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排卵日が特定できる!?子宮口を自分で内診する「福さん式」とは?

 

妊娠を望むときに排卵日を知る方法として広く知られているのは「基礎体温を測る」ことですよね。

しかし、排卵日当日にタイミングをとっても妊娠する確率は低いことを知っていますか?

元助産師の福さんの主張によると、排卵日の4日前から排卵前が、妊娠しやすい時期だそうです。

また排卵前のタイミングは、子宮口やおりものの状態を調べるだけである程度わかるそうなのです!

今回はセルフチェックで内診する「福さん式」の排卵日特定方法を詳しく紹介します。

目次

福さん式とは?

「福さん式」とは、元助産師の「福さん」が自身のホームページで公開した排卵日特定方法です。

この方法で子宮の変化をチェックすることで、排卵前後のタイミングを知り妊娠に効果的なタイミングをつかむことができます。

「福さん式」の方法は、実際に膣内に自分の指を入れて内診することで、おりものや子宮口の状態を把握して、妊娠しやすい排卵日を予測します。

排卵日が近づくと、子宮口やおりものに変化があるため、コツをつかむとその変化を把握して妊娠しやすい時期を知ることができます。

膣に手を入れることに抵抗を感じるかもしれませんが、この方法で妊娠できたという声も多くあるようで、妊活をしている人にはぜひ知ってほしい方法です。

福さん式の内診方法

福さん式の具体的な手順を詳しくご紹介します。子宮口を自分で内診することで、子宮口やおりものの状態から排卵日を予測することができます。

福さん式内診手順

1、 石鹸で手を良く洗い、除菌をしてから清潔なタオルでしっかり拭きます。爪はあらかじめ短く切っておきましょう。

2、 足を肩幅に開きます。洋式トイレなどに座ってもよいです。

3、 中指をゆっくり入れます。この時指が濡れている方が入りやすいです。

4、 膣の突き当たりに、子宮口があるので触ってみましょう。真ん中が盛り上がっているところが子宮口です。

5、 子宮口の開き具合や、柔らかさ、向きなどを確認しましょう。

6、 子宮口のまわりのおりものを指ですくい取ります。真っすぐ指を入れるだけでは、おりものが取れないので、指の腹をつかっておりものを拭い取るのがポイントです。取りにくい場合は、2本の指を入れる方法もあります。

7、 おりものを取り出し、伸び具合、色などを確認します。

子宮口の状態チェック

福さん式でチェックする子宮口のポイントは、硬さと開き具合や子宮口の位置などです。

生理終了後から毎日の入浴時などに内診をして、子宮口の変化をチェックしましょう。

排卵日以外は、子宮口は閉じていて、下がってきていないので指が届きにくい状態です。子宮口は硬く、例えるとするなら鼻の頭くらいの硬さです。

排卵日の2~3日前になるとは子宮口がふわふわとやわらかく、ゆるく開きます。

また、子宮口は下の方へ下がってきていて、いつもより指が届きやすい状態です。個人際がありますが、子宮口の硬さは耳たぶくらいの柔らかさです。

子宮口が下がっていて、柔らかいと感じたら排卵期が近づいていて、妊娠しやすい時期だとわかります。

通常、膣の中は弱酸性ですが、排卵時期はアルカリ性になるために精子が通りやすくなり、この時期がタイミングです。

もし午前中に排卵してしまうと、その日の夜に夫婦生活をしても妊娠しづらくなります。

子宮口は排卵が終わるまで開いたままの状態です。排卵が終わってしまったあとは、子宮口が閉じて硬く、お尻の方へ向いてしまうために指が届きにくい状態になります。

最初は状態がわかりにくいと感じるかもしれませんが続けていくと、少しずつ子宮の状態の変化が把握できるようになります。

おりもの状態チェック

おりものの状態も、排卵期を知るための大切な要素です。生理前、排卵期などそれぞれの時期ごとにおりものの状態が変化していくので、その変化を確認しましょう。

特に、排卵期にはおりものの量が多く、透明にちかい色で糸が引くような状態です。この状態になってから、4~5日で排卵するのが一般的です。

排卵前が、妊娠のチャンスで、福さんは特に排卵日の2~3日前が妊娠しやすい時期で、この時期を逃すと妊娠は難しいと説明しています。

生理直後

生理直後はおりものの量が一番少ない時期で、粘り気がなくさらっとした状態です。

生理終了日~排卵前

生理が終わると少しずつおりものの量が増えていきます。おりものの色は乳白色で、この時期も粘り気がなくサラっとしています。

排卵1週間前~排卵直前

排卵期はおりものの量が一番多くなる時期です。透明っぽく水分が多い状態で、見た目は卵白に少しヨーグルトや牛乳を混ぜたようなゼリー状になります。トロっとしていて指でつまむと伸びる状態です。

排卵後

色が白く濁り、粘り気が減ります。指でおりものをつまむと、ぺたぺたする状態です。

福さん式の注意点

福さん式は、排卵日がとてもわかりやすくおすすめの方法ですが注意したい点もいくつかあります。直接膣を内診する方法だからこそ、基本的な注意点はしっかり守って行いましょう。

手を清潔にする

膣内に直接手をいれるため、細菌感染などには気をつける必要があります。指を入れるときは、手を清潔にして行いましょう。

爪が長いと膣内を傷つけてしまう恐れがありますし、長かったりつけ爪をしたりしていると細菌も入りやすくなります。内診する時は短く切って行うようにしましょう。

刺激しすぎない

無理やり指を入れないなど、膣内を刺激しすぎないように注意が必要です。内診の回数は1日1回で十分変化が確認できます。それ以上は頻繁には行わないようにしましょう。

おりものは子宮口付近から取る

一度外に出たおりものは空気に触れるなどして変化してしまいます。外にでたおりものでチェックすると精度が落ちてしまうので、子宮口付近のおりものを取ってチェックしましょう。

妊娠しやすいのは排卵日前

妊娠しやすいのは排卵日ではなく、排卵直前です。内診で、排卵日の前のタイミングをつかむようにしましょう。

特に妊娠しやすいのは、2~3日前で、4日前でも妊娠する場合もあると福さんは言っています。

注意したいのは排卵当日です。一度排卵してしまうと、その日の夜でも妊娠しにくくなるので排卵日より排卵前を意識しましょう。

排卵日は子宮口が硬いことも

排卵前は子宮口はやわらかく開いていて、排卵日も柔らかく開いたままであることが多いですが、人によっては少し堅くなり閉じ加減になる場合もあります。

必ず排卵するとは限らない

排卵の兆候がある場合でも、排卵しないこともあります。排卵の状況を把握して、何度試しても妊娠していない時は、無排卵月経で実際には排卵が起きていない場合もあります。

何度試しても妊娠しない場合や、無排卵月経が心配な場合は、早めに婦人科受診することをおすすめします。

まとめ

「福さん式」は排卵日が把握しやすく、お金もかけずに行うことができます。排卵日をしっかり把握してその直前にタイミングをあわせると妊娠しやすくなります。

ただし、直接膣内を内診するので、気をつけるべき点もあります。手を清潔にして、無理やり指を入れないなど注意点をしっかり守って行いましょう。

また、この方法は排卵日を把握しやすくするための方法ですが、必ずしもこれですべてがわかるわけではありませんので、一つの目安として行いましょう。