イライラしたりキレやすくなる、など体だけでなく心にも影響を及ぼします。
他にも、白砂糖の摂りすぎはコラーゲンにくっつきシワやたるみの原因になったり、体脂肪が増えるなど美容にも大敵なんです。
白砂糖の代わりになるもの
白砂糖の代わりになるものとして、てんさい糖が注目されています。
健康志向の人やマクロビダイエッターの間でも、白砂糖の代わりにてんさい糖を取りいれている人たちが多いです。
てんさいとは、北海道など寒い地域で摂れる大根のような野菜です。
ビーツという名前を聞いたことがある人もいるのでは?
ロシア料理のボルシチの赤い色も、てんさい(ビーツ)の色です。
てんさい糖と白砂糖、どこが違うの?と思いますよね。
東洋医学の考え方では、全てのものは陽と陰に分けられると言われます。
体を温めるものが陽、冷やすものが陰です。
サトウキビは沖縄や鹿児島など暖かい地方の作物なので、陰のグループに属します。
サトウキビが原料の砂糖を摂りすぎると体を冷やすというのもわかりますよね。
一方てんさい糖はどちらにも属さない中間の食べ物です。
体を冷やすのはもちろんですが、どちらかに偏り過ぎるのもダメで、その点てんさい糖はバランスが取れた理想の食べ物だと言われています。
化学薬品で精製され、ほとんど栄養が残っていない白砂糖に比べ、てんさい糖はナトリウムやカルシウムなどのミネラルが豊富です。
少量ながら、腸内環境をよくするオリゴ糖も含まれています。
てんさい糖の値段は、白砂糖に比べると若干高めですが、栄養価や体への影響を考えると決して高い買い物とは言えないでしょう。
他にも砂糖の代替品としては、はちみつやメープルシロップもおススメです。
どうしても食べたいときは手作りスイーツを!
それでもスイーツはガマンしたくない!という時は、手作りスイーツに挑戦してみましょう。
ビタミンやミネラルたっぷりのスイーツなら、食べても罪悪感にかられることもありませんよね。
ココアの米粉クッキー
ビタミンEが豊富なアーモンド、ミネラルが豊富なココアを使ったヘルシーなスイーツです。
きび砂糖を使っているので、体に必要なミネラルもそのまま取りいれられます。
バターの代わりにオイルを使っているのでサクサクの食感がやみつきに☆
【材料】(※約20枚分)
- 米粉 50g
- アーモンドパウダー 25g
- コーンスターチ 15g
- ココア 5g
- きび砂糖 30g
- 豆乳 20g
- 太白ごま油 30g
【作り方】
- 液体以外の材料を全て混ぜ合わせます。
- 豆乳、ごま油を加えさらに混ぜます。
- 生地を取り出し、板の上で3mmぐらいの厚さに伸ばします。
- 型で抜きます。
- 180°のオーブンで15分ほど焼いたら出来上がりです。
てんさい糖のかぼちゃプリン
ビタミンや食物繊維が豊富なかぼちゃとてんさい糖で、甘くておいしく、且つヘルシーなデザートです。皮も丸ごと使うので、小ぶりの坊ちゃんかぼちゃを使用します。
混ぜて冷やすだけなので簡単なのに、かぼちゃの容器で豪華な見た目。持ち寄りデザートにもピッタリです。
【材料】
- 坊ちゃんかぼちゃ1個
※かぼちゃの皮を使用しない場合は、甘味のある西洋かぼちゃ300~350gでも代用可です。
- 豆乳 (牛乳でも) 200cc
- てんさい糖 (砂糖でも)大さじ2
- バニラエッセンス 数滴
ゼラチン用
- お湯50cc
- 粉ゼラチン 5g
※粉ゼラチンはお湯に溶かしておきます。
カラメルソース用
- てんさい糖大さじ1
- 水小さじ2
- 追加の水小さじ1弱
【作り方】
- かぼちゃを洗います。かぼちゃに傷のようなものがあると食感が悪くなるので、スプーンなどで削り取ります。軽くこすると取れます。
- かぼちゃにラップをして電子レンジで500w、3分間加熱します。裏返してさらに3分加熱します。加熱直後は熱いので少し冷ましておきます。
- ナイフでかぼちゃの上の部分をジグザグに切ってフタを作ります。わたと種を取り除き、スプーンで中身をくり抜きます。フタについた身も同様に。皮の部分は容器として使うので、それまで冷蔵庫で冷やしておきます。
- かぼちゃ、豆乳、てんさい糖、バニラエッセンスを入れて泡だて器などでよく混ぜ合わせます。ゼラチンを加えます。
- 濾し器などで濾してかぼちゃの器に入れ、固まるまで冷蔵庫で冷やします。
- 耐熱容器に追加の水以外のカラメルソースの材料を入れ、電子レンジで500W、1分30秒加熱します。容器が熱くなるので気をつけてください。
- 電子レンジから取り出し追加の水でのばします。粗熱が取れたら、冷えたプリンにかけていただきます。
まとめ
いかがでしたか?スイーツ大好き!甘いものは別腹!とつい食べ過ぎてしまっていた・・という方は多いのではないでしょうか。
大好きなスイーツを食べるとすぐに満足できハッピーになれるものですが、摂りすぎるとカラダだけでなくココロにも影響を及ぼしてしまいます。
しかも、白砂糖はスイーツだけでなく、飲み物や料理などあらゆるものに含まれています。意識して減らすようにしていかなければ、気づかないうちに過剰摂取になっていた・・ということも。
無理にガマンすると逆にストレスになってしまうので、少しずつ減らしていくようにしましょう。
体にいい手作りスイーツのレシピも参考にしながら、妊活中の体に嬉しい食品を摂りいれて行きましょう。
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