「漫画買取サイト」は、店舗への持ち込みよりも高く漫画を売ることが期待できるサービス。
申し込みから査定までがとても簡単で、手間がかからない点も大きなポイントです。
この漫画買取サイトと引き合いに出されることが多いのが「ネットオークション」。
「ネットオークションの方が高く売れるのではないか?」という方もいますが、果たして本当なのでしょうか?
今回は漫画買取サイトとオークション販売を徹底比較しましょう。
「漫画買取サイト」は、店舗への持ち込みよりも高く漫画を売ることが期待できるサービス。
申し込みから査定までがとても簡単で、手間がかからない点も大きなポイントです。
この漫画買取サイトと引き合いに出されることが多いのが「ネットオークション」。
「ネットオークションの方が高く売れるのではないか?」という方もいますが、果たして本当なのでしょうか?
今回は漫画買取サイトとオークション販売を徹底比較しましょう。
漫画買取サイトとネットオークション、高く売るためにはどちらが有利なのか。
結論から申しますと「オークションでは結果的に高く売れないケースもある」と言えます。
インターネットで不用品を売る場合、「オークション」という手段を最初に思いつく方も多いかと思います。
ネットオークションは、不用品などを売るための方法として広まり、日本国内にも多くの利用者がいます。
欲しい人が多ければ出品物の落札価格はどんどん上がっていき、思わぬ高値がつく可能性もあります。
その意味では大変魅力的なサービスといえるでしょう。
しかし「漫画」を売る事を考えた場合には、ネットの漫画買取サービスを利用したほうが良いケースもかなりあります。
では実際に、漫画買取がオークションよりも優れていると言えるポイントはどんな所にあるのでしょうか?
具体例を出して、説明したいと思います。
ネットオークションに商品を出品したことがある方は、出品するまでにどのようなことをしなければならないのを思い出してみましょう。
まず出品物の写真撮影をし、商品の状態を細かくチェックしたうえで、必要な情報を盛り込んだ商品紹介記事を作成しなければなりません。
また、出品中に商品に対する質問などが来ることもありますので、それに応える必要があります。
このように考えますと「漫画を売るだけでかなりの手間と時間がかかること」がわかります。
特に、ネットオークションをあまり利用されたことのない方は、大変苦労されることと思います。
実は、ネットオークションにはかなり細かいルールが設けられています。
また、使い始めるまでに、会員登録をおこない銀行口座を指定するなど、ネットでの手続きに慣れていない方では大変面倒に感じられるでしょう。
人によっては、出品準備だけで、半日から丸1日程度かかってしまうと考えられます。
また、落札価格を左右する「商品の写真」をきれいに撮るのは、案外時間がかかります。
人によっては、Photoshopなどのソフトで画像修正まで行うほど大変なのです。
このように、気を遣わなければならない点もかなり多いのがネットオークションです。
特に、仕事などで忙しくて時間の取れない方などは、オークションに出品するだけでも一苦労です。
それに比べて漫画買取サービスは簡単。漫画買取サイトで申し込みをした後、不要な漫画を箱に詰めて郵送するだけ。
やることは、たったこれだけです。
手軽さという意味では、 明らかに漫画買い取りサービスに軍配が上がります。
ネット見ていると「オークションを使って高く漫画を売った」というような意見が見つかることもあります。
しかし、そのようなケースの多くが「 全巻揃った状態で出品する」など、セット売りしていたということがお分かりいただけるかと思います。
漫画を読む人は、当然全巻読みたいと考えています。
そして、ネットオークションで本を買うと、通常は「送料」がかかります。
つまり、1冊ずつバラバラに買うのではなく、全巻揃ったセットで買う方が多いのです。
このように、ネットオークションで漫画をバラ売りすることはかなり難しいと考えられます。
落札価格が相場より安くても、送料がかかってしまうのならば落札者にとっては意味がありません。
しかし、出品者が送料を負担してしまうと、 落札額と送料が相殺されてしまうため、今度は出品者にとってもネットオークションに出品するメリットがなくなってしまいます。
ネットオークションでは、「送料の問題が大きい」というお話しをしましたが、負担になる費用はこれだけではありません。
ネットオークションを利用するには、多くの場合「使用料」が必要になります。
料金についてはどのオークションを利用するかによって異なりますが、月々の使用料がかかったり、売り上げの何%分かの金額がとられる場合もあります。
また、出品したからといって必ず漫画が落札される保証はありません。
その期間も使用料が取られますし、落札希望者からの質問などに対応しなければなりません。
日常的にネットオークションを利用している方ならば良いかもしれませんが、漫画を売るためだけに利用すると、かえって出費や手間がかかるケースが多いと考えられます。
ネットオークションは、事実上出品者と落札者の個人的なやり取りとなります。
そのため思わぬトラブルが起きる事例が後をたちません。
国民生活センターの調査では、ネットオークションのトラブルだけで「毎年7,000件前後」もの相談が寄せられていることが分かります。
この調査からも分かるように、ネットオークションは、まだまだ手放しに安全に利用できるサービスとは言えない側面があります。
例えば、近年増えていると言われるのが、出品者が狙われる「返品詐欺」です。
これは、落札した商品に対して、先方が理不尽なクレームなどをつけて代金を支払わなかったり、返金を要求するというような内容です。
ひどい場合には、わざと傷や汚れをつけて商品が返されるようなケースも。
さらに、支払い確認制度の不備を突くことで支払いが完了したように見せかけ「商品だけを騙し取られてしまうケース」もあるといいます。
過去に、悪意のあるユーザーが大規模な詐欺を働いた事例もありますので、引き続き注意が必要です。
なお「返品詐欺」のようなトラブルに巻き込まれた時に、大きな問題となるのが「どちらが悪いのか分かりにくい」という点です。
場合によっては、出品者の見落とし(出品者のミス) がトラブルを招いた可能性もゼロではないため、1度トラブルが起きると本当に面倒です。
落札者は、出品者以上に商品の状態をシビアにチェックします。
ですから、見落としていた「商品の不具合」を発見されるケースも少なくありません。
その点、漫画買取サービスでは入金トラブルなどの心配は無い、と言えるでしょう。
「面倒に巻き込まれる心配がほぼ無い」という点は、漫画買取サービスを利用する大きな利点といえます。
オークションに慣れた方であれば高額落札を狙うこともできます。
しかし、そのためには出品準備が必要であり、オークションの動向をこまめにチェックするなど大変手間がかかります。
こういったことを時給換算に直してみると「漫画買取を利用したほうが割は良い」というケースもかなり多いと考えられます。
厚生労働省のサイトによりますと、全国の最低賃金時間額は700円〜800円となっています。
例えば、漫画を1,500円で売るのに「2時間以上の手間」がかかるのならば「全く割に合わない」と言えるでしょう。
ネットオークションでは、送料や利用料のせいで手取りが少なくなり「案外、苦労に見合わない金額だな…」と感じる可能性も高いのです。
特に、ネットオークションをあまり利用したことがないような方は、漫画買取サービスを利用したほうが、はるかに効率的です。
確実に査定をしてもらえて、納得のいく値段で売ることができますから、ネットオークションで苦労するよりも賢い選択といえるかもしれません。
漫画を売るときには、上辺の金額だけでなく「売るまでにかかる労力や費用」なども考慮する必要があります。
漫画買い取り・オークションのどちらを使うかは、このような点をトータルで判断して決めましょう。