健康的な体づくりのためには、栄養バランスの取れた食生活が欠かせません。
もちろん、妊娠を望む女性にとってもバランスの良い食生活はとても大切です。食べる食材を適切に選ぶことで、婦人科系器官の働きを高めて妊娠しやすい身体づくりができます。
妊娠力を高めるためにはいったいどんな食事をしていけばいいのでしょうか?
妊活中は特に赤色と黒い色の食材を多く取り入れることがおすすめです。妊活中に多く取り入れたい食材について詳しく解説します。
健康的な体づくりのためには、栄養バランスの取れた食生活が欠かせません。
もちろん、妊娠を望む女性にとってもバランスの良い食生活はとても大切です。食べる食材を適切に選ぶことで、婦人科系器官の働きを高めて妊娠しやすい身体づくりができます。
妊娠力を高めるためにはいったいどんな食事をしていけばいいのでしょうか?
妊活中は特に赤色と黒い色の食材を多く取り入れることがおすすめです。妊活中に多く取り入れたい食材について詳しく解説します。
私たち人間は、毎日の食事から必要な栄養を身体に取り入れて生命を維持しています。
食べた物が分解され、栄養素になり血や肉になるので、「何を食べるか」を意識することはとても大切です。
しかし毎日の食事はついつい、「食べたい物」や「便利さ」を優先して偏った食生活をしてしまいがちですよね。
偏った食生活は、むくみ、肥満、便秘、下痢や食欲不振など様々な身体のトラブルにつながり、様々な生活習慣病の原因になります。
それでは、偏った食生活がいかに悪いかをみていきましょう。
偏った食生活は健康だけでなく、妊活にとっても良くありません。
特に妊活への悪影響となるのは、偏った食生活によって引き起こされる、生理不順や冷え症などです。
生理不順は、身体のサイクルが乱れてしまい精神的な不安定につながります。
また、生理の周期が乱れてしまうことで排卵日を特定しにくくなってしまうため、妊娠のタイミングを逃してしまうこともあります。
不順の場合、排卵自体が適切に行われていない場合もあるので、食生活を整えて生理の周期も整えていくことが大切です。
身体の冷えは、血流が滞りを引き起こし、黄体ホルモンが減少する原因になってしまいます。
黄体ホルモンは受精卵を子宮内膜に着床させたり、卵巣や子宮などの妊娠しやすい環境を整えてくれたりするので、妊活中にはとても大切な要素です。
冷えは、身体のむくみの原因など、その他にも様々な悪影響があり身体のバランスを崩す原因になるので、「たかが冷え」と思って侮らないようにしましょう。
生理不順や冷え症は、食事を気をつけることで予防や改善することができます。食事改善となると、難しく感じてしまうかもしれません。
しかし、細かい栄養素の計算までしなくても、「身体を温める食材」を意識的に多く取り入れるだけでも、妊活中の身体に良い効果が期待できます。
身体を温める食材といっても、どのような食材が身体を温めてくれるのでしょうか?
生姜などわかりやすいものもありますがぱっと見でわからないものも多いですよね。
身体を温める食材の見分け方にはコツがあります。スーパーで買い物をする時の目安となる見分け方の重要な3つのポイントを解説します。
冬が旬の食材は身体を温めるものが多いので、冬が旬の食材を選びましょう。
季節の違いではないですが、果物は、東北や甲信越など寒い地域で取れるものが身体を温める食材である場合が多いです。
逆に、夏が旬の食材は、身体を冷やしてしまう傾向があります。寒い地域とは反対の南国や温かい地域でとれるフルーツなども、身体を冷やすものが多いので要注意です。
土の下にできる根菜類は、身体を温める食材が多いです。逆に、地上に出る葉物野菜などは身体を冷やす傾向があります。
食材の色も身体を温める野菜を見分けるポイントです。一般的に、オレンジも含む赤系や、黒系の食材は温めてくれる食材です。
赤身の肉は身体を温めてくれる食材です。同じ肉でも、脂肪など白い部分は身体を冷やす効果があります。
身体を温めてくれる食材でも見分けるポイントとして出てきた「赤い食材」は身体を温める以外にも、妊活中に嬉しい効果があり積極的に摂取することがおすすめです。
赤い食材は血液を増やし、血流を促進してくれる働きがあります。
血流が良いと、子宮や卵巣の働きも高まり妊娠しやすい身体の環境を整えることができます。
また、滞りなく血流が流れることは、子宮や卵巣だけでなく、様々な身体の器官をスムーズに動かすために重要な要素です。
逆に血流が滞ってしまうと、様々な不調や病気を引き起こしてしまいます。
特に古い血液が体内に溜まってしまうと、子宮や卵巣の働きが弱まることで婦人科系疾患が起こりやすくなってしまうので注意が必要です。
赤い食材は、野菜やフルーツだけでなく肉類や赤身の魚なども含まれます。肉は全体的に赤いものが多いですが、赤身が強い牛肉などが赤い食材です。
赤い食材のなかでも血流を活発にして、身体を温めてくれるおすすめの食材は以下の食材です。
赤い野菜でもトマトは夏野菜で南米など厚い地域が原産地なので、生で食べると身体を冷やしてしまいます。柿は秋が旬で、オレンジ色ですが、これも身体を冷やしてしまう食材です。
このように、一部例外もあります。ここで紹介した基準はスーパーなどで選ぶ際の目安としましょう。
ちなみに、トマトは一度火を通すことで、温める食材に変化します。このように調理方法によって性質が変わるものもあります。
また、柿、マンゴーや、スイカなども赤いですが身体を冷やして血液循環を押さえてしまう食材です。
鹿肉や羊の肉は、寒い北海道でよく食べられる食材で、身体を温めてくれます。肉の中では、赤っぽく見えますが豚肉が身体を冷す傾向にあります。
赤い食材と併せて、食事に取り入れたいのが黒い食材です。
黒い食材を多く取り入れることで、女性ホルモンが多く分泌されます。女性ホルモンは、卵巣や子宮の環境を整えて、活発化させるためにはとても大切です。
黒い食材の中でも特におすすめなのは黒ゴマです。黒ゴマは栄養素が特に高く、セックスミネラルとも呼ばれているホルモンの分泌を促進してくれます。
食材としても他の黒い食材に比べて、様々なものに入れて食べやすいこともおすすめの理由です。
黒ゴマを食べる時はそのまま食べるよりも、すりゴマにするのがおすすめです。すりつぶすことで栄養素を効率的に身体に取り込むことができます。
胡麻和えなどもいいですが、毎日のいろんな食事に黒ゴマをかけて食べるようにすると気軽にたくさん摂取できますよ。
黒の食材は種類が少ないですが、以下の食材がおすすめです。
妊活中はバランスの良い食習慣を心がけることが大切です。特に、「身体を温める食材」「赤い食材」「黒い食材」などこの3点を意識して多く取り入れることで、妊娠しやすい身体づくりをすることができます。
ただし、全体的なバランスも大切なので、同じ物ばかり食べたり、過度にたくさん食べたりするのは要注意です。ここで紹介した食材を多めに取り入れながら、バランスの良い食事を心がけましょう。
また、我慢しすぎてストレスを感じてしまうと、ストレスもホルモンバランスの乱れの原因になります。ホルモンバランスが乱れると、生理周期の乱れにつながってしまいます。ストレスにならない程度に、楽しみながら工夫してみてください。
食生活は毎日のことなのでとても大切です。食生活の改善は、少しのことから自宅で気軽に始められるので、是非取り入れてみてください。
参考文献:免疫力 アップの 食習慣 Vol.4 「体を冷やす食物」と 「体を温める食物」