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【高額査定への道】漫画買取前にしておきたい見た目のメンテナンス

 

「漫画に値札シールが貼ってあり、キレイに剥がすのにとても苦労した…」。

古本屋で漫画を買った事がある方は、このような経験をお持ちかもしれません。

特に、値札シールの付いた漫画を再び売る際、「値札シールを取るべきかどうか」を悩む方も多いことでしょう。

結論から申しますと、買取価格を上げるためには「値札シールはキレイに剥がしてしまったほうが有利」です。

今回は、漫画の買取価格を上げるために「見た目をキレイにするためのメンテナンス術」をお伝えします。

 

目次

漫画買取に出す前に、見た目をキレイにしよう

ネットを利用した「漫画買取サービス」は、手軽に利用できる点が大きなメリット。

買い取り価格も、店舗買取より高いケースが多いため、利用者にとっては嬉しいサービスといえます。

漫画買取サービスは、申し込みの手続きを済ませ、漫画を段ボールに詰めて、宅配便の集荷を待つだけ。大変簡単です。

…しかし、ちょっと待ってください。

本を詰め込む前に、本の表裏を確認してみましょう。

値札が貼ってあったり、ちょっと汚れたりしませんか?「本の見た目がキレイかどうか」も査定額を大きく左右するポイントです。

同じ漫画本でも、綺麗な見た目の方が査定額は上がります。

特に人気コミックの場合では、査定額が大きく変わってくるケースもあるようです。

そのまま査定に出してしまう前に、ちょっとした簡単なメンテナンスで、見た目を綺麗にしてしまいましょう!

値札をキレイに剥がそう

最近の値札シールは剥がしにくい

最近の値札シールはなぜか剥がしにくい…。

そう感じている方は、大変鋭いと言えるでしょう。

近年、書店における「万引き」が増加し、書店の経営を揺るがすほどの被害を与えるケースが出てきました。

また、さらに巧妙な手口として「値札の張り替え」を行う者も現れました。

つまり、本来の価格よりも安い値札を張り、お店の人の目をあざむいて安く購入してしまうという手口です。

値札シールがはがしにくくなった理由は、このような犯罪を防止する意味合いがあります 。

なお、はがしにくい値札の種類をしては、「粘着力が高められた値札」「中央に切れ目を入れることで破りやすくなっている値札」(値札を剥がしても残りやすくなっている)の2つが一般的です。

犯罪防止のために、大変はがしにくくなってしまった値札シールですが、工夫すればキレイに剥がすこともできます。

漫画買取サービスを利用する前には、ぜひ以下の方法を実践してみましょう。

値札剥がし液を使う

値札をキレイに剥がそうと思った場合、人の手だけでは不可能です。

爪で少しずつ値札を剥がしても、粘着部分が残ってしまいますし、ひどい場合には「爪が割れる」などのケガをすることもあります。

そこでおすすめしたい道具が「値札剥がし」と呼ばれる商品です。

なお、似た商品に「シール剥がし」もありますが、できることは変わらないため、どれかお好きなものを選ぶと良いでしょう。

1つだけ注意点があるとすれば「漫画そのものにダメージを与えるほど強力なものは選ばない」ということ。

薬剤の力が強すぎると本のインクまで溶けてしまうことがあります。

本に使用しても大丈夫かどうかを、購入前に店員さんなどへ確認してください。

カバーの材質によって注意

値札シールは、基本的にカバーにつけられています。

実は、漫画のカバーの材質には「2種類」あり、その違いを理解していないと、メンテナンスで本にダメージを与える原因となってしまいます。

1つ目のカバーの材質は「PP加工」。ビニール感のある、つやつやした触り心地のカバーがこれに該当します。

2つ目は「ニス塗り加工」。紙のような触り心地が残っていることが特徴です。

「PP加工されたカバー」であれば、値札シールもはがし液で簡単にはがせます。

一方、少々厄介なのが「ニス塗り加工」。こちらは、粘着糊が残ってしまうケースもあります。

しかし焦らずに、残ってしまった粘着糊の部分にはがし液を塗り「あくまでも軽く」擦ってください。

これでほとんどキレイに落とすことができます。反対に、ここで力を入れ過ぎると、カバーに傷をつけてしまうためご注意ください。

カバーの汚れを綺麗にクリーニング

3つの道具を使ってキレイにする

漫画の値札はキレイにはがれたでしょうか?

それでは次に、カバーの汚れをクリーニングしていきましょう。

本棚などでキレイに保管していても、購入からある程度時間の経った漫画のカバーは、案外汚れているものです。

特に、漫画の表カバーは、本の中で一番目につく部分。「本の顔」といっても過言ではありません。

査定の時に好印象をもたれるように、カバーは是非キレイにしておきましょう。

今回は身近にある「3つの道具」で簡単にカバーをキレイにする方法をご紹介しますので、お手元にご用意ください。

  1. ライターオイル
  2. 消しゴム
  3. 細やかな目のクロス

ライターオイルと布で汚れを落とす

まずは、表面がツルツルした「PP加工のカバー」をキレイにしていきましょう。

なお、最近のコミックの表紙カバーのほとんどは「PP加工」が施されたものです。

こちらは、ライターオイルを染み込ませた布で拭くと綺麗になります。

なお、拭き方としてはあまり力を入れず、軽めで大丈夫です。

ホームセンターやコンビニなどに売られている「ジッポーオイル」であれば、拭いてもすぐに乾きますので安心ですよ。

ただし、オイルが完全に乾ききらないうちに、本を重ねたり、箱詰めしてしまうことは良くありません。

そこで、クリーニング後は少し時間を置くようにしてください。

なお、使用する布は、古くなったTシャツや、メガネ拭きのようなクリーニングクロスが最適。

もちろんティッシュペーパーでも構いません。

消しゴムを使ったキレイにする方法

ニス塗り加工されたカバーは、PP加工とは違い「紙のような質感」が残っています。

そのため、 先ほどと同じようにオイルを使ってクリーニングしてしまうと、カバーの凹凸に汚れが入り込んでしまったり、汚れを広げてしまうなど、むしろ余計にひどい状態にする危険性も出てきます。

そこで、カバーを痛めず、なおかつキレイに汚れを落とすには「消しゴム」を使います。

具体的なクリーニング方法は、カバーの表面を消しゴムでこするだけ。

大変簡単ですが、今回もやはり「軽くこすること」を心がけてください。

カバーに強く消しゴムをかけて、間違えて破ってしまうなどといったことがないように注意しましょう。

なお、カバーの全体が汚れてしまっている場合では、消しゴムをかけた部分だけが不自然に白くなる「白抜き」と呼ばれる状態になることもあります。

このような時には、かえって何もせずに、そのまま査定に出してしまったほうが良いでしょう。

高額買取のために漫画をキレイにしよう

素材にあわせて適切な方法を使う

高額査定をしてもらうためにも、本の見た目をしっかりメンテナンスしましょう。

ただし、カバーの素材によって扱い方は違ってきますので、きちんと見極めて適切な方法で行うことが必要です。

まとめ

漫画をキレイにメンテナンスすれば、査定の時の印象はグッとアップします。

売る方にとっても、買う方にとっても気持ちがいいと言えるでしょう。

ここで大切なのは「査定する側の手間を軽減させる」という気遣いです。

漫画買取サービスでは、毎日全国から膨大な量の漫画が届きます。

再び売りに出す前に、1からクリーニングしなくてはならなくなると、人件費がかさみ、これまでの高額買取が実現できなくなってしまう危険性もゼロではありません。

しかし、漫画を売る側がちょっと協力すれば、結果的には「高価買取」という形で還元されるといえるでしょう。

覚えてしまえば簡単な「漫画買い取りに出す前のメンテナンス」。

高価買取を目指して、ぜひ実践してみてください!