女性が自分の体の状態を知る上で、基礎体温を計ることは非常に有効です。
「基礎体温って聞いたことあるけど、実際にするのは無理」
「毎朝検温するなんてハードルが高い」と思う人は多いのではないでしょうか?
妊娠したいと思ったら、基礎体温は強力なツールになってくれます。
まだ計ったことがないという人も、一度計っていて挫折してしまった、という人もぜひ知っておきたい!基礎体温の基礎知識をご紹介します。
女性が自分の体の状態を知る上で、基礎体温を計ることは非常に有効です。
「基礎体温って聞いたことあるけど、実際にするのは無理」
「毎朝検温するなんてハードルが高い」と思う人は多いのではないでしょうか?
妊娠したいと思ったら、基礎体温は強力なツールになってくれます。
まだ計ったことがないという人も、一度計っていて挫折してしまった、という人もぜひ知っておきたい!基礎体温の基礎知識をご紹介します。
基礎体温とは毎朝目が覚めた時に、安静な状態で計る体温のことです。
基礎体温は0.3~0.5度という微妙な差で変動するため、専用の婦人体温計を用います。
起き上がったり、体を動かすと体温が上昇してしまうため、必ず目が覚めたらすぐに計ることが大前提です。
成人女性で、生理周期が安定していて排卵もちゃんと行われている場合、基礎体温は一定のサイクルで低温期と高温期という具合に二層に分かれているはずです。
例えば、生理周期が28日周期の場合、生理開始日から数えて13~14日目の、ちょうど真ん中辺りを境に前半は低温、後半は高温になっています。
低温期の最後に最も体温が低くなり高温期に突入しますが、低温から高温に移る頃に排卵があります。
ただ、女性の体はデリケートなため、ちょっとした環境の変化やストレス、疲労や睡眠不足といった理由で基礎体温は影響をうけやすいものです。
なので、きれいに二層にならないからといって、神経質になる必要はありません。
基礎体温をつけ始めると、自分の体のことが詳しくわかるようになります。
具体的にどんなことがわかるのか、みていきましょう。
排卵は、基礎体温が低温期で一番低くなった日かその翌日頃に起こると言われているため、基礎体温を測り続けるとだいたいの排卵日の予測ができるようになります。
また、いつ排卵するかどうかをピンポイントに予測することはできなくても、基礎体温が上昇すればいつ頃排卵したかを確認することができます。
さらに、排卵後の卵子の寿命は約24時間、精子の寿命は約3日間のため、排卵日の3日前から1日後の5日間が最も妊娠しやすい時期といわれています。
だから、基礎体温で排卵日の予測をすることは、妊娠しやすい時期を予測することにもなるのです。
一般的に、生理が遅れていることに気づいて妊娠かも?と思うものですが、基礎体温の変化で見ると、より早く確実に妊娠の可能性を知ることができます。
高温期が16日以上続くと、妊娠の可能性が考えられますが、女性の体は、ちょっとしたストレスで周期が乱れがち。
体温を上げている黄体ホルモンの分泌が何らかの理由で長引いていることも考えられます。
でも、高温期が21日に及ぶなら妊娠の可能性がかなり高まります。
妊娠検査薬を試すか、産婦人科を受診しましょう。
基礎体温を測ることは、婦人病の発見できることもあります。そのパターンは以下の通りです。
基礎体温が低温期と高温期という形で二層に分かれておらず、低温期がずっと続いている場合は排卵がないケースで無排卵と呼ばれます。
脳と卵巣の伝達がまだ不十分な10代の間ではよく見られますが、成人女性の場合は、強いストレスや一部の向精神薬の服用で起きる場合があります。
2、3ヶ月して二層に戻っていれば心配ありません。
普通、生理が始まる頃に高温から低温に戻るのですが、生理が始まってもずっと高温が続くという場合は、子宮内膜症の可能性が考えられます。
ただ、計測ミスであることも考えられるので、計った時間などをメモしておくといいでしょう。
高温期の途中で体温が一旦下がってまた戻ったり、高温期が短い場合は、黄体機能不全の可能性があります。黄体機能不全の場合、排卵はちゃんとしていても子宮内膜が十分に作られないなど不妊の原因にもなります。
基礎体温が下がるのが1日程度なら計測ミスが考えられますが、2、3日続いたり、高温期が10日未満が2~3ヶ月も続いたりようであれば専門医に相談しましょう。
ここからは、基礎体温の測り方についてご説明していきます。
基礎体温を測るには、朝一番に測ることと継続して記録することが大切になります。
それでは、詳しくみていきましょう。
基礎体温は必ず婦人体温計を使用するのが基本です。
基礎体温は0.3~0.5度の差の変化を見るため、目盛りが細かいもの、小数点第二位まで計測できるものでないといけません。
計る時は体の深部に近い舌の下の温度を計ります。舌の下の真ん中辺り、筋がある部分に当たるように置きます。筋の右側から左側か、必ずどちらか一つに決め毎日同じ所で計るようにしましょう。
基礎体温は毎朝目が覚めた時、体を動かす前に計ります。起き上がったり、運動したりすると体温が上がってしまい、正確な基礎体温を計ることができません。
すぐに手が届く枕もとなどに置いておいて、目が覚めた時点ですぐに計りましょう。トイレに立ってしまった時は、また横になって15分ほどたってから計りましょう。
毎朝同じ時間に起きて、体温を記録するのは面倒、と思いますよね。起きる時間は毎日バラバラ、という人もいるでしょう。その時は目が覚めた時に計れば問題ありません。また、忘れてしまったりして、時々飛んでしまっても問題ありません。
要は、毎日キッチリつけることよりも、2~3ヶ月続けてみて全体的なリズムが確認できることが本来の目的。神経質になったり、ストレスにならないよう気軽に続けてみましょう。
体温計を口にくわえながら二度寝してしまったり、気がついたら口から体温計が外れていた、というのはありがち。
こちらの体温計はわずか10秒で計れるスピーディーさで、忙しい朝にピッタリです。より正確に計りたい時は実測検温もできます。
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また、スマホのアプリとbluetoothで連動させることができるので、面倒なデータ管理も不要です。
・税込価格:3020円
・検温時間:予測検温10秒/実測検温5分
次の生理予測日や排卵日、生理周期の経過日数が一目で確認できる体温計です。
体温計としての機能だけでなく、480日間のデータを本体に記録することができます。20秒という速さで計測できるので、朝、時間がない人にもおすすめ。実測検温もできます。
アラーム機能付きで、目覚めて検温、記録という一連の操作がこれ1本でできるのが魅力ですね。
・税込価格:5431円
・検温時間:予測検温20秒/実測検温5分
コンパクトなボディながら多機能で、210日分のデータが管理できます。妊娠しやすい時期や月経周期の経過日数などが一目でわかる表示です。
また、おりものや生理痛、発熱などの体調変化を記録するメモ機能も備わっています。アラーム機能付きです。
・税込価格:4860円
・検温時間:/実測検温5分
コンパクトなボディにシンプルな機能、値段もリーズナブルなので、初めて基礎体温をはかる、という人にもおすすめです。
婦人体温計を買う時、「続かなかったらどうしよう、もったいない」と思いますが、こちらは普通の体温計としても使えるのがポイントです。
実測方式ですが、90秒で計ることも可能です。
・税込価格:1522円
・検温時間:実測検温90秒/5分
いかがでしたか?今までぼんやり感じていた自分の体の中のことが手に取るようにわかる基礎体温。
隠れている病気がわかったり、女性のセルフケアには大変有効な手段になること間違いなしです。
妊活のためだけでなく自分の体調管理のためにも、ぜひ基礎体温を活用してみてはいかがでしょうか?